少年館

その意思を受け継いで46

　その頃マリオットらにより狙われてるとも知らないアドンとジョセフの2人は映画を鑑賞したあと、町で一番のチーズ料理が食べれるという店で素敵な2人だけの時間を過ごしていた。

　「お兄ちゃん、あの髭の男の人面白かったね！！僕アメリカに行きたくなっちゃったよ！！」

     「アメリカで一番の喜劇俳優だからな、あのチャップリンは久しぶりに腹の底から笑えたよ。ジョフと一緒に！」


     「僕いつかアメリカに行ってみたいな。あんな面白い人がいる世界で一番の大きな国アメリカに。」

     「アメリカか・・そうだな、いつか2人で行ってみるのも悪くないな。この戦争が終わったら2人でアメリカに行こう！！」

 そこに2人のテーブルに切り分けられたチーズと、チーズ、マッシュルーム、牛肉が入ったシチューが運ばれてきた。

　「お待たせしました。こちらのチーズはスプリンツといってヨーロッパで最古のチーズとしても有名なんですよ。いろいろなチーズがある中、このチーズは当店のお勧めです。そのチーズを入れたこのシチューも美味しいですよ！」