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第二部
12.麗の本音
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麗のターンです。
*誤字脱字訂正、加筆&修正しました*
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東条さんの黒い高級車に乗せられて、山道を下ることそろそろ20分位?何時に車に乗ったのかちゃんと見ておけばよかった。もしかしたら体感時計では長く感じても、実際にはその半分位しか経っていないかもしれない。周りが暗くて景色がまだ変わらない為、今どこを走っているのかわからないのだ。
暗く木々に囲まれた静かな車道には、私達以外の車が見えない。対向車線からもヘッドライトすら見えなかった。おかしい、そろそろ帰る時間って言ってたわりには、皆のんびりしているのだろうか。それとも泊まる人が多いのかもしれない。中庭も広くそこそこ大きな洋館は一階がレストラン、二階からが宿泊室になっていた。確かにまだ9時過ぎじゃお開きにはちょっと早いかも。
そんな事を暗くてよく見えない窓の外の風景を眺めながらつらつら考える。車内の沈黙が微妙に痛い。
助手席に乗せてくれた東条さんはどこかいつもの柔らかさよりも硬質さを感じた。何だかぎこちないというか。若干尖った空気を感じたまま、私は大人しく車に乗って今に至る。前を向いて運転する東条さんの表情はやはり硬い。いつもの微笑みすら浮かべていないし、恐らく眉間に皺もよっていそうだ。
ど、どうしよう・・・。明らかに東条さん不機嫌だよね?それって十中八九私の所為であり、黒崎君に言われた所為でもあるよね?
どうしていいかわからない。ふいに肩にかけてあるショールがずり落ちたので、手で体に巻きつけるようにショールをしっかりと巻いた。何となく今は包まれている感があると落ち着く気がする。肩を出しっぱなしは寒いよね。
片側一車線からようやく2車線に増えた。山を下りてこのまま高速に乗るまで下道を進むのかと思ったら。少し広めの車道の路肩に東条さんは車をとめてしまった。続いてエンジンを切る音が響いた。
って、え?何でいきなり車とめるの?
声には出さずとも内心で戸惑う。東条さんが何を考えているのかさっぱり読めないんですけど!
周りを見渡せば、街灯はちょっと離れた所にぽつりとあった。まだ自然の気配が濃いこの場所に、人の気配や他の車の気配は感じられない。まるでこの場所だけ世界を切り離したみたいだ。薄い雲に覆われていた月がはっきりと輪郭を取り戻していく。田舎だからか星がすごくきれいで、状況を忘れて夜空に魅入られそうになった。いかん、現実逃避はいかんよ。
ちらり、と運転席を窺えば、窓から射し込んだ月明かりに照らされた東条さんの顔が神秘的に映る。東条さんはすっと黒い瞳を細めて真っ直ぐに私を見つめてきた。そのあまりにも真剣な眼差しに、はっとして思わず息を呑んでしまう。視線に絡め取られて身動きできない。まるで蜘蛛の巣にかかった虫みたいだ。
そっと手を伸ばした東条さんは、私の頬に触れるかどうかのギリギリで、手を引いてしまった。いつもなら躊躇なく触れてくるのに。どこか遠慮か躊躇いを見せて、表情もぎこちない。与えられるはずだった温もりが得られなくて、内心で落胆してしまった。緊張もしていたのに落ち込むなんて矛盾しているけど。
そして痛ましげな顔で眉をひそめた東条さんは、ようやく口を開いた。
「――・・・泣かせてしまいましたか?」
じっと見つめてくる視線にどぎまぎする。もしかしなくても、東条さんは先ほど黒崎君が言っていた事を気にしているのかも。後ろから抱きしめていた東条さんは私の表情を見なかったはずだ。普通だったら嘘だと見抜けないのに、きっと黒崎君の確信めいた言葉と、白石さんの表情から本当だと気付いたのかも。私の演技力が足りないばかりに、余計な事を感付かせてしまった。もう、欺けられるのなら欺きたかった!私が泣いたのは確かに東条さんが別の女性といたからだけど、でもそれは私が勝手に自分と高遠 芹さんを比較して落ち込んだだけで。嫉妬して羨んで、そんな自分が嫌で自己嫌悪に陥った。そこに東条さんが苦しがる必要はない。こんな醜い感情、気付かせたくなくて隠していたのに。まるで意味がなかったようだ。
私が俯きながら言葉を必死で選んでいると、東条さんはじっと待ちながら「すみません」と謝った。
「貴女を傷つけるつもりはなかったんです。ですが結果的には傷つけてしまいました。巻き込みたくなくてあえて何も言わなかったのですが、こんな顔をされるなら、始めから説明しておけばよかった。何でも訊いてください。全て答えますから」
東条さんは自分に質問をぶつけろと言った。訊きたい事がたくさんあるはずだとわかっていて、あえて言いやすいように自分から話を切り出してくれた。ここに車をとめたのも、ここなら後ろから車が来ても邪魔にならないからだろう。それに静かだし、誰もわざわざ車の中を覗きに何て来ない。
