80 / 90
第5章 ユリウスの自覚(その2)
80
しおりを挟む
ルフェルニアとギルバートは会場に入るや否や、大勢の人に囲まれた。
ノア公国と繋がりを持ちたい貴族は多いようだ、とルフェルニアは想像していたこととはいえ、その人の多さに目を回した。
「凄い人だかりだったが、回る手間が省けたな。」
ひととおり人の波が去り、王族への挨拶が終わった後、ギルバートはうんざりしたようにそう言った。
「そうね、でも意外だったわ。」
「何が?」
「ギルって、ちゃんとガイア王国の貴族のお名前も憶えているのね。」
夜会の前に何人かと会っていたのは知っていたが、貴族が挨拶に来るたびに、ギルバートの方から先に相手の名前を口にして声をかけていたのだ。
「まぁな。軍に勤めていれば、より多い人数の顔と名前を一致させる必要がある。慣れみたいなものだ。これしきのことで相手の機嫌が取れるなら、ありがたいことこの上ない。」
ギルバートの最後の発言は、周りの人に聞こえないようにルフェルニアの耳もとに口を寄せて話したので、ルフェルニアはくすぐったさで思わず身を震わせた。
「それにしても、アスラン殿下のあの表情はいったい何だったんだ。」
確かに、とルフェルニアはギルバートの言葉でアスランの様子を思い出す。
いつもの夜会では席を外していることの多い第三王子殿下だが、今日はギルバートを待っていたかのように、ちゃんと王族の席へ腰をかけていた。
目の前にギルバートがいるのに、度々少し視線を外して、隠しきれない笑みを浮かべていた。
「…きっと、揶揄っていたのよ。」
「誰を?」
「ユリウス様よ。アスラン殿下は学園時代の同期で、今も交友関係が続いているみたい。」
(アスラン殿下は、ユリウス様が私をフッたこと、御存じのはずなのに、ひどいわ。)
ルフェルニアが少しいじけたような気持ちになっていたとき、ふたりの周りに人がいなくなった時を見計らって、ユリウスが声をかけてきた。
「こんばんは。ノア大公、ルフェ。」
「ミネルウァ公爵令息、この度の訪問では色々と手配いただきありがとうございます。」
ギルバートがユリウスに挨拶を返す横で、ルフェルニアも礼の姿勢を取り、頭を下げた。
「いいえ、お気になさらないでください。ルフェ、今日もとても綺麗だね。」
ユリウスはそう言って、ルフェルニアをどこか悲しそうな目で見つめた。
ユリウスはいつもの黒の礼服ではなく、白を基調とした礼服を身に纏っている。物語に出てくる王子様そのもののようで、会場の中でひときわ輝いていた。ただ、髪飾りはいつものままだ。
「ありがとうございます、ユリウス様も相変わらずとても素敵です。」
(ユリウス様は、パートナーをお連れじゃないのね…。)
今年、ユリウスのミネルウァ公爵家は、ユリウスに社交を任せており、今回の夜会にも両親は不参加だということは事前に聞いていたが、パートナーをどうするのかは、聞いていなかった。
ルフェルニアはユリウスがひとりで現れたことにほっとしてしまう。
今、自分は別の人の腕に身を預けているのに、なんて身勝手なのだろう、とルフェルニアは自己嫌悪に陥りそうになる。
「ありがとう、君にそう言われるのが一番嬉しいよ。それじゃあ、また。」
ユリウスは優しい笑みを残すと、名残惜しそうに別の輪へと交っていった。
「何か言われると思ったが、随分とあっさりしていたな。」
「何を期待していたのよ。もうフラれているし、最近はずっと、あんな感じよ。」
ギルバートは修羅場に巻き込まれるのではないかと内心ひやひやしていたが、あっという間にユリウスが去っていったので、肩透かしを食らった気分だ。
一方のルフェルニアは、すぐにいなくなってしまったユリウスに寂しさを感じていた。
「さぁ、あとは1曲踊れば義務は果たされるだろう。…下手だが許してほしい。」
丁度流れ始めたワルツに、ギルバートは改まってルフェルニアに手を差し出した。
皮肉にも、デビュタントでユリウスとルフェルニアが躍ったものと同じ楽曲だ。
「よろしくお願いします。」
少し気分の落ち込んだままその手を取ったルフェルニアだが、ギルバートがぐい、と強めにルフェルニアの手を引っ張るので、ルフェルニアは余計なことを考える余裕がなくなった。
ルフェルニアとギルバートが躍るのは初めてだった。ギルバートがマーサからのお小言をずっと聞き流して、練習をさぼっていたのだ。ギルバートはユリウスに比べて随分と力強いエスコートで、ルフェルニアは慌ててしまう。
