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S級冒険者編
史上最強の魔術師ルノ
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「ま、まさか……あの、伝説の魔術師ルノと魔王が戦ったといわれる草原?そんな馬鹿な……」
「おおっ……私もお母さんから聞いたことがある」
「う、嘘でしょ!?だって、黒原はもう300年前に無くなってしまったって……」
「皆、この場所の事を知ってるの?」
レナとホネミン以外の者たちはこの漆黒の草原に関して心当たりがあるらしく、レナは率直に尋ねると全員が驚いた表情を浮かべた。
「お、おいレナ……お前、まさか魔術師の癖にあの伝説の魔術師の事を知らないのか!?」
「史上最強と呼ばれた魔術師なんだよ!?たった一人で復活した魔王軍を倒した英雄だよ!?」
「私でも知ってるぐらい、有名な魔術師」
「俺もおとぎ話でよく知っている」
「世界中の国々で英雄として扱われている勇者よ」
「へ、へえっ……そうなんだ」
「ルノ、ですか。そういえば何度か名前は聞いたことがありますね」
皆の反応から察するに相当に有名な存在らしいが、ホネミンすらもルノという名前に関しては聞き覚えがあるという。しかし、レナとしては気になったのはその名前の人物が自分の従弟と同じ名前である事だった。
(勇者の世界から訪れたという事は……もしかしてルノ君?いや、でも……そんな偶然があり得るのか?)
レナは地球で過ごしていた時の従弟の顔を思い浮かべるが、名前が同じ名だけで同姓同名の人物とは限らない。しかし、ルノという名前は非常に珍しいため、偶然にしては出来すぎているようにも思える。
「そ、そのルノという人は日本人……いや、どんな人なのか分かる?」
「本当に知らなかったのか!?お前、魔術師の間では神のように扱われた人なんだぞ!?」
「容姿に関しては諸説あるけれど、外見は黒髪に黒目よ。それにレナ、貴方にとっても決して無関係の人物とは言い切れないわ」
「え?どうして?」
「だって彼はバルトロス王国の……何!?この気配はっ!?」
シズネがレナに対してルノとバルトロス王国の関係性を語ろうとしたとき、彼女は顔色を変えて上空を見上げる。他の者たちも同じように見上げると、上空から飛来する巨大な影を発見した。それを見た瞬間、レナは異常なまでの魔力を感じ取って冷や汗を流す。
(何だ……この馬鹿げた魔力は!?)
魔力感知の技能を持ち、さらに魔術師でもあるレナは他の人間よりも魔力を感じ取る能力が優れているのだが、まるで津波を想像させるほどの強大な魔力の奔流を感じ取り、やがて姿を現したのは先ほど倒した火竜の一回りは大きいほどの青色の竜だった。最初にそれを目撃したダインは竜種が現れたのかと騒ぎ出す。
「ひいっ!?ま、また火竜か!?」
「だが、身体が青いぞ!?」
「まさか、亜種!?火竜の亜種なのかな!?」
「……いや、違う。あれは……生き物じゃないわ!!」
迫りくる生物を見たダイン達は新種の火竜が現れたのかと思ったが、いち早く敵の正体を見抜いたのはシズネだった。彼女は迫りくる青色の火竜の様子を伺い、その正体を「氷の塊」だと見抜く。
「これは氷像よ!!魔法の力で作り出した氷の像を誰かが動かしているのよ!!」
「はあっ!?あ、あれが氷像!?嘘だろおい、こんな魔法なんて見たことないぞ!?」
「ま、待って!!そういえば伝説の魔術師ルノが操る魔法の中には氷の魔法で巨大な生物を作り出したとか……」
「俺も聞いたことがある、何でもルノは氷の魔法を最も得意とした魔術師だと……」
「……確かに、あの竜からはとてつもない魔力を感じる」
「ちょっとちょっと、最後の最後にとんでもない奴が出てきましたね!?」
魔法によって形成された「氷竜」とでも言うべき存在は上空を旋回し、地上に存在するレナ達の様子を伺っていた。その様子を見てレナは嫌な予感を覚え、このままではまずい事態に陥りそうだと考えた。
(あの竜、やばい気がする……どうすればいい?)
上空を飛ぶ氷竜を見てレナは冷や汗が先ほどから止まらず、上空から放たれる膨大な魔力に対して身体の震えが止まらない。だが、それは恐れからの震えではなく、武者震いに近かった。レナはマリアに匹敵、あるいは彼女を超える存在と出会えたことを実感すると、無意識に口元に笑みを浮かべる。
(こんな時に笑うなんて俺もどうかしてるな……いや、もう笑うしかないか)
圧倒的な魔力に対してレナは最早笑う事しか出来ず、そんなレナの感情を読み取ったかの様に氷竜が降下を始めた。その様子を見てダイン達は身構えるが、やがて地上に降り立った氷竜はレナ達からかなり離れた距離で向き合う。
「お、降りたぞ!?」
「俺達と戦う気か……?」
「あ、あんなの勝てるのかな……」
「……そもそも戦闘になるかどうかも分からない」
「弱気になっては駄目よ、しっかりしなさい」
「ううっ……なんて魔力ですか、これほどの魔力を持つ存在なんて私の知る限りの勇者の中にはいませんよ」
「つまり、勇者以上の存在というわけか……上等!!」
氷竜と向かい合ったレナ達は戦闘準備を行い、ここまで来たら戦うしかないと思われたが、その時に氷竜は口元を開く。その直後、氷竜の口内から人影のような物が現れた瞬間、氷竜の口から巨大な氷塊が出現した。
「おおっ……私もお母さんから聞いたことがある」
「う、嘘でしょ!?だって、黒原はもう300年前に無くなってしまったって……」
「皆、この場所の事を知ってるの?」
レナとホネミン以外の者たちはこの漆黒の草原に関して心当たりがあるらしく、レナは率直に尋ねると全員が驚いた表情を浮かべた。
「お、おいレナ……お前、まさか魔術師の癖にあの伝説の魔術師の事を知らないのか!?」
「史上最強と呼ばれた魔術師なんだよ!?たった一人で復活した魔王軍を倒した英雄だよ!?」
「私でも知ってるぐらい、有名な魔術師」
「俺もおとぎ話でよく知っている」
「世界中の国々で英雄として扱われている勇者よ」
「へ、へえっ……そうなんだ」
「ルノ、ですか。そういえば何度か名前は聞いたことがありますね」
皆の反応から察するに相当に有名な存在らしいが、ホネミンすらもルノという名前に関しては聞き覚えがあるという。しかし、レナとしては気になったのはその名前の人物が自分の従弟と同じ名前である事だった。
(勇者の世界から訪れたという事は……もしかしてルノ君?いや、でも……そんな偶然があり得るのか?)