そうだよ、話し合いをする為に黒崎君は帰っていいと言ってくれたんじゃないか。そして東条さんはタイミングを待ってくれている。私は緊張して何から喋ったらいいかわからなかったけど、訊きたい事を何でも言えるのは今しかない。気持ちを隠すのはやめた。我慢するのももうやめる。どっちかが我慢をして言いたい事を言わない関係なんて、うまくいくとは思えない。正直言って私が東条さんを責められる立場じゃないし、同じことをたとえ仕事でもしていたから言う筋合いないのは十分わかっているけれど。でも言わせてもらおう。私の本音を。
「・・・聞きました。高遠 芹さんは東条さんの許婚だったって」
誰が、とは言わない。だってトイレで盗み聞きしていたから知った情報だ。でもあの場にいたのなら誰が噂話していてもおかしくない。それは予想外でもなかったのか、東条さんは微かに頷いて先を促した。
「遠目からちらりとしか見てないけど、キレイで、ザ・お嬢様!って人ですよね。儚げな美貌に佇まいも仕草も清楚で可憐で。周りの人達は美男美女でお似合いカップルだって言ってましたよ。きれいに着飾った他の若い女性が霞むくらい、別次元で比べるのも馬鹿らしくなるくらい」
実際トイレに来ていた女子高生(妹さん)は比べることすら無理って言っていた。お姉さんのが悔しそうだったけど。妹さん、なかなか現実を見ていらっしゃる。
一度口を開いたら、堰を切ったように言葉が止まらなくなった。自分が何を東条さんに訊きたいのかわからなくなってくる。思いついた言葉が口から零れてぽんぽん投げつけてしまった。感情的になりたくないのに制御が利かなくなりそうで怖い。
そして事実を述べていただけで、なんだか段々ムカついてきたんだけど・・・キレイで清楚で儚げなお嬢様。そんなお嬢様のエスコートをしていた東条さん。正直ずるいし、ムカつく。お似合いカップルとまで言われて、解消された婚約をまた結んだのかとか勝手なことを噂されて。あんな姿を見せられたら誰だってそう思うじゃない。仲良さ気に腕組んじゃって歩いていれば。しかも美男美女ですごい家柄の出なら尚更注目度が増す。
そんな2人を遠くから見ているしかなかった私は、脇役ですらない。主役はあの2人。ヒロインは芹さん。2人の舞台を眺めている観客って所か、エキストラの一人。微笑みながら会話をする2人は仲睦まじいカップルにしか見えなくて、どす黒い嫉妬の炎がメラメラと湧き上がって。そんな感情今まで抱いたことなかったのに。
芹さん、ずるい。羨ましい。その場所は私のものなのに。何で芹さんがいるの?それとも婚約解消したと思っているのは東条さんだけなの?芹さんは今でも東条さんが好きなの?
好きじゃなければそんな微笑みを東条さんに向けれるわけがない。あんな恋する乙女のような眼差しでただの知り合いだなんて信じられない。たとえそうだっとしても、私は―――。
「こんなの私が言えた立場じゃないけど。私だって同じ事をしているくせに、東条さんを責める筋合いがないのは重々承知しているけれど。でも、嫌だったの!当たり前のように東条さんの腕を組んで東条さんに見つめられていた芹さんに「何で?」って思った。その場所は私の場所なのに。婚約解消は嘘だったの?って。芹さんはそうは思っていないの?って。容姿もバックグラウンドも何もかも、比べること事態が別次元にいるお嬢様でも、私その場所を譲りたくない。たとえ芹さんが東条さんを好きで私が邪魔になっても、私全力で真っ向勝負受けてやるんですから!」
キっ、と隣にいる東条さんを睨み上げた。
こんな子供のように自分の物主張をするなんて恥ずかしい。情けなくも、感情を制御できないで、涙が溢れそうになる。せめてぐっと堪えて零さないようにした。そのせいで、眉間に皺が出来てぶさいくな顔になろうとも構わない。瞬きなんてしたら涙が零れそうになるじゃない。目に力を込めて、視線を合わせたまま、感情の赴くまま口走る。
「だって白夜は私のフィアンセなんでしょ!?」
ああ、ダメだ、涙が零れちゃう。
ここで泣くなんて情けないしみっともないのに。本当に、これじゃまるで子供と同じだ。嫌だな、東条さんに呆れられちゃう?嫌われちゃう?情けない姿を見せて幻滅されたら嫌だよ。こんな所で泣くなんて。感情が昂るとコントロールできずに涙が溢れてくるなんて、恥ずかしい。
顔を見られたくなくて咄嗟に俯いた。ドレスが皺になる事も気に掛けず、ギュッと握りしめる。軽い素材だから大した皺にはならないだろうけど。
東条さんが呆れた表情をしていたら、私に幻滅していたらと考えると怖くなった時。沈黙を破ったのは、東条さんが深々と吐いた息だった。
恐る恐る隣を窺えば、東条さんはいつの間にかシートベルトを外して、ハンドルにもたれかかっていた。両腕を交差して頭を手につけている。一体どうしたんだろう。
具合でも悪くなったのかと声をかけようとしたら。東条さんがゆっくりと上半身を起こした。
「あの、どっか具合でも・・・」
私のマイナスエネルギーに気分を悪くしたとか・・・?うわ、ありえそう!申し訳なくなりおろおろし始めた私に、東条さんはもう一度溜息を吐くと振り向いた。
「何故貴女はこうも、私を喜ばせることばかり言うのでしょうね?」
困ったような、驚いたような、嬉しいような。そんな複雑な感情が合い混ぜになった微笑を浮かべている。
喜ばせることって、一体何を?
