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第一章 贄と学園の謎
058 守るべきもの、一番大切なもの
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本署はいつも以上に重苦しい雰囲気で、ロビーで他の審判者と話す紫影に大声で呼びかけた。
「葵さんから聞いたけど、なんだよ面接って」
「執務室へ行くぞ」
「お茶をお持ち致しましょうか?」
「必要ない」
紫影は息子の手首を掴んで歩き出す。
いつもはこちらの歩くスピードに合わせてくれるのに、いつもの紫影らしくなかった。
扉が閉まると同時に、咲紅は紫影の腕を解く。
「何があったんだよ。黒羽は本署に朝早く向かったっていうし、千歳はまた入院したっていうし、食堂には誰もいない……紫影?」
「咲紅、俺はお前が一番大切だ」
背中に手を回された。誰にも渡さないという意思がだだ漏れだ。
「知ってるよ……そんなこと……」
「座っていてくれ。ミルクティーを淹れる」
先ほど部下からの申し出を断ったのも、邪魔をされたくないからだろう。
肌寒さも感じられる今日は、温かな飲み物が有り難かった。
「偽りなく、本当のことを話さなければならん」
「ああ……何があったんだ?」
「従者たちがこちらへきて、十人の贄生たち全員の儀式を見せなくてはならなくなった」
「なんだよ、それ……」
空気がさらに重くなり、鼻で息ができなかった。
足が震え出すと、ミルクティーも波打った。
「十人といったが、目的はお前だ。俺がお前の儀式をまともに行っていないと結論づけている。茉白が贄生の中で二人がすでに巫覡であると御神託を授かったというんだ」
「茉白様が? だってこの前……俺にあんなことを……あれは茉白様の暴走ってことになったんじゃないのかよ」
「今回は本当に授かったらしい。審判者がごまかしているか、贄生本人が報告していないか、もしくは贄生が巫覡だと自覚がないか……」
「俺と、もう一人が巫覡だってばれたのか?」
「名前や顔までは浮かばなかったそうだ。茉白は心を痛めているらしい。……それも本当か疑わしいがな。はっきりさせるために天龍の儀を学園で行う日の夜、従者たちが見守る中、御霊降ろしの儀を行わなくてはならなくなった。紗ではっきり見えないように配慮するとも提案された。あちらは本気で行うつもりだ」
千歳は伝えられたのだろう。入院理由も理解できる。咲紅自身も倒れそうだ。
「お前たちに伝えて納得できるまで面接をし、精神的な支えとなるため、数週間の猶予はもらった」
「まさか……そんな……」
「咲紅、俺は今回の件を呑んでしまったが、父の言いなりになるつもりはない。だからと言って、案が何か思いついたわけではない」
「そのための数週間なんだな?」
「そうだ」
「俺も一緒に考える。今回の件は酷すぎる。いくら贄生だからって……いくら神の御加護があるからと言って、審判者とするのもいまだに嫌がる贄生だっているんだぞ。それに、俺……紫影にされたら……」
「確実にばれるだろう」
咲紅は一人でしても、他の男に触れられても、腹部に淫紋は浮かばない。すでに実証済みだ。
「従者たちが贄生たちを見るだけってのも、俺を一本釣りにするつもりなんだよな。茉白様が触っても出なかったんだから、他人ではだめだと判断されて……」
「儀式のときも、お前ひとりでさせるか、あるいは俺に触るよう促してくるかだ。玄一には葵から伝えるよう言ってある」
「俺だけじゃなく、千歳や玄一、黒羽も同じ目に……」
可愛い弟である千歳が他の男の視線に晒され、辱めを受けるなど、そんなの耐えられなかった。
「咲紅、今は千歳に会わないでほしい」
「どうしてなんだ? これから会いにいこうって思ってたのに」
「お前の知らない千歳がいるからだ。兄弟だからこそ、見られたくないものがある」
「俺はダメで、他の人はいいのか……?」
「ショックを受けるだろうが、ちゃんと話しておく。千歳がお前に会いたくないと言っているんだ。今の千歳の状態は普通じゃない。このまま入院をしていれば、儀式を免れるだろうが、今回は体調が悪くても強制的にでも参加させるよう、教団からの方針がある。まずは万全にさせないといけない」
八つ当たりともいえる言葉が喉まで出ていて、舌や歯で出ないようにと必死で押し留めた。
「……納得する。無理やりでもそうするしかないんなら」
「ありがとう。千歳はお前を好きでたまらないんだ。だからこそ言えないこともあると、理解してくれ」
──千歳に会いに行くか?
そう聞かれたとき、黒羽は無意識に頷いていた。
紫影という男は、冷静沈着で無慈悲な男だと他の贄生が話しているのを聞いたことがある。だが黒羽からすれば、一定の人間に対する慈悲がある男だ。
初めて咲紅を見たとき、なんて美しい人形がいるのだと見惚れた。初等部から入ってきた彼は、他の人より髪や肌が異なり、一定の距離を置かれていた。虐めによるものではなく、金の蛇の像を前にしたような感覚だ。誰にも近づけさせない、棘を多く含む美しき薔薇だった。
そんな彼と共にいたのは、愛らしい千歳という男だ。咲紅の後ろに隠れて、いつも手を握っている印象しかない。千歳は虐めやからかいの標的にされることがあったが、そのたびに咲紅が守り、ふたりは兄弟のように育っていた。
贄生に選ばれ、絶望一色に染まる千歳は、さらに身体を壊すことが多くなった。
親のように惜しげもなく通い続ける咲紅は、凛とした気の強さを象徴させる顔立ちがなくなり、目の下に隈を作っている。
「千歳…………」
酸素呼吸器をつけたまま、千歳は目を開けた。自殺を図ったと聞いたとき、咲紅は知っているのか、と紫影に詰め寄ったが、彼は「絶対に口にするな」と話した。
──お前の大切なものはなんだ。
そう告げた紫影は、千歳の入院する部屋を言った。
贄生が入院となると他の生徒と分けられて個室となるが、何らかの事情があったとき、さらに奥の特別室をあてがわれる。千歳はそこにいた。
「外しても大丈夫なのか?」
「自分で息できるのに、つけられてるだけだから……」
酸素呼吸器を外すが、起き上がれる力はない。
「さっちゃんは……知らないよね?」
「紫影隊長も話してない。俺も何度も公言するなって言われてる」
「ばかだよね……死んでも死にきれないなんて……」
「そんなこと言うなよ。つーか、簡単に命見捨てんな」
端から見るに、葵と千歳は血の繋がりがあるのでは、と感じるときがある。
瞳の大きさや鼻筋が似ていること、恋愛感情ではない葵の千歳に対する執着。これらを踏まえても、千歳が大事に思われているのが伝わる。
千歳の小さな手を握ってみると、握り返された。弱々しく、細い指だ。
病室で温度を高めに設定しているからか、千歳の頬が赤い。
「……好きな人って、二人もいていいのかな?」
「二人? 別にいいと思うぞ。千歳の言う好きって、どんな好きなんだ?」
「一人は、家族に包まれてる感じ。もう一人は……胸が痛くなる感じ。でも、それが裏切りなんじゃないかって思い始めた。わけが判らなくなってるときに、葵さんから儀式を公開するって聞いて、頭が真っ白になったんだ」
「そりゃあ誰でも真っ白になるだろ。俺も呼び出されて紫影隊長から聞いたとき、ふらついて尻餅つくところだったんだぞ」
「こんなに恥ずかしい思いをずっとしてきて我慢して、なのに知らない男の人に見られながらなんて……。学園の外では、こういうことって頻繁に行われてるのかな」
「どうだろうな。俺たちは外の世界を知らなすぎる。いずれ出られるんだろうけど、俺たちは白神のために生きるって決められている。それが当然だと教えられているからな」
「葵さんから聞いたけど、なんだよ面接って」
「執務室へ行くぞ」
「お茶をお持ち致しましょうか?」
「必要ない」
紫影は息子の手首を掴んで歩き出す。
いつもはこちらの歩くスピードに合わせてくれるのに、いつもの紫影らしくなかった。
扉が閉まると同時に、咲紅は紫影の腕を解く。
「何があったんだよ。黒羽は本署に朝早く向かったっていうし、千歳はまた入院したっていうし、食堂には誰もいない……紫影?」
「咲紅、俺はお前が一番大切だ」
背中に手を回された。誰にも渡さないという意思がだだ漏れだ。
「知ってるよ……そんなこと……」
「座っていてくれ。ミルクティーを淹れる」
先ほど部下からの申し出を断ったのも、邪魔をされたくないからだろう。
肌寒さも感じられる今日は、温かな飲み物が有り難かった。
「偽りなく、本当のことを話さなければならん」
「ああ……何があったんだ?」
「従者たちがこちらへきて、十人の贄生たち全員の儀式を見せなくてはならなくなった」
「なんだよ、それ……」
空気がさらに重くなり、鼻で息ができなかった。
足が震え出すと、ミルクティーも波打った。
「十人といったが、目的はお前だ。俺がお前の儀式をまともに行っていないと結論づけている。茉白が贄生の中で二人がすでに巫覡であると御神託を授かったというんだ」
「茉白様が? だってこの前……俺にあんなことを……あれは茉白様の暴走ってことになったんじゃないのかよ」
「今回は本当に授かったらしい。審判者がごまかしているか、贄生本人が報告していないか、もしくは贄生が巫覡だと自覚がないか……」
「俺と、もう一人が巫覡だってばれたのか?」
「名前や顔までは浮かばなかったそうだ。茉白は心を痛めているらしい。……それも本当か疑わしいがな。はっきりさせるために天龍の儀を学園で行う日の夜、従者たちが見守る中、御霊降ろしの儀を行わなくてはならなくなった。紗ではっきり見えないように配慮するとも提案された。あちらは本気で行うつもりだ」
千歳は伝えられたのだろう。入院理由も理解できる。咲紅自身も倒れそうだ。
「お前たちに伝えて納得できるまで面接をし、精神的な支えとなるため、数週間の猶予はもらった」
「まさか……そんな……」
「咲紅、俺は今回の件を呑んでしまったが、父の言いなりになるつもりはない。だからと言って、案が何か思いついたわけではない」
「そのための数週間なんだな?」
「そうだ」
「俺も一緒に考える。今回の件は酷すぎる。いくら贄生だからって……いくら神の御加護があるからと言って、審判者とするのもいまだに嫌がる贄生だっているんだぞ。それに、俺……紫影にされたら……」
「確実にばれるだろう」
咲紅は一人でしても、他の男に触れられても、腹部に淫紋は浮かばない。すでに実証済みだ。
「従者たちが贄生たちを見るだけってのも、俺を一本釣りにするつもりなんだよな。茉白様が触っても出なかったんだから、他人ではだめだと判断されて……」
「儀式のときも、お前ひとりでさせるか、あるいは俺に触るよう促してくるかだ。玄一には葵から伝えるよう言ってある」
「俺だけじゃなく、千歳や玄一、黒羽も同じ目に……」
可愛い弟である千歳が他の男の視線に晒され、辱めを受けるなど、そんなの耐えられなかった。
「咲紅、今は千歳に会わないでほしい」
「どうしてなんだ? これから会いにいこうって思ってたのに」
「お前の知らない千歳がいるからだ。兄弟だからこそ、見られたくないものがある」
「俺はダメで、他の人はいいのか……?」
「ショックを受けるだろうが、ちゃんと話しておく。千歳がお前に会いたくないと言っているんだ。今の千歳の状態は普通じゃない。このまま入院をしていれば、儀式を免れるだろうが、今回は体調が悪くても強制的にでも参加させるよう、教団からの方針がある。まずは万全にさせないといけない」
八つ当たりともいえる言葉が喉まで出ていて、舌や歯で出ないようにと必死で押し留めた。
「……納得する。無理やりでもそうするしかないんなら」
「ありがとう。千歳はお前を好きでたまらないんだ。だからこそ言えないこともあると、理解してくれ」
──千歳に会いに行くか?
そう聞かれたとき、黒羽は無意識に頷いていた。
紫影という男は、冷静沈着で無慈悲な男だと他の贄生が話しているのを聞いたことがある。だが黒羽からすれば、一定の人間に対する慈悲がある男だ。
初めて咲紅を見たとき、なんて美しい人形がいるのだと見惚れた。初等部から入ってきた彼は、他の人より髪や肌が異なり、一定の距離を置かれていた。虐めによるものではなく、金の蛇の像を前にしたような感覚だ。誰にも近づけさせない、棘を多く含む美しき薔薇だった。
そんな彼と共にいたのは、愛らしい千歳という男だ。咲紅の後ろに隠れて、いつも手を握っている印象しかない。千歳は虐めやからかいの標的にされることがあったが、そのたびに咲紅が守り、ふたりは兄弟のように育っていた。
贄生に選ばれ、絶望一色に染まる千歳は、さらに身体を壊すことが多くなった。
親のように惜しげもなく通い続ける咲紅は、凛とした気の強さを象徴させる顔立ちがなくなり、目の下に隈を作っている。
「千歳…………」
酸素呼吸器をつけたまま、千歳は目を開けた。自殺を図ったと聞いたとき、咲紅は知っているのか、と紫影に詰め寄ったが、彼は「絶対に口にするな」と話した。
──お前の大切なものはなんだ。
そう告げた紫影は、千歳の入院する部屋を言った。
贄生が入院となると他の生徒と分けられて個室となるが、何らかの事情があったとき、さらに奥の特別室をあてがわれる。千歳はそこにいた。
「外しても大丈夫なのか?」
「自分で息できるのに、つけられてるだけだから……」
酸素呼吸器を外すが、起き上がれる力はない。
「さっちゃんは……知らないよね?」
「紫影隊長も話してない。俺も何度も公言するなって言われてる」
「ばかだよね……死んでも死にきれないなんて……」
「そんなこと言うなよ。つーか、簡単に命見捨てんな」
端から見るに、葵と千歳は血の繋がりがあるのでは、と感じるときがある。
瞳の大きさや鼻筋が似ていること、恋愛感情ではない葵の千歳に対する執着。これらを踏まえても、千歳が大事に思われているのが伝わる。
千歳の小さな手を握ってみると、握り返された。弱々しく、細い指だ。
病室で温度を高めに設定しているからか、千歳の頬が赤い。
「……好きな人って、二人もいていいのかな?」
「二人? 別にいいと思うぞ。千歳の言う好きって、どんな好きなんだ?」
「一人は、家族に包まれてる感じ。もう一人は……胸が痛くなる感じ。でも、それが裏切りなんじゃないかって思い始めた。わけが判らなくなってるときに、葵さんから儀式を公開するって聞いて、頭が真っ白になったんだ」
「そりゃあ誰でも真っ白になるだろ。俺も呼び出されて紫影隊長から聞いたとき、ふらついて尻餅つくところだったんだぞ」
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