少年館

華岡光

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その意思を受け継いで44

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 「中々似合うじゃないか。俺も顔もスタイルも悪くないから軍服がよく似合うてもんだ!!はっはっはっ!!」

 制服にに着がえたマリオットは制服姿の自分を鏡で見ては自画自賛しながら笑みを浮かべていた。

 「マリオット少佐よくお似合いで。」

 武装親衛隊アンゲラ大尉はタバコを取り出すとマリオットに渡して火をつけた。

 「そうだろ?似合うだろ。ワッハッハッハ!!少佐様の俺にはちょいとこの安いタバコは似合わないがな。」

     「ところで作戦内容なのですが、フランスとスイス国境から北に数キロ進んだ場所にシュタインという町があります。人口は5万人弱で、比較的治安が良く、地元の警察もよく頑張っているのですがね。まあ実はここにはレジスタンスが隠れていて地元の警察に賄賂を渡してなんとか身を隠してるみたいなのですが、それも把握済みで今回の作戦で根絶やしにします。そして最重要任務であるジョセフ少年とアドンの拘束ですが、大方住んでるエリアは割り出したので、そこを真っ先に急襲します。」
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