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真・闘技祭 予選編
雷の聖痕の所有者
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「おおっ……やってるなぁっ」
「うおっ!?な、何だこいつ……あれ、待てよ。そういえばどこかで見た事があるような……」
「ダイゴか……お前もここにいたのか」
唐突に出現した普通の巨人族の2倍近くの体格を誇る巨人の登場にシュンは驚くが、すぐにムサシは「ダイゴ」と口にする。その名前を聞いてシュンは昔、闘技場にてレナが変装した「ルナ」が戦った相手だと思い出す。
「そうか、思い出したぞ。誰かと思えばあの時のデカブツか!!」
「んん?何だ、このチビのおっさん。おいらの事を知っているのか?」
「誰がおっさんだ!!お前らからすれば俺はジジイだ!!」
「いや、怒るところはそこなのか……?」
自分の事をおっさん扱いされたシュンが少しずれた切れ方をするが、ダイゴは背中に抱えた巨大な棍棒を手に持つと、上段に構える。それを見たシュンとムサシは顔色を変え、まさか戦闘に参加するつもりなのかと焦りを抱く。
「よぉしっ……おいらも戦うぞぉっ!!」
「ちょ、馬鹿っ!?そんな物を振り回したら周りにも被害が……」
「止めろ、ダイゴ!?」
「兜割りぃっ!!」
二人の静止が聞こえていないのかダイゴは棍棒を振りかざすと、勢いよく振り下ろす。しかも戦技まで発動しているので威力は強化され、このまま地面に衝突すれば途轍もない被害を被るだろう。一応は闘技祭の開催中で被害を受けた建物は闘技祭側が補償してくれる話になっているが、それでもダイゴのような巨人が本気で暴れれば被害は大きなものになる。
仕方なくシュンは剣を構え、棍棒の勢いを止めようと試みた。ムサシも大剣を構えて受け止める体勢に入ろうとした時、二人の間をかいくぐって何者かがダイゴの前に飛び出す。
「なっ!?」
「誰だ!?」
「どいてなっ!!」
唐突に出現した何者かにシュンとムサシは驚くが、その人物はダイゴが振り下ろした棍棒に目掛けて拳を突き出した瞬間、稲妻が落ちたような轟音が鳴り響く。直後に周囲に電流が迸り、金属の棍棒を抱えていたダイゴの肉体に電撃が襲い掛かった。
「あがががっ!?」
「ダイゴ!!」
「な、何だぁっ!!何が起きてんだ!?」
全身に電流が走ったダイゴは棍棒を手放すと、膝を付き、前のめりに倒れ込む。慌ててムサシとシュンはその場を退くと、街道にダイゴの巨体が倒れ込む。完全にダイゴは気絶してしまっており、仮に目を覚ましたとしても動ける状態ではない。
ダイゴに起きた出来事にムサシとシュンは驚いた表情を浮かべながらも彼に向けて飛び込んだ相手に視線を向け、その人物を見た瞬間、二人は驚く。その人物は金髪の髪の毛に牛のような角を頭に生やし、更に両手にはオリハルコン製だと思われる闘拳を身に付けていた。身長は180センチ近くは存在し、更に胸が異様に大きい。
「何だ、デカい奴がいるから期待してたけど、こんなもんか……じゃあ、次はあんたらが私を楽しませてくれるか?」
「な、何だお前……森人族、じゃないのか?」
「ん?ああ、私は森人族じゃないよ。こう見えても魔人族だよ」
「魔人族!?それにその角……まさか、ミノタウロスか?」
「はあっ!?み、ミノタウロス!?」
シュンとムサシの前に現れた少女は年齢は18才程度だと思われ、身長の割には童顔ではあるが整った顔立ちをしていた。しかし、肉体の方は非常に発達しており、恐らくはマリアやティナよりも大きい乳房にシュンは喉を鳴らす。仮に彼の師匠のハヤテがここにいたら彼を切り伏せていただろうが、少女はシュンの向ける視線に対して慣れているのか特に気にした様子はない。
髪の毛は金髪で腰の辺りにまで伸ばし、更に瞳の色も金色だった。外見はどう見ても森人族か人間にしか見えないが、ムサシは彼女の頭に生えている角から魔人族のミノタウロスだと見抜く。
「噂によるとミノタウロスの中には極稀に人間の容姿に瓜二つの子供が産まれる事があると聞いた事がある……まさか、本当にミノタウロスなのか?」
「へえ、私の角を見ただけで種族を見抜いた奴なんて初めてだよ。あんた、結構な博識なんだな」
「マジかよ!?本当に魔人族だったのか……」
少女とムサシの会話にシュンは心底驚き、確かに魔人族の中には吸血鬼のように人間と瓜二つの姿をした種族も多い。しかし、目の前の少女が世間では「牛鬼」と恐れられているミノタウロスだと知ってシュンは信じられない表情を浮かべる。しかし、今は少女の種族の事よりも、彼女がいったい何をしてダイゴを倒したのかが重要だった。
「お、お前……さっき、何をしたんだ?」
「ん?ああ、実は私ってちょっと変わっててさ。こうして力を込めると、身体に電気を流す事が出来るんだよ。ほら、見てろよ」
「うおっ!?」
「……電流を操れるのか?」
シュンの言葉に少女は笑顔を浮かべながら右手の人差し指と親指を見せると、指の間に電流が迸る。それを見てシュンとムサシは驚き、一方で少女の方は自慢するように笑顔を浮かべた。
