少年館

華岡光

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その意思を受け継いで45

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 「急襲するもなにも手を出すなよ!!あくまでもアドンとジョセフのガキに関しては、潜伏してる部屋が見つかり次第突入だけしろ。あとのなんだっけか?レジスタンスとかなんとかてのは急襲して殺害でもなんでもするがいい。」

 アンゲラ大尉の作戦説明を受けたマリオットはそう告げると再び鏡を覗きこみ、自分の制服姿に酔いしれた。

 「マリオット少佐作戦決行日に自宅までお迎えしに伺います。」

    「ああ、しかし、あのドライゼ中佐も中々粋な事をしてくれるぜ。あのアドンとジョセフとの俺の確執を知ったうえで俺を利用しようと少佐にまでしてくれたんだからな。まーどうせ新しい合成石油の化学式の秘密が隠されたペンダントが手に入ればあいつはヒトラー総統に相当気に入られるはず、それを知ってのお遊びで俺を利用したんだろうがな。腹黒い野郎だぜ!俺には最高の晴れ舞台だがな。ワッハッハ!!」
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