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タイムスリップ編
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翌日、学生服に着替えた僕は意を決して、こんこんとアパートの扉をノックした。
「なに、どうしたの」
出てきたのは少し寝癖のついた液体窒素さんだ。母親とかじゃなくてよかったとホッとする。
「話があるんだけど、ちょっと良い?」
親がいるらしいので、場所を変えて公園で話すことになった。
「その、ちょっと頼みがあってさ。」
「ああ、はいはい」
またかとでも言いたげに彼女はあくびをした。髪も少し跳ねているから、どうも寝起きらしい。
「この先、僕がいなくなったりしたら、僕があの小学生の子から頼まれた水やり、代わりにやってくれないかな」
「……なにそれ、どういうこと?」
僕がそう言うと、さっきまで寝ぼけていたはずの彼女の目が鋭くなる。
「いや、まぁそろそろ家出もやめようかなと」
というのはもちろん建前で、これは僕が消えたときの準備だ。別にしなくても良いことなのかもしれないけど、もしその時がやってきて、お別れもなにもしないでさよならっていうのは嫌だった。
「……高校、近くなんでしょ? なら別に」
「実はここら辺の住人じゃなくてさ。だから、学校もすごく遠い」
正しくはこの時代の住人ではない。
「……いつ、いなくなるの」
「それはその……わからないんだけど」
「なにそれ」
声にドスが効いてきた。本当に分からないんだから仕方ないじゃないか。
「そんなのあの子に無理になったって言えば良いだけでしょ。私に頼む意味なんてないんじゃないの」
消えたら頼めないから困ってるのだ。それに、
「ほら、あの子君をすごく尊敬してたからさ。話すきっかけができれば喜ぶかなって思って」
これは間違いなく本心だ。でも何かと理由をつけて、彼女と他者との関わりを途絶えさせたくないというのもあった。他人と話さなくなると、会話のリハビリが大変だから。
「多分、私よりあんたが居なくなる方があの子は悲しむと思うよ。仲良かったでしょ」
「……そうかなぁ」
名前も名乗らせてもらってないんだけども。
「あの子達と脳内年齢が同じくらいだから、気が合ったんでしょ」
もしかしなくてもバカにしてるのか。
「会えたら、僕から伝えるようにはするからさ。もし僕が居なくなっちゃったら、頼むよ」
「……本当に居なくなるわけ?」
「まぁ、たぶんそうなる。」
「さっきからわからないとか多分とか、ハッキリ言ってよ!」
声を荒げる彼女に、そんなに怒らないでくれと言おうとして、言葉を失った。だって彼女は泣いてたから。
思えば、彼女が声を荒げるのだって初めてかもしれない。
「……ごめん」
僕はなんと言ったら良いかわからなくて、結局そう答えた。
彼女自身もまさか泣くのは予想外だったのか、ハッと驚いたように腕で涙を拭いながら、僕に背をむけた。
「……水やり、代わってあげるよ。あの子達と、あんたの悪口でいっぱい、盛り上がるから」
彼女はこちらに背を向けたまま、震えた声でそう言った。
「いつ居なくなるか分かんないからさ。君には、ちゃんと別れだけは言っときたかったんだ。だからさ、じゃあな星野」
僕は多分、初めて彼女の名前を呼んだ。液体窒素なんて、僕は彼女にあだ名をつけたけれど、もうそのあだ名は彼女にふさわしくはないだろうから。実をいうとだいぶ前からそう思ってはいたのだけど、なんていうか、その……好きな子を呼び捨てで、名字だろうと名前で呼ぶのは結構小っ恥ずかしくて今の今まで名前を呼ぶのを避けてきたのだ。
決して本人には伝えないけれど、この短い期間で、僕は彼女が好きになっていた。たぶんこの想いがずっと続くことなんてないのだろうし、僕は惚れやすい。それにすぐ勘違いするから、きっとすぐほかの誰かを好きになる。
でも今この瞬間、たしかに僕は星野みおという中学生の女の子に恋をしていたということだけは自信を持って言える。それだけは確かだ。
振られたくないから絶対言葉にはしないけども。
「あんたなんか勝手にどこにでも行けば行ったら良い!」
