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いざ異世界へ
第7話 神になって最初の試練?
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丘の上に立つと、辺り一面の風景は一望できた。
湖を中心に盆地となっており、その周りを山々が取り囲んでいた。
盆地に出入りできるところは山間部が一ヵ所あるくらいだ。
とりわけ、天然の要塞と言ったところだろう。
ただ、ティコアの話と違っていたのは、村ではなく都市があった事だった。
湖を囲うように形成された建物に、それを取り囲む造られた外壁。
都市の入り口は物々しい警戒されており、盾を持ち、重厚な鎧に身を包んだ兵士たちが、
整然と身構えていた。
兵士たちの先には、山間部より溢れ出すように
黒い影の集団が隊を成して進行していた。
「遠すぎて見えないな」
イノは黒い影の正体が知りたくて、目を凝らしているが、
黒い豆粒が、前に広がっているようにしか見えない。
「イノは、神眼をお持ちじゃないのですか?」
なんですか、それ?
「神眼?」
「はい、神になると皆、持ってるのが当たり前だと思っていたのですが?」
キョトンとした顔でイノを見ながら話すティコア。
「まだ、神になり立てだし……それに、今、初めて聞きました」
真顔で返答するイオ。
「はぁ、そうなんですか――。イノが知りたいようなので、
私が変わりに見てますね」
えっ?神眼使えちゃうの?
それ、ティコアは神様ってことじゃねぇ?
ゴソゴソとティコアは自分のバックパックから、
虫めがねを取り出す。
あっ、道具もあるんですね……
ティコアが覗きながら、何か頷いている。
「ふんふん、なるほど……イノ、どうやら、
あの黒い影は、魔王軍の地上殲滅部隊みたいですね」
「魔王軍?えっ?魔王までいるのこの世界?」
「えっ?異世界を想像する神様なら大抵造られますよ」
「うん?異世界って一個だけじゃないの?」
「いえ、全部の神様とは言いませんが、
大抵の神様は一個ぐらいは造られていますよ」
「へぇ、そうだったんだ……」
目の前の魔王軍より、
自分の認識違いの方を早急に正したい。
「大賢者!」
「なんじゃ、今いいところだったのに」
相変わらず、態度が悪い大賢者だ。
「早急に知りたいことがあるのだが、この世界に魔王っているのか?」
「魔王……そういえば、初期の頃に居た覚えがあるのぅ」
「居た覚えがある?自分で造ったんじゃないのか?」
「他の異世界神が、イノみたいな転生者を儂の異世界に置いて行くんじゃよ」
「それ、自分の世界に干渉されてないか……」
「本当じゃよ! 迷惑極まりなかったわい」
「でも、魔王は確か、他の異世界に行ったはずじゃぞ……『飽きた』とか言って」
「その後、どうなったんだ?」
「なんじゃったけ?魔王の配下と言っても、所詮、魔王軍は魔族の集合体だったからのぅ。
その後は、散り散りになって均衡は保たれて、今の世界になったのじゃが」
「聞きたいんですけど、今、目の前に魔王軍らしき軍勢が妖精の村に侵攻していますが、
それはゼニス爺ちゃんの差し金ではないんだな?」
「何で儂がそんなことせにゃならんのだ! 出来る限り、放任主義を貫いてたんじゃぞ」
「ちなみに、この物々しい雰囲気だと、
戦争になった場合、片方の勢力に加勢してもいいのか?」
素朴な疑問だった。神として片方の勢力に加担するという事は、
創造主として、自分の創造した者を否定する行為だと考えられる。
「儂は良いとも、悪いとも言えんなぁ、最終的に神としてどうしたいかは、
イノが決める事じゃぞ。平和な世界を造るのも、カオスな世界を造るのも、
全てはイノ次第なわけじゃ。儂としては、イノにその世界を託したわけじゃ、
後はイノが決める事じゃぞ。もちろん、神の見習いのイノにできない事は
儂が手伝ってやる。ただ、それだけの話じゃ」
いつになく、真面目に語るゼニスにイノは考え込んでしまった。
「そんなに気になるなら、儂が見てみようかのぅ」
