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第三章 母を追って
039 母と母
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『大学三年になり、フランス語と英語を勉強しています』
『あなたは素晴らしい。たいへんお上手です』
合わせてアーサーの言葉もゆっくりになる。フランス語を教える日本人よりも発音がしっかりしていて、聞き取りづらい。
次は早口で何かを言うが、一つだけ聞き取れた単語がある。
『アーサーさん、エメって言いました?』
『当たりです』
アーサーが店長をつとめるカフェの名前がエメであり、入るときにドアプレートが目に入るので印象的だ。
『愛する、という意味です』
『どうしてフランス語でお店の名前をつけたんですか?』
『それは……』
細長いグラスに入った氷が割れ、夏に聞きたくなる音を立てる。氷の欠片が浮き、水面で揺らめいている。
また女性が入ってきた。金髪に染めた髪は痛み、四方八方に広がっている。顔が疲れきっているが、ぱっちりとした目が印象的だった。
「カナ?」
小声でアーサーが呼ぶが、反応できなかった。
アルコールのせいもあり、全身火がついたように熱くなる。
同じ目をする女性がこちらを振り返る瞬間、顔をアーサーへ向けた。
「……目の前に綺麗な顔がある」
「どうしました?」
「……………………」
微笑むものだから、押し黙るしかない。綺麗という言葉は、彼のためにあるようなものだ。
『お知り合いですか?』
『母です、多分』
アーサーのグラスを持つ手が震えた。
「ビールちょうだい」
「かしこまりました」
女性は彼方の隣に座り、メニューも見ずに注文する。何度も来た経験があるのか、慣れている様子だ。
香水と薬品のような臭いが混じり、一度嗅いだら忘れられないような、脳にこびりつく臭いだった。
声をかけるべきか。どちらに転んだとしても、いい結果は生まない。なんせ、息子を捨てた女だ。
吐く息が熱を帯び、運動後の呼吸のように荒くなっていく。
「彼方さん、そろそろ出ましょうか」
ふたりしか聞こえない声量で話していたのに、アーサーはいきなり声を上げる。そのせいで、バーテンダーも一揖した。
何か唇が形作り、女はこちらを見ている。アーサーは気づかないふりをして立ち上がって財布を出したので、彼方も同様に鞄を掴んだ。
「ごちそうさまでした」
「こちらこそ、ありがとうございます」
「またぜひお伺いします」
アーサーはバーテンダーと会話を交わし、出入り口で支払いを済ませた。
ひとりおろおろする彼方に、
「彼方さん、帰りましょう」
とアーサーは声をかける。もう一度、フロアに響く声で、だ。
「はい」
彼方も返事をし、後に続いた。
尻目で彼女を伺うと、こちらを凝視していた。彼女も同じことを考えているのだろう。
アーサーは彼方の手を引き表へ出ると、個室のある焼肉店に入った。
誰もいない空間に入ると、端に追いやられた記憶が物語として次々に移り変わっていく。
「間違いなく母です」
「でしょうね。そっくりでした。私も過去にお会いしたことがありますが、表情の癖が今も変わらないです」
「癖?」
「への字になる口元と、大きな瞳です。カナの目元はお母さまに似たのですね」
何か食べましょう、とアーサーはタッチパネルでどんどん注文していく。カクテル一杯とチーズくらいしか口にしていないのだ。空腹は満たされていない。
「あまり嬉しそうではないですね」
「父とは違う意味で、僕を捨てた人ですから。それに……」
飲み物が届いた。アーサーもそれほどお酒を飲みたかったわけではないらしく、アイスコーヒーだ。
ジョッキで乾杯すると、氷がぶつかりあって水滴がはねた。
「……僕に呪いをかけた人です」
「呪い、ですか」
「どうやったら解けるのか分からない」
「それは、あなたが髪を長くして幼少期にワンピースを着用していたことと関係がありますか?」
今まで散々されてきた質問だ。たいてい興味本位やからかいが込められていて、無視を決め込むしかなかった。
それなのに、彼にそんな質問をされて、心の荷が軽くなった。初めての経験だ。
「ワンピースを脱ぐと決心したのは、アーサーさんと出会って日本に戻ってからです。着たくないのに着されられて、子供ながらに心が苦しくて仕方なかった。こっそり髪も切ようとしていたら、母親に見つかって頬を叩かれました」