不満しか言っていないし、自分勝手な事ばかり言った気がする。とてもじゃないけど、そんな嬉しそうな顔を浮かべられること言っていないよね!?
困惑する私に東条さんはくすりと笑った。
「嫉妬、してくれたのでしょう?彼女に」
ずきん、と胸が痛んだ。
そんなあっさりと嫉妬したなんて指摘されて、嫌になる。黒い感情を抱いたのがばれているなんて、そんな醜い気持ち知られたくない。
でも東条さんは「嬉しいんですよ」と言った。その言葉に反応して、俯いていた顔をがばりと上げる。
「当たり前でしょう?愛しい女性にやきもち妬かれて喜ばない男性はいませんよ。だってそれは私を好きだって証明しているんですから」
ふと目元を和らげた。あ、いつもの東条さんの笑顔だ。慈しむみたいな目に穏やかな微笑。見ているこっちが癒されるようなそんな大好きな笑顔。すっと東条さんが微かに私の髪に触れた。
「誰にも奪われたくないって思ってくれたのですか?」
真っ直ぐな質問に逃げ場を探したけれど見つからなくて、観念して頷く。再確認なんて止めて欲しい。
「高遠 芹と真っ向勝負を挑むつもりだったのですか?」
無謀だと言いたいんですね、ごめんなさい。
出来れば勝負なんて避けたいけど、必要ならば仕方がない。でも頭脳戦は嫌だな・・・見た目勝負のビューティーコンテストも無理だし、お嬢様度なんてもってのほか。私が勝てる勝負って一体何だ?思いつかないけど、気持ちだけは負けないとでも言っておく。絶対私のが好きだって気持ちは負けたくない。
「私をフィアンセ(婚約者)だと認めてくれるのですね」
ふわり、と東条さんが極上の微笑を浮かべた。うわ・・・薄暗くても分かるほど破壊力のある笑顔だ。明るいところで見なくて逆に良かったのかもしれない。心臓が一気に早く鳴り始めた。
仮をつけるのを忘れていただけだけど、こんなところで訂正をするほど無粋じゃない。私は恥ずかしくて一声も上げていない。小さく頷く動作だけで気持ちを伝えるなんて大雑把すぎるけど今は勘弁して欲しい。だってもう居たたまれないくらい恥ずかしいんだから!
「全く、どこまで私を喜ばせるのでしょうね・・・安心してください。貴女をあんな毒女と戦わせる事なんて絶対にさせませんから」
「・・・は?毒、女・・・?」
って誰のことですか。
笑顔で暴言を吐いた気がするのは気の所為?東条さんがそんな毒を吐くなんて今までなかったよね。
でもそれは気のせいでもなくて、事実だった。東条さんは再び告げた。
「ええ、毒花よりももっと毒々しいので、毒女と申しました。安心してください。私が大事な貴女よりも高遠 芹を選ぶことはありえませんので。麗を彼女に会わせる事もしませんから」
会った瞬間可愛い貴女が毒されたら困りますから。
冗談なのか本気なのか今一判断出来ない。今何回東条さんは"毒"を発言したのだろう。あんな美女が毒女とは、見た目からは清楚で儚げにしか見えなかったのに。一体2人に何があったのか、ちょっと気になってきたんですけど!
「彼女との縁談は10年以上前に破談になりました。お互い同意の上で、両親を説得したのですよ」
「え、そうなんですか?あんなにお似合いだったのに、何でまた・・・」
まだ10代で破談って。いや、破談になってくれて嬉しいんだけど!でもそれとは別で理由は気になる。
東条さんは苦々しい表情で、「相性が悪いんです」と告げた。
「えっと、でも今夜はすっごく仲良さそうでしたけど・・・?」
お互いにこやかに談笑していたではないか。腕まで組んで。それはどういうことなの?
