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さらに奥さまはモンバス姉さん編
82 草野球大作戦 その2
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(Side佐藤)
「さあ、いよいよ瀬利亜さんがバッターボックスに入りますね。楽しみです♪」
セリアがバッターボックスに向かうのを望海がベンチから興味津々に眺めている。
千早は嬉しそうにベンチから飛び出して瀬利亜に一生懸命声援を送っている。
「…望海ちゃん…。聞いてもいいかな…。」
佐藤が半ば悄然としながら望海に向かって口を開く。
「え?どう言った件でしょうか?」
「瀬利亜さんもだけど、千早ちゃんも何者なの?!」
「最初に申しあげたとおり、風流院高校の先輩ですが、それがなにか?」
瀬利亜が時速一八〇キロの剛速球を投げた時点で『明白にただものではないことがばれている』のはわかっているはずだが、そんなことはおくびも出さずに涼しい顔で望海は返答をする。
「いやいや!!普通の高校生が大リーグ記録やそれをしのぐぐらいの剛速球や魔球とも言えるくらいの凄まじい変化球を投げられるわけがないでしょ!!」
「さすがは佐藤さん!目の付け所が違いますね!ええ、お二人とも『スポーツ特待生』でもおありなのですよ。
しかもスポーツだけでなく、他の教科でもお二人ともいろいろ好成績を残されてますからね♪
本当にスゴイと思います♪」
通常の教科に於いては望海は超絶な成績を収めているのだが、そんなことには触れもせずに、望海は二人のことを心から絶賛してみせる。
「二人ともスポーツ特待生とかいうレベルじゃないから!!
あんなに凄まじい魔球は投げる方も大リーグを超えるレベルだけど、瀬利亜ちゃんの投げる球を全て危なげなく捕っている千早ちゃんも同じくらいすごいんだけど?!!
大リーグのスカウトが見たら、即獲得に動くレベルだよ?!!」
「そうですか。それは本当にすごいですね!!今年のスポーツ特待生は例年を遥かに超えてレベルが高いのですね。」
「………。」
(これはダメだ。)
佐藤は気付いた。
望海は基本、明るく、優しく、好奇心旺盛な年相応の女の子だが、サバゲーをやる時などの『非常事態』には桁違いの判断力、度胸を使って、冷静に最善の行動を取りつづけるのだ。
何度もサバゲーで一緒に危地を乗り越えてきたから、佐藤はわかった。
今の望海は『サバイバルモード』に入っており、『一緒に死地を乗り越える仲間』である、瀬利亜や千早の『漏らしたくない情報』は拷問されても口に出さないだろうと…。
疑問を解消したいと思ったら、リーダーの瀬利亜に聞くか、どう見ても素朴でお人よしの千早に聞くか…。しかし、女の子たちが隠したい情報を無理やり聞き出すのは道義的にどうなの?とか考え出すと、佐藤はとりあえず我慢することにする。
カキーーーン!!!
とか思っている間に瀬利亜がバットをシャープに振り抜くと、打球はセンター返しの強烈なライナー…いや、まったく放物線を描かずに『まっすぐぶっ飛んで』いっている。
(…あの球はどこまで飛んでいくのだろう…)
またもや信じられない光景に、佐藤は嬉しいはずの味方のホームランを呆然と眺めるだけだった。
(Sideブラックシャーク)
「おい!『賭け試合に影響する』から相手チームのバッテリーと主力打者に下剤を仕込んだんじゃなかったのか?!!
本来のレギュラーよりずっとすごい選手たちが出てきたんじゃ逆効果だろ!!」
一回裏に最初の打者が三振すると、樺山は大声になりすぎないように気をつけながらもスマホの通話先の相手に怒鳴る。
「樺山さん。スゴイ選手『たち』て…確かにピッチャーはスゴイですが…。」
「アホか!!ピッチャーも確かにスゴイが、あのでたらめなボールを全て余裕でキャッチするキャッチャーの技術は凄まじいものがある。
それくらいすぐに気づかんかい!!
