1,055 / 2,090
真・闘技祭 予選編
ハルナの過去
しおりを挟む
「ハルナ、お前本当は自分の事を俺と呼んでるんだろ?どうして無理に呼びなおそうとしてるんだ」
「……母ちゃんとの約束なんだよ」
「約束?」
レナの質問に対してハルナは面倒そうな表情を浮かべるが、世話になっている身である事は自覚しているらしく、仕方なく彼女は自分の出生を話し始めた。
「私は監獄島と呼ばれる場所で生まれたんだよ。まあ、生まれたといってもすぐに島から追い出されたんだけどな」
「監獄島……前に聞いた事があるな。あ、思い出した!!確か、世界中の囚人が送り込まれる島だっけ?」
「そうそう、そこで私は生まれたんだよ。本当の母ちゃんと父ちゃんの事は覚えないけどな」
ハルナは監獄島に暮らしていた囚人達の間で生まれてきた子供である事を明かし、監獄塔で生まれた赤子は強制的に看守に引き取られ、外の世界へと送り込まれるらしい。理由としては罪人であろうと生まれてきた子供に罪はなく、そもそも島内は無法地帯なので生まれてきた子供が危険に晒される可能性が高い。それを考慮して子供は外の世界へ送り込む決まりが存在した。
その後のハルナは獣人国の孤児院に送り込まれたが、彼女は出生が特別でしかも魔人族であるという事から他の子供から距離を置かれていた。当のハルナも子供の頃は自分が獣人だと思い込んでいたが、自分のように角を生やした獣人を見た事はなく、薄々彼女も自分が普通ではない事に気づいていたという。
「孤児院ではずっと私は一人ぼっちだった。それにある時に雷に打たれてからこんな能力を持つようになってから、更に敬遠されるようになった」
「孤児院に暮らしていた時に雷を浴びたのか……」
「そうそう、あの時はマジで死ぬかと思った。実際、羽の生えた胡散臭そうな女の幽霊が見えたぐらいだ。きっと、あれは冥府の悪魔だな」
「ん?その悪魔、何処かで聞き覚えがあるような……」
「まあ、そんな事はともかく、この力が使えるようになってから一掃に私は腫れ物扱いされるようになって、結局は耐え切れなくなって逃げ出したんだよ」
孤児院の子供や大人達からもハルナは恐れられ、それが嫌になって彼女は孤児院を抜け出し、一人で生き抜こうとしたらしい。しかし、特別な力を宿しているからといってハルナは子供であった事は間違いなく、当時は上手く雷の聖痕を上手く扱いこなせなかった事もあって路頭に迷っていた所を彼女が「母親」と慕う存在に拾われたという。
「私を救ったのは傭兵稼業を営むナツナという女だったよ。まだ若いのに私を拾って自分の娘のように育てたんだ。傭兵弾の頭を務めるぐらいに強くて、色々と私に教えてくれたよ。文字の読み書きとか、料理とか、喧嘩の仕方とか……」
「最後のはおかしいだろ。いや、でも傭兵稼業をしてるなら別におかしくはないか……?」
レナも幼少期に戦闘の指導を受けていた事もあるため、その点ではハルナに親近感を抱く。最もレナが教わったのは「武述」に対してハルナの場合は「喧嘩術」であり、彼女の場合は効率的に人を倒す方法を教わったらしい。
「母ちゃんは色々と教えてくれたよ、まあ優しい人だとは言えなかったけどな。私が文字をちゃんと覚えるまで飯を抜きにしたり、喧嘩した時は容赦なく殴ってくるし、その癖に妙に女らしい言葉遣いを使えと叱ってくるし……変な母ちゃんだったよ」
「ああ、だから一人称も私にしようとしてるのか」
「私が育った孤児院は男ばっかりだったからな、俺の方がしっくりくるんだけど、死んだ母ちゃんとの約束だからな……」
「……そっか」
ナツナは既に死亡しているらしく、ハルナは彼女が死ぬ前に交わした約束を果たすために自分の一人称を直そうと頑張っているらしい。どのような理由でナツナが死んでしまったのかはレナは聞く事は出来ず、とりあえずは話題を逸らそうとレナはハルナが聖痕の目覚めた時の事を尋ねる。
「ハルナの聖痕は雷に打たれた時に出てきたのか?」
「聖痕?ああ、この胸に浮かんでる紋様の事か?へえ、これって聖痕という名前なんだ。なんか、格好いいな」
「俺も持ってるよ。ほら、これ」
「あ、本当だ。でも、なんか私のと違うな……」
ハルナは自分の胸元に視線を向け、現在は聖痕は浮かんでいない。その一方でレナの方は右腕に刻まれた聖痕を見せつけると、彼女は自分の宿している聖痕の紋様が違う事に気付く。レナの場合は「渦巻き」ハルナの場合は「雷」を想像させる紋様が刻まれている。
ちなみに正統な聖痕の所有者は普段は聖痕は見えず、能力を発揮するときだけ聖痕が浮き出る仕組みになっており、実際にレミアの場合は額に十字架を想像させる紋様が存在するが、彼女は聖痕の力を発揮する時にしか紋様は浮かばない。ハルナの場合も普段は雷の聖痕は見えず、彼女が正真正銘の聖痕の所有者である事が判明した。