ルフェルニアは必死にそのペースに合わせたが、1曲が終わるころにはすっかり息が上がっていた。
「…すまない。」
途中でギルバートがルフェルニアの様子に気づいたようだが、修正はできなかったらしい。
耳の垂れた犬のようにしょんぼりする様に、ルフェルニアは夜会であることを忘れて思わず口をあけて笑ってしまった。
「ギルにも苦手なことがあるのね。寧ろ、良かったわ。さぁ、甘いものを食べて体力を回復しましょう。」
「…あまり揶揄ってくれるな。」
ギルバートは、今度はちゃんと優しく手を取ると、スイーツの並んだビュッフェ台の前まで移動した。
(どうして歩くときは普通なのに、ダンスだと急にあんなにめちゃくちゃになるのかしら。)
ルフェルニアは疑問に思ったが、気を取り直して、近くにいたウェイターに声をかけると、小皿にいくつかケーキを盛ってもらった。甘いものは何でも好きだが、やはり一番好きなのはケーキなのだ。
「さぁどうぞ。」
ルフェルニアは周囲を見渡したが、座れそうな場所がなく、バルコニーにも人影が見えるので、立食にするか、と適当な位置に移動すると、ギルバートにフォークを差し出して、食べるように促した。
「いいや、俺は遠慮しておく。」
人目があるからだろうか、ギルバートは頑なにフォークを受け取ろうとしなかった。
「せっかくおいしいのに…。」
「ルフェが食べればいいさ。」
あまりにギルバートが頑固なので、ルフェルニアはいつだったか弟アルウィンへした対応と同じ対応をとることにした。
ルフェルニアは苺の乗ったケーキにフォークを突き刺すと、そのままギルバートの口へ素早く突っ込んだのだ。
ギルバートは反射的に口を開けてしまい、ごっくんとケーキを飲み込むと、顔を真っ赤にして起こった。
「何をするんだ!」
「美味しかったでしょう?」
「そういう問題じゃない!」
「まぁ、怒って返す言葉もアルとまるで一緒だわ。今日、アルに会わせられなかったのが本当に残念。」
ルフェルニアの家族は、今年の王宮の夜会には訪れていなかったのだ。
「君の家族には会ってみたかったが…そうではない!」
未だに顔を赤くして怒ってみせるギルバートに、周りの人は少しの距離を置いて、驚いたようにその様子を伺っていた。きっと噂で聞いていた恐ろしい大公、というイメージに全く合わないからだろう。
ルフェルニアはこのまま、ギルバートの悪い噂が消えればよいと思った。
「嫌なら、ちゃんと私が勧めたものを自分で食べてよね。」
ルフェルニアがそう言って再びフォークをギルバートに手渡そうとすると、今度は渋々とそれを受け取った。ルフェルニアはそれに満足そうに頷くと、皿の上に置いていたもう1本のフォークを手に取って、ケーキを口に運んだ。
「うーん、美味しい。やっぱり王宮のスイーツは格別ね。」
「それは良かったな。」
ギルバートは嬉しそうに食べるルフェルニアを見て、優しそうに目元を緩めた。
「さぁさ、ギルも食べてね。」
そう言ってふたりは、小皿に乗せたケーキが無くなるまで、ふたりきりの会話を楽しんだ後、早々に会場を後にした。
「今日はありがとう。助かったよ。」
「こちらこそ、素敵なドレスを贈ってくれてありがとう。楽しかったわ。ギルの言うとおり、何か言ってくる方はいなかったから、感謝ね。」
(やっぱり令嬢からの目線は痛すぎるほどに刺さったけどね!令嬢だけではなく、全員の女性に見られているような気がしたけれど…。)
ルフェルニアは遠巻きに見ていた女性陣の様子を思い出して身震いをした。痛く突き刺さる嫉妬の視線に加えて、何やらよくわからない視線も感じていたからだ。
「そうだろう、ちゃんと根回しは済ませたからな。
滞在もあと半分ほどだが、引き続きよろしく頼む。」
「ええ、少しでも帰国の前に話がまとまるように、私が頑張れるところは頑張るわ。」
ギルバートはルフェルニアを寮の前まで送ると、暗闇の中を馬車で引き返していった。
ノア公国と繋がりを持ちたい貴族は多いようだ、とルフェルニアは想像していたこととはいえ、その人の多さに目を回した。
「凄い人だかりだったが、回る手間が省けたな。」
ひととおり人の波が去り、王族への挨拶が終わった後、ギルバートはうんざりしたようにそう言った。
「そうね、でも意外だったわ。」
「何が?」