「カナが望んだわけではなく、お母さまの望み通りだったわけですね」
「ええ。それからです。髪を切れなくなってしまったのは。伸びてきた前髪すら切るのが怖くて、一時期は口元までくるくらいに前髪が長かったんです」
「なぜ、それらをカナに望んだのか、お母さまに聞いたことは?」
「……怖くて聞いたことがありません」
アーサーが頼んだ肉が到着し、焼きの作業はすべて彼が受け持ってくれた。
彼方は皿に乗せられた肉を口に運ぶだけだ。
「おばあさまに話を聞いてみませんか?」
「聞こうと思ったことすらありませんでした。お母さんのお母さんなのに。多分何か知ってると思うんですけど」
「それだけ長い間、カナを見守り続けたのだから、きっと思うところもあるかと思いますよ」
アーサーが微笑むと、長くなった横髪が頬で揺れる。
イギリスで彼と対面してから変わったことがある。出会ったばかりの頃は何を話したらいいのかおろおろするときもあったが、今は何も話さなくても空間が心地よいのだ。
電話をするときの息遣いに安心もするし、黙って箸を動かすのも家族になれた気がした。
同時に、彼とまた会えなくなるのは寂しさも襲ってくる。
日本とイギリスは九千キロ以上離れていて、時差もある分、電話一つですら気を使う。
「心配せずとも、側にいますから」
「そうじゃなくて……いや、そうです。ありがとうございます」
会えなくなるのは寂しい、とは告げずに視線を落とした。
彼は焦げてしまった玉ねぎを自分の皿に置き、焼き色が綺麗についたキャベツを彼方の皿へ乗せる。じんわりと胸が熱くなる。
「家族って、いいなあ……」
「ですね。どんな形であれ、愛情で包み込んでくれる優しさは憧れがあります」
「アーサーのお母さんの話を聞いてもいいですか?」
返事はなかったが、アーサーは箸を置いてまっすぐに彼方を見る。
あまり、楽しい話は聞かせられないかもしれませんよ」
「アーサーさんのご家族の話だから聞きたいんです」
「そうですね……あまり触れたことはありませんでしたね。一言で言うなら、とても厳しい方です。父も厳しいですが、仕事に対してだけで私たち兄弟には分け隔てなく接してくれる、大らかで寛容な人です。母の厳しさは、心が縮こまるような、ひやりとする厳しさなのです。縦社会に揉まれて生きてきた人ですから」
肉が焦げそうになり、彼方はアーサーの皿に置いた。
アーサーは一枚の肉を食い入るように見つめる。
煙のせいか、彼の目が光って見えた。
『あなたは素晴らしい。たいへんお上手です』
合わせてアーサーの言葉もゆっくりになる。フランス語を教える日本人よりも発音がしっかりしていて、聞き取りづらい。
次は早口で何かを言うが、一つだけ聞き取れた単語がある。
『アーサーさん、エメって言いました?』
『当たりです』
アーサーが店長をつとめるカフェの名前がエメであり、入るときにドアプレートが目に入るので印象的だ。
『愛する、という意味です』
『どうしてフランス語でお店の名前をつけたんですか?』
『それは……』
細長いグラスに入った氷が割れ、夏に聞きたくなる音を立てる。氷の欠片が浮き、水面で揺らめいている。
また女性が入ってきた。金髪に染めた髪は痛み、四方八方に広がっている。顔が疲れきっているが、ぱっちりとした目が印象的だった。
「カナ?」
小声でアーサーが呼ぶが、反応できなかった。
アルコールのせいもあり、全身火がついたように熱くなる。
同じ目をする女性がこちらを振り返る瞬間、顔をアーサーへ向けた。
「……目の前に綺麗な顔がある」
「どうしました?」
「……………………」
微笑むものだから、押し黙るしかない。綺麗という言葉は、彼のためにあるようなものだ。
『お知り合いですか?』
『母です、多分』
アーサーのグラスを持つ手が震えた。
「ビールちょうだい」
「かしこまりました」
女性は彼方の隣に座り、メニューも見ずに注文する。何度も来た経験があるのか、慣れている様子だ。
香水と薬品のような臭いが混じり、一度嗅いだら忘れられないような、脳にこびりつく臭いだった。
声をかけるべきか。どちらに転んだとしても、いい結果は生まない。なんせ、息子を捨てた女だ。
吐く息が熱を帯び、運動後の呼吸のように荒くなっていく。
「彼方さん、そろそろ出ましょうか」
ふたりしか聞こえない声量で話していたのに、アーサーはいきなり声を上げる。そのせいで、バーテンダーも一揖した。
何か唇が形作り、女はこちらを見ている。アーサーは気づかないふりをして立ち上がって財布を出したので、彼方も同様に鞄を掴んだ。
