9 / 68
第一章 学生時代
09 占いという不確かなもの
しおりを挟む
「僕も一度だけ旅行で海外に行ったことがありますが、日本語をこんなに綺麗に話す人はいなかったです。それで、初恋の人には会えたんですか?」
悲しそうな顔を見るに、答えが分かってしまった。
「その方のお名前は?」
「『かなた』」
「え?」
「少女の名前は、かなたといいます」
「…………あ、だから……そうか。初めて会ったとき、僕の名前にやけに反応してましたよね。日本では珍しい名前なのか、とか」
「はい。私もあの後調べましたが、どちらかというと男性に多い傾向にありますが、かなたという名前は男性でも女性でも珍しくなく、稀有な名前ではないと分かりました。絶望です」
「年齢はどのくらいですか?」
「ご存命なら、彼方さんと同じくらいです」
ご存命。そんな言葉、人の口から初めて聞いた。生きているかどうかも考えないといけないとなると、本当に絶望だ。若いからといって生きているとは限らないのだから。
「漢字も分かりません。名前は『かなた』で女性であること。これだけです」
「アーサーさんは、その方に会って何がしたいんですか?」
「何がしたい……そうですね。会うことが目的となっておりました。結婚の約束をした当時が懐かしく思います。言葉が通じていたとは思えませんが、友達になってくれたことにまずはお礼を伝えたいです」
想い出は綺麗なままでとっておくべきか、過去から現在への繋がりを信じて捜し続けるべきかは人による。大抵は前者だろうが、アーサーさんは後者だっただけの話だ。
この後は店を出て、彼に連れられるままにカフェ巡りをした。目的だった抹茶も頂き、ご満悦な顔が美しい。
帰るまでが遠足とはよくいったもので、くたくたなる僕とは違い、彼は最後までアーサー・ラナウェーラだった。
「では、お気をつけて、また今週お会いしましょう」
「はい、お疲れ様でした」
仕事のときのように頭を下げ、駅で別れた。
夜遅かったせいで祖母はすでに寝ていて、テーブルの上にあるおにぎりと鍋にある豚汁が涙が出るほど嬉しい。胃に入らないのがとても悲しい。
明日の朝食べるね、と紙に書いて、僕はシャワーを浴びてさっさと眠りについた。新幹線でも寝たのに、睡眠は全然足りていなかった。
早見秋人という人は、とにかく目立つ。アーサーさんと別の意味でとにかく目立った。
「あ、月森」
どのくらい目立つかというと、彼が僕の名前を呼んだだけでその場にいる人たちが全員振り返るほどだ。追加で僕の見た目のせいで二度見される。動物園のハダカデバネズミでさえあんな目で見られない。
「こんにちは」
「よっ。どこ行くの?」
「場所移動しようと……」
「なんで? ここで食べたらいいじゃん」
女子生徒に囲まれている中で食べられる彼が信じられない。
痛々しい視線の中、渋々席に座った。
「じゃあ俺、食い終わったから行くわ!」
意味が分からない。なぜ横に呼んだのか。
早見君はお盆を持って、さっさと食堂を出ていってしまった。
流れる微妙な空気を感じとってか、生徒たちは苦笑いのまま次々といなくなる。僕には人を楽しませるトーク力もなければ、彼のようにフレンドリーでもない。自分で言って泣けてくる。
「あの、もしかして吉祥寺に住んでたりする?」
「どうして?」
「電車で降りるところ、見たから」
誰とでも打ち解けるタイプなのか、僕相手でも彼女は遠慮なく口を開く。
興味津々でもなければ、適当に振ってあげようとした話題でもない。日常会話としてごく自然な会話で、僕も頬が緩む。
「住んでるし、バイト先なんだ」
「なんのバイト?」
「占いとカフェのお店」
「占い?」
カフェより占いに反応された。女性は占いが好きな人が多いと思う。興味がない、あまり信じないというわりには、しっかりと番組や雑誌をチェックしていたりする。目に見えず自分に能力がないものは認めたくないけれど好き、が正しい。
「好き?」
「まあまあかな。あんまり信じてないけど。どういうことするの? 占い師のところでバイトってこと? 本物?」