レナは地球で過ごしていた時の従弟の顔を思い浮かべるが、名前が同じ名だけで同姓同名の人物とは限らない。しかし、ルノという名前は非常に珍しいため、偶然にしては出来すぎているようにも思える。
「そ、そのルノという人は日本人……いや、どんな人なのか分かる?」
「本当に知らなかったのか!?お前、魔術師の間では神のように扱われた人なんだぞ!?」
「容姿に関しては諸説あるけれど、外見は黒髪に黒目よ。それにレナ、貴方にとっても決して無関係の人物とは言い切れないわ」
「え?どうして?」
「だって彼はバルトロス王国の……何!?この気配はっ!?」
シズネがレナに対してルノとバルトロス王国の関係性を語ろうとしたとき、彼女は顔色を変えて上空を見上げる。他の者たちも同じように見上げると、上空から飛来する巨大な影を発見した。それを見た瞬間、レナは異常なまでの魔力を感じ取って冷や汗を流す。
(何だ……この馬鹿げた魔力は!?)
魔力感知の技能を持ち、さらに魔術師でもあるレナは他の人間よりも魔力を感じ取る能力が優れているのだが、まるで津波を想像させるほどの強大な魔力の奔流を感じ取り、やがて姿を現したのは先ほど倒した火竜の一回りは大きいほどの青色の竜だった。最初にそれを目撃したダインは竜種が現れたのかと騒ぎ出す。
「ひいっ!?ま、また火竜か!?」
「だが、身体が青いぞ!?」
「まさか、亜種!?火竜の亜種なのかな!?」
「……いや、違う。あれは……生き物じゃないわ!!」
迫りくる生物を見たダイン達は新種の火竜が現れたのかと思ったが、いち早く敵の正体を見抜いたのはシズネだった。彼女は迫りくる青色の火竜の様子を伺い、その正体を「氷の塊」だと見抜く。
「これは氷像よ!!魔法の力で作り出した氷の像を誰かが動かしているのよ!!」
「はあっ!?あ、あれが氷像!?嘘だろおい、こんな魔法なんて見たことないぞ!?」
「ま、待って!!そういえば伝説の魔術師ルノが操る魔法の中には氷の魔法で巨大な生物を作り出したとか……」
「俺も聞いたことがある、何でもルノは氷の魔法を最も得意とした魔術師だと……」
「……確かに、あの竜からはとてつもない魔力を感じる」
「ちょっとちょっと、最後の最後にとんでもない奴が出てきましたね!?」
魔法によって形成された「氷竜」とでも言うべき存在は上空を旋回し、地上に存在するレナ達の様子を伺っていた。その様子を見てレナは嫌な予感を覚え、このままではまずい事態に陥りそうだと考えた。
(あの竜、やばい気がする……どうすればいい?)
上空を飛ぶ氷竜を見てレナは冷や汗が先ほどから止まらず、上空から放たれる膨大な魔力に対して身体の震えが止まらない。だが、それは恐れからの震えではなく、武者震いに近かった。レナはマリアに匹敵、あるいは彼女を超える存在と出会えたことを実感すると、無意識に口元に笑みを浮かべる。
(こんな時に笑うなんて俺もどうかしてるな……いや、もう笑うしかないか)
圧倒的な魔力に対してレナは最早笑う事しか出来ず、そんなレナの感情を読み取ったかの様に氷竜が降下を始めた。その様子を見てダイン達は身構えるが、やがて地上に降り立った氷竜はレナ達からかなり離れた距離で向き合う。
「お、降りたぞ!?」
「俺達と戦う気か……?」
「あ、あんなの勝てるのかな……」
「……そもそも戦闘になるかどうかも分からない」
「弱気になっては駄目よ、しっかりしなさい」
「ううっ……なんて魔力ですか、これほどの魔力を持つ存在なんて私の知る限りの勇者の中にはいませんよ」
「つまり、勇者以上の存在というわけか……上等!!」
氷竜と向かい合ったレナ達は戦闘準備を行い、ここまで来たら戦うしかないと思われたが、その時に氷竜は口元を開く。その直後、氷竜の口内から人影のような物が現れた瞬間、氷竜の口から巨大な氷塊が出現した。
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