なげやり倉庫

あき野原

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兄、振られた 

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『うっ・・・・・・ひっく、うぅ』
 暗く閉ざされた部屋に嗚咽が響く。
『なー楓ー……』
 葵は双子の片割れに恐る恐る話しかけた。
『うるさい……』
 一方の楓は部屋の隅にうずくまったまま顔をあげない。
『振られたくらいで落ち込むなよ』
『うるさい!もとはといえばお前が痕なんかつけるから!』
 そう、楓は初恋の相手である吉田先輩に振られてしまったのだ。
『先輩・・・・・・ひっ、う』
『そうやって泣いてちゃ何にも始まらないぞ』
 葵はまた泣き出した楓をなだめるように言った。
『お前のせいだ・・・・・・もう、やだ・・・・・・』 
『そうだね、俺のせいだ。じゃあ、お詫びしなきゃね』
 葵は楓をベッドまで連れて行った。
『い、痛い!葵!』
 そして葵は制服のネクタイで楓の腕を縛り、ズボンを脱がせた。
『やだ、やだやだ!!やめろよ』
 楓のズボンの中から取り出したモノを葵はぱくりと咥えた。
『ん、ぁ!やめろ!』
じゅぽじゅぽじゅぽちゅぷ
『んむ、ふっ、ぷはっ、気持ちいいくせに意地はるなよ、んん、』
 今、楓は葵によって初フェラをされていた。楓の頬は上気し、葵から与えられる快感に声が漏れている。
『ひぁ、ん!先輩、ぁふ!吉田先輩』
まだ心の傷が癒えていない楓はいとおしかった名前を無意識に呟いていた。
じゅぽじゅぽ!ガリッ!
『う゛!い、たぁ!』
 すると葵は咥内で楓のモノに歯を立てた。
『僕が楓を抱いてるんだから他の奴の名前なんて出すな!』
 そういつもの葵からは想像もつかないくらいの剣幕だ。それを呆然と見ていた楓はいつの間にか葵に押し倒されていて……
『お前がしゃぶれよ。やり方くらいわかんだろ』
 と葵は静かに冷たく言った。
『ん、んん、ちゅ』
 恐怖のあまり楓は大人しく従った。
ちゅ、くちゅ、じゅぷじゅぷ
『へたくそ』
 葵は上から見下しながら楓に言った。
『うるひゃい、んぶ、んむ、ひゃっ!』
 すると葵は足で楓の身体を刺激しはじめた。
『は、ん!下触んなぁ』
『勝手に口離すな』
ぐりぃ!
『ひゃあ!』
 『服捲って』
 恐怖と快感の狭間で震える楓は言われた通り服を捲り再び葵のフェラをした。
『んむ、んん、ひゃ、ぁ』 
 先程は下に違和感を感じていたがそれが上半身に移動している。
こり!くに、くに
じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷ
『ふっ!んん、ぁ!』
 違和感の正体はやはり葵の足だった。
だが早く終わらせたかった楓は我慢しながら懸命にしゃぶった。
『んぶ、は……うっんん』
じゅぼじゅぼじゅぷ!じゅぷ!
『凄い眺め』
 葵は欲しくて堪らなかった楓の心を征服したような気分になった。
 そして葵は楓の頭を押さえた。
『うぶ!?』
じゅぷ!じゅぷ!じゅぷ!
『ぅえ!う!ぐ……は』
『はぁ、楓の喉ごりごりして気持ちいい』
じゅぷじゅぷごりぃ!
『は、は、楓ぇ……イく』
『ん!ぶはっ!ん!ん!』
どぴゅっ!
『がはっ!あ、ごほっ!げほ!』 
 いきなり咥内に射精され楓はむせた。
 そんな楓をいとおしく見つめる葵。
『所詮あいつはお前のことなんて見ていなかった。あれはただの《ごっこ》にすぎなかったんだよ』