興味津々の様子だ。
「本物だと思う。偽物の占い師にそもそも出会ったこがないし。僕には判断つかないよ」
「何占い?」
「占星術」
「へえ! テレビでよく観るやつだ。ホロスコープ使うんでしょ? 行ってみたいなあ。いくらくらいで占ってもらえるの?」
値段を告げると、微妙な顔をされた。店にまで足を運ぶ人は納得した上だが、だいたいは今みたいな反応が普通だ。
そもそも、相場がいまいち分からない。日本中誰でも知っている占い師は、一人十万円というところもある。
「外れたところは見たことないよ。納得してみんな納得して帰っていくし」
「興味があったら行ってみるよ。ありがとね」
名前も知らない彼女もお盆を持って立ち上がった。
これはあれだ。多分来ない。
どこかに遊びにいかない?と誘ったときに、気が向いたらねと同じパターン。
僕も愛想笑いを浮かべて、お盆を手にした。
と、思ったのに。今週の土曜日、プチ事件が起きた。
「いらっしゃいませ」
フロアに続くドアを開けようとしたとき、息を呑む声が聞こえてきた。
目の前のハンサムに絶句しているのだろうと予測つく。
そして、聞いたことのある声に、僕も絶句した。
「ここで占いをしているって聞いたんですけど……」
独特の高い声を持つ彼女だ。今週、食堂で一緒になった名前も知らない生徒で、占いに対して興味があるようなないような態度だった人。
「はい。占い兼カフェの店でございます」
「なんでも占えますか?」
切羽詰まった声に、アーサーさんではなく僕がたじろいだ。
「ええ、もちろん。例えば、恋占いでも」
女性は小さな声にならない声を上げる。彼女の心を読むならば「なぜ分かったの」だろう。
「揉め事を起こさないためにも、最初に料金についてご説明させて頂きます。こちらへどうぞ」
どうしたら、どうしたらいいのか。出ていくタイミングを失った。
仕切られた部屋に行くのを見計らい、僕はこっそりドアを開ける。
占いを希望する人には、お茶を一杯サービスだ。気温やそのときに入った茶葉によって、毎日変わる。今日はアイスティー。水色は赤茶色で、キラキラしている。透明な氷と合わさると、もうすぐ夏と言う感じがする。
「彼方さん?」
「あ、あの、遅れました……」
アーサーさんは僕に微笑むだけで、何も言わなかった。
「他のお客様もいらっしゃいませんし、もし居づらいのなら裏にいて下さって結構ですよ」
グラスをトレーに乗せると、アーサーさんは占いの部屋へ行ってしまった。
役に立てず、心が空っぽだ。何もない空間に、要らない泥水を流し込んでしまった。
棒立ちのまま唖然としていると、キッチンにいつもはない紙が貼っているのに気づいた。
──彼方さんへ。アイスティーの作り方。
これは。まさか。
濁ったもので満たされたものは減りはしないが、少しず浄化されていく。その気持ちはなんて名前をつけたらいいんだろう。
悲しそうな顔を見るに、答えが分かってしまった。
「その方のお名前は?」
「『かなた』」
「え?」
「少女の名前は、かなたといいます」
「…………あ、だから……そうか。初めて会ったとき、僕の名前にやけに反応してましたよね。日本では珍しい名前なのか、とか」
「はい。私もあの後調べましたが、どちらかというと男性に多い傾向にありますが、かなたという名前は男性でも女性でも珍しくなく、稀有な名前ではないと分かりました。絶望です」
「年齢はどのくらいですか?」
「ご存命なら、彼方さんと同じくらいです」
ご存命。そんな言葉、人の口から初めて聞いた。生きているかどうかも考えないといけないとなると、本当に絶望だ。若いからといって生きているとは限らないのだから。
「漢字も分かりません。名前は『かなた』で女性であること。これだけです」
「アーサーさんは、その方に会って何がしたいんですか?」
「何がしたい……そうですね。会うことが目的となっておりました。結婚の約束をした当時が懐かしく思います。言葉が通じていたとは思えませんが、友達になってくれたことにまずはお礼を伝えたいです」