振り向いて、目からぼろぼろと涙を零しながら叫ぶ彼女の手のひらが、僕の頬を打った。
……好きな子の平手打ちは、ジンジン、ジンジンと、頭とか。歯とか。……あと胸とか。色んなところに響いて、予想以上に堪えた。一際胸を痛ませたのは、彼女の涙だったけども。
色んな痛みに目を閉じて、次に目を開いた時、そこは夜だった。その暗闇の中に、懐かしい人が蛍光灯に照らされて、驚愕の表情で僕を見ていた。
「い、今消えてっ。これ8年前と同じ……」
目の前にいたのは8年分成長を重ねた彼女だ。多分、今も僕の担任。星野先生がそこに立っていた。
彼女がここにいるということは、つまり僕は未来に戻ってきたということになる。
僕の横には、消えたと思っていた僕の愛車が転がっていた。
そういえば、僕が最初に過去にタイムスリップした時も同じようにビンタされたのだったと思い出す。今回も、歳は違えども同一人物に。……彼女のビンタは時空間を歪ませるのだろうか。
目の前で若干パニクってしまっている先生を見るに、僕は一瞬かしばらくか、とにかく消えたらしかった。そして、8年前も多分消えたのだろう。つまり先延ばしにせず、早めに別れを告げることにした判断は間違ってなかったのだと、そう思っても良いのだろうか。
とりあえずの問題は、彼女からしたら似たような不可思議現象が2度も目の前で起きたということである。そりゃあ記憶が薄れていても、さすがにいろいろと気付く。
しっかり説明出来るだろうかと自分の言語能力に不安になる。けど、この不可思議な体験を共有する相手が、ほかの誰でもない彼女であったことに、僕はなんだかとても嬉しく感じた。
ああ、そういえば未来に戻れたなら確かめようと決めていたことがあったのだった。
「ねぇ、あなたもしかして!「先生は教師って仕事、好きですか?」
星野先生は出鼻を挫かれて口をパクパクさせた。
「ああ、そっか。……信じられないけどやっぱり、君だったんだ。……うん、大好きだよ」
彼女は僕が見たことのある中でも1番の笑顔でそう答えた。それに釣られて僕も笑う。笑う頬が、いまだにジンジンと痛んだ。
「……ところで君、将来のことをまったく考えてないって本当?」
8年前を想起させる、教師としての鋭い視線が僕を貫いた。
「なに、どうしたの」
出てきたのは少し寝癖のついた液体窒素さんだ。母親とかじゃなくてよかったとホッとする。
「話があるんだけど、ちょっと良い?」
親がいるらしいので、場所を変えて公園で話すことになった。
「その、ちょっと頼みがあってさ。」
「ああ、はいはい」
またかとでも言いたげに彼女はあくびをした。髪も少し跳ねているから、どうも寝起きらしい。
「この先、僕がいなくなったりしたら、僕があの小学生の子から頼まれた水やり、代わりにやってくれないかな」
「……なにそれ、どういうこと?」
僕がそう言うと、さっきまで寝ぼけていたはずの彼女の目が鋭くなる。
「いや、まぁそろそろ家出もやめようかなと」
というのはもちろん建前で、これは僕が消えたときの準備だ。別にしなくても良いことなのかもしれないけど、もしその時がやってきて、お別れもなにもしないでさよならっていうのは嫌だった。
「……高校、近くなんでしょ? なら別に」
「実はここら辺の住人じゃなくてさ。だから、学校もすごく遠い」
正しくはこの時代の住人ではない。
「……いつ、いなくなるの」
「それはその……わからないんだけど」
「なにそれ」
声にドスが効いてきた。本当に分からないんだから仕方ないじゃないか。
「そんなのあの子に無理になったって言えば良いだけでしょ。私に頼む意味なんてないんじゃないの」
消えたら頼めないから困ってるのだ。それに、
「ほら、あの子君をすごく尊敬してたからさ。話すきっかけができれば喜ぶかなって思って」
これは間違いなく本心だ。でも何かと理由をつけて、彼女と他者との関わりを途絶えさせたくないというのもあった。他人と話さなくなると、会話のリハビリが大変だから。
「多分、私よりあんたが居なくなる方があの子は悲しむと思うよ。仲良かったでしょ」
「……そうかなぁ」
名前も名乗らせてもらってないんだけども。
「あの子達と脳内年齢が同じくらいだから、気が合ったんでしょ」
もしかしなくてもバカにしてるのか。
「会えたら、僕から伝えるようにはするからさ。もし僕が居なくなっちゃったら、頼むよ」
「……本当に居なくなるわけ?」
「まぁ、たぶんそうなる。」
「さっきからわからないとか多分とか、ハッキリ言ってよ!」
声を荒げる彼女に、そんなに怒らないでくれと言おうとして、言葉を失った。だって彼女は泣いてたから。
思えば、彼女が声を荒げるのだって初めてかもしれない。
「……ごめん」
僕はなんと言ったら良いかわからなくて、結局そう答えた。
彼女自身もまさか泣くのは予想外だったのか、ハッと驚いたように腕で涙を拭いながら、僕に背をむけた。
「……水やり、代わってあげるよ。あの子達と、あんたの悪口でいっぱい、盛り上がるから」
彼女はこちらに背を向けたまま、震えた声でそう言った。
「いつ居なくなるか分かんないからさ。君には、ちゃんと別れだけは言っときたかったんだ。だからさ、じゃあな星野」
僕は多分、初めて彼女の名前を呼んだ。液体窒素なんて、僕は彼女にあだ名をつけたけれど、もうそのあだ名は彼女にふさわしくはないだろうから。実をいうとだいぶ前からそう思ってはいたのだけど、なんていうか、その……好きな子を呼び捨てで、名字だろうと名前で呼ぶのは結構小っ恥ずかしくて今の今まで名前を呼ぶのを避けてきたのだ。
決して本人には伝えないけれど、この短い期間で、僕は彼女が好きになっていた。たぶんこの想いがずっと続くことなんてないのだろうし、僕は惚れやすい。それにすぐ勘違いするから、きっとすぐほかの誰かを好きになる。
でも今この瞬間、たしかに僕は星野みおという中学生の女の子に恋をしていたということだけは自信を持って言える。それだけは確かだ。
振られたくないから絶対言葉にはしないけども。
「あんたなんか勝手にどこにでも行けば行ったら良い!」
振り向いて、目からぼろぼろと涙を零しながら叫ぶ彼女の手のひらが、僕の頬を打った。
……好きな子の平手打ちは、ジンジン、ジンジンと、頭とか。歯とか。……あと胸とか。色んなところに響いて、予想以上に堪えた。一際胸を痛ませたのは、彼女の涙だったけども。
色んな痛みに目を閉じて、次に目を開いた時、そこは夜だった。その暗闇の中に、懐かしい人が蛍光灯に照らされて、驚愕の表情で僕を見ていた。
「い、今消えてっ。これ8年前と同じ……」
目の前にいたのは8年分成長を重ねた彼女だ。多分、今も僕の担任。星野先生がそこに立っていた。
彼女がここにいるということは、つまり僕は未来に戻ってきたということになる。
僕の横には、消えたと思っていた僕の愛車が転がっていた。
そういえば、僕が最初に過去にタイムスリップした時も同じようにビンタされたのだったと思い出す。今回も、歳は違えども同一人物に。……彼女のビンタは時空間を歪ませるのだろうか。
目の前で若干パニクってしまっている先生を見るに、僕は一瞬かしばらくか、とにかく消えたらしかった。そして、8年前も多分消えたのだろう。つまり先延ばしにせず、早めに別れを告げることにした判断は間違ってなかったのだと、そう思っても良いのだろうか。
とりあえずの問題は、彼女からしたら似たような不可思議現象が2度も目の前で起きたということである。そりゃあ記憶が薄れていても、さすがにいろいろと気付く。
しっかり説明出来るだろうかと自分の言語能力に不安になる。けど、この不可思議な体験を共有する相手が、ほかの誰でもない彼女であったことに、僕はなんだかとても嬉しく感じた。
ああ、そういえば未来に戻れたなら確かめようと決めていたことがあったのだった。
「ねぇ、あなたもしかして!「先生は教師って仕事、好きですか?」
星野先生は出鼻を挫かれて口をパクパクさせた。
「ああ、そっか。……信じられないけどやっぱり、君だったんだ。……うん、大好きだよ」
彼女は僕が見たことのある中でも1番の笑顔でそう答えた。それに釣られて僕も笑う。笑う頬が、いまだにジンジンと痛んだ。
「……ところで君、将来のことをまったく考えてないって本当?」
8年前を想起させる、教師としての鋭い視線が僕を貫いた。
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