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Extra story (後日談、ネタバレ注意)
薬師の夢、騎士の想い ②
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「では師匠、気を付けてくださいね。
ククイさん、師匠をお願いします」
そう言うとアルルちゃんは近衛騎士をひょいと担ぎ上げる。
所々破損しているとは言え、鎧を着た騎士だ。
自分の3倍近い重さはあるだろうにアルルちゃんは苦も無く持ち上げて、帝都に向かって駆けて行った。
「1人で大丈夫かな」
帝都に近い街道とは言え、偶にゴブリンやオークも出る事もある。
「大丈夫ですよ。
アルルは戦闘訓練こそしていませんがオーガくらいなら倒せるだけの身体能力があります。
単純な戦闘力なら私よりも強いです」
以前にも聞いたがとても信じられない。
詳しくは知らないが、彼女は人族ではないらしい。
近衛騎士の事をアルルちゃんに任せた僕達は、伐採地に向けて馬を走らせる。
森の小道をしばらく駆けると少しづつ道が拓けてきた。
樵が使う小屋の周辺に近衛騎士の鎧を着た男達が倒れ伏していた。
既に事切れている様だ。
僕とリリさんは馬を繋ぐと戦闘の音を頼りに森の中へと入って行った。
森に入ってすぐ、足下に血痕を見つけた僕達はそれを道標に走る。
すると、洞窟の前でリザードマンの群れと戦う騎士を見つけた。
僕は腰の剣を引き抜くと近くのリザードマンを切り捨てた。
隣ではリリさんが手斧を振るいリザードマンの体勢を崩す。
その隙を突き、リザードマンの首を刎ねた。
彼女の師は歴戦の冒険者であり、魔神討伐の英雄の1人だ。
リリさんも最低限の自衛くらいは出来る様にと戦闘の訓練も受けたらしい。
しかしそれは、かの英雄が拠点とする隣国の辺境においての『最低限の自衛』である。
彼女の故郷でもある隣国の辺境は強力な魔物が闊歩する危険な場所だ。
そんな場所を基準にした最低限の自衛力を持つリリさんの実力はCランク冒険者と比べても何ら遜色ない。
次々とリザードマンを倒して行くが、洞窟を守っていた騎士がリザードマンに斬りつけられ倒れる。
体力の限界だったのだろう。
トドメを刺そうと剣を振り上げたリザードマンの腕を斬り捨て、素早く返した剣で喉を突く。
更に左右から襲いかかって来た2体のリザードマンも斬る。
これでようやくリザードマンを全て倒せた様だ。
「大丈夫ですか、しっかりして下さい!」
僕は倒れた騎士に駆け寄る。
「はぁ、はぁ、私はだ、大丈夫……それより、殿下を!」
僕の横をリリさんが追い抜き洞窟の奥へ駆けてゆく。
すれ違いざまにポーションを投げ渡された。
「今、凄腕の薬師が向かいました。
さぁ、貴方もポーションを飲んで休んで下さい」
「す、済まない」
騎士にはポーションを飲ませて壁を背に休んでもらう。
そして僕は彼の代わりに洞窟の入り口に陣取り、周囲を警戒する。
騎士や殿下をそして何よりリリさんを守る為に。
ククイさん、師匠をお願いします」
そう言うとアルルちゃんは近衛騎士をひょいと担ぎ上げる。
所々破損しているとは言え、鎧を着た騎士だ。
自分の3倍近い重さはあるだろうにアルルちゃんは苦も無く持ち上げて、帝都に向かって駆けて行った。
「1人で大丈夫かな」
帝都に近い街道とは言え、偶にゴブリンやオークも出る事もある。
「大丈夫ですよ。
アルルは戦闘訓練こそしていませんがオーガくらいなら倒せるだけの身体能力があります。
単純な戦闘力なら私よりも強いです」
以前にも聞いたがとても信じられない。
詳しくは知らないが、彼女は人族ではないらしい。
近衛騎士の事をアルルちゃんに任せた僕達は、伐採地に向けて馬を走らせる。
森の小道をしばらく駆けると少しづつ道が拓けてきた。
樵が使う小屋の周辺に近衛騎士の鎧を着た男達が倒れ伏していた。
既に事切れている様だ。
僕とリリさんは馬を繋ぐと戦闘の音を頼りに森の中へと入って行った。
森に入ってすぐ、足下に血痕を見つけた僕達はそれを道標に走る。
すると、洞窟の前でリザードマンの群れと戦う騎士を見つけた。
僕は腰の剣を引き抜くと近くのリザードマンを切り捨てた。
隣ではリリさんが手斧を振るいリザードマンの体勢を崩す。
その隙を突き、リザードマンの首を刎ねた。
彼女の師は歴戦の冒険者であり、魔神討伐の英雄の1人だ。
リリさんも最低限の自衛くらいは出来る様にと戦闘の訓練も受けたらしい。
しかしそれは、かの英雄が拠点とする隣国の辺境においての『最低限の自衛』である。
彼女の故郷でもある隣国の辺境は強力な魔物が闊歩する危険な場所だ。
そんな場所を基準にした最低限の自衛力を持つリリさんの実力はCランク冒険者と比べても何ら遜色ない。
次々とリザードマンを倒して行くが、洞窟を守っていた騎士がリザードマンに斬りつけられ倒れる。
体力の限界だったのだろう。
トドメを刺そうと剣を振り上げたリザードマンの腕を斬り捨て、素早く返した剣で喉を突く。
更に左右から襲いかかって来た2体のリザードマンも斬る。
これでようやくリザードマンを全て倒せた様だ。
「大丈夫ですか、しっかりして下さい!」
僕は倒れた騎士に駆け寄る。
「はぁ、はぁ、私はだ、大丈夫……それより、殿下を!」
僕の横をリリさんが追い抜き洞窟の奥へ駆けてゆく。
すれ違いざまにポーションを投げ渡された。
「今、凄腕の薬師が向かいました。
さぁ、貴方もポーションを飲んで休んで下さい」
「す、済まない」
騎士にはポーションを飲ませて壁を背に休んでもらう。
そして僕は彼の代わりに洞窟の入り口に陣取り、周囲を警戒する。
騎士や殿下をそして何よりリリさんを守る為に。
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