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第五章 悪霊退散
37 到着
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クリスティーナ達は王都を出発して五日の日程を何とかやり過ごし、見た目的には仲良しグループの旅行という雰囲気のままハンスの教会の近くまでやってきた。
途中セイジが興奮のあまり暴走したり、
ハロルドが何度かルーカスに殴られそうになったり、
サイモンがハロルドに殴りかかることが出来るルーカスに傾倒したりと色々あったが何とかたどり着いた。
クリスティーナとアカネは途中に泊まった場所で買い物や名所巡りをしたりと、ほとんど観光旅行のように過ごしていた。どうもマリアはあの不気味な気配が漂っている時は馬車から降りず、マリア本来の気配の時に合流しているらしく、クリスティーナも比較的に安心していられたのだ。
「やっと着いたな。」
遠くに教会の塔を目視出来るようになるとハロルドがクリスティーナに話しかける。
「そうですわね。」
「いや~遠かったな。」
「はい。」
「・・・・・。」
クリスティーナ、ルーカス、サイモンそしてマリアがそれぞれ答えた。
空中ではアカネとセイジがうんうんと頷いていた。
ハロルドは早速早馬で到着を知らせると馬車を走らせた。
「皆さま、ようこそお越しくださいました。司教のハンスと申します。」
早馬の知らせを受けてから慌てて教会の門を開けて結界内部に入る為の道を作ったハンスはそのまま門へ迎えにでた。
道を作らねば初めて来た時のアカネのように幽霊は弾き出されてしまうのだ。
「ハンス、出迎えご苦労。しばらく世話になる。」
ハロルドが答えたのを見計らい護衛の者が荷物を持ってシスターに案内されて教会の中に入っていった。
ハロルド達五人は別のシスターに応接室に案内され部屋の準備が整うまで旅の疲れを取ることとなった。
ハンスはその場に残りチェストを奥の部屋に運ばせると護衛も下がらせてセイジとアカネに話しかけた。
「アカネどのもセイジどのもようこそお越し下さった。まさか、チェストごと運ばれてくるとは、、、恐れ入りましたぞ。」
ハンスはフォフォフォと笑うとセイジに向き直る。
「セイジどのは離れられませんでしたかな?」
「ああ、じいさんがいった通りにしたんだぞ!それなのに全然変化はなかったんだ。お陰でこんな恥ずかしい旅になっちまった。」
「えぇ~!?セイジめちゃくちゃ楽しんでたじゃない!あっち行きたいこっち行きたいって言うからハロルドとクリスティーナはチェストを移動する理由作りで大変そうだったのよ!」
「それはしょうがねぇだろ?何年振りの外だと思ってるんだ。」
「相変わらず仲がよろしいのぉ。良い事じゃ。まぁあちらが済んだらセイジどのの方も何とかしましょうかの。」
「えっ本当か!帰りにチェストを置いて行けたら楽だなぁ。なぁアカネ?」
「まぁ、そうよね。ハンスさんよろしくね?」
「任されましたじゃ。取り会えずはこの部屋で事の成り行きを見ててくだされ。お二人にはわかりますかな?この部屋に賢者の石があるのですじゃ。」
そう言うハンスは得意げに顔をむけた。
アカネとセイジは部屋を見回してある一点を見つめた。
「あそこかな?セイジはどう?」
「あそこだな。かすかに何かの気配も感じるしな。どうだ?じいさん?」
「流石ですじゃ。そうです。あの祭壇の引き出しに賢者の石はしまってあります。ただ、しまっていてもお二人が気配を感じるのなら封印のチャンスは一度ですな。警戒される前のこの部屋に入った瞬間を狙って封印せねば気づかれそうですな。」
「ああ、そうかもしれない。しかも、あいつは普段はマリアという女の中に隠れていて中々顔を出さないのだが封印出来るのか?」
「なるぼど、、、。確かに先程は、あまり気配を感じなかったですな。では、念のため、、、」
そうして、三人はこの部屋に入る瞬間を狙って封印する為の計画を話し合った。
「クリスティーナ、王子様、聞こえないふりで聞いて頂戴。封印のタイミングは奥の部屋に入った瞬間になったわ。ただハンスさんが言うには取り憑いている悪霊を引っ張り出す事になるからマリアの体ごと引き寄せられないようにしっかりと掴んでいて欲しいんだって。」
