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真・闘技祭 予選編
似た者同士
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「でも、私以外にも同じような力を持っている奴は初めて見たよ。意外と似た者同士かもな、私達って」
「似た者同士……か」
ハルナの何気ない言葉にレナは考え込み、確かに意外な程にハルナとレナは共通点が多い。幼少期に親元を離れて暮らしていた事、育て親のような存在から武術を学んだ事、互いに聖痕の所有者である事、ここまでくると只の偶然とは思えず、もうお互いに赤の他人とは思えない。
その一方でレナは自分なんかよりも過酷な環境で育ってきたハルナに同情するが、ハルナ本人は別に自分が特別に厳しい環境で育ったとは思っていない。むしろ実の両親に引き剥がされたたお陰で育ての親である女傭兵と出会い、この雷の聖痕を身に付ける事が出来たと考えていた。
「さてと、私の昔話を聞いたんだからそっちも何か面白い話をしろよ」
「面白い話ね……なら、次は俺の身の上話でも聞く?」
「それ、面白いのか?」
「まあ、君ほどじゃないけど結構な人生を送ってきたよ。生まれた瞬間に父親に投げ捨てられたり、ずっと家族だと思っていた相手に剣を向けられたり、母親がビキニアーマーの愛好者だったり……ううっ」
「いや、聞く限りだと私よりも凄そうな体験をしてそうだな!!聞かせてくれよ!!」
レナの話にハルナは食いつき、他人の身の上話でここまで興味を抱いたのは初めてな彼女は自然とレナの隣に座って彼がどのような人生を送ってきたのかを尋ねる。そんな彼女にレナはとりあえずは何処から話すべきか悩み、とりあえずは父親から拒絶されて城から追放された後の出来事から話す――
――その頃、シズネは屋敷の中庭にて雪月花と白百合を手にした状態で立ち尽くしていた。彼女は目隠しした状態で剣を構え、想像上の敵と向かい合う。シズネの前には父親の仇にして同時に目標でもある「ゴウライ」の姿が浮かんでいた。
「……はっ!!」
ゴウライの虚像に向けて彼女は右手の雪月花で突きを繰り出し、続けて左手の白百合を振り抜く。しかし、虚像のゴウライは彼女の攻撃を弾き、逆に大剣をシズネの首元に振り払う。
「くぅっ……せいっ!!」
状態を逸らして大剣を回避したシズネは今度はゴウライの両足に目掛けて刃を振り抜くが、虚像のゴウライは簡単に後ろに飛んで攻撃を回避する。巨体でありながら俊敏に動くゴウライに対してシズネはため息を吐き出し、目隠し用の包帯を取り除く。
「駄目ね、このまま挑んでも勝ち目はない……また、貴方に頼る事になるわ」
「……誰に話してるの?」
「ぷるんっ?」
雪月花に向けてシズネは小声で呟くと、彼女の後ろの方からコトミンが姿を現し、その頭の上にはスラミンが乗っていた。彼女を見てシズネは練習を見られていた事を知り、訓練に夢中で他の人間の接近に気付かなかった事を知って頭を冷やす。
「いえ、何でもないわ。それよりも貴女がこんな時間帯に目覚めるなんて珍しいわね……いつもはレナに起こされるまで寝ているくせに」
「最近はお義母さんと一緒に暮らしているから、夫に恥をかかせないようにしっかりとしてる。これも妻の役目」
「妻……い、言っておくけど私はレナを諦めるつもりはないわ」
「分かってる、早くシズネもレナに受け入れて貰えるといい」
「勝ち誇った笑みは止めなさい!!だいたい貴女……くっ……!?」
「シズネ?」
会話の際中でシズネは胸元が疼き、苦し気な表情を浮かべる。そんなシズネの様子を見てコトミンは不思議そうに顔を覗き込むと、スラミンも心配そうにコトミンの頭から下りてシズネの顔を見上げる。
最近、シズネは時々胸元に妙に疼く事があり、最初の頃は何かの病気だと思って知り合いの治癒魔導士や薬剤師に相談した事もあったが、特に身体に異常は見つからなかった。だが、修練の途中で胸元が疼く事が最近多く、彼女はしばらくすると楽になったのか何でもない風に首を振った。
「……いえ、大丈夫よ。それより、今は訓練中だから集中したいの。離れていてもらえる?」
「……大丈夫ならいい、だけど怪我をしてきつかったらすぐに相談して。私の魔法で治す」
「ええ、その時はお願いするわ」
「ぷるぷるっ?」
コトミンの言葉にシズネは素直に感謝の言葉を口にすると、彼女は再び剣の鍛錬を再開する。その様子をスラミンは不安そうに見つめるが、一方でコトミンの方も自分の胸元に手を押し当て、意味深な表情を浮かべる。
「シズネ」
「……何かしら?」
「ううん、やっぱり何でもない」
話しかけられたシズネは不思議そうに振り返るが、コトミンは首を振るとその場を立ち去る。そんな彼女の姿を見てシズネは違和感を抱くが、コトミンが離れた途端に彼女は胸元の疼きが消えたような気がした。
(まさか……ね)
シズネは立ち去っていくコトミンを見つめながらも鍛錬を再開し、闘技祭の本選までに自分の新たな剣技を完成させるために励む。
※ボツ案
シズネ「この胸の疼き……はっ!?まさか私の胸に成長期が!?」
コトミン「(●ω●)」←憐れみの目
カタナヅキ「今回は1時間も投稿が遅れたため、アイリスからの罰で二話目を投稿しました(´;ω;`)」
アイリス「もう二度と遅刻するんじゃないですよ!!(# ゚Д゚)」
「似た者同士……か」
ハルナの何気ない言葉にレナは考え込み、確かに意外な程にハルナとレナは共通点が多い。幼少期に親元を離れて暮らしていた事、育て親のような存在から武術を学んだ事、互いに聖痕の所有者である事、ここまでくると只の偶然とは思えず、もうお互いに赤の他人とは思えない。
その一方でレナは自分なんかよりも過酷な環境で育ってきたハルナに同情するが、ハルナ本人は別に自分が特別に厳しい環境で育ったとは思っていない。むしろ実の両親に引き剥がされたたお陰で育ての親である女傭兵と出会い、この雷の聖痕を身に付ける事が出来たと考えていた。
「さてと、私の昔話を聞いたんだからそっちも何か面白い話をしろよ」
「面白い話ね……なら、次は俺の身の上話でも聞く?」
「それ、面白いのか?」
「まあ、君ほどじゃないけど結構な人生を送ってきたよ。生まれた瞬間に父親に投げ捨てられたり、ずっと家族だと思っていた相手に剣を向けられたり、母親がビキニアーマーの愛好者だったり……ううっ」
「いや、聞く限りだと私よりも凄そうな体験をしてそうだな!!聞かせてくれよ!!」
レナの話にハルナは食いつき、他人の身の上話でここまで興味を抱いたのは初めてな彼女は自然とレナの隣に座って彼がどのような人生を送ってきたのかを尋ねる。そんな彼女にレナはとりあえずは何処から話すべきか悩み、