…こうなったら、あいつらを呼ぶしかない!!」
「あいつらを呼んだら、ものすごいお金がかかるじゃないですか?!!今回規模の賭け試合では下手すると大赤字になりますよ?!!」
「仕方ないだろう!少々赤字になっても『うちのチームの実力を疑われる』ようなことになったら次から成立しなくなるからな。」
瀬利亜が凄まじい変化球を投げるたびに、そして観客が増えるたびに樺山の顔色は青くなってきた。
(くそっ!あのピッチャー、どんだけ体力があるんだ!まるで疲れた顔をしやしねえ!しかも、こんなに観客が増えたんじゃ工作をするのも不可能に近くなってくる。)
そしていよいよ瀬利亜がバッターボックスに入り、初球を思い切りセンター返しで打ち返す。
(何あの打球!!!プロの打者でもあんな凄まじいスイングしねえよ!!!)
樺山は予想よりさらにとんでもない事態に愕然としてベンチに座り込んでいたが、次のバッターの千早が右翼を超える特大アーチを叩きだすと、ベンチからも滑り落ちた。
「樺山さん!お待たせしました!それで、俺たちまで必要ということは何かあったのですか?」
異様な雰囲気を漂わせた二人組がブラックシャークのベンチに姿を現したのは千早がホームイン後、チームメイトに歓待されている時だった。
(Sideブルーショルダー)
「素晴らしいホームランだ!!」
「ちーちゃんありがとう!!」
佐藤を除くブルーショルダーのメンツはもはや瀬利亜と千早が人間離れしているという事実は一切無視し、二人が活躍してくれてるから、それでいいじゃん♪
という風に開き直ることにしたようだ。
助っ人の女性たちには内緒だが、今回の試合の勝敗には来週のサバゲーの会場の使用権がかかっているのだ。
ブラックシャークのリーダーの口車に乗せられて、そんなものを今回の試合の賭けの対象にする佐藤がアホなのだが、『チームのメンバーの悪口を言われてかっとなった結果』らしいので、面倒見のいいお人よしの佐藤の失敗を誰も責めることはしなかったのだ。
瀬利亜や千早が人間離れしてようが、『愛すべき佐藤リーダーの失策』を埋めてくれるのであれば、細かいことは気にしないようにしよう!
これが佐藤以外のチームメンバーの暗黙の了解になった。
だから、ベンチに戻った千早がスマホを見ながら放った次のひとことには全員が青ざめた。
「うひゃあああ!!!!私向けに緊急招集がかかっちゃいました!!!
瀬利亜さん、どうしましょう!!!」
「ちーちゃん、あわてないで!!すぐに代理を招集するわ!」
そして、しばらく瀬利亜がタブレットを必死に操り、三十秒が経った。
「OK!!!代わりの人が一〇分後にはここに到着してくれるわ!!野球の試合の経験もかなりあるようだから、大丈夫。
それと、その人が来てから『送ってもらった』方がちーちゃんが早く現場に着けるから、それまでここにいてもらっていいから!すごくラッキーだったわ!」
瀬利亜の台詞に全員がほっとした顔になる。
千早のホームランの後、ブラックシャークはピッチャーがさらに速い球を投げるピッチャーに交代した。
望海はそのピッチャーの球にもなんとか食いついて、粘った末にヒットを放ったものの、後続が全員三振してしまった。
そして、ブルーショルダーチームが守備に就こうと動き出した時に、白と銀色を基調にしたライダースーツを着た女性ライダーが大型バイクを球場脇の駐車場に止めるのが見えた。
「おおっ!五分で来てくれたのね!!じゃあ、ちーちゃん、交代で行ってらっしゃい♪」
瀬利亜に言われて、千早はその女性のところに駆けていく。
そして女性から渡されたライダースーツを着込むと、女性が被っていたヘルメットを被り、そのままバイクに乗って走っていった。
「ちょっと待って!!!千早ちゃんがどうしてあの大型バイクを運転できるの?!!一五歳じゃなかったの?!!」
「大丈夫♪ちーちゃんはちゃんと免許を持っているわ!!」
「いやいや、瀬利亜さん!それ、おかしいよね!!!」
「いえ、諸々の事情により、政府から許可が下りたのです。なにしろ『スポーツ特待生』ですから♪」
「「「「「なるほど!!!!」」」」
「望海ちゃん!!なんでスポーツ特待生だったら、年齢が行かなくても大型二輪免許が取れるの?!!それから、なんで俺以外全員、それで納得できるの?!!!」
「「「「取れちゃったもんは仕方ないですから!!!!」」」」
「………。」
理不尽の嵐の中を佐藤が呆然と立ちすくむ中、瀬利亜が口を開く。
「ほら、去るものを追うより、新しい仲間に注目しましょう。
海外から強力な助っ人が来てくれたわ!
新しい仲間・マリーザ・アルバネーゼよ!」
「マリーザです!よろしく!ベースボールは子供のころからよくプレイしていたので、今日の試合にも十分対応できると思います。」
女性としては長身の瀬利亜より、さらに少し背が高く、カッコいい系の金髪の若い女性はきれいな日本語を話しながらブルーショルダーのメンバーにお辞儀をした。
「マリーザさん、シルフ号を運転してこられましたが、バイクの運転もすごくお上手ですよね。」
「ありがとう。これでも一通りの乗り物は運転できるように訓練しているから。」
「一通りの内容を聞いてみたいところですが…とりあえず、ユニフォームに着替えていただけますか?」
マリーザは望海からユニフォームを受け取ると、二人で更衣室に向かい、あっという間に着替えてグラウンドに戻ってきた。
「すごいねえ。あっという間に着替えて来ちゃったよ…。」
「そりゃあ、素早く気がえられる能力はスーパーヒロ…おっとっと、素早く着替えられた方が便利だから♪」
「…ねえ、瀬利亜ちゃん。今変なこと言いかけなかった?」
「佐藤さん、何をおっしゃっておられるのかしら?オフレコ発言は『聞かなかったことにする』のが礼儀なのよ♪」
「瀬利亜、今から守備だそうだけど。私はどこを守ろうか?
経験が一番多いのはピッチャーだけど、一応一通りの場所は守れるよ。」
「じゃ、じゃあまずは投げてみて!マリーザなら相当な投球が期待出来そうだわ♪」
瀬利亜は嬉しそうに言うと、自身のはめていたピッチャーミットを渡し、瀬利亜自身はキャッチャーの防具やミットを素早くはめた。
「さあ、いよいよ瀬利亜さんがバッターボックスに入りますね。楽しみです♪」
セリアがバッターボックスに向かうのを望海がベンチから興味津々に眺めている。
千早は嬉しそうにベンチから飛び出して瀬利亜に一生懸命声援を送っている。
「…望海ちゃん…。聞いてもいいかな…。」
佐藤が半ば悄然としながら望海に向かって口を開く。
「え?どう言った件でしょうか?」
「瀬利亜さんもだけど、千早ちゃんも何者なの?!」
「最初に申しあげたとおり、風流院高校の先輩ですが、それがなにか?」
瀬利亜が時速一八〇キロの剛速球を投げた時点で『明白にただものではないことがばれている』のはわかっているはずだが、そんなことはおくびも出さずに涼しい顔で望海は返答をする。
「いやいや!!普通の高校生が大リーグ記録やそれをしのぐぐらいの剛速球や魔球とも言えるくらいの凄まじい変化球を投げられるわけがないでしょ!!」
「さすがは佐藤さん!目の付け所が違いますね!ええ、お二人とも『スポーツ特待生』でもおありなのですよ。
しかもスポーツだけでなく、他の教科でもお二人ともいろいろ好成績を残されてますからね♪
本当にスゴイと思います♪」
通常の教科に於いては望海は超絶な成績を収めているのだが、そんなことには触れもせずに、望海は二人のことを心から絶賛してみせる。
「二人ともスポーツ特待生とかいうレベルじゃないから!!
あんなに凄まじい魔球は投げる方も大リーグを超えるレベルだけど、瀬利亜ちゃんの投げる球を全て危なげなく捕っている千早ちゃんも同じくらいすごいんだけど?!!
大リーグのスカウトが見たら、即獲得に動くレベルだよ?!!」
「そうですか。それは本当にすごいですね!!今年のスポーツ特待生は例年を遥かに超えてレベルが高いのですね。」
「………。」
(これはダメだ。)
佐藤は気付いた。
望海は基本、明るく、優しく、好奇心旺盛な年相応の女の子だが、サバゲーをやる時などの『非常事態』には桁違いの判断力、度胸を使って、冷静に最善の行動を取りつづけるのだ。
何度もサバゲーで一緒に危地を乗り越えてきたから、佐藤はわかった。
今の望海は『サバイバルモード』に入っており、『一緒に死地を乗り越える仲間』である、瀬利亜や千早の『漏らしたくない情報』は拷問されても口に出さないだろうと…。
疑問を解消したいと思ったら、リーダーの瀬利亜に聞くか、どう見ても素朴でお人よしの千早に聞くか…。しかし、女の子たちが隠したい情報を無理やり聞き出すのは道義的にどうなの?とか考え出すと、佐藤はとりあえず我慢することにする。
カキーーーン!!!
とか思っている間に瀬利亜がバットをシャープに振り抜くと、打球はセンター返しの強烈なライナー…いや、まったく放物線を描かずに『まっすぐぶっ飛んで』いっている。
(…あの球はどこまで飛んでいくのだろう…)
またもや信じられない光景に、佐藤は嬉しいはずの味方のホームランを呆然と眺めるだけだった。
(Sideブラックシャーク)
「おい!『賭け試合に影響する』から相手チームのバッテリーと主力打者に下剤を仕込んだんじゃなかったのか?!!
本来のレギュラーよりずっとすごい選手たちが出てきたんじゃ逆効果だろ!!」
一回裏に最初の打者が三振すると、樺山は大声になりすぎないように気をつけながらもスマホの通話先の相手に怒鳴る。
「樺山さん。スゴイ選手『たち』て…確かにピッチャーはスゴイですが…。」
「アホか!!ピッチャーも確かにスゴイが、あのでたらめなボールを全て余裕でキャッチするキャッチャーの技術は凄まじいものがある。
それくらいすぐに気づかんかい!!
…こうなったら、あいつらを呼ぶしかない!!」
「あいつらを呼んだら、ものすごいお金がかかるじゃないですか?!!今回規模の賭け試合では下手すると大赤字になりますよ?!!」
「仕方ないだろう!少々赤字になっても『うちのチームの実力を疑われる』ようなことになったら次から成立しなくなるからな。」
瀬利亜が凄まじい変化球を投げるたびに、そして観客が増えるたびに樺山の顔色は青くなってきた。
(くそっ!あのピッチャー、どんだけ体力があるんだ!まるで疲れた顔をしやしねえ!しかも、こんなに観客が増えたんじゃ工作をするのも不可能に近くなってくる。)
そしていよいよ瀬利亜がバッターボックスに入り、初球を思い切りセンター返しで打ち返す。
(何あの打球!!!プロの打者でもあんな凄まじいスイングしねえよ!!!)
樺山は予想よりさらにとんでもない事態に愕然としてベンチに座り込んでいたが、次のバッターの千早が右翼を超える特大アーチを叩きだすと、ベンチからも滑り落ちた。
「樺山さん!お待たせしました!それで、俺たちまで必要ということは何かあったのですか?」
異様な雰囲気を漂わせた二人組がブラックシャークのベンチに姿を現したのは千早がホームイン後、チームメイトに歓待されている時だった。
(Sideブルーショルダー)
「素晴らしいホームランだ!!」
「ちーちゃんありがとう!!」
佐藤を除くブルーショルダーのメンツはもはや瀬利亜と千早が人間離れしているという事実は一切無視し、二人が活躍してくれてるから、それでいいじゃん♪
という風に開き直ることにしたようだ。
助っ人の女性たちには内緒だが、今回の試合の勝敗には来週のサバゲーの会場の使用権がかかっているのだ。
ブラックシャークのリーダーの口車に乗せられて、そんなものを今回の試合の賭けの対象にする佐藤がアホなのだが、『チームのメンバーの悪口を言われてかっとなった結果』らしいので、面倒見のいいお人よしの佐藤の失敗を誰も責めることはしなかったのだ。
瀬利亜や千早が人間離れしてようが、『愛すべき佐藤リーダーの失策』を埋めてくれるのであれば、細かいことは気にしないようにしよう!
これが佐藤以外のチームメンバーの暗黙の了解になった。
だから、ベンチに戻った千早がスマホを見ながら放った次のひとことには全員が青ざめた。
「うひゃあああ!!!!私向けに緊急招集がかかっちゃいました!!!
瀬利亜さん、どうしましょう!!!」
「ちーちゃん、あわてないで!!すぐに代理を招集するわ!」
そして、しばらく瀬利亜がタブレットを必死に操り、三十秒が経った。
「OK!!!代わりの人が一〇分後にはここに到着してくれるわ!!野球の試合の経験もかなりあるようだから、大丈夫。
それと、その人が来てから『送ってもらった』方がちーちゃんが早く現場に着けるから、それまでここにいてもらっていいから!すごくラッキーだったわ!」
瀬利亜の台詞に全員がほっとした顔になる。
千早のホームランの後、ブラックシャークはピッチャーがさらに速い球を投げるピッチャーに交代した。
望海はそのピッチャーの球にもなんとか食いついて、粘った末にヒットを放ったものの、後続が全員三振してしまった。
そして、ブルーショルダーチームが守備に就こうと動き出した時に、白と銀色を基調にしたライダースーツを着た女性ライダーが大型バイクを球場脇の駐車場に止めるのが見えた。
「おおっ!五分で来てくれたのね!!じゃあ、ちーちゃん、交代で行ってらっしゃい♪」
瀬利亜に言われて、千早はその女性のところに駆けていく。
そして女性から渡されたライダースーツを着込むと、女性が被っていたヘルメットを被り、そのままバイクに乗って走っていった。
「ちょっと待って!!!千早ちゃんがどうしてあの大型バイクを運転できるの?!!一五歳じゃなかったの?!!」
「大丈夫♪ちーちゃんはちゃんと免許を持っているわ!!」
「いやいや、瀬利亜さん!それ、おかしいよね!!!」
「いえ、諸々の事情により、政府から許可が下りたのです。なにしろ『スポーツ特待生』ですから♪」
「「「「「なるほど!!!!」」」」
「望海ちゃん!!なんでスポーツ特待生だったら、年齢が行かなくても大型二輪免許が取れるの?!!それから、なんで俺以外全員、それで納得できるの?!!!」
「「「「取れちゃったもんは仕方ないですから!!!!」」」」
「………。」
理不尽の嵐の中を佐藤が呆然と立ちすくむ中、瀬利亜が口を開く。
「ほら、去るものを追うより、新しい仲間に注目しましょう。
海外から強力な助っ人が来てくれたわ!
新しい仲間・マリーザ・アルバネーゼよ!」
「マリーザです!よろしく!ベースボールは子供のころからよくプレイしていたので、今日の試合にも十分対応できると思います。」
女性としては長身の瀬利亜より、さらに少し背が高く、カッコいい系の金髪の若い女性はきれいな日本語を話しながらブルーショルダーのメンバーにお辞儀をした。
「マリーザさん、シルフ号を運転してこられましたが、バイクの運転もすごくお上手ですよね。」
「ありがとう。これでも一通りの乗り物は運転できるように訓練しているから。」
「一通りの内容を聞いてみたいところですが…とりあえず、ユニフォームに着替えていただけますか?」
マリーザは望海からユニフォームを受け取ると、二人で更衣室に向かい、あっという間に着替えてグラウンドに戻ってきた。
「すごいねえ。あっという間に着替えて来ちゃったよ…。」
「そりゃあ、素早く気がえられる能力はスーパーヒロ…おっとっと、素早く着替えられた方が便利だから♪」
「…ねえ、瀬利亜ちゃん。今変なこと言いかけなかった?」
「佐藤さん、何をおっしゃっておられるのかしら?オフレコ発言は『聞かなかったことにする』のが礼儀なのよ♪」
「瀬利亜、今から守備だそうだけど。私はどこを守ろうか?
経験が一番多いのはピッチャーだけど、一応一通りの場所は守れるよ。」
「じゃ、じゃあまずは投げてみて!マリーザなら相当な投球が期待出来そうだわ♪」
瀬利亜は嬉しそうに言うと、自身のはめていたピッチャーミットを渡し、瀬利亜自身はキャッチャーの防具やミットを素早くはめた。
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