奥さまはモンスターバスター 時々 異世界召喚勇者

はなぶさ 源ちゃん

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 8 異世界召喚勇者でチートで…(以下略)…後日談その1

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※登場人物

石川瀬利亜  熱血男前ヒロイン。一人ノリツッコミができる。

錦織光一  瀬利亜はんの婚約者。関西弁を操るイケメン。瀬利亜はんとの夫婦漫才が得意。

アリス姫  召喚主。聖女。清楚系美女。

サーヤ  エルフの魔法使いで超絶美女。

ミーシャ 魔王の娘で現在は国王。合法ロリ娘。

石清水いわしみず たけし チャラ男一号。生徒会長。一応イケメン。

大山おおやま すぐる  チャラ男二号。サッカー部部長。チャラいイケメン。


 気候はずいぶん寒くなって、一年で一番寒い時期になりましたが、心はぬくぬくでございます。
 『彼氏いない歴』=『年齢』をようやく脱し、一気に婚約&結婚間近となっております♪
 ほんの半年ほど前にはこうして『彼氏と腕を組んで歩く』…とか、夢のまた夢でしたよ!!
 それが現実になってみると…自然に『彼』を見上げる私も笑顔になってくるわけでして…。

 そんなウキウキ気分で繁華街を二人で歩いておりますと…何やら違和感が漂ってきます。

 「…瀬利亜はん?なにかあったん?」
 私が警戒するのに気付いて、光ちゃんが立ち止まって私を振り返ります。

 「すごい違和感がするの!…たしかこの感覚は…。」
 思い出しました!!アリス姫たちと出会った『異世界召喚の時』です!!

 と、私たちの足元に『見覚えのある魔方陣』が出現します。
 これは『異世界へ来て下さい!!(BYアリス姫)』ということだろうか?!!

 思わず『私のデートを返せーー!!!』と叫びながら、私たち二人は真っ暗な空間へ引きずり込まれたのでした。


 間もなく、あたりの風景は光を取り戻し、むっとした熱気に私たちは包まれます。
 暖かい場所に召喚されたのに二人ともコートを着ていたからでしょう。

 そして、見たことのある風景、見たことのある人たちが私の視界に入ってきます。
 「アリス姫!サーヤさん!ミーシャさん!…それから……チャラ男ズ!」
 「「なんで、俺たちだけそんな呼び方なの?!」」
 「……えーと、石巻くんと大石くん…だよね…。」
 「「石清水と大山!!」」
 「…ところで、アリス姫とサーヤさん、ミーシャさんはわかるけど、何で、チャラ男くんたちまでいるわけ?」
 「瀬利亜さん、そんなに言ってあげないで下さい。チャラ男くんたちも今回は頑張ってくれているんです。」
 「「姫様も俺たちをチャラ男扱い??!!」」
 「……わかったわ。アリス姫の言う通りなら二人とも頑張ったのね。スゴイじゃない!石巻くんも大石くんも!!」
 「「石清水と大山だから!!」」
 「…わかったわ、岩清水くんと大山くんえらい!!」

 「…ほおお、ここは前回瀬利亜はんが召喚されはった場所で、男性二人以外はわても見覚えあるわ。ちなみに今回はどういう事情なん?」
 私の傍にいた光ちゃんは自分のコートを脱いで、さりげなく、私のコートも脱がしてくれながら周りを冷静に見ている。
 さすがに『電脳ヒーロー』はこういう時も落ち着いているのだね。

 私の傍にいる光ちゃんに気付いたサーヤさんが口を開く。
 「瀬利亜さん…その方『お兄さん』ですよね?」
 「彼氏です♪」
 私は胸を張って宣言する。

 それを聞いて今度はミーシャさんが口を開く。
 「瀬利亜、『見栄を張らなくていい』よ。親戚のお兄さんかなにかでしょ?」
 「彼氏です!か・れ・し!!」

 その言葉に五人は愕然として凍りつく。
 いやいや、みんなどれだけ失礼なの!!!

 「恋人は金髪の背の高くて『胸の馬鹿でかい』美人のあのお姉さんじゃなかったの?!」
 「サーヤさん!彼女は友達なの!と・も・だ・ち!!」
 「でも、他に二人もすごくかわいい女の子たちが瀬利亜さんに抱き付いておられたよね?」
 「あれは、同性同士の親愛の表現だからね!!」
 「…せやけど、三人とも瀬利亜はんが『結婚して♪』言わはったら喜んで受けそうな気がするんやけんど。特にアルテアはんは旦那さんを置いておいてでも瀬利亜はんを選びそうなくらい溺愛してはるよね。」
 「いやいや、彼氏が否定しないで誰が否定するんですか!!!」

 「そこのお兄さん、あんたは本当に彼氏なのか?」
 ミーシャさんが光ちゃんに歩み寄って聞く。

 「もちろんや!すでに瀬利亜はんの体内には二人の愛の結晶が♪」
 「いやいや、それはまだだからね!1週間前にちゃんと生理が…。」
 ……ここで、私は自身の『失言』に気付きます。
 空気が生暖かくなったところで、光ちゃんが口を開きます。

 「ところで、わてらが呼ばれた理由はどういうことなんやろか?」
 ……ええと、ようやく話が先に進みそうです。


 戦争を起こそうとした二人の王様の逮捕により、平和が戻ったかに思われたガルーダ王国でしたが、なんと今度は『大魔王』を名乗る勢力から宣戦布告を受けたのでした。
 王国軍も頑張っただけでなく、サーヤさん、そしてグリフォン国も女王自らゴーレム部隊を率いて援軍に、来てくれたのだそうです。

 敵のゴブリン部隊等のザコは全然問題にならなかったそうなのですが、大魔王親衛隊がものすごく強く、ゴーレム部隊の多くを犠牲にして、なんとか大きな被害を出さずに戦術的撤退には成功したそうです。
 そして、現在籠城戦を行っているそうですが、その際に私を呼ぼうと思ったら『チャラ男ズ』…もとい、岩清水くんと大山くんがなぜか?召喚されてしまったのです。

 最初は愕然としたアリス姫たちでしたが、二人が『今度はがんばる』と土下座して宣言するので、あまり期待せずに頼んだところ、今度は『人間の尊厳を掛けて』頑張ったようです。
 以前の彼らとは見違えるように籠城戦に奮起してくれたのです。

 それでも大魔王親衛隊に対応できそうなのは私くらいしか想像がつかず、城の資源をありったけ注いで私を召喚したのだとか。
 ううむ、今回は責任重大です!

 「ところで、大魔王てどれくらい強いかわかりはるか?一応こっちでも調べてみるけんど。」
 光ちゃんがタブレットを取り出して、いろいろ打ち込み始める。
 相手の生体エネルギーをキャッチしておおよその強さを測定する機械だ。
 ただ、相手が『視界内』にいないと使えないのだが。

 「はい、私の『鑑定』で測定しました。ミーシャさん、つまり魔王の約五倍程度の戦闘力になります。」
 アリス姫が対戦した時に鑑定したそうだ。
 参考までに味方の鑑定結果も示してくれた。


石清水いわしみず たけし 男  人間 17歳

レベル 10
HP  70 
MP  45
(以下略)

【称号】
異世界勇者 魔法戦士


大山おおやま すぐる 男  人間 17歳

レベル 10
HP  85 
MP  25
(以下略)

【称号】
異世界勇者 剣士&格闘家

 おおっ!!先日がレベル3だったから、レベル10になって…二人とも本当にがんばったのだね!


アリス・デ・ラ・マクベイン 女  人間 17歳

レベル かなり高いです。
HP ボチボチです。 
MP さすが聖女様!完璧です!!
(以下略)


サーヤ・エレメントリー・ガイア 女  人間 170歳

レベル 相当高いです。
HP まあまあです。 
MP 技術も魔力も至高なり!!
(以下略)


ミーシャ・アウル・ダレス 女  魔人族 37歳

レベル 相当キテます。
HP  かなりのものです。 
MP  魔王になっても大丈夫でした!!
(以下略)

三人ともどうして『劣化版での表示』なんですか?!!

 
石川いしかわ 瀬利亜せりあ 女  人間 17歳

レベル バリバリです!!
HP  すげー! 
MP  かなりのものですが、魔法は使えません。
(中略)

【称号】
今回は本命召喚勇者です♪  無敵のシードラゴン  ゴメラキラー このリア充が!! 
【特記事項】
どんなゴメラでも誰よりも早く倒せます!大魔王なんかに負けないぞ♪


錦織にしきおり 光一こういち 男  人間 23歳

レベル かなりのもんや!
HP  すごいねん! 
MP  あんねんけんど、魔法は使えんのや。

攻撃力: ぼちぼちでんな。
防御力: まあまあでんな。
素早さ: 思うたよりも速いでー♪
知力:  コンピューターは任せんかい!
精神力: 意外と根性あんねんで♪

古武術: 黒帯やねん♪

【称号】
召喚勇者  サイバーヒーロー  リア充爆発しろ!!私の瀬利亜たんを…(ノД`)・゜・。 
【特記事項】
瀬利亜はんを愛するあまり、三日離れたら寂しくて死んでまうんや!(推定)

 いやいや!!前回以上に突っこみどころ満載過ぎるから!!
 私のところになんでゴメラばっかり出てくるわけ!?

 光ちゃんの解説のとこはさらにひどいよね?!関西弁もだけど…『私の瀬利亜たん』…いったい誰のコメントなわけ?!
 それから『三日離れたら寂しくて死んでまう』てウサギじゃないんだからね?!!

 あれ、光ちゃんがアリス姫の映し出してくれている文字を見ながらぶるぶる震えている。
 そりゃあ、これだけ突っこみどころ満載の鑑定結果なら…。

 「なんで、わての弱点がわかるんや?!!」
 弱点?弱点なの?!!三日離れたら光ちゃん寂しくて死んじゃうんですか??!!
 (推定)じゃなくて『本当』だったよ!!心配でうかつに光ちゃんから離れられないじゃないですか!!
 とか思っていたら表示されていた「死んでまうんや!(推定)」が「死んでまうんや!(確定)」に変わっちゃったよ!!!
 こうなったら『長期任務の時』は光ちゃんも強引に連れていくしかないですよね?!!

 ……みんなが鑑定ショックが立ち直るのに少々時間を要することになりました。

(続く)

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