「神眼ってやつか?」
「そうじゃぁ、イノはまだ使えなかったのぅ。クククク」
いや、お前が教えないから、使えないんだろ! この糞爺。
「あぁ、イノ、非常にまずい事態かもしれんのぅ」
「何がだ?」
「まぁ、落ち着いて聞いてほしいのじゃが……あれは確かに魔王軍じゃ、
そして魔王軍の中に魔王もいるのぅ。儂は造ってないけど……
それで、この魔王じゃが、自分で転生して、この世界にきたみたいじゃな。
フムフム……元は日本からの転生らしいのぅ、死亡の時は十七歳で、
いじめられた後に、トラックに轢かれて転生したみたいじゃ。
イノと同じじゃな。ところで……
日本のトラックという物はすごいのぅ……轢き殺すと転生できるマジックアイテムじゃな」
「そこか! トラックはいいんだよ!魔王について教えろよ」
「おぉ、そうじゃったな。この魔王、最初に転生した世界でも虐められて、
転生を繰り返したみたいじゃな。それで、どこかの神が面白半分で魔王として、
転生させたみたいじゃな、まぁ、掻い摘んで言うと、地上を殲滅した魔王は
最後、異世界神も殺しておるのぅ。その後も魔王として転生を繰り返して、
その度に異世界神を殺してまわってるようじゃ……
座右の銘は『転生しません! 異世界神を殺すまでは』だそうじゃ……物騒なやつじゃのぅ」
「随分のんきだな! 自分が殺されるかもしれないのに……」
「何を言ってるのじゃ?この世界はすでにイノが神じゃぞ」
「はっ?……受け取った覚えないんですけど?」
「神にする時に儂が唱えた言葉を覚えておるか?」
「確か……
”我が名は異世界神 ゼニス、星々の神々たちよ耳を傾けよ”
”遥か混沌の地より生まれし、古の理をもって、我が命により”
”人の子、一之瀬 征太を神 イノとする”
”汝の理を持って世界を創造せよ”
こんなのだったような。 それがどうかしたのか?」
「そうじゃ、意味を理解してなかったのか……
訳するとじゃな、
『私は異世界の神ゼニス、他の神様聞いてください』
『私が造った異世界の古い概念で、私の命令で』
『イノを(私が造った)異世界の神にします』
『イノの概念で(私が造った)異世界を(新しく)造ってください』
という事じゃ、ちゃんと認められたじゃろ?」
「えっ?じゃぁ、何?俺はとっくに異世界神になってたわけ?」
「そうじゃ!」
そうじゃ! じゃねぇ! 何サクッと明け渡してるんだ。
この爺は……もう少し、譲渡する儀式があってもいいだろ。
「てことは否が応でも、魔王と戦わないといけないの?」
「まぁ、流れ的にはそうしないと、
イノが最終的に殺されちゃうだけの話じゃからのぅ」
丘から見えてる豆粒どもは、依然として増え続けていた。
神になって早々に試練を与えられたイノは、来る場所を間違えたと考えていた。
湖を中心に盆地となっており、その周りを山々が取り囲んでいた。
盆地に出入りできるところは山間部が一ヵ所あるくらいだ。
とりわけ、天然の要塞と言ったところだろう。
ただ、ティコアの話と違っていたのは、村ではなく都市があった事だった。
湖を囲うように形成された建物に、それを取り囲む造られた外壁。
都市の入り口は物々しい警戒されており、盾を持ち、重厚な鎧に身を包んだ兵士たちが、
整然と身構えていた。
兵士たちの先には、山間部より溢れ出すように
黒い影の集団が隊を成して進行していた。
「遠すぎて見えないな」
イノは黒い影の正体が知りたくて、目を凝らしているが、
黒い豆粒が、前に広がっているようにしか見えない。
「イノは、神眼をお持ちじゃないのですか?」
なんですか、それ?
「神眼?」
「はい、神になると皆、持ってるのが当たり前だと思っていたのですが?」
キョトンとした顔でイノを見ながら話すティコア。
「まだ、神になり立てだし……それに、今、初めて聞きました」
真顔で返答するイオ。
「はぁ、そうなんですか――。イノが知りたいようなので、
私が変わりに見てますね」
えっ?神眼使えちゃうの?
それ、ティコアは神様ってことじゃねぇ?