「わかった。」
「わかりましたわ。」
「かなりの衝撃になるからルーカスとサイモンにも伝えられたらいいんだけど、、、。出来る?」
「大丈夫ですわ。お兄様でしたらわたくしにお任せください。」
そういうとクリスティーナはハロルドの隣で突然手の甲を額に当ててぐらりと揺れた。慌てたハロルドが手を差し伸べようとしたその時スッと背後からルーカスの腕が伸びてクリスティーナの体を支えた。
「クリスティーナ!大丈夫かい?長旅で、疲れたかな?おい、ハロルド!隣にいるんだから気をつけてやってくれ!」
ハロルドは確かルーカスは部屋の反対側にいたはずだよなと思いながらも、あっという間にやってきたルーカスにも、兄を上手く呼びつけたクリスティーナにも驚きの目を向けてしまった。
「クリスティーナ、、、君まで、、、」
クリスティーナはハロルドの視線を受け、恥ずかしそうに下を向いたがハロルドには何年後かにこの可愛らしいクリスティーナの尻に引かれる日が来ることが予想できてしまった。
気を取り直したハロルドは引きつった笑いを返しながらもルーカスにアカネの言っていたことを伝えた。
「勝負は、奥の部屋に入った瞬間。お前とサイモンはマリアから悪霊を離すためしっかりとマリアを掴んでいてくれ。かなりの衝撃らしいのでしっかり頼む。」
「了解した。」
ルーカスは、そう言うとサッとクリスティーナの乱れた髪を直し元の位置に戻ると隣にいるサイモンに小声で話しかけていた。サイモンはルーカスの話が終わるとハロルドに向かって力強く頷いた。
マリアと悪魔は背後のそんなやり取りに気付かずはぁはぁと荒い息を繰り返していた。マリアの体の限界が近いのかと悪魔は思っていたが、どうもこの教会に入ってから気分が悪いと感じ周囲を警戒していた。
その時ここに案内したシスターが現れて早速鍵をお見せしますといった。
悪魔は早くこの教会から出たいと考えて我先にとシスターについていった。その背後にはピタリとルーカスとサイモンがいるのにも、全く気付いていないようだ。
その様子を見ながらハロルドとクリスティーナも三人の後を追った。
「こちらの部屋でございます。」
いよいよその時がやってきた。
途中セイジが興奮のあまり暴走したり、
ハロルドが何度かルーカスに殴られそうになったり、
サイモンがハロルドに殴りかかることが出来るルーカスに傾倒したりと色々あったが何とかたどり着いた。
クリスティーナとアカネは途中に泊まった場所で買い物や名所巡りをしたりと、ほとんど観光旅行のように過ごしていた。どうもマリアはあの不気味な気配が漂っている時は馬車から降りず、マリア本来の気配の時に合流しているらしく、クリスティーナも比較的に安心していられたのだ。
「やっと着いたな。」
遠くに教会の塔を目視出来るようになるとハロルドがクリスティーナに話しかける。
「そうですわね。」
「いや~遠かったな。」
「はい。」
「・・・・・。」
クリスティーナ、ルーカス、サイモンそしてマリアがそれぞれ答えた。
空中ではアカネとセイジがうんうんと頷いていた。
ハロルドは早速早馬で到着を知らせると馬車を走らせた。
「皆さま、ようこそお越しくださいました。司教のハンスと申します。」
早馬の知らせを受けてから慌てて教会の門を開けて結界内部に入る為の道を作ったハンスはそのまま門へ迎えにでた。
道を作らねば初めて来た時のアカネのように幽霊は弾き出されてしまうのだ。
「ハンス、出迎えご苦労。しばらく世話になる。」
ハロルドが答えたのを見計らい護衛の者が荷物を持ってシスターに案内されて教会の中に入っていった。
ハロルド達五人は別のシスターに応接室に案内され部屋の準備が整うまで旅の疲れを取ることとなった。
ハンスはその場に残りチェストを奥の部屋に運ばせると護衛も下がらせてセイジとアカネに話しかけた。
「アカネどのもセイジどのもようこそお越し下さった。まさか、チェストごと運ばれてくるとは、、、恐れ入りましたぞ。」
ハンスはフォフォフォと笑うとセイジに向き直る。
「セイジどのは離れられませんでしたかな?」