想い出は綺麗なままでとっておくべきか、過去から現在への繋がりを信じて捜し続けるべきかは人による。大抵は前者だろうが、アーサーさんは後者だっただけの話だ。
この後は店を出て、彼に連れられるままにカフェ巡りをした。目的だった抹茶も頂き、ご満悦な顔が美しい。
帰るまでが遠足とはよくいったもので、くたくたなる僕とは違い、彼は最後までアーサー・ラナウェーラだった。
「では、お気をつけて、また今週お会いしましょう」
「はい、お疲れ様でした」
仕事のときのように頭を下げ、駅で別れた。
夜遅かったせいで祖母はすでに寝ていて、テーブルの上にあるおにぎりと鍋にある豚汁が涙が出るほど嬉しい。胃に入らないのがとても悲しい。
明日の朝食べるね、と紙に書いて、僕はシャワーを浴びてさっさと眠りについた。新幹線でも寝たのに、睡眠は全然足りていなかった。
早見秋人という人は、とにかく目立つ。アーサーさんと別の意味でとにかく目立った。
「あ、月森」
どのくらい目立つかというと、彼が僕の名前を呼んだだけでその場にいる人たちが全員振り返るほどだ。追加で僕の見た目のせいで二度見される。動物園のハダカデバネズミでさえあんな目で見られない。
「こんにちは」
「よっ。どこ行くの?」
「場所移動しようと……」
「なんで? ここで食べたらいいじゃん」
女子生徒に囲まれている中で食べられる彼が信じられない。
痛々しい視線の中、渋々席に座った。
「じゃあ俺、食い終わったから行くわ!」
意味が分からない。なぜ横に呼んだのか。
早見君はお盆を持って、さっさと食堂を出ていってしまった。
流れる微妙な空気を感じとってか、生徒たちは苦笑いのまま次々といなくなる。僕には人を楽しませるトーク力もなければ、彼のようにフレンドリーでもない。自分で言って泣けてくる。
「あの、もしかして吉祥寺に住んでたりする?」
「どうして?」
「電車で降りるところ、見たから」
誰とでも打ち解けるタイプなのか、僕相手でも彼女は遠慮なく口を開く。
興味津々でもなければ、適当に振ってあげようとした話題でもない。日常会話としてごく自然な会話で、僕も頬が緩む。
「住んでるし、バイト先なんだ」
「なんのバイト?」
「占いとカフェのお店」
「占い?」
カフェより占いに反応された。女性は占いが好きな人が多いと思う。興味がない、あまり信じないというわりには、しっかりと番組や雑誌をチェックしていたりする。目に見えず自分に能力がないものは認めたくないけれど好き、が正しい。
「好き?」
「まあまあかな。あんまり信じてないけど。どういうことするの? 占い師のところでバイトってこと? 本物?」
興味津々の様子だ。
「本物だと思う。偽物の占い師にそもそも出会ったこがないし。僕には判断つかないよ」
「何占い?」
「占星術」
「へえ! テレビでよく観るやつだ。ホロスコープ使うんでしょ? 行ってみたいなあ。いくらくらいで占ってもらえるの?」
値段を告げると、微妙な顔をされた。店にまで足を運ぶ人は納得した上だが、だいたいは今みたいな反応が普通だ。
そもそも、相場がいまいち分からない。日本中誰でも知っている占い師は、一人十万円というところもある。
「外れたところは見たことないよ。納得してみんな納得して帰っていくし」
「興味があったら行ってみるよ。ありがとね」
名前も知らない彼女もお盆を持って立ち上がった。
これはあれだ。多分来ない。
どこかに遊びにいかない?と誘ったときに、気が向いたらねと同じパターン。
僕も愛想笑いを浮かべて、お盆を手にした。
と、思ったのに。今週の土曜日、プチ事件が起きた。
「いらっしゃいませ」
フロアに続くドアを開けようとしたとき、息を呑む声が聞こえてきた。
目の前のハンサムに絶句しているのだろうと予測つく。
そして、聞いたことのある声に、僕も絶句した。
「ここで占いをしているって聞いたんですけど……」
独特の高い声を持つ彼女だ。今週、食堂で一緒になった名前も知らない生徒で、占いに対して興味があるようなないような態度だった人。
