34 / 36
第一章 ふたりの出会い
034 愛する人へ
しおりを挟む
言葉が出なかった。立場が違うが、優月も似たようなものだ。
「さて……少し私の家について話をさせて頂きますね。リリーホワイト家は先祖代々、地主の一家です。仕事は父が主にしていて、オリバーがたまに手伝いをしています」
「オリバーさんの本職って?」
「芸能界へ足を踏み入れています」
「え? オリバーさんが? 彼の性格だと納得するものがありますけど……」
「舞台に出たりバラエティーに出演したりと、とにかく目立つことが好きな人です」
「今日の食事会の様子を見ていれば、なんとなく判ります。オリバーさんのおかげでモニカさんも機嫌が良かったし」
「オリバーはどうでもいいですが、私の母も芸能界の人間です」
ハーブティーが喉から出そうになった。
「ああ……うん。そうですよね」
「なんですか。人の顔をじろじろ見て」
「見たことないですけど、だろうなって。似てますよね?」
「似てますね。性別が違うだけで。歌手として海外を回っていますので、なかなか会えないのです。久しぶりに明日会うので、緊張しています」
「人形は持ってきました?」
「一応。優月、先に言っておきますが、あなたの想像する母親とは違います。乳母のケリーとも真逆です。ですから……」
「どんな人だろうと、リュカさんの母親ですよ」
母親の話に変わると、リュカのまとう空気には緊張が混じる。痛々しくもあり、呼吸が苦しくなった。
なんとか雰囲気を変えたくて、英語でのしりとりを提案した。
リュカは笑いながらも提案に乗りケリーがカップを下げにくるまで続いた。
海外では動物の毛や皮などを使った衣類は虐待に当たると、保護活動が盛んなイメージだった。
未だかつてこれほど世の中と逆行して突き進む人は見たことがない。
リムジンに乗って颯爽と現れたのは、ロシアンセーブルの毛皮のコートを身にまとう女性。一目でリュカの母親だと判った。
彼女はケリーと何か話した後、荷物を彼女へ預けてこちらへ近づいてきた。
リュカも彼女も一切の笑顔を見せず、言葉を交わしている。乳母のケリーを紹介されたときの方が、笑顔で溢れていた。
「こちらは私の母です」
「初めまして。優月です」
悩んだあげく、自ら手を差し出した。彼女も応じ、軽く触れ合う。
「ナタリーよ。よろしく」
リュカと同じようにとても聞きやすい声で、滑舌も良い。
「ナタリー様、すぐにお茶のご用意をしますね」
「ええ、お願い」
手は彼女が先に放し、背を向けた。後ろ姿は母の姿というより、モデルがステージから出たかのようだった。
わずか三十秒もない会話である。
さすがにお茶をしながら家族水入らずを過ごすだろうと優月は思っていたが、よそよそしく仕事の話をしているだけだ。
十五分ほどでお茶会は終了し、ナタリーはさっさと部屋へ行ってしまった。
「このマフィン、美味しいですね」
ナタリーがいなくなってから、リュカは呑気にマフィンを頬張っている。
「……美味しいですね」
言いたいことは山ほどある。だがいろんな家族の形があり、いくら仲が良くても絶対に入れない領域だ。
「手、震えていますよ」
「だってリュカさん……俺……」
「黙っていて下さりありがとうございます。これが私たち家族の距離感です。本日、ナタリーはここに泊まるそうなので、隙を見て人形を渡したいと思います。どんな結果になろうとも、悔いはありません」
親子らしい会話は皆無といっていい。それでもリュカは、これが家族の距離感だと言う。信じるしかないのだ。氷よりも冷たいナタリーの視線は、息子を見ていなかった。
どんな幼少期を過ごしたのか、ナタリーとの想い出は何か──聞きたいことは山ほどあっても、それをリュカは望んでいない。
残ったマフィンを口に入れた。ラズベリーがふんだんに入っていて、酸味と生地の甘みがうまく混ざり合っている。
お茶のお代わりを入れてくれたケリーに最大限の褒め言葉を伝えた。リュカから教えてもらった英語だ。