「あれは全て演技です。高遠 芹は外見はああでも、中身はかなりいい性格をしていまして。私に嫌がらせをするのが半ば趣味みたいなんですよ。自分だって私に触れる事すら嫌なのに、それを隠して好意があるように見せる演技力は大した物ですが」
東条さんは嘆息した。あれが演技って、マジで?本物にしか見えませんでしたよ!?
「でも、何でまたそんな手のこんだことを・・・」
「非常に不本意ですが、彼女に協力せざるを得なかったのです。縁談を破談にした時、高遠家のご両親を説得するよう頼んだら交換条件に、好きな人が出来たら協力しろと強引に約束させられまして。今夜がその決行日だったのです」
すっかりそんな約束忘れてましたがね。
そう呟いた東条さんに唖然としてしまう。ってつまり、今夜あの場所に芹さんの想い人がいたって事!?
「誰、誰だったんですかそれって!あの場所に芹さんの好きな人がいて、でもエスコートが東条さん?何でまたそんなややっこしいことを?」
そんなの勘違いされてしまうじゃないか。意味不明な行動に疑問符を浮かべていると、東条さんは心底迷惑と言いたげな表情になった。若干黒い物を背負っている気がする。
「ええ、本当に。あと一押し何かが欲しいと言って、相手に嫉妬させる作戦をとったのですよ。元婚約者の私まで巻き込んで、全くいい迷惑です。なかなか動かない相手に焦れたのでしょうね。まあ、これで私は彼女に恩を売ることが出来たのですが、貴女を泣かせてしまった原因を作ったので、やはり彼女に関わるとろくな事がないですね」
まさかそんな作戦に巻き込まれてしまっていたとは。
東条さんも大変だったんだとようやくわかった。そして2人が本当になんでもない関係なんだとも。
一人で勝手に嫉妬して、泣いて、喚いて。恥ずかしさで耳まで赤くなる。
暗くて良かったかもしれない。月の明かりだけじゃ私の真っ赤な顔色なんてわからないよね。
「それで、その相手って私も知ってますか?」
「ええ、勿論です。なにせ今夜の主役ですから」
今夜の主役・・・って、ええ!私が巻き込んじゃったあの好青年!?バランスを崩した私を支えてくれた、確か3歳年下の理知的な瞳が魅力的なあの前埜 翼君!?
「と、年下趣味だったんですか・・・」
恐らく芹さんは私より年上だと思う。そして年下が好きなら、東条さんに興味がないのも頷ける。
「かわいい年下が好きと言ってましたね。あの青年には悪いことをしましたが・・・犠牲になってもらう事にしました」
「それはつまり、2人の仲はうまくいったと?」
「そうですね、私がそう仕向けたので。恐らく大丈夫でしょう」
お、おお~・・・。自信満々に告げた東条さんに思わず賛辞の拍手を送りそうになる。すごい、恋のキューピッドじゃないか。
◆ ◆ ◆
一通り謎が解けたところで、私の機嫌も車内の空気もすっかり穏やかになった直後。
東条さんが「さて、」と声をかけた。
がくん、とシートが倒される。いつの間にかシートベルトは外されていて、私は間抜けな悲鳴を小さく上げた。
「ぅわっ!?」
ほとんど寝そべるような体勢で後ろに倒れた。いきなり何をするのと声をあげる隙も暇さえない。いつの間にか東条さんは上半身を覆いかぶさるようにして私を見下ろしてくる。私を挟むようにして両手をついて、真上から見つめてきた。あの、その眼差しを見て、何だか緊張が走ったんですけど・・・
「次は私の番ですね。それではじっくり、説明してもらいましょうか?」
何故麗があの黒崎さんと腕を組んで歩いていたのかを。
全部説明されてすっかり終わったつもりでいた私は、自分の事を言うのをさっぱり忘れていた。
東条さんを責めて答えを受け取ったら、次は自分が追及される側だと何で思いつかない自分!誤解が解けて一安心は、どうやら私だけだったらしい。
説明します、しますとも!仕事でって言ってたんだからある程度は想像ついていると思うけど!仕事内容は守秘義務があるから言えないけど、何であんな行動を取ったのかは説明できると思う。
思う、けど・・・!
だからってどうしてこの体勢なんですか、東条さん・・・!?
真上から壮絶な色気が漂う艶めいた眼差しで見つめられて、私は羞恥と緊張でただ冷や汗を流した。
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白夜の車なのに、リクライニングが電動じゃないの?と思われるかと思いますが、多分どっちもいける車なんですよ!(ってそんなのあるのか?)他はハイテクなはずです(笑)
麗が本音をぶつけました。そしてお次は白夜のターンですが、明日・明後日は仕事の都合で帰宅が遅くなるかと思いますので、更新が出来ない可能性が高いかと・・・。(明後日は確実かも。)その場合、次の更新は明々後日の午前3時前後かな~と思います。
こんな所でお待たせして申し訳ない!なるべく早く更新できるようにがんばります!!