ゴソゴソとティコアは自分のバックパックから、
虫めがねを取り出す。
あっ、道具もあるんですね……
ティコアが覗きながら、何か頷いている。
「ふんふん、なるほど……イノ、どうやら、
あの黒い影は、魔王軍の地上殲滅部隊みたいですね」
「魔王軍?えっ?魔王までいるのこの世界?」
「えっ?異世界を想像する神様なら大抵造られますよ」
「うん?異世界って一個だけじゃないの?」
「いえ、全部の神様とは言いませんが、
大抵の神様は一個ぐらいは造られていますよ」
「へぇ、そうだったんだ……」
目の前の魔王軍より、
自分の認識違いの方を早急に正したい。
「大賢者!」
「なんじゃ、今いいところだったのに」
相変わらず、態度が悪い大賢者だ。
「早急に知りたいことがあるのだが、この世界に魔王っているのか?」
「魔王……そういえば、初期の頃に居た覚えがあるのぅ」
「居た覚えがある?自分で造ったんじゃないのか?」
「他の異世界神が、イノみたいな転生者を儂の異世界に置いて行くんじゃよ」
「それ、自分の世界に干渉されてないか……」
「本当じゃよ! 迷惑極まりなかったわい」
「でも、魔王は確か、他の異世界に行ったはずじゃぞ……『飽きた』とか言って」
「その後、どうなったんだ?」
「なんじゃったけ?魔王の配下と言っても、所詮、魔王軍は魔族の集合体だったからのぅ。
その後は、散り散りになって均衡は保たれて、今の世界になったのじゃが」
「聞きたいんですけど、今、目の前に魔王軍らしき軍勢が妖精の村に侵攻していますが、
それはゼニス爺ちゃんの差し金ではないんだな?」
「何で儂がそんなことせにゃならんのだ! 出来る限り、放任主義を貫いてたんじゃぞ」
「ちなみに、この物々しい雰囲気だと、
戦争になった場合、片方の勢力に加勢してもいいのか?」
素朴な疑問だった。神として片方の勢力に加担するという事は、
創造主として、自分の創造した者を否定する行為だと考えられる。
「儂は良いとも、悪いとも言えんなぁ、最終的に神としてどうしたいかは、
イノが決める事じゃぞ。平和な世界を造るのも、カオスな世界を造るのも、
全てはイノ次第なわけじゃ。儂としては、イノにその世界を託したわけじゃ、
後はイノが決める事じゃぞ。もちろん、神の見習いのイノにできない事は
儂が手伝ってやる。ただ、それだけの話じゃ」
いつになく、真面目に語るゼニスにイノは考え込んでしまった。
「そんなに気になるなら、儂が見てみようかのぅ」
「神眼ってやつか?」
「そうじゃぁ、イノはまだ使えなかったのぅ。クククク」
いや、お前が教えないから、使えないんだろ! この糞爺。
「あぁ、イノ、非常にまずい事態かもしれんのぅ」
「何がだ?」
「まぁ、落ち着いて聞いてほしいのじゃが……あれは確かに魔王軍じゃ、
そして魔王軍の中に魔王もいるのぅ。儂は造ってないけど……
それで、この魔王じゃが、自分で転生して、この世界にきたみたいじゃな。
フムフム……元は日本からの転生らしいのぅ、死亡の時は十七歳で、
いじめられた後に、トラックに轢かれて転生したみたいじゃ。
イノと同じじゃな。ところで……
日本のトラックという物はすごいのぅ……轢き殺すと転生できるマジックアイテムじゃな」
「そこか! トラックはいいんだよ!魔王について教えろよ」
「おぉ、そうじゃったな。この魔王、最初に転生した世界でも虐められて、
転生を繰り返したみたいじゃな。それで、どこかの神が面白半分で魔王として、
転生させたみたいじゃな、まぁ、掻い摘んで言うと、地上を殲滅した魔王は
最後、異世界神も殺しておるのぅ。その後も魔王として転生を繰り返して、
その度に異世界神を殺してまわってるようじゃ……
座右の銘は『転生しません! 異世界神を殺すまでは』だそうじゃ……物騒なやつじゃのぅ」
「随分のんきだな! 自分が殺されるかもしれないのに……」
「何を言ってるのじゃ?この世界はすでにイノが神じゃぞ」
「はっ?……受け取った覚えないんですけど?」
「神にする時に儂が唱えた言葉を覚えておるか?」
「確か……
”我が名は異世界神 ゼニス、星々の神々たちよ耳を傾けよ”
”遥か混沌の地より生まれし、古の理をもって、我が命により”
”人の子、一之瀬 征太を神 イノとする”
”汝の理を持って世界を創造せよ”
こんなのだったような。 それがどうかしたのか?」
「そうじゃ、意味を理解してなかったのか……
訳するとじゃな、
『私は異世界の神ゼニス、他の神様聞いてください』
『私が造った異世界の古い概念で、私の命令で』
『イノを(私が造った)異世界の神にします』
『イノの概念で(私が造った)異世界を(新しく)造ってください』
という事じゃ、ちゃんと認められたじゃろ?」
「えっ?じゃぁ、何?俺はとっくに異世界神になってたわけ?」
「そうじゃ!」
そうじゃ! じゃねぇ! 何サクッと明け渡してるんだ。
この爺は……もう少し、譲渡する儀式があってもいいだろ。
「てことは否が応でも、魔王と戦わないといけないの?」
「まぁ、流れ的にはそうしないと、
イノが最終的に殺されちゃうだけの話じゃからのぅ」
丘から見えてる豆粒どもは、依然として増え続けていた。
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