俺は入れ替わっていた。

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第1章

第3話 剣道全国王者vs軍人

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ここは現代の日本、東京日本の各省庁が集中している首都にある高校で問題が発生していた。その問題とは治療を終えた新島新が入れ替わってるのでは?と半ば冗談にも思える問題で校内中の注目、話題を集めていた。この問題の発端は新島が復帰した初日の体育の授業まで遡る。体育前でも言動は変だったがみんな大して気にしてなかった。この日の体育は柔道だった。新島は柔道、剣道が大の苦手なのだが、この日新島は柔道の先生の前で言ってしまった。
「まだこんな事やってんのか?これ初歩の初歩出来て当たり前じゃね?昔と違ってレベルおちたなぁ」柔道の出来ない新島が大口をたたいたのである。普通の先生であれば笑って流すが体育の先生は脳筋だと相場が決まっている。こんな事を脳筋の前で言えば「勝負だぁ新・島~」当然のようにこうなる。さすがにこの勝負を受けるわけないとみんなが思った。しかし当の新島は「やってやんよ」と平然と受けてしまった。みんなの思想が交差する中、体育教師の田中と新島の勝負が始まった。始めこそ互角だったが終盤に近づくにつれてだんだん田中が押され始めた。
その場の全員が固唾をのんで見つめる中ついにその瞬間が来た!!体育教師の大柄な体がいとも簡単に投げられたのである。その場の全員が見たこともないような華麗な1本背負い。あるものは歓喜しあるものは驚愕した。その勝負の結果はその日のうちに全校生徒に広まった。ここで初めてみんなが疑いだしたこいつは本当に新島なのか?みんなが一斉に疑い出した理由はも一つあった。実はあの伝説とも言える勝負には続きがあった。勝負の後投げられた田中は充血し血走った目で再戦を申しこんだのだ。もちろん余裕の表情で再戦を受ける。しかし何度やっても結果は同じであった。易々と田中を投げるのである。当然と言えば当然である。新島の中身は軍人であり特別な訓練を受けた身なのだ。もちろんその訓練は柔道だけでなく剣道や水泳など多岐にわたる。そんな地獄ともいえる厳しい訓練を耐え抜いたいわば現役軍人に体育教師が勝てるはずがないのである。話を戻そうこの勝負でみんなが新島を疑いだしたがまだ勝負も見てない者は半信半疑の状態話に尾ひれが付いてるのでは?と疑っている。しかしそんな校内をある情報が駆け巡った。なんと話題沸騰中の新島が強豪校との剣道の練習試合に急遽出場するというのである。元々メンバー抜擢されてないはずの新島なのだが、体育の勝負の話を聞いた部長、顧問が結託し新島を無理やりメンバーにねじ込んだのである。半ば嫌がれせととも思えるこの行為を新島は平然と承諾した。練習試合当日体育館には大量のギャラリーがいた観客席にははちきれんばかりのギャラリーがいた。そんな中試合が始まる。初戦から一本取られて負けていくさすがは強豪校みんながそう思った時新島が言い放つ。「ここからの試合は全部俺がやる!」選手もギャラリーも驚愕の発言に強豪校の選手たちは笑う、試合のルール的にはあり得ないが相手が承諾した事でこの無茶苦茶な試合は成立した。当の新島は「久々だなぁ剣道、まずは腕試しといきますか」などと強気の発言に強豪校は笑いながらでも本気で一言「ひねりつぶす!」試合が始まった新島は軽々と相手の一撃をかわすとそのまま流れるように胴打ちで「一本!」そのままの勢いで二人三人四人と倒し遂に強豪校のエースが登場した。湧きだつ会場は一気に静かになるなる。五年連続全国大会優勝の絶対的エース進藤一樹は竹刀を構えながら真っ直ぐ新島を見た。新島の構えには一切の隙は無く、進藤は攻めあぐねていた。沈黙と重い空気が会場を支配する中遂に進藤が動いた。素早い動きで懐に飛び込むと一気に竹刀を振り下ろした。新島は素早い動きで左に避けると同時に小手うちを狙うが進藤も素早い動きで対応しかわす。両者がリング内で眼にもとまらぬ速さで切り結ぶ中ギャラリーの興奮は頂点に達していた。どれくらい攻防が続いただろうか、ふいに進藤が胴打ちの体制に入った。新島は面うちの構えを取る。ここで進藤を知る者はわかった胴打ちに見せかけた面うちだと、同時に勝敗を悟った。進藤が素早い動きで面うち体制に入る。パン、パン
竹刀を打つ音が二回会場に響き渡る。一瞬だった。「一本!」審判の声が響き渡る。結果は新島の一本勝ちだった。
会場はしばしの静寂に包まれた。誰もが声を上げられなかった。「礼!」「ありがとうございました。」試合終了を示す挨拶の声で会場は歓声と興奮で包まれた。あの時その場の誰もが進藤の勝ちを悟ったが結果は新島の一本勝ち、進藤は挨拶後も立ち尽くしていた。立ち尽くしていた人がもう二人、それは顧問と部長だった。この試合で全校生徒の前で恥をかかすつもりが裏目に出たのだ。新島のこち誇った笑みチームメイトが涙流しながら駆け寄る中その二人はある意味泣いていた。一方そのころ試合をLIVEで見ていた職員室の先生たちはなんともはしたなく歓喜、騒いでいた。この試合で誰もが新島はこれまでの新島ではないと思い知った。
【新島はこの後注目を浴びまくって大変な目に合うのだがそれはまた別のお話】【さあ舞台は現代から昭和へ遂に始まる太平洋戦争次回もお楽しみに】
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