ケリーはさらに焼き菓子を持ってきた。
夕食の豪華なご馳走を目の前にして、物静かな食事会が始まった。
オリバーは緊急の仕事が入ったためにばたばたと家を出ていった。彼がいないだけでこんなにも静かになるのか、と苦笑いを浮かべる。
「モニカと別れたんだって?」
食事に集中していたリュカが顔を上げた。
「ええ……別れたと言っても、恋人という認識はなかったです。形だけのものでしたから」
「それで、そちらの男性を選んだのね」
「はい」
ナタリーはワインをひと口飲み、グラスを置く。
「好きにしたらいいわ」
「そうさせてもらいます。明日か明後日には、ここを出るつもりです」
男性と付き合うことに反対はしていないだろうが、無関心にもほどがある。きっとナタリーは、リュカが誰を連れてきても同じ反応をするだろう。
時間をかけての食事会のはずが、ナタリーは皿が綺麗になるとさっさと食堂から出ていってしまった。
「……俺、嫌われてるとかじゃないですよね」
「そんな不安そうな顔をしなくて大丈夫です。いつもこうですから。食べ終わったら、さっそく人形を渡しにいきます」
「それがいいですね。俺もついていっていいですか?」
「少し、私には勇気が足りません。側にいてほしいです」
「お安いご用です!」
あまり表情筋が動いていなかったリュカだが、ようやく頬が上がった。つられて優月も目尻が下がる。
食後のデザートまでしっかりと食べ、いよいよ決戦は目前となった。
リュカが日本に来た理由の大半が詰まった人形は、神社の地下に眠っていたときよりもだいぶ汚れが落ちている。
大きな箱を大事に抱えるリュカは、プレゼントをもらった子供のようだった。
ナタリーの部屋の前まで来ると、リュカは大きく息を吐いた。
ノックをすると中からナタリーが出てきて、訝しむような目をした。
「あなたへのプレゼントです」
数秒間の間の後、ナタリーは受け取る。
リュカも間を置き、
「開けてもらえませんか」
ナタリーはそっとリボンを解いた。
「なに、この汚い人形」
人の想いはいろいろな形があり、交差するのは難しい。
怒りと空虚感が入り混じった、どす黒い感情が脳を支配した。
リュカの目には、生が宿っていなかった。屍がそこに在るだけだった。
「あの! ナタリーさん、日本に旅行、無くした、人形」
優月は二人の間に入り、精いっぱいの笑顔を作った。
こうするしか思いつかなくて、方法がなかった。
「日本、人形、見つけた! あなたのもの!」
精いっぱいの英単語を並べるが、そもそも彼女は優月を見ていない。
リュカは何も言わず、手を下げようとした。
優月はそれはさせないと、箱へ一緒に手を添えて彼女の前へもう一度差し出した。
「さて……少し私の家について話をさせて頂きますね。リリーホワイト家は先祖代々、地主の一家です。仕事は父が主にしていて、オリバーがたまに手伝いをしています」
「オリバーさんの本職って?」
「芸能界へ足を踏み入れています」
「え? オリバーさんが? 彼の性格だと納得するものがありますけど……」
「舞台に出たりバラエティーに出演したりと、とにかく目立つことが好きな人です」
「今日の食事会の様子を見ていれば、なんとなく判ります。オリバーさんのおかげでモニカさんも機嫌が良かったし」
「オリバーはどうでもいいですが、私の母も芸能界の人間です」
ハーブティーが喉から出そうになった。
「ああ……うん。そうですよね」
「なんですか。人の顔をじろじろ見て」
「見たことないですけど、だろうなって。似てますよね?」
「似てますね。性別が違うだけで。歌手として海外を回っていますので、なかなか会えないのです。久しぶりに明日会うので、緊張しています」
「人形は持ってきました?」
「一応。優月、先に言っておきますが、あなたの想像する母親とは違います。乳母のケリーとも真逆です。ですから……」
「どんな人だろうと、リュカさんの母親ですよ」