※投稿が遅れて申し訳ありません(;´・ω・)
「……母ちゃんとの約束なんだよ」
「約束?」
レナの質問に対してハルナは面倒そうな表情を浮かべるが、世話になっている身である事は自覚しているらしく、仕方なく彼女は自分の出生を話し始めた。
「私は監獄島と呼ばれる場所で生まれたんだよ。まあ、生まれたといってもすぐに島から追い出されたんだけどな」
「監獄島……前に聞いた事があるな。あ、思い出した!!確か、世界中の囚人が送り込まれる島だっけ?」
「そうそう、そこで私は生まれたんだよ。本当の母ちゃんと父ちゃんの事は覚えないけどな」
ハルナは監獄島に暮らしていた囚人達の間で生まれてきた子供である事を明かし、監獄塔で生まれた赤子は強制的に看守に引き取られ、外の世界へと送り込まれるらしい。理由としては罪人であろうと生まれてきた子供に罪はなく、そもそも島内は無法地帯なので生まれてきた子供が危険に晒される可能性が高い。それを考慮して子供は外の世界へ送り込む決まりが存在した。
その後のハルナは獣人国の孤児院に送り込まれたが、彼女は出生が特別でしかも魔人族であるという事から他の子供から距離を置かれていた。当のハルナも子供の頃は自分が獣人だと思い込んでいたが、自分のように角を生やした獣人を見た事はなく、薄々彼女も自分が普通ではない事に気づいていたという。
「孤児院ではずっと私は一人ぼっちだった。それにある時に雷に打たれてからこんな能力を持つようになってから、更に敬遠されるようになった」
「孤児院に暮らしていた時に雷を浴びたのか……」
「そうそう、あの時はマジで死ぬかと思った。実際、羽の生えた胡散臭そうな女の幽霊が見えたぐらいだ。きっと、あれは冥府の悪魔だな」
「ん?その悪魔、何処かで聞き覚えがあるような……」
「まあ、そんな事はともかく、この力が使えるようになってから一掃に私は腫れ物扱いされるようになって、結局は耐え切れなくなって逃げ出したんだよ」
孤児院の子供や大人達からもハルナは恐れられ、それが嫌になって彼女は孤児院を抜け出し、一人で生き抜こうとしたらしい。しかし、特別な力を宿しているからといってハルナは子供であった事は間違いなく、当時は上手く雷の聖痕を上手く扱いこなせなかった事もあって路頭に迷っていた所を彼女が「母親」と慕う存在に拾われたという。
「私を救ったのは傭兵稼業を営むナツナという女だったよ。まだ若いのに私を拾って自分の娘のように育てたんだ。傭兵弾の頭を務めるぐらいに強くて、色々と私に教えてくれたよ。文字の読み書きとか、料理とか、喧嘩の仕方とか……」
「最後のはおかしいだろ。いや、でも傭兵稼業をしてるなら別におかしくはないか……?」
レナも幼少期に戦闘の指導を受けていた事もあるため、その点ではハルナに親近感を抱く。最もレナが教わったのは「武述」に対してハルナの場合は「喧嘩術」であり、彼女の場合は効率的に人を倒す方法を教わったらしい。
「母ちゃんは色々と教えてくれたよ、まあ優しい人だとは言えなかったけどな。私が文字をちゃんと覚えるまで飯を抜きにしたり、喧嘩した時は容赦なく殴ってくるし、その癖に妙に女らしい言葉遣いを使えと叱ってくるし……変な母ちゃんだったよ」
「ああ、だから一人称も私にしようとしてるのか」
「私が育った孤児院は男ばっかりだったからな、俺の方がしっくりくるんだけど、死んだ母ちゃんとの約束だからな……」
「……そっか」
ナツナは既に死亡しているらしく、ハルナは彼女が死ぬ前に交わした約束を果たすために自分の一人称を直そうと頑張っているらしい。どのような理由でナツナが死んでしまったのかはレナは聞く事は出来ず、とりあえずは話題を逸らそうとレナはハルナが聖痕の目覚めた時の事を尋ねる。
「ハルナの聖痕は雷に打たれた時に出てきたのか?」
「聖痕?ああ、この胸に浮かんでる紋様の事か?へえ、これって聖痕という名前なんだ。なんか、格好いいな」
「俺も持ってるよ。ほら、これ」
「あ、本当だ。でも、なんか私のと違うな……」
ハルナは自分の胸元に視線を向け、現在は聖痕は浮かんでいない。その一方でレナの方は右腕に刻まれた聖痕を見せつけると、彼女は自分の宿している聖痕の紋様が違う事に気付く。レナの場合は「渦巻き」ハルナの場合は「雷」を想像させる紋様が刻まれている。
ちなみに正統な聖痕の所有者は普段は聖痕は見えず、能力を発揮するときだけ聖痕が浮き出る仕組みになっており、実際にレミアの場合は額に十字架を想像させる紋様が存在するが、彼女は聖痕の力を発揮する時にしか紋様は浮かばない。ハルナの場合も普段は雷の聖痕は見えず、彼女が正真正銘の聖痕の所有者である事が判明した。
※投稿が遅れて申し訳ありません(;´・ω・)
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。