*誤字脱字訂正、加筆&修正しました*
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東条さんの黒い高級車に乗せられて、山道を下ることそろそろ20分位?何時に車に乗ったのかちゃんと見ておけばよかった。もしかしたら体感時計では長く感じても、実際にはその半分位しか経っていないかもしれない。周りが暗くて景色がまだ変わらない為、今どこを走っているのかわからないのだ。
暗く木々に囲まれた静かな車道には、私達以外の車が見えない。対向車線からもヘッドライトすら見えなかった。おかしい、そろそろ帰る時間って言ってたわりには、皆のんびりしているのだろうか。それとも泊まる人が多いのかもしれない。中庭も広くそこそこ大きな洋館は一階がレストラン、二階からが宿泊室になっていた。確かにまだ9時過ぎじゃお開きにはちょっと早いかも。
そんな事を暗くてよく見えない窓の外の風景を眺めながらつらつら考える。車内の沈黙が微妙に痛い。
助手席に乗せてくれた東条さんはどこかいつもの柔らかさよりも硬質さを感じた。何だかぎこちないというか。若干尖った空気を感じたまま、私は大人しく車に乗って今に至る。前を向いて運転する東条さんの表情はやはり硬い。いつもの微笑みすら浮かべていないし、恐らく眉間に皺もよっていそうだ。
ど、どうしよう・・・。明らかに東条さん不機嫌だよね?それって十中八九私の所為であり、黒崎君に言われた所為でもあるよね?
どうしていいかわからない。ふいに肩にかけてあるショールがずり落ちたので、手で体に巻きつけるようにショールをしっかりと巻いた。何となく今は包まれている感があると落ち着く気がする。肩を出しっぱなしは寒いよね。
片側一車線からようやく2車線に増えた。山を下りてこのまま高速に乗るまで下道を進むのかと思ったら。少し広めの車道の路肩に東条さんは車をとめてしまった。続いてエンジンを切る音が響いた。
って、え?何でいきなり車とめるの?
声には出さずとも内心で戸惑う。東条さんが何を考えているのかさっぱり読めないんですけど!
周りを見渡せば、街灯はちょっと離れた所にぽつりとあった。まだ自然の気配が濃いこの場所に、人の気配や他の車の気配は感じられない。まるでこの場所だけ世界を切り離したみたいだ。薄い雲に覆われていた月がはっきりと輪郭を取り戻していく。田舎だからか星がすごくきれいで、状況を忘れて夜空に魅入られそうになった。いかん、現実逃避はいかんよ。
ちらり、と運転席を窺えば、窓から射し込んだ月明かりに照らされた東条さんの顔が神秘的に映る。東条さんはすっと黒い瞳を細めて真っ直ぐに私を見つめてきた。そのあまりにも真剣な眼差しに、はっとして思わず息を呑んでしまう。視線に絡め取られて身動きできない。まるで蜘蛛の巣にかかった虫みたいだ。
そっと手を伸ばした東条さんは、私の頬に触れるかどうかのギリギリで、手を引いてしまった。いつもなら躊躇なく触れてくるのに。どこか遠慮か躊躇いを見せて、表情もぎこちない。与えられるはずだった温もりが得られなくて、内心で落胆してしまった。緊張もしていたのに落ち込むなんて矛盾しているけど。
そして痛ましげな顔で眉をひそめた東条さんは、ようやく口を開いた。
「――・・・泣かせてしまいましたか?」
じっと見つめてくる視線にどぎまぎする。もしかしなくても、東条さんは先ほど黒崎君が言っていた事を気にしているのかも。後ろから抱きしめていた東条さんは私の表情を見なかったはずだ。普通だったら嘘だと見抜けないのに、きっと黒崎君の確信めいた言葉と、白石さんの表情から本当だと気付いたのかも。私の演技力が足りないばかりに、余計な事を感付かせてしまった。もう、欺けられるのなら欺きたかった!私が泣いたのは確かに東条さんが別の女性といたからだけど、でもそれは私が勝手に自分と高遠 芹さんを比較して落ち込んだだけで。嫉妬して羨んで、そんな自分が嫌で自己嫌悪に陥った。そこに東条さんが苦しがる必要はない。こんな醜い感情、気付かせたくなくて隠していたのに。まるで意味がなかったようだ。
私が俯きながら言葉を必死で選んでいると、東条さんはじっと待ちながら「すみません」と謝った。
「貴女を傷つけるつもりはなかったんです。ですが結果的には傷つけてしまいました。巻き込みたくなくてあえて何も言わなかったのですが、こんな顔をされるなら、始めから説明しておけばよかった。何でも訊いてください。全て答えますから」
東条さんは自分に質問をぶつけろと言った。訊きたい事がたくさんあるはずだとわかっていて、あえて言いやすいように自分から話を切り出してくれた。ここに車をとめたのも、ここなら後ろから車が来ても邪魔にならないからだろう。それに静かだし、誰もわざわざ車の中を覗きに何て来ない。
