少年館

ジョセフとアドン少佐の2人の生活9

　「すまない・・また後の処理は頼む・・」

 副支配人にそう言うとマリオットは部屋から出ていった。

　「あの無能な支配人のおかげでこの俺がどんなに努力してこの秘密の館を盛り上げても、常に危機と隣り合わせだ。困ったもんだぜ」

 副支配人はマリオットに深い嫌悪感を持ちながら医務室へと向かった。

　「入るぞ！どうだ？ガキんちょの具合は？」

 副支配人を見るや否や館専属の医師は大声をあげながら叫んだ。

　「あんたらいい加減にしろよ、こんな年はも行かない子供にそもそも過激な性行為をさせるだけではなく、ここまで暴力を振るうのかね？？この子は病院に連れていかないと死ぬぞ？今月だけで何人目だと思ってる？ワシが死亡診断書を書いたのは？5人めだぞ？？ワシはもう書きたくない！この子がまだ息をしてるうちにどこか街の病院に運べ！！」

 医師は何度も凄惨な子供を看てるうちに医師として人としての良心の呵責に耐えらなかった。