  葵は精液まみれの楓の顔を撫で言った。
『そんなの……わかってる』
 今にも消えてしまいそうな声で楓は答えた。
『じゃあもう忘れちゃえよ』
 『そう簡単に忘れられるわけないじゃん!初めて好きになったのに』
『じゃあ今度は楓が僕を先輩の代わりにしなよ』
『え……そんなことできない!』
 葵は楓の腕を掴んだ。
『僕は楓が欲しいよ……好き』 
『葵……ん』
◇◇◇◇◇◇◇◇
『あっ!やぁぁ!!』
こりゅ!ぐりゅ!ちゅ 
『この間は乳首だけでイったくせに』
ちゅ!ぢゅっ!ぢゅる~~!!
『あああ!らめぇ!!やだぁ!あっあっ!イっひゃう~』
ぢゅ!ぢゅ!ぢゅ!
『や、ひゃあん!』
ぴゅ!ぴゅ!
『前まで全然だったくせにこんな感じやすい身体になっちゃって』 
つぷ!
 葵は楓の後ろに手を伸ばした。
『ぁ、後ろは駄目』
ちゅぷちゅぷくちゅ!ぐちゅ!
『ひぁ!あ、あ~!』
こりゅ!こりゅ!ちゅぷちゅぷ!
『ほら挿れてほしいだろ?』
『ほ、しくないぃ~!!あん!』
『こんなに感じてるのに?』
ちゅぷぐちゅ!ぐぢゅ!ぐちゅ!こりっ!こりっ!
『ああぁ~!ぁ、早いの無理ぃ!』
『おねだりしろよ』
くちゅ!ぐちゅ!ぐぢゅ!こりゅ!こりゅ!
『も、無理だからぁぁ!』『はやく』
ちゅぷぐちゅ!こり!!
『ひゃあ!あ、あ、あん!』
『言え!』
『はぁあ!ん!』
ぐちゅ!ぐちゅ!ぐちゅ!
『ぁ、葵……い、れて』
ぐぱぁ!
 楓は羞恥に耐えながら自分から股を開き糸が引いたとろとろのナカを見せた。 『エロ』
ずっぷ~!
『あ~!熱いぃ!あん!ぁ!』
ずぷずぷずぷずぷずぷずぷ
『あっ!ひぅん!ん!は、早いぃ、ぁ』
 『かわいい、かわいいよぉ楓!』
ずっぷ!どちゅどちゅどちゅ!ごりぃ!!
『ひゃあ!あん!らめぇ、やぁん!!』
 『イイとこ当たってるね、もっと擦ってあげる』
ずちゃずちゃ、ぐぷん!ごりゅ!ごりぃ、こり!
『あん!あん!あ~~!やだ、すぐれちゃう!!』
『精子空っぽになるまで出させてあげる!』
どちゅ!どちゅ!どちゅ!『あああああ!!』
どっぴゅ~~
ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!
『ひゃん!いま動かさないでぇ、え、ぁぁ!』
『楓のナカがヒクヒクしてる』
ぢゅぽ!くちくちくち
『やあ!指突っ込むなよ!あん!拡がってるぅ!!』
ぐぷ!ぐちゅ!ぐぢゅ!
『あぁぁぁ!んひっ!じぇんりつしぇんやあああん!』
『呂律回ってないぞ~、あーナカうねって気持ちいいわ』
ぐちゅん!どちゅどちゅどちゅ!ぐちゅ!ごり!ごり!
『あおいぃ、おれ、はぁん!悦すぎて、しぬ~あっあっ!』
『じゃあ僕がイき狂わせてあげる』
そして葵は楓の下を犯しながら肉棒を擦った。
『そんなに触ったらダメぇ!あん!ああああ!はぁん!や、漏れるぅ』
 尿意のようなものを感じながら楓はまた達しようとしていた。
『おしっこ漏らしちゃう?』
『漏れる~あっあぁ!やっらめそんなに擦ったらぁぁぁん!』
ぐぷん!ぬぽぬぽぬぽぬぽごりぃ!
『あっ!ひゃあぁ!れる!あん!』 
ぷしゃあああああ!
 楓が予想していたものとは違いそれは透明だった。
『あ、潮吹いてんじゃん!』
『嘘、何これぇ!あん!まだ治まんないよぉ』
 乱れまくった楓を嬉々とした顔で見つめる葵はつぶやいた。

『淫らなお兄ちゃんだね、楓は・・・・・・。吉田先輩は本当に惜しいことをしました。』
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