そうだよ、話し合いをする為に黒崎君は帰っていいと言ってくれたんじゃないか。そして東条さんはタイミングを待ってくれている。私は緊張して何から喋ったらいいかわからなかったけど、訊きたい事を何でも言えるのは今しかない。気持ちを隠すのはやめた。我慢するのももうやめる。どっちかが我慢をして言いたい事を言わない関係なんて、うまくいくとは思えない。正直言って私が東条さんを責められる立場じゃないし、同じことをたとえ仕事でもしていたから言う筋合いないのは十分わかっているけれど。でも言わせてもらおう。私の本音を。
「・・・聞きました。高遠 芹さんは東条さんの許婚だったって」
誰が、とは言わない。だってトイレで盗み聞きしていたから知った情報だ。でもあの場にいたのなら誰が噂話していてもおかしくない。それは予想外でもなかったのか、東条さんは微かに頷いて先を促した。
「遠目からちらりとしか見てないけど、キレイで、ザ・お嬢様!って人ですよね。儚げな美貌に佇まいも仕草も清楚で可憐で。周りの人達は美男美女でお似合いカップルだって言ってましたよ。きれいに着飾った他の若い女性が霞むくらい、別次元で比べるのも馬鹿らしくなるくらい」
実際トイレに来ていた女子高生(妹さん)は比べることすら無理って言っていた。お姉さんのが悔しそうだったけど。妹さん、なかなか現実を見ていらっしゃる。
一度口を開いたら、堰を切ったように言葉が止まらなくなった。自分が何を東条さんに訊きたいのかわからなくなってくる。思いついた言葉が口から零れてぽんぽん投げつけてしまった。感情的になりたくないのに制御が利かなくなりそうで怖い。
そして事実を述べていただけで、なんだか段々ムカついてきたんだけど・・・キレイで清楚で儚げなお嬢様。そんなお嬢様のエスコートをしていた東条さん。正直ずるいし、ムカつく。お似合いカップルとまで言われて、解消された婚約をまた結んだのかとか勝手なことを噂されて。あんな姿を見せられたら誰だってそう思うじゃない。仲良さ気に腕組んじゃって歩いていれば。しかも美男美女ですごい家柄の出なら尚更注目度が増す。
そんな2人を遠くから見ているしかなかった私は、脇役ですらない。主役はあの2人。ヒロインは芹さん。2人の舞台を眺めている観客って所か、エキストラの一人。微笑みながら会話をする2人は仲睦まじいカップルにしか見えなくて、どす黒い嫉妬の炎がメラメラと湧き上がって。そんな感情今まで抱いたことなかったのに。
芹さん、ずるい。羨ましい。その場所は私のものなのに。何で芹さんがいるの?それとも婚約解消したと思っているのは東条さんだけなの?芹さんは今でも東条さんが好きなの?
好きじゃなければそんな微笑みを東条さんに向けれるわけがない。あんな恋する乙女のような眼差しでただの知り合いだなんて信じられない。たとえそうだっとしても、私は―――。
「こんなの私が言えた立場じゃないけど。私だって同じ事をしているくせに、東条さんを責める筋合いがないのは重々承知しているけれど。でも、嫌だったの!当たり前のように東条さんの腕を組んで東条さんに見つめられていた芹さんに「何で?」って思った。その場所は私の場所なのに。婚約解消は嘘だったの?って。芹さんはそうは思っていないの?って。容姿もバックグラウンドも何もかも、比べること事態が別次元にいるお嬢様でも、私その場所を譲りたくない。たとえ芹さんが東条さんを好きで私が邪魔になっても、私全力で真っ向勝負受けてやるんですから!」
キっ、と隣にいる東条さんを睨み上げた。
こんな子供のように自分の物主張をするなんて恥ずかしい。情けなくも、感情を制御できないで、涙が溢れそうになる。せめてぐっと堪えて零さないようにした。そのせいで、眉間に皺が出来てぶさいくな顔になろうとも構わない。瞬きなんてしたら涙が零れそうになるじゃない。目に力を込めて、視線を合わせたまま、感情の赴くまま口走る。
「だって白夜は私のフィアンセなんでしょ!?」
ああ、ダメだ、涙が零れちゃう。
ここで泣くなんて情けないしみっともないのに。本当に、これじゃまるで子供と同じだ。嫌だな、東条さんに呆れられちゃう?嫌われちゃう?情けない姿を見せて幻滅されたら嫌だよ。こんな所で泣くなんて。感情が昂るとコントロールできずに涙が溢れてくるなんて、恥ずかしい。
顔を見られたくなくて咄嗟に俯いた。ドレスが皺になる事も気に掛けず、ギュッと握りしめる。軽い素材だから大した皺にはならないだろうけど。
東条さんが呆れた表情をしていたら、私に幻滅していたらと考えると怖くなった時。沈黙を破ったのは、東条さんが深々と吐いた息だった。
恐る恐る隣を窺えば、東条さんはいつの間にかシートベルトを外して、ハンドルにもたれかかっていた。両腕を交差して頭を手につけている。一体どうしたんだろう。
具合でも悪くなったのかと声をかけようとしたら。東条さんがゆっくりと上半身を起こした。
「あの、どっか具合でも・・・」
私のマイナスエネルギーに気分を悪くしたとか・・・?うわ、ありえそう!申し訳なくなりおろおろし始めた私に、東条さんはもう一度溜息を吐くと振り向いた。
「何故貴女はこうも、私を喜ばせることばかり言うのでしょうね?」
困ったような、驚いたような、嬉しいような。そんな複雑な感情が合い混ぜになった微笑を浮かべている。
喜ばせることって、一体何を?
