イかせて泣かされ

まえはる

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いらないもの

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ーー「お前βなんだろ笑、βっていったら
Ωのお慰めじゃねーか!きっも

ーーー「β?うちじゃβ働かせれねーな、‪α‬ならまだしも」


ーーー「消えろ!!」「帰れ!」

やっぱりか、
働こうとしても働く場所は限られてくる

いい会社に就こうとすると、こういう罵倒は当たり前だ

βの働くところは風俗やとび職など
体を使う仕事しかない

だがそれを苦手とするものもでてくる

だから、こうやって罵られながらも
就活するしかないのである

だが、やはり見つからなかった
βを雇いたがる企業はないのだ

ほんとうなら好きなアパレルの仕事に
就きたかった。

好きな服を着て接客をする、
どれだけ楽しいだろうか

でも、その夢も諦めざるを得ない

もうこれで最後の挑戦だと思って
受けた会社も今しがた落ちたところだ

俺は諦めてβショップへ赴くことにした

そしてそこで俺の運命を変える出会いを
することになる
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