母親の話に変わると、リュカのまとう空気には緊張が混じる。痛々しくもあり、呼吸が苦しくなった。
なんとか雰囲気を変えたくて、英語でのしりとりを提案した。
リュカは笑いながらも提案に乗りケリーがカップを下げにくるまで続いた。
海外では動物の毛や皮などを使った衣類は虐待に当たると、保護活動が盛んなイメージだった。
未だかつてこれほど世の中と逆行して突き進む人は見たことがない。
リムジンに乗って颯爽と現れたのは、ロシアンセーブルの毛皮のコートを身にまとう女性。一目でリュカの母親だと判った。
彼女はケリーと何か話した後、荷物を彼女へ預けてこちらへ近づいてきた。
リュカも彼女も一切の笑顔を見せず、言葉を交わしている。乳母のケリーを紹介されたときの方が、笑顔で溢れていた。
「こちらは私の母です」
「初めまして。優月です」
悩んだあげく、自ら手を差し出した。彼女も応じ、軽く触れ合う。
「ナタリーよ。よろしく」
リュカと同じようにとても聞きやすい声で、滑舌も良い。
「ナタリー様、すぐにお茶のご用意をしますね」
「ええ、お願い」
手は彼女が先に放し、背を向けた。後ろ姿は母の姿というより、モデルがステージから出たかのようだった。
わずか三十秒もない会話である。
さすがにお茶をしながら家族水入らずを過ごすだろうと優月は思っていたが、よそよそしく仕事の話をしているだけだ。
十五分ほどでお茶会は終了し、ナタリーはさっさと部屋へ行ってしまった。
「このマフィン、美味しいですね」
ナタリーがいなくなってから、リュカは呑気にマフィンを頬張っている。
「……美味しいですね」
言いたいことは山ほどある。だがいろんな家族の形があり、いくら仲が良くても絶対に入れない領域だ。
「手、震えていますよ」
「だってリュカさん……俺……」
「黙っていて下さりありがとうございます。これが私たち家族の距離感です。本日、ナタリーはここに泊まるそうなので、隙を見て人形を渡したいと思います。どんな結果になろうとも、悔いはありません」
親子らしい会話は皆無といっていい。それでもリュカは、これが家族の距離感だと言う。信じるしかないのだ。氷よりも冷たいナタリーの視線は、息子を見ていなかった。
どんな幼少期を過ごしたのか、ナタリーとの想い出は何か──聞きたいことは山ほどあっても、それをリュカは望んでいない。
残ったマフィンを口に入れた。ラズベリーがふんだんに入っていて、酸味と生地の甘みがうまく混ざり合っている。
お茶のお代わりを入れてくれたケリーに最大限の褒め言葉を伝えた。リュカから教えてもらった英語だ。
ケリーはさらに焼き菓子を持ってきた。
夕食の豪華なご馳走を目の前にして、物静かな食事会が始まった。
オリバーは緊急の仕事が入ったためにばたばたと家を出ていった。彼がいないだけでこんなにも静かになるのか、と苦笑いを浮かべる。
「モニカと別れたんだって?」
食事に集中していたリュカが顔を上げた。
「ええ……別れたと言っても、恋人という認識はなかったです。形だけのものでしたから」
「それで、そちらの男性を選んだのね」
「はい」
ナタリーはワインをひと口飲み、グラスを置く。
「好きにしたらいいわ」
「そうさせてもらいます。明日か明後日には、ここを出るつもりです」
男性と付き合うことに反対はしていないだろうが、無関心にもほどがある。きっとナタリーは、リュカが誰を連れてきても同じ反応をするだろう。
時間をかけての食事会のはずが、ナタリーは皿が綺麗になるとさっさと食堂から出ていってしまった。
「……俺、嫌われてるとかじゃないですよね」
「そんな不安そうな顔をしなくて大丈夫です。いつもこうですから。食べ終わったら、さっそく人形を渡しにいきます」
「それがいいですね。俺もついていっていいですか?」
「少し、私には勇気が足りません。側にいてほしいです」
「お安いご用です!」
あまり表情筋が動いていなかったリュカだが、ようやく頬が上がった。つられて優月も目尻が下がる。
