【完結】転生しました。どうやら今世は男のようです。

潤樹 零

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テンプレってみた。

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早々に生活の場が整ったので次は娯楽に走りたいと思います!

「と言う訳で作っちゃいました~。”オセロ”と”トランプ”~」

「「「「「?」」」」」

転生モノ娯楽代表のオセロとトランプ!

・・・と言うか、複雑系娯楽のチェスとか将棋とか他にも色々あるのは知ってるけど、ルール知らない。

トランプの派生系?のUNOは遊んだ事はあるけど、ルールや絵柄がうろ覚えなんで作るの断念せざるを得なかった・・・。

転生するって事前に分かってたら遊び方覚えて転生したと思うけどそんな事不可能だから仕方ないのさ・・・。

今更気にしても仕方ないんだけど後悔が止まんないよねぇ、残念無念。

両親と親友一家が首を傾げてこちらを見ている。

生産が粗方整ったんで暇なんだよね、皆。

サクッと遊び方を説明して実際やってみて貰おう。

流石定番。

当然の如く皆ドハマリした。

良かった、良かった。

作った甲斐があるってもんだよ。

それぞれ1組ずつしか生産してなかったけど足りない分は皆のチート生産力で増産していざ尋常に勝負!!

わいわい楽しんでいたら

「邪魔するぜー・・・って、何だソレ?」

御役人様コト、メディルナ様が玄関から登場。

「ああ、メディルナ様もやって行きません?」

「メディルナ様めっちゃ強そう!」

「何だ、何だ??」

「良いから、良いから」

遊びに引きずり込んでみた。ら、すんごい食いつかれて即街中に広まった。

・・・皆、暇してたから・・・うん。

え、権利?要らないです要らないです。

なんで、生産とかは各自でやって欲しいです、はい。

生活に困ってるとかなら僕も遠慮なく貰うんだけど欲しければ自作できるし、この街快適過ぎて何日も掛けて他の村や町に出かけて買い物に繰り出そう、なんて気にもならないんだよね。

「メディルナ様の良いようにして下さ~い」

って言って逃げたら苦笑いで頷いてたけど

「欲しい物が出来たら言うと良い」

だって。面倒を丸投げしたのに報いてくれる気満々って・・・この人良い人過ぎだよねぇ?

色々なデザインで質も拘って作った良い奴は他領に売り出して結構な利益を叩き出したみたい。

僕は同じ物を永遠に作るなんて作業はご遠慮したい派だけど、開拓民は割りと楽しんで作ってたみたいだね。

楽しく仕事して懐も温まるなんてこれこそ良い仕事ってやつだよ。

街は遊具作りに活気づいていたけど僕は早々に飽きちゃってお父さん達とレティーと一緒に森の中を探索中なう。

(・・・なうはもう古いのかな?)


生活に余裕も出来たことだし、今度は食道楽を始めようかなって。てへっ。

食に関しては元日本人貧乏お1人様女子だったんでレシピはまあまあ持っているんだよね。

でも、前の村では生活にあんまり余裕無かったのもあるけど周りの人達が信用出来なさ過ぎだったし食事開発はどうしても匂いが発生しちゃうから人が押しかけてきて騒動に発展するのが目に見える様で怖くて出来なかったんだよね・・・。

食べ物の恨みは恐ろしいって言うし


で、今森。

地球では見かけないような色と形の物ばっかりなんだけど、スキルの【鑑定】を駆使して世間が見逃してる作物を色々拾っていくよ。

チートスキル様様で、作物の名前の後ろに()で地球的注釈が表示されて見えるので大いに助かっているんだ。

「これ、食べるの~??」

「流石にそれは辞めといた方が良いんじゃないか!?滅茶苦茶臭いぞっ!!」

「おままごとに使うのか?」

何か拾う度に辞めとけとか散々色々言われたけど、気にせず軽く流して採取続行。

森の中は実りも豊富で


・アブラ種(実の中の液体が地球でいう所の食用油)

・ショーの木(樹液が地球でいう所の醤油)

・ガリ根(地球でいう所のニンニク)


などなど、そのままじゃあ食用には適さないけれど料理には欠かせない調味料類が沢山見つかってワクトキが止まらないよ!!

いやー、一から作れって言われても無理だけど、前世日本人として絶対に必要不可欠なお醤油さんが樹液として見つかるなんて本当嬉しい限り過ぎる~。

「お父さんたちは五月蝿いからメインで使う鶏肉とか捕まえて来てよ」

「鶏肉って・・・鳥な、鳥。まだ鳥だろ」

「レティー、メティス君の事は頼んだぞ」

「うん!!」

この森危険度はあんまり高く無いみたいだけど普通に野生動物も居るし魔物もちょろっと出るみたいなんだよね。

で、僕生産特化キャラを使用してたから攻撃はからっきしなんだよね。

皆には不思議そうに見られたけど僕にもできない事があると知ってちょっと嬉しそうだったのは何なんだろうね?

・・・殊更レティーが嬉しそうだったのが解せぬ。

そんな彼は張り切って僕を守ってくれている。

任せるぞい、親友よ。



まだ暗くなってはいないけどお父さんたちが合流して来て

「そろそろ帰るぞ」

の言葉に素直に従って帰路に着いた。


帰り着いたら今度はお母さん達とクッキングタイム!

「え、、これ大丈夫?」

「やっば~・・・腐ってるんじゃないの??」

ガリ根の臭いに母さんたちはドン引き。

そんな2人を敢えてスルーして気にせず処理していくよ~。

気にしてたら進まんからな。

「バチバチ言ってる!バチバチやばい音してるんだけどっ!?」

「ひぃっ!あっつい!!めっちゃ怖い~!!!」

とわちゃわちゃぎゃあぎゃあ騒ぎながらも

「大丈夫!美味しいからっ!!」

を合言葉に説き伏せて何とか完成~~。

これまた度定番のニンニク醤油漬け唐揚げさんでごわす。

「わぁ~!!」

「すっげぇ、良い匂い!」

「どうなるかと思ったけど・・・」

「匂いが暴力とか初めて思ったわ・・・」

「食べようぜぇっ!!」

それな。

「「「「「「いただきますっっっ!!」」」」」」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」


モグモグモグモグモグモグモグモグ・・・・・・・・


テンコ盛りに盛られていた唐揚げの山だったが、瞬く間に消費され皆のお腹の中に消えていった。

「・・・もう、無い」

「やっばい・・・」

「何コレ何コレ!」

「はぁ・・・」

「全然足らないよぅ」

皆が空になってしまったお皿をしょんぼり見つめる中、メティスは久々に(今世では勿論初めて)唐揚げを食べられて大満足だった・・・だったんだけど。


「「「「「たのも―――――――っっっ!!!!」」」」」


暴力的な匂いに誘われて突撃してきた街の人達から逃げる事など出来る筈も無く、メディルナ様主導の下第二、第三回狩りが決行され皆が満足するまで離して貰えなかった事をココに記しておく・・・ぐふっ。(エア吐血)

勿論いつもの如く洗い浚い吐かされ森で採取して来た調味料用植物も全部放出させられた・・・

まあ、皆で育ててくれるんだって言うから良いんだけどさ。

この日から揚げ物ブームに火がついて、メディルナ様は毎日訪ねて来るようになるんだけど食べ物の恨みは恐ろし過ぎなんで仕方が無い事だと割り切るしかなかった・・・

皆怖すぎだよ。ブルブル。
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