「ああ、じいさんがいった通りにしたんだぞ!それなのに全然変化はなかったんだ。お陰でこんな恥ずかしい旅になっちまった。」
「えぇ~!?セイジめちゃくちゃ楽しんでたじゃない!あっち行きたいこっち行きたいって言うからハロルドとクリスティーナはチェストを移動する理由作りで大変そうだったのよ!」
「それはしょうがねぇだろ?何年振りの外だと思ってるんだ。」
「相変わらず仲がよろしいのぉ。良い事じゃ。まぁあちらが済んだらセイジどのの方も何とかしましょうかの。」
「えっ本当か!帰りにチェストを置いて行けたら楽だなぁ。なぁアカネ?」
「まぁ、そうよね。ハンスさんよろしくね?」
「任されましたじゃ。取り会えずはこの部屋で事の成り行きを見ててくだされ。お二人にはわかりますかな?この部屋に賢者の石があるのですじゃ。」
そう言うハンスは得意げに顔をむけた。
アカネとセイジは部屋を見回してある一点を見つめた。
「あそこかな?セイジはどう?」
「あそこだな。かすかに何かの気配も感じるしな。どうだ?じいさん?」
「流石ですじゃ。そうです。あの祭壇の引き出しに賢者の石はしまってあります。ただ、しまっていてもお二人が気配を感じるのなら封印のチャンスは一度ですな。警戒される前のこの部屋に入った瞬間を狙って封印せねば気づかれそうですな。」
「ああ、そうかもしれない。しかも、あいつは普段はマリアという女の中に隠れていて中々顔を出さないのだが封印出来るのか?」
「なるぼど、、、。確かに先程は、あまり気配を感じなかったですな。では、念のため、、、」
そうして、三人はこの部屋に入る瞬間を狙って封印する為の計画を話し合った。
「クリスティーナ、王子様、聞こえないふりで聞いて頂戴。封印のタイミングは奥の部屋に入った瞬間になったわ。ただハンスさんが言うには取り憑いている悪霊を引っ張り出す事になるからマリアの体ごと引き寄せられないようにしっかりと掴んでいて欲しいんだって。」
「わかった。」
「わかりましたわ。」
「かなりの衝撃になるからルーカスとサイモンにも伝えられたらいいんだけど、、、。出来る?」
「大丈夫ですわ。お兄様でしたらわたくしにお任せください。」
そういうとクリスティーナはハロルドの隣で突然手の甲を額に当ててぐらりと揺れた。慌てたハロルドが手を差し伸べようとしたその時スッと背後からルーカスの腕が伸びてクリスティーナの体を支えた。
「クリスティーナ!大丈夫かい?長旅で、疲れたかな?おい、ハロルド!隣にいるんだから気をつけてやってくれ!」
ハロルドは確かルーカスは部屋の反対側にいたはずだよなと思いながらも、あっという間にやってきたルーカスにも、兄を上手く呼びつけたクリスティーナにも驚きの目を向けてしまった。
「クリスティーナ、、、君まで、、、」
クリスティーナはハロルドの視線を受け、恥ずかしそうに下を向いたがハロルドには何年後かにこの可愛らしいクリスティーナの尻に引かれる日が来ることが予想できてしまった。
気を取り直したハロルドは引きつった笑いを返しながらもルーカスにアカネの言っていたことを伝えた。
「勝負は、奥の部屋に入った瞬間。お前とサイモンはマリアから悪霊を離すためしっかりとマリアを掴んでいてくれ。かなりの衝撃らしいのでしっかり頼む。」
「了解した。」
ルーカスは、そう言うとサッとクリスティーナの乱れた髪を直し元の位置に戻ると隣にいるサイモンに小声で話しかけていた。サイモンはルーカスの話が終わるとハロルドに向かって力強く頷いた。
マリアと悪魔は背後のそんなやり取りに気付かずはぁはぁと荒い息を繰り返していた。マリアの体の限界が近いのかと悪魔は思っていたが、どうもこの教会に入ってから気分が悪いと感じ周囲を警戒していた。
その時ここに案内したシスターが現れて早速鍵をお見せしますといった。
悪魔は早くこの教会から出たいと考えて我先にとシスターについていった。その背後にはピタリとルーカスとサイモンがいるのにも、全く気付いていないようだ。
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いよいよその時がやってきた。
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