「ごちそうさまでした」
「こちらこそ、ありがとうございます」
「またぜひお伺いします」
アーサーはバーテンダーと会話を交わし、出入り口で支払いを済ませた。
ひとりおろおろする彼方に、
「彼方さん、帰りましょう」
とアーサーは声をかける。もう一度、フロアに響く声で、だ。
「はい」
彼方も返事をし、後に続いた。
尻目で彼女を伺うと、こちらを凝視していた。彼女も同じことを考えているのだろう。
アーサーは彼方の手を引き表へ出ると、個室のある焼肉店に入った。
誰もいない空間に入ると、端に追いやられた記憶が物語として次々に移り変わっていく。
「間違いなく母です」
「でしょうね。そっくりでした。私も過去にお会いしたことがありますが、表情の癖が今も変わらないです」
「癖?」
「への字になる口元と、大きな瞳です。カナの目元はお母さまに似たのですね」
何か食べましょう、とアーサーはタッチパネルでどんどん注文していく。カクテル一杯とチーズくらいしか口にしていないのだ。空腹は満たされていない。
「あまり嬉しそうではないですね」
「父とは違う意味で、僕を捨てた人ですから。それに……」
飲み物が届いた。アーサーもそれほどお酒を飲みたかったわけではないらしく、アイスコーヒーだ。
ジョッキで乾杯すると、氷がぶつかりあって水滴がはねた。
「……僕に呪いをかけた人です」
「呪い、ですか」
「どうやったら解けるのか分からない」
「それは、あなたが髪を長くして幼少期にワンピースを着用していたことと関係がありますか?」
今まで散々されてきた質問だ。たいてい興味本位やからかいが込められていて、無視を決め込むしかなかった。
それなのに、彼にそんな質問をされて、心の荷が軽くなった。初めての経験だ。
「ワンピースを脱ぐと決心したのは、アーサーさんと出会って日本に戻ってからです。着たくないのに着されられて、子供ながらに心が苦しくて仕方なかった。こっそり髪も切ようとしていたら、母親に見つかって頬を叩かれました」
「カナが望んだわけではなく、お母さまの望み通りだったわけですね」
「ええ。それからです。髪を切れなくなってしまったのは。伸びてきた前髪すら切るのが怖くて、一時期は口元までくるくらいに前髪が長かったんです」
「なぜ、それらをカナに望んだのか、お母さまに聞いたことは?」
「……怖くて聞いたことがありません」
アーサーが頼んだ肉が到着し、焼きの作業はすべて彼が受け持ってくれた。
彼方は皿に乗せられた肉を口に運ぶだけだ。
「おばあさまに話を聞いてみませんか?」
「聞こうと思ったことすらありませんでした。お母さんのお母さんなのに。多分何か知ってると思うんですけど」
「それだけ長い間、カナを見守り続けたのだから、きっと思うところもあるかと思いますよ」
アーサーが微笑むと、長くなった横髪が頬で揺れる。
イギリスで彼と対面してから変わったことがある。出会ったばかりの頃は何を話したらいいのかおろおろするときもあったが、今は何も話さなくても空間が心地よいのだ。
電話をするときの息遣いに安心もするし、黙って箸を動かすのも家族になれた気がした。
同時に、彼とまた会えなくなるのは寂しさも襲ってくる。
日本とイギリスは九千キロ以上離れていて、時差もある分、電話一つですら気を使う。
「心配せずとも、側にいますから」
「そうじゃなくて……いや、そうです。ありがとうございます」
会えなくなるのは寂しい、とは告げずに視線を落とした。
彼は焦げてしまった玉ねぎを自分の皿に置き、焼き色が綺麗についたキャベツを彼方の皿へ乗せる。じんわりと胸が熱くなる。
「家族って、いいなあ……」
「ですね。どんな形であれ、愛情で包み込んでくれる優しさは憧れがあります」
「アーサーのお母さんの話を聞いてもいいですか?」
返事はなかったが、アーサーは箸を置いてまっすぐに彼方を見る。
あまり、楽しい話は聞かせられないかもしれませんよ」
「アーサーさんのご家族の話だから聞きたいんです」
「そうですね……あまり触れたことはありませんでしたね。一言で言うなら、とても厳しい方です。父も厳しいですが、仕事に対してだけで私たち兄弟には分け隔てなく接してくれる、大らかで寛容な人です。母の厳しさは、心が縮こまるような、ひやりとする厳しさなのです。縦社会に揉まれて生きてきた人ですから」
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