※色々と悩みましたが、雷の聖痕の所有者は女の子にしました。男でも良かったかもしれませんが、そうなると金色の〇ッシュベルの主人公を意識してしまうので……
「うおっ!?な、何だこいつ……あれ、待てよ。そういえばどこかで見た事があるような……」
「ダイゴか……お前もここにいたのか」
唐突に出現した普通の巨人族の2倍近くの体格を誇る巨人の登場にシュンは驚くが、すぐにムサシは「ダイゴ」と口にする。その名前を聞いてシュンは昔、闘技場にてレナが変装した「ルナ」が戦った相手だと思い出す。
「そうか、思い出したぞ。誰かと思えばあの時のデカブツか!!」
「んん?何だ、このチビのおっさん。おいらの事を知っているのか?」
「誰がおっさんだ!!お前らからすれば俺はジジイだ!!」
「いや、怒るところはそこなのか……?」
自分の事をおっさん扱いされたシュンが少しずれた切れ方をするが、ダイゴは背中に抱えた巨大な棍棒を手に持つと、上段に構える。それを見たシュンとムサシは顔色を変え、まさか戦闘に参加するつもりなのかと焦りを抱く。
「よぉしっ……おいらも戦うぞぉっ!!」
「ちょ、馬鹿っ!?そんな物を振り回したら周りにも被害が……」
「止めろ、ダイゴ!?」
「兜割りぃっ!!」
二人の静止が聞こえていないのかダイゴは棍棒を振りかざすと、勢いよく振り下ろす。しかも戦技まで発動しているので威力は強化され、このまま地面に衝突すれば途轍もない被害を被るだろう。一応は闘技祭の開催中で被害を受けた建物は闘技祭側が補償してくれる話になっているが、それでもダイゴのような巨人が本気で暴れれば被害は大きなものになる。
仕方なくシュンは剣を構え、棍棒の勢いを止めようと試みた。ムサシも大剣を構えて受け止める体勢に入ろうとした時、二人の間をかいくぐって何者かがダイゴの前に飛び出す。
「なっ!?」
「誰だ!?」
「どいてなっ!!」
唐突に出現した何者かにシュンとムサシは驚くが、その人物はダイゴが振り下ろした棍棒に目掛けて拳を突き出した瞬間、稲妻が落ちたような轟音が鳴り響く。直後に周囲に電流が迸り、金属の棍棒を抱えていたダイゴの肉体に電撃が襲い掛かった。
「あがががっ!?」
「ダイゴ!!」
「な、何だぁっ!!何が起きてんだ!?」
全身に電流が走ったダイゴは棍棒を手放すと、膝を付き、前のめりに倒れ込む。慌ててムサシとシュンはその場を退くと、街道にダイゴの巨体が倒れ込む。完全にダイゴは気絶してしまっており、仮に目を覚ましたとしても動ける状態ではない。
ダイゴに起きた出来事にムサシとシュンは驚いた表情を浮かべながらも彼に向けて飛び込んだ相手に視線を向け、その人物を見た瞬間、二人は驚く。その人物は金髪の髪の毛に牛のような角を頭に生やし、更に両手にはオリハルコン製だと思われる闘拳を身に付けていた。身長は180センチ近くは存在し、更に胸が異様に大きい。
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「ん?ああ、私は森人族じゃないよ。こう見えても魔人族だよ」
「魔人族!?それにその角……まさか、ミノタウロスか?」
「はあっ!?み、ミノタウロス!?」
シュンとムサシの前に現れた少女は年齢は18才程度だと思われ、身長の割には童顔ではあるが整った顔立ちをしていた。しかし、肉体の方は非常に発達しており、恐らくはマリアやティナよりも大きい乳房にシュンは喉を鳴らす。仮に彼の師匠のハヤテがここにいたら彼を切り伏せていただろうが、少女はシュンの向ける視線に対して慣れているのか特に気にした様子はない。
髪の毛は金髪で腰の辺りにまで伸ばし、更に瞳の色も金色だった。外見はどう見ても森人族か人間にしか見えないが、ムサシは彼女の頭に生えている角から魔人族のミノタウロスだと見抜く。
「噂によるとミノタウロスの中には極稀に人間の容姿に瓜二つの子供が産まれる事があると聞いた事がある……まさか、本当にミノタウロスなのか?」
「へえ、私の角を見ただけで種族を見抜いた奴なんて初めてだよ。あんた、結構な博識なんだな」
「マジかよ!?本当に魔人族だったのか……」
少女とムサシの会話にシュンは心底驚き、確かに魔人族の中には吸血鬼のように人間と瓜二つの姿をした種族も多い。しかし、目の前の少女が世間では「牛鬼」と恐れられているミノタウロスだと知ってシュンは信じられない表情を浮かべる。しかし、今は少女の種族の事よりも、彼女がいったい何をしてダイゴを倒したのかが重要だった。
「お、お前……さっき、何をしたんだ?」
「ん?ああ、実は私ってちょっと変わっててさ。こうして力を込めると、身体に電気を流す事が出来るんだよ。ほら、見てろよ」
「うおっ!?」
「……電流を操れるのか?」
シュンの言葉に少女は笑顔を浮かべながら右手の人差し指と親指を見せると、指の間に電流が迸る。それを見てシュンとムサシは驚き、一方で少女の方は自慢するように笑顔を浮かべた。
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