「ギルって、ちゃんとガイア王国の貴族のお名前も憶えているのね。」
夜会の前に何人かと会っていたのは知っていたが、貴族が挨拶に来るたびに、ギルバートの方から先に相手の名前を口にして声をかけていたのだ。
「まぁな。軍に勤めていれば、より多い人数の顔と名前を一致させる必要がある。慣れみたいなものだ。これしきのことで相手の機嫌が取れるなら、ありがたいことこの上ない。」
ギルバートの最後の発言は、周りの人に聞こえないようにルフェルニアの耳もとに口を寄せて話したので、ルフェルニアはくすぐったさで思わず身を震わせた。
「それにしても、アスラン殿下のあの表情はいったい何だったんだ。」
確かに、とルフェルニアはギルバートの言葉でアスランの様子を思い出す。
いつもの夜会では席を外していることの多い第三王子殿下だが、今日はギルバートを待っていたかのように、ちゃんと王族の席へ腰をかけていた。
目の前にギルバートがいるのに、度々少し視線を外して、隠しきれない笑みを浮かべていた。
「…きっと、揶揄っていたのよ。」
「誰を?」
「ユリウス様よ。アスラン殿下は学園時代の同期で、今も交友関係が続いているみたい。」
(アスラン殿下は、ユリウス様が私をフッたこと、御存じのはずなのに、ひどいわ。)
ルフェルニアが少しいじけたような気持ちになっていたとき、ふたりの周りに人がいなくなった時を見計らって、ユリウスが声をかけてきた。
「こんばんは。ノア大公、ルフェ。」
「ミネルウァ公爵令息、この度の訪問では色々と手配いただきありがとうございます。」
ギルバートがユリウスに挨拶を返す横で、ルフェルニアも礼の姿勢を取り、頭を下げた。
「いいえ、お気になさらないでください。ルフェ、今日もとても綺麗だね。」
ユリウスはそう言って、ルフェルニアをどこか悲しそうな目で見つめた。
ユリウスはいつもの黒の礼服ではなく、白を基調とした礼服を身に纏っている。物語に出てくる王子様そのもののようで、会場の中でひときわ輝いていた。ただ、髪飾りはいつものままだ。
「ありがとうございます、ユリウス様も相変わらずとても素敵です。」
(ユリウス様は、パートナーをお連れじゃないのね…。)
今年、ユリウスのミネルウァ公爵家は、ユリウスに社交を任せており、今回の夜会にも両親は不参加だということは事前に聞いていたが、パートナーをどうするのかは、聞いていなかった。
ルフェルニアはユリウスがひとりで現れたことにほっとしてしまう。
今、自分は別の人の腕に身を預けているのに、なんて身勝手なのだろう、とルフェルニアは自己嫌悪に陥りそうになる。
「ありがとう、君にそう言われるのが一番嬉しいよ。それじゃあ、また。」
ユリウスは優しい笑みを残すと、名残惜しそうに別の輪へと交っていった。
「何か言われると思ったが、随分とあっさりしていたな。」
「何を期待していたのよ。もうフラれているし、最近はずっと、あんな感じよ。」
ギルバートは修羅場に巻き込まれるのではないかと内心ひやひやしていたが、あっという間にユリウスが去っていったので、肩透かしを食らった気分だ。
一方のルフェルニアは、すぐにいなくなってしまったユリウスに寂しさを感じていた。
「さぁ、あとは1曲踊れば義務は果たされるだろう。…下手だが許してほしい。」
丁度流れ始めたワルツに、ギルバートは改まってルフェルニアに手を差し出した。
皮肉にも、デビュタントでユリウスとルフェルニアが躍ったものと同じ楽曲だ。
「よろしくお願いします。」
少し気分の落ち込んだままその手を取ったルフェルニアだが、ギルバートがぐい、と強めにルフェルニアの手を引っ張るので、ルフェルニアは余計なことを考える余裕がなくなった。
ルフェルニアとギルバートが躍るのは初めてだった。ギルバートがマーサからのお小言をずっと聞き流して、練習をさぼっていたのだ。ギルバートはユリウスに比べて随分と力強いエスコートで、ルフェルニアは慌ててしまう。
ルフェルニアは必死にそのペースに合わせたが、1曲が終わるころにはすっかり息が上がっていた。
「…すまない。」
途中でギルバートがルフェルニアの様子に気づいたようだが、修正はできなかったらしい。
耳の垂れた犬のようにしょんぼりする様に、ルフェルニアは夜会であることを忘れて思わず口をあけて笑ってしまった。
「ギルにも苦手なことがあるのね。寧ろ、良かったわ。さぁ、甘いものを食べて体力を回復しましょう。」