不満しか言っていないし、自分勝手な事ばかり言った気がする。とてもじゃないけど、そんな嬉しそうな顔を浮かべられること言っていないよね!?
困惑する私に東条さんはくすりと笑った。
「嫉妬、してくれたのでしょう?彼女に」
ずきん、と胸が痛んだ。
そんなあっさりと嫉妬したなんて指摘されて、嫌になる。黒い感情を抱いたのがばれているなんて、そんな醜い気持ち知られたくない。
でも東条さんは「嬉しいんですよ」と言った。その言葉に反応して、俯いていた顔をがばりと上げる。
「当たり前でしょう?愛しい女性にやきもち妬かれて喜ばない男性はいませんよ。だってそれは私を好きだって証明しているんですから」
ふと目元を和らげた。あ、いつもの東条さんの笑顔だ。慈しむみたいな目に穏やかな微笑。見ているこっちが癒されるようなそんな大好きな笑顔。すっと東条さんが微かに私の髪に触れた。
「誰にも奪われたくないって思ってくれたのですか?」
真っ直ぐな質問に逃げ場を探したけれど見つからなくて、観念して頷く。再確認なんて止めて欲しい。
「高遠 芹と真っ向勝負を挑むつもりだったのですか?」
無謀だと言いたいんですね、ごめんなさい。
出来れば勝負なんて避けたいけど、必要ならば仕方がない。でも頭脳戦は嫌だな・・・見た目勝負のビューティーコンテストも無理だし、お嬢様度なんてもってのほか。私が勝てる勝負って一体何だ?思いつかないけど、気持ちだけは負けないとでも言っておく。絶対私のが好きだって気持ちは負けたくない。
「私をフィアンセ(婚約者)だと認めてくれるのですね」
ふわり、と東条さんが極上の微笑を浮かべた。うわ・・・薄暗くても分かるほど破壊力のある笑顔だ。明るいところで見なくて逆に良かったのかもしれない。心臓が一気に早く鳴り始めた。
仮をつけるのを忘れていただけだけど、こんなところで訂正をするほど無粋じゃない。私は恥ずかしくて一声も上げていない。小さく頷く動作だけで気持ちを伝えるなんて大雑把すぎるけど今は勘弁して欲しい。だってもう居たたまれないくらい恥ずかしいんだから!
「全く、どこまで私を喜ばせるのでしょうね・・・安心してください。貴女をあんな毒女と戦わせる事なんて絶対にさせませんから」
「・・・は?毒、女・・・?」
って誰のことですか。
笑顔で暴言を吐いた気がするのは気の所為?東条さんがそんな毒を吐くなんて今までなかったよね。
でもそれは気のせいでもなくて、事実だった。東条さんは再び告げた。
「ええ、毒花よりももっと毒々しいので、毒女と申しました。安心してください。私が大事な貴女よりも高遠 芹を選ぶことはありえませんので。麗を彼女に会わせる事もしませんから」
会った瞬間可愛い貴女が毒されたら困りますから。
冗談なのか本気なのか今一判断出来ない。今何回東条さんは"毒"を発言したのだろう。あんな美女が毒女とは、見た目からは清楚で儚げにしか見えなかったのに。一体2人に何があったのか、ちょっと気になってきたんですけど!
「彼女との縁談は10年以上前に破談になりました。お互い同意の上で、両親を説得したのですよ」
「え、そうなんですか?あんなにお似合いだったのに、何でまた・・・」
まだ10代で破談って。いや、破談になってくれて嬉しいんだけど!でもそれとは別で理由は気になる。
東条さんは苦々しい表情で、「相性が悪いんです」と告げた。
「えっと、でも今夜はすっごく仲良さそうでしたけど・・・?」
お互いにこやかに談笑していたではないか。腕まで組んで。それはどういうことなの?