「はい。占い兼カフェの店でございます」
「なんでも占えますか?」
切羽詰まった声に、アーサーさんではなく僕がたじろいだ。
「ええ、もちろん。例えば、恋占いでも」
女性は小さな声にならない声を上げる。彼女の心を読むならば「なぜ分かったの」だろう。
「揉め事を起こさないためにも、最初に料金についてご説明させて頂きます。こちらへどうぞ」
どうしたら、どうしたらいいのか。出ていくタイミングを失った。
仕切られた部屋に行くのを見計らい、僕はこっそりドアを開ける。
占いを希望する人には、お茶を一杯サービスだ。気温やそのときに入った茶葉によって、毎日変わる。今日はアイスティー。水色は赤茶色で、キラキラしている。透明な氷と合わさると、もうすぐ夏と言う感じがする。
「彼方さん?」
「あ、あの、遅れました……」
アーサーさんは僕に微笑むだけで、何も言わなかった。
「他のお客様もいらっしゃいませんし、もし居づらいのなら裏にいて下さって結構ですよ」
グラスをトレーに乗せると、アーサーさんは占いの部屋へ行ってしまった。
役に立てず、心が空っぽだ。何もない空間に、要らない泥水を流し込んでしまった。
棒立ちのまま唖然としていると、キッチンにいつもはない紙が貼っているのに気づいた。
──彼方さんへ。アイスティーの作り方。
これは。まさか。
濁ったもので満たされたものは減りはしないが、少しず浄化されていく。その気持ちはなんて名前をつけたらいいんだろう。
11
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
丘の上の王様とお妃様
よしき
恋愛
木崎珠子(35才)は、大学を卒業後、帝国財閥の子会社に勤めていた、ごくごく平凡なOLだった。しかし、同じ職場の彼に二股をかけられ、職場にも居づらくなり、あげくに両親が交通事故でいっぺんに他界。結局会社を退職し、両親がやっていた喫茶店「坂の上」を引き継ごうと、地元へ帰ってくる。喫茶店の仕事は、会社務めに比べると、珠子にはなんとなくあっているようで...ご近所さんを相手にユルくやっていた。そんな珠子が地元へ戻ってから半年ほどして、喫茶店「坂の上」の隣にある、通称「お化け屋敷」と呼ばれる大豪邸に、帝国財閥の偉い人が越してくると話題になる。珠子は、「別の世界の人間」だからと、あまり意識をしていなかったのだか...
「お化け屋敷」の噂からひと月後。いつもは見ない紳士が、喫茶「坂の上」によってきて。そこから始まる現代シンデレラ物語
雨降る朔日
ゆきか
キャラ文芸
母が云いました。祭礼の後に降る雨は、子供たちを憐れむ蛇神様の涙だと。
せめて一夜の話し相手となりましょう。
御物語り候へ。
---------
珠白は、たおやかなる峰々の慈愛に恵まれ豊かな雨の降りそそぐ、農業と医学の国。
薬師の少年、霜辻朔夜は、ひと雨ごとに冬が近付く季節の薬草園の六畳間で、蛇神の悲しい物語に耳を傾けます。
白の霊峰、氷室の祭礼、身代わりの少年たち。
心優しい少年が人ならざるものたちの抱えた思いに寄り添い慰撫する中で成長してゆく物語です。
創作「Galleria60.08」のシリーズ作品となります。
2024.11.25〜12.8 この物語の世界を体験する展示を、箱の中のお店(名古屋)で開催します。
絵:ゆきか
題字:渡邊野乃香
魅了持ちの執事と侯爵令嬢【完結済】
tii
恋愛
あらすじ
――その執事は、完璧にして美しき存在。
だが、彼が仕えるのは、”魅了の魔”に抗う血を継ぐ、高貴なる侯爵令嬢だった。
舞踏会、陰謀、政略の渦巻く宮廷で、誰もが心を奪われる彼の「美」は、決して無害なものではない。
その美貌に隠された秘密が、ひとりの少女を、ひとりの弟を、そして侯爵家、はたまた国家の運命さえも狂わせていく。
愛とは何か。忠誠とは、自由とは――
これは、決して交わることを許されぬ者たちが、禁忌に触れながらも惹かれ合う、宮廷幻想譚。
Eカップ湯けむり美人ひなぎくのアトリエぱにぱに!