「…あまり揶揄ってくれるな。」
ギルバートは、今度はちゃんと優しく手を取ると、スイーツの並んだビュッフェ台の前まで移動した。
(どうして歩くときは普通なのに、ダンスだと急にあんなにめちゃくちゃになるのかしら。)
ルフェルニアは疑問に思ったが、気を取り直して、近くにいたウェイターに声をかけると、小皿にいくつかケーキを盛ってもらった。甘いものは何でも好きだが、やはり一番好きなのはケーキなのだ。
「さぁどうぞ。」
ルフェルニアは周囲を見渡したが、座れそうな場所がなく、バルコニーにも人影が見えるので、立食にするか、と適当な位置に移動すると、ギルバートにフォークを差し出して、食べるように促した。
「いいや、俺は遠慮しておく。」
人目があるからだろうか、ギルバートは頑なにフォークを受け取ろうとしなかった。
「せっかくおいしいのに…。」
「ルフェが食べればいいさ。」
あまりにギルバートが頑固なので、ルフェルニアはいつだったか弟アルウィンへした対応と同じ対応をとることにした。
ルフェルニアは苺の乗ったケーキにフォークを突き刺すと、そのままギルバートの口へ素早く突っ込んだのだ。
ギルバートは反射的に口を開けてしまい、ごっくんとケーキを飲み込むと、顔を真っ赤にして起こった。
「何をするんだ!」
「美味しかったでしょう?」
「そういう問題じゃない!」
「まぁ、怒って返す言葉もアルとまるで一緒だわ。今日、アルに会わせられなかったのが本当に残念。」
ルフェルニアの家族は、今年の王宮の夜会には訪れていなかったのだ。
「君の家族には会ってみたかったが…そうではない!」
未だに顔を赤くして怒ってみせるギルバートに、周りの人は少しの距離を置いて、驚いたようにその様子を伺っていた。きっと噂で聞いていた恐ろしい大公、というイメージに全く合わないからだろう。
ルフェルニアはこのまま、ギルバートの悪い噂が消えればよいと思った。
「嫌なら、ちゃんと私が勧めたものを自分で食べてよね。」
ルフェルニアがそう言って再びフォークをギルバートに手渡そうとすると、今度は渋々とそれを受け取った。ルフェルニアはそれに満足そうに頷くと、皿の上に置いていたもう1本のフォークを手に取って、ケーキを口に運んだ。
「うーん、美味しい。やっぱり王宮のスイーツは格別ね。」
「それは良かったな。」
ギルバートは嬉しそうに食べるルフェルニアを見て、優しそうに目元を緩めた。
「さぁさ、ギルも食べてね。」
そう言ってふたりは、小皿に乗せたケーキが無くなるまで、ふたりきりの会話を楽しんだ後、早々に会場を後にした。
「今日はありがとう。助かったよ。」
「こちらこそ、素敵なドレスを贈ってくれてありがとう。楽しかったわ。ギルの言うとおり、何か言ってくる方はいなかったから、感謝ね。」
(やっぱり令嬢からの目線は痛すぎるほどに刺さったけどね!令嬢だけではなく、全員の女性に見られているような気がしたけれど…。)
ルフェルニアは遠巻きに見ていた女性陣の様子を思い出して身震いをした。痛く突き刺さる嫉妬の視線に加えて、何やらよくわからない視線も感じていたからだ。
「そうだろう、ちゃんと根回しは済ませたからな。
滞在もあと半分ほどだが、引き続きよろしく頼む。」
「ええ、少しでも帰国の前に話がまとまるように、私が頑張れるところは頑張るわ。」
ギルバートはルフェルニアを寮の前まで送ると、暗闇の中を馬車で引き返していった。
379
あなたにおすすめの小説
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
【完結】初恋相手に失恋したので社交から距離を置いて、慎ましく観察眼を磨いていたのですが
藍生蕗
恋愛
子供の頃、一目惚れした相手から素気無い態度で振られてしまったリエラは、異性に好意を寄せる自信を無くしてしまっていた。
しかし貴族令嬢として十八歳は適齢期。
いつまでも家でくすぶっている妹へと、兄が持ち込んだお見合いに応じる事にした。しかしその相手には既に非公式ながらも恋人がいたようで、リエラは衆目の場で醜聞に巻き込まれてしまう。
※ 本編は4万字くらいのお話です
※ 他のサイトでも公開してます
※ 女性の立場が弱い世界観です。苦手な方はご注意下さい。
※ ご都合主義
※ 性格の悪い腹黒王子が出ます(不快注意!)