「あれは全て演技です。高遠 芹は外見はああでも、中身はかなりいい性格をしていまして。私に嫌がらせをするのが半ば趣味みたいなんですよ。自分だって私に触れる事すら嫌なのに、それを隠して好意があるように見せる演技力は大した物ですが」
東条さんは嘆息した。あれが演技って、マジで?本物にしか見えませんでしたよ!?
「でも、何でまたそんな手のこんだことを・・・」
「非常に不本意ですが、彼女に協力せざるを得なかったのです。縁談を破談にした時、高遠家のご両親を説得するよう頼んだら交換条件に、好きな人が出来たら協力しろと強引に約束させられまして。今夜がその決行日だったのです」
すっかりそんな約束忘れてましたがね。
そう呟いた東条さんに唖然としてしまう。ってつまり、今夜あの場所に芹さんの想い人がいたって事!?
「誰、誰だったんですかそれって!あの場所に芹さんの好きな人がいて、でもエスコートが東条さん?何でまたそんなややっこしいことを?」
そんなの勘違いされてしまうじゃないか。意味不明な行動に疑問符を浮かべていると、東条さんは心底迷惑と言いたげな表情になった。若干黒い物を背負っている気がする。
「ええ、本当に。あと一押し何かが欲しいと言って、相手に嫉妬させる作戦をとったのですよ。元婚約者の私まで巻き込んで、全くいい迷惑です。なかなか動かない相手に焦れたのでしょうね。まあ、これで私は彼女に恩を売ることが出来たのですが、貴女を泣かせてしまった原因を作ったので、やはり彼女に関わるとろくな事がないですね」
まさかそんな作戦に巻き込まれてしまっていたとは。
東条さんも大変だったんだとようやくわかった。そして2人が本当になんでもない関係なんだとも。
一人で勝手に嫉妬して、泣いて、喚いて。恥ずかしさで耳まで赤くなる。
暗くて良かったかもしれない。月の明かりだけじゃ私の真っ赤な顔色なんてわからないよね。
「それで、その相手って私も知ってますか?」
「ええ、勿論です。なにせ今夜の主役ですから」
今夜の主役・・・って、ええ!私が巻き込んじゃったあの好青年!?バランスを崩した私を支えてくれた、確か3歳年下の理知的な瞳が魅力的なあの前埜 翼君!?
「と、年下趣味だったんですか・・・」
恐らく芹さんは私より年上だと思う。そして年下が好きなら、東条さんに興味がないのも頷ける。
「かわいい年下が好きと言ってましたね。あの青年には悪いことをしましたが・・・犠牲になってもらう事にしました」
「それはつまり、2人の仲はうまくいったと?」
「そうですね、私がそう仕向けたので。恐らく大丈夫でしょう」
お、おお~・・・。自信満々に告げた東条さんに思わず賛辞の拍手を送りそうになる。すごい、恋のキューピッドじゃないか。
◆ ◆ ◆
一通り謎が解けたところで、私の機嫌も車内の空気もすっかり穏やかになった直後。
東条さんが「さて、」と声をかけた。
がくん、とシートが倒される。いつの間にかシートベルトは外されていて、私は間抜けな悲鳴を小さく上げた。
「ぅわっ!?」
ほとんど寝そべるような体勢で後ろに倒れた。いきなり何をするのと声をあげる隙も暇さえない。いつの間にか東条さんは上半身を覆いかぶさるようにして私を見下ろしてくる。私を挟むようにして両手をついて、真上から見つめてきた。あの、その眼差しを見て、何だか緊張が走ったんですけど・・・
「次は私の番ですね。それではじっくり、説明してもらいましょうか?」
何故麗があの黒崎さんと腕を組んで歩いていたのかを。
全部説明されてすっかり終わったつもりでいた私は、自分の事を言うのをさっぱり忘れていた。
東条さんを責めて答えを受け取ったら、次は自分が追及される側だと何で思いつかない自分!誤解が解けて一安心は、どうやら私だけだったらしい。
説明します、しますとも!仕事でって言ってたんだからある程度は想像ついていると思うけど!仕事内容は守秘義務があるから言えないけど、何であんな行動を取ったのかは説明できると思う。
思う、けど・・・!
だからってどうしてこの体勢なんですか、東条さん・・・!?
真上から壮絶な色気が漂う艶めいた眼差しで見つめられて、私は羞恥と緊張でただ冷や汗を流した。
************************************************
白夜の車なのに、リクライニングが電動じゃないの?と思われるかと思いますが、多分どっちもいける車なんですよ!(ってそんなのあるのか?)他はハイテクなはずです(笑)
麗が本音をぶつけました。そしてお次は白夜のターンですが、明日・明後日は仕事の都合で帰宅が遅くなるかと思いますので、更新が出来ない可能性が高いかと・・・。(明後日は確実かも。)その場合、次の更新は明々後日の午前3時前後かな~と思います。
こんな所でお待たせして申し訳ない!なるべく早く更新できるようにがんばります!!
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