食後のデザートまでしっかりと食べ、いよいよ決戦は目前となった。
リュカが日本に来た理由の大半が詰まった人形は、神社の地下に眠っていたときよりもだいぶ汚れが落ちている。
大きな箱を大事に抱えるリュカは、プレゼントをもらった子供のようだった。
ナタリーの部屋の前まで来ると、リュカは大きく息を吐いた。
ノックをすると中からナタリーが出てきて、訝しむような目をした。
「あなたへのプレゼントです」
数秒間の間の後、ナタリーは受け取る。
リュカも間を置き、
「開けてもらえませんか」
ナタリーはそっとリボンを解いた。
「なに、この汚い人形」
人の想いはいろいろな形があり、交差するのは難しい。
怒りと空虚感が入り混じった、どす黒い感情が脳を支配した。
リュカの目には、生が宿っていなかった。屍がそこに在るだけだった。
「あの! ナタリーさん、日本に旅行、無くした、人形」
優月は二人の間に入り、精いっぱいの笑顔を作った。
こうするしか思いつかなくて、方法がなかった。
「日本、人形、見つけた! あなたのもの!」
精いっぱいの英単語を並べるが、そもそも彼女は優月を見ていない。
リュカは何も言わず、手を下げようとした。
優月はそれはさせないと、箱へ一緒に手を添えて彼女の前へもう一度差し出した。
11
あなたにおすすめの小説
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
妻が通う邸の中に
月山 歩
恋愛
最近妻の様子がおかしい。昼間一人で出掛けているようだ。二人に子供はできなかったけれども、妻と愛し合っていると思っている。僕は妻を誰にも奪われたくない。だから僕は、妻の向かう先を調べることににした。
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
~春の国~片足の不自由な王妃様
クラゲ散歩
恋愛
春の暖かい陽気の中。色鮮やかな花が咲き乱れ。蝶が二人を祝福してるように。
春の国の王太子ジーク=スノーフレーク=スプリング(22)と侯爵令嬢ローズマリー=ローバー(18)が、丘の上にある小さな教会で愛を誓い。女神の祝福を受け夫婦になった。
街中を馬車で移動中。二人はずっと笑顔だった。
それを見た者は、相思相愛だと思っただろう。
しかし〜ここまでくるまでに、王太子が裏で動いていたのを知っているのはごくわずか。
花嫁は〜その笑顔の下でなにを思っているのだろうか??
無能の少女は鬼神に愛され娶られる
遠野まさみ
キャラ文芸
人とあやかしが隣り合わせに暮らしていたいにしえの時代、人の中に、破妖の力を持つ人がいた。
その一族の娘・咲は、破妖の力を持たず、家族から無能と罵られてきた。
ある日、咲が華族の怒りを買い、あやかしの餌として差し出されたところを、美貌の青年が咲を救う。
青年はおにかみの一族の長だと言い、咲を里に連れて帰りーーーー?
✿ 私は夫のことが好きなのに、彼は私なんかよりずっと若くてきれいでスタイルの良い女が好きらしい
設楽理沙
ライト文芸
累計ポイント110万ポイント超えました。皆さま、ありがとうございます。❀
結婚後、2か月足らずで夫の心変わりを知ることに。
結婚前から他の女性と付き合っていたんだって。
それならそうと、ちゃんと話してくれていれば、結婚なんて
しなかった。
呆れた私はすぐに家を出て自立の道を探すことにした。
それなのに、私と別れたくないなんて信じられない
世迷言を言ってくる夫。
だめだめ、信用できないからね~。
さようなら。
*******.✿..✿.*******
◇|日比野滉星《ひびのこうせい》32才 会社員
◇ 日比野ひまり 32才
◇ 石田唯 29才 滉星の同僚
◇新堂冬也 25才 ひまりの転職先の先輩(鉄道会社)
2025.4.11 完結 25649字
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる