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第17章 テラの社交界デビュー編
1708.テラの土木工事
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ガーベラに頼まれて、土木工事を早速始めることにした。公衆浴場の設置場所と施設の設計図は出来上がっているが、下水道関係はまだ、完成していないらしい。
そこで、私は、2つの事は先に実行することにした。
以前調べた時に、兵士の土魔法の適合率が20%もあった。そこで、兵士から、今回の土木工事の仕事をできる者を募ろうと思った。今は、兵士が2万人いるので、4000人の潜在能力がある。
この中から、200名ぐらいを召集しようと考えている。これは、ガーベラに依頼することにする。
もう一つは、土木工事に必要な土魔法を実行できるように、神具を作ることだ。
1.土地を掘る
2.下水管を創る。(5m位の土管と、合流させるためにY字の土管)
3.下水管を接続する。
4.土で埋める。
土魔法が使える官吏を使うが、魔力が枯渇してしまうので、神具が必要だ。
複数の魔法を切り替えながら起動できるように、複数の魔法陣を刻印していった。そして、魔石を埋め込んで、魔力が少なくても使いこなせるようにした。これを、50セット用意した。
召集出来た人数に応じて、増やすつもりだ。
私は、ガーベラに思念伝達で連絡を取った。
「テラだよ。土木工事に必要な神具を作ったよ」
「早いね。どうして、そんなに乗り気なの?」
「下水道の整備は、大事だよ。それに、大衆浴場もいいよね」
「本当に、それだけ?」
「まあ、いいじゃない。それより、兵士の中に土魔法が使える者がいるのだけど、その中から、今回位の土木工事に参加しても良いという者を集めて欲しい」
「どれぐらい、必要なの?」
「多ければ、多いほどいいよ。少なくとも、100人はいると思う。でも、実際に工事を始めるのは、計画書が出来てからだけどね」
「いいわよ。私の方で、集めるね。それじゃ、公衆浴場の方は、テラにお願いします。3カ所を予定しているの。1つは貴族エリアで、1つは港の近くで、1つは農場の近くよ」
「わかった。直ぐにかかるよ」
「それじゃ、公衆浴場の設計図と場所の地図を渡すから、王宮の私の部屋まで、来てくれる?」
「いいよ」
私は、転移魔法で、王宮の自分の部屋に移動した。そして、隣の部屋をノックした。
「コン、コン。テラだよ」
「はい、どうぞ」
私は、ドアを開けて、ガーベラの所に歩いて行った。
「取りに来たよ」
「ちょっと待ってね。書類を出すから」
ガーベラは、机の引き出しから、必要な書類を出して、私に渡そうとした。
私は、ガーベラから、書類を受け取りながら、ガーベラを抱きしめた。
「ガーベラ、今は、忙しい?」
「少しなら、時間はあるわ」
私は、ガーベラを抱きかかえて、ベッドの上に下した。受け取った書類を下に落として、ガーベラの上に覆い被さった。
長い髪を右手で漉きながら、耳たぶにキスをした。私の好きなラベンダーの匂いがした。
私は、ラベンダーの匂いを嗅ぎながら、ガーベラの唇に、指を押し当てた。それから、指を口の中に押し入れた。柔らかなほほにキスをしながら、耳元で、囁いた。
「新しい、私達の城に行かない?」
「今は、だめよ。まだ、仕事が残っているのよ」
「ガーベラの仕事を任せられる、後継者を作ってよ」
「そんな。直ぐには無理よ。でも、優秀な部下はいるわ。少し、育ててみるね」
「わかった。今日は、ここで、我慢するよ」
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
王宮のガーベラの部屋から出て、3カ所に公衆浴場を作っていった。意外に時間が掛かり、もうすっかり暗くなっていた。
私は、自分の城に転移魔法で、移動して、自分の書斎に入った。すこし、考え事をしたかった。
貴族に対する商品開発を考える必要がある。でも、商品を売るには、貴族に顔が利かないとだめだ。そんな人材を探す必要がある。ガーベラは、貴族にも顔が利くが、仕事を集中させるわけには、いかない。
そういえば、ガーベラは、優秀な部下がいるって、自慢していたなぁ。その中から、何人か、譲ってもらおう。
扱う商品は、陶器、オルゴール、家具と決めている。それぞれを大量に生産していくための人材も集める必要がある。
こちらは、リンダに依頼することにする。
私は、早速、リンダに思念伝達で連絡を取った。
「リンダ、テラだけど、お願いがあるんだ」
「何?」
「実は、そろそろ、貴族向けの商品をテラ・ワールドの店でも売り出そうと思っているんだ」
「それで、何を売るの?」
「今考えているのは、陶器、オルゴール、家具だよ」
「そう、私に何をして欲しいの?」
「服の販売の時と同じで、職人を集めて欲しいの」
「わかったわ。それで、どれだけの人数が必要なの?」
「陶器用のデザイナーが3人、オルゴール用のデザイナーが3人、家具用のデザイナーが9人、必要なんだ。それで、デザインが出来てきたら、職人に製作してもらうよ。その時は、職人を集めて欲しいの」
「それじゃ、取り敢えず、デザイナーを集めればいいのね」
「そうだよ。お願いできる?」
「いいよ。大丈夫だよ」
そこで、私は、2つの事は先に実行することにした。
以前調べた時に、兵士の土魔法の適合率が20%もあった。そこで、兵士から、今回の土木工事の仕事をできる者を募ろうと思った。今は、兵士が2万人いるので、4000人の潜在能力がある。
この中から、200名ぐらいを召集しようと考えている。これは、ガーベラに依頼することにする。
もう一つは、土木工事に必要な土魔法を実行できるように、神具を作ることだ。
1.土地を掘る
2.下水管を創る。(5m位の土管と、合流させるためにY字の土管)
3.下水管を接続する。
4.土で埋める。
土魔法が使える官吏を使うが、魔力が枯渇してしまうので、神具が必要だ。
複数の魔法を切り替えながら起動できるように、複数の魔法陣を刻印していった。そして、魔石を埋め込んで、魔力が少なくても使いこなせるようにした。これを、50セット用意した。
召集出来た人数に応じて、増やすつもりだ。
私は、ガーベラに思念伝達で連絡を取った。
「テラだよ。土木工事に必要な神具を作ったよ」
「早いね。どうして、そんなに乗り気なの?」
「下水道の整備は、大事だよ。それに、大衆浴場もいいよね」
「本当に、それだけ?」
「まあ、いいじゃない。それより、兵士の中に土魔法が使える者がいるのだけど、その中から、今回位の土木工事に参加しても良いという者を集めて欲しい」
「どれぐらい、必要なの?」
「多ければ、多いほどいいよ。少なくとも、100人はいると思う。でも、実際に工事を始めるのは、計画書が出来てからだけどね」
「いいわよ。私の方で、集めるね。それじゃ、公衆浴場の方は、テラにお願いします。3カ所を予定しているの。1つは貴族エリアで、1つは港の近くで、1つは農場の近くよ」
「わかった。直ぐにかかるよ」
「それじゃ、公衆浴場の設計図と場所の地図を渡すから、王宮の私の部屋まで、来てくれる?」
「いいよ」
私は、転移魔法で、王宮の自分の部屋に移動した。そして、隣の部屋をノックした。
「コン、コン。テラだよ」
「はい、どうぞ」
私は、ドアを開けて、ガーベラの所に歩いて行った。
「取りに来たよ」
「ちょっと待ってね。書類を出すから」
ガーベラは、机の引き出しから、必要な書類を出して、私に渡そうとした。
私は、ガーベラから、書類を受け取りながら、ガーベラを抱きしめた。
「ガーベラ、今は、忙しい?」
「少しなら、時間はあるわ」
私は、ガーベラを抱きかかえて、ベッドの上に下した。受け取った書類を下に落として、ガーベラの上に覆い被さった。
長い髪を右手で漉きながら、耳たぶにキスをした。私の好きなラベンダーの匂いがした。
私は、ラベンダーの匂いを嗅ぎながら、ガーベラの唇に、指を押し当てた。それから、指を口の中に押し入れた。柔らかなほほにキスをしながら、耳元で、囁いた。
「新しい、私達の城に行かない?」
「今は、だめよ。まだ、仕事が残っているのよ」
「ガーベラの仕事を任せられる、後継者を作ってよ」
「そんな。直ぐには無理よ。でも、優秀な部下はいるわ。少し、育ててみるね」
「わかった。今日は、ここで、我慢するよ」
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王宮のガーベラの部屋から出て、3カ所に公衆浴場を作っていった。意外に時間が掛かり、もうすっかり暗くなっていた。
私は、自分の城に転移魔法で、移動して、自分の書斎に入った。すこし、考え事をしたかった。
貴族に対する商品開発を考える必要がある。でも、商品を売るには、貴族に顔が利かないとだめだ。そんな人材を探す必要がある。ガーベラは、貴族にも顔が利くが、仕事を集中させるわけには、いかない。
そういえば、ガーベラは、優秀な部下がいるって、自慢していたなぁ。その中から、何人か、譲ってもらおう。
扱う商品は、陶器、オルゴール、家具と決めている。それぞれを大量に生産していくための人材も集める必要がある。
こちらは、リンダに依頼することにする。
私は、早速、リンダに思念伝達で連絡を取った。
「リンダ、テラだけど、お願いがあるんだ」
「何?」
「実は、そろそろ、貴族向けの商品をテラ・ワールドの店でも売り出そうと思っているんだ」
「それで、何を売るの?」
「今考えているのは、陶器、オルゴール、家具だよ」
「そう、私に何をして欲しいの?」
「服の販売の時と同じで、職人を集めて欲しいの」
「わかったわ。それで、どれだけの人数が必要なの?」
「陶器用のデザイナーが3人、オルゴール用のデザイナーが3人、家具用のデザイナーが9人、必要なんだ。それで、デザインが出来てきたら、職人に製作してもらうよ。その時は、職人を集めて欲しいの」
「それじゃ、取り敢えず、デザイナーを集めればいいのね」
「そうだよ。お願いできる?」
「いいよ。大丈夫だよ」
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