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再会のキス
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「ああん」
腰から下に一樹の手が触れ、彼女は艶っぽい声を出した。
一樹は突然手を回してしまったことを嫌がっていると思い手を放そうとする。
しかし、それは間違いだった。
「ぷ、プリンス」
嬉しさで熱に浮かされたような視線を美少女は一樹に向ける。
自ら腕を背中に回し抱きしめると顔を近づけ、唇を重ねた。
「!」
柔らかく温かい感触に一樹は意識が蕩けそうになる。
こんな美少女とキスして良いのか、彼女は嫌がっていないかと考えてしまう。
「ううっ」
彼女が呻く声が唇を通じて伝わってくる。
嫌がるのではなく、心の底から嬉しそうに、気持ちよさそうにうめき、その音色が一樹の心を嬉しくする。
犬のように唇を入れてきて吸うように一樹の口の中を舐ってくる。
愛らしく可愛かったが、同時に一樹の中から美少女に何か吸い出されているようだった。
「うううっ」
吸い込む度に彼女が嬉しそうに呻く。
しかし、一樹の背筋には冷たい戦慄が走り、両手で思わずはねのけた。
「あう」
突然、跳ね飛ばされて地面に倒れ込んだ美少女は驚きの視線を一樹に向ける。
そして、切なそうに悲しそうな目を向けてきた。
彼女の視線に耐えきれず一樹は顔を背けて立ち去る。
「お待ちくださいプリンス!」
「ひ、人違いです! ごめんなさい!」
「そ、そんな……」
見捨てられたような子犬のような声で美少女が止めるを聞かず、一樹は学校へ逃げだした。
腰から下に一樹の手が触れ、彼女は艶っぽい声を出した。
一樹は突然手を回してしまったことを嫌がっていると思い手を放そうとする。
しかし、それは間違いだった。
「ぷ、プリンス」
嬉しさで熱に浮かされたような視線を美少女は一樹に向ける。
自ら腕を背中に回し抱きしめると顔を近づけ、唇を重ねた。
「!」
柔らかく温かい感触に一樹は意識が蕩けそうになる。
こんな美少女とキスして良いのか、彼女は嫌がっていないかと考えてしまう。
「ううっ」
彼女が呻く声が唇を通じて伝わってくる。
嫌がるのではなく、心の底から嬉しそうに、気持ちよさそうにうめき、その音色が一樹の心を嬉しくする。
犬のように唇を入れてきて吸うように一樹の口の中を舐ってくる。
愛らしく可愛かったが、同時に一樹の中から美少女に何か吸い出されているようだった。
「うううっ」
吸い込む度に彼女が嬉しそうに呻く。
しかし、一樹の背筋には冷たい戦慄が走り、両手で思わずはねのけた。
「あう」
突然、跳ね飛ばされて地面に倒れ込んだ美少女は驚きの視線を一樹に向ける。
そして、切なそうに悲しそうな目を向けてきた。
彼女の視線に耐えきれず一樹は顔を背けて立ち去る。
「お待ちくださいプリンス!」
「ひ、人違いです! ごめんなさい!」
「そ、そんな……」
見捨てられたような子犬のような声で美少女が止めるを聞かず、一樹は学校へ逃げだした。
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