いすみ 静江
ライト文芸
◆【 私、家族になります! アトリエ学芸員と子沢山教授は恋愛ステップを踊る! 】
◆白咲ひなぎくとプロフェッサー黒樹は、パリから日本へと向かった。
その際、黒樹に五人の子ども達がいることを知ったひなぎくは心が揺れる。
家族って、恋愛って、何だろう。
『アトリエデイジー』は、美術史に親しんで貰おうと温泉郷に皆の尽力もありオープンした。
だが、怪盗ブルーローズにレプリカを狙われる。
これは、アトリエオープン前のぱにぱにファミリー物語。
色々なものづくりも楽しめます。
年の差があって連れ子も沢山いるプロフェッサー黒樹とどきどき独身のひなぎくちゃんの恋の行方は……?
◆主な登場人物
白咲ひなぎく(しろさき・ひなぎく):ひなぎくちゃん。Eカップ湯けむり美人と呼ばれたくない。博物館学芸員。おっとりしています。
黒樹悠(くろき・ゆう):プロフェッサー黒樹。ワンピースを着ていたらダックスフンドでも追う。パリで知り合った教授。アラフィフを気に病むお年頃。
黒樹蓮花(くろき・れんか):長女。大学生。ひなぎくに惹かれる。
黒樹和(くろき・かず):長男。高校生。しっかり者。
黒樹劉樹(くろき・りゅうき):次男。小学生。家事が好き。
黒樹虹花(くろき・にじか):次女。澄花と双子。小学生。元気。
黒樹澄花(くろき・すみか):三女。虹花と双子。小学生。控えめ。
怪盗ブルーローズ(かいとうぶるーろーず):謎。
☆
◆挿絵は、小説を書いたいすみ 静江が描いております。
◆よろしくお願いいたします。
捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~
水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。
死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!?
「こんなところで寝られるか!」
極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く!
ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。
すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……?
「……貴様、私を堕落させる気か」
(※いいえ、ただ快適に寝たいだけです)
殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。
捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!
モース10
藤谷 郁
恋愛
慧一はモテるが、特定の女と長く続かない。
ある日、同じ会社に勤める地味な事務員三原峰子が、彼をネタに同人誌を作る『腐女子』だと知る。
慧一は興味津々で接近するが……
※表紙画像/【イラストAC】NORIMA様
※他サイトに投稿済み
【完結・BL】胃袋と掴まれただけでなく、心も身体も掴まれそうなんだが!?【弁当屋×サラリーマン】
彩華
BL
俺の名前は水野圭。年は25。
自慢じゃないが、年齢=彼女いない歴。まだ魔法使いになるまでには、余裕がある年。人並の人生を歩んでいるが、これといった楽しみが無い。ただ食べることは好きなので、せめて夕食くらいは……と美味しい弁当を買ったりしているつもりだが!(結局弁当なのかというのは、お愛嬌ということで)
だがそんなある日。いつものスーパーで弁当を買えなかった俺はワンチャンいつもと違う店に寄ってみたが……────。
凄い! 美味そうな弁当が並んでいる!
凄い! 店員もイケメン!
と、実は穴場? な店を見つけたわけで。
(今度からこの店で弁当を買おう)
浮かれていた俺は、夕飯は美味い弁当を食べれてハッピ~! な日々。店員さんにも顔を覚えられ、名前を聞かれ……?
「胃袋掴みたいなぁ」
その一言が、どんな意味があったなんて、俺は知る由もなかった。
******
そんな感じの健全なBLを緩く、短く出来ればいいなと思っています
お気軽にコメント頂けると嬉しいです
■表紙お借りしました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる