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第16章五つの玉オブジェクト

オブジェクト#43

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檻を後にした一同は少し焦っていた、辺りには誰も居なく、古屋らしき建物が見当たらないからだ。

「可笑しいわね、お爺さんが居る古屋はこの辺りの筈なのに、見当たらないし、私達しか居ないみたいな静けさね…」

その時だった、ぼーっと尿立ちしていると、草むらから突如少年が飛び出して来て、こう言ったんだ。

「お前ら何探してんだ?この先には何もないし、お前ら以外の星人達はもうこの世界に居ないぞ、諦めて帰る事だな」って

諦めきれない優達は、その星人の言うことを聞かずに先に進む。

「おい!それ以上進むな、その先にはお前らには酷過ぎる事しか待ってないぞ…」

必死の制止も優達には届かず、ザクザクと前に進むと、其処には腰を抜かすような光景が広がっていたそうな…続く


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