※ 6/19 HOTランキング7位! 10位以内初めてなので嬉しいです、ありがとうございます。゚(゚´ω`゚)゚。
→同日2位! 書いてて良かった! ありがとうございます(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
三年の想いは小瓶の中に
月山 歩
恋愛
結婚三周年の記念日だと、邸の者達がお膳立てしてくれた二人だけのお祝いなのに、その中心で一人夫が帰らない現実を受け入れる。もう彼を諦める潮時かもしれない。だったらこれからは自分の人生を大切にしよう。アレシアは離縁も覚悟し、邸を出る。
※こちらの作品は契約上、内容の変更は不可であることを、ご理解ください。
【完結】好きでもない私とは婚約解消してください
里音
恋愛
騎士団にいる彼はとても一途で誠実な人物だ。初恋で恋人だった幼なじみが家のために他家へ嫁いで行ってもまだ彼女を思い新たな恋人を作ることをしないと有名だ。私も憧れていた1人だった。
そんな彼との婚約が成立した。それは彼の行動で私が傷を負ったからだ。傷は残らないのに責任感からの婚約ではあるが、彼はプロポーズをしてくれた。その瞬間憧れが好きになっていた。
婚約して6ヶ月、接点のほとんどない2人だが少しずつ距離も縮まり幸せな日々を送っていた。と思っていたのに、彼の元恋人が離婚をして帰ってくる話を聞いて彼が私との婚約を「最悪だ」と後悔しているのを聞いてしまった。
十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!
翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。
「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。
そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。
死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。
どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。
その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない!
そして死なない!!
そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、
何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?!
「殿下!私、死にたくありません!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
※他サイトより転載した作品です。
余命3ヶ月と言われたので静かに余生を送ろうと思ったのですが…大好きな殿下に溺愛されました
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のセイラは、ずっと孤独の中生きてきた。自分に興味のない父や婚約者で王太子のロイド。
特に王宮での居場所はなく、教育係には嫌味を言われ、王宮使用人たちからは、心無い噂を流される始末。さらに婚約者のロイドの傍には、美しくて人当たりの良い侯爵令嬢のミーアがいた。
ロイドを愛していたセイラは、辛くて苦しくて、胸が張り裂けそうになるのを必死に耐えていたのだ。
毎日息苦しい生活を強いられているせいか、最近ずっと調子が悪い。でもそれはきっと、気のせいだろう、そう思っていたセイラだが、ある日吐血してしまう。
診察の結果、母と同じ不治の病に掛かっており、余命3ヶ月と宣言されてしまったのだ。
もう残りわずかしか生きられないのなら、愛するロイドを解放してあげよう。そして自分は、屋敷でひっそりと最期を迎えよう。そう考えていたセイラ。
一方セイラが余命宣告を受けた事を知ったロイドは…
※両想いなのにすれ違っていた2人が、幸せになるまでのお話しです。
よろしくお願いいたします。
他サイトでも同時投稿中です。
【完結】「お前とは結婚できない」と言われたので出奔したら、なぜか追いかけられています
22時完結
恋愛
「すまない、リディア。お前とは結婚できない」
そう告げたのは、長年婚約者だった王太子エドワード殿下。
理由は、「本当に愛する女性ができたから」――つまり、私以外に好きな人ができたということ。
(まあ、そんな気はしてました)
社交界では目立たない私は、王太子にとってただの「義務」でしかなかったのだろう。
未練もないし、王宮に居続ける理由もない。
だから、婚約破棄されたその日に領地に引きこもるため出奔した。
これからは自由に静かに暮らそう!
そう思っていたのに――
「……なぜ、殿下がここに?」
「お前がいなくなって、ようやく気づいた。リディア、お前が必要だ」
婚約破棄を言い渡した本人が、なぜか私を追いかけてきた!?
さらに、冷酷な王国宰相や腹黒な公爵まで現れて、次々に私を手に入れようとしてくる。
「お前は王妃になるべき女性だ。逃がすわけがない」
「いいや、俺の妻になるべきだろう?」
「……私、ただ田舎で静かに暮らしたいだけなんですけど!!」
私が愛する王子様は、幼馴染を側妃に迎えるそうです
こことっと
恋愛
それは奇跡のような告白でした。
まさか王子様が、社交会から逃げ出した私を探しだし妃に選んでくれたのです。
幸せな結婚生活を迎え3年、私は幸せなのに不安から逃れられずにいました。
「子供が欲しいの」
「ごめんね。 もう少しだけ待って。 今は仕事が凄く楽しいんだ」
それから間もなく……彼は、彼の幼馴染を側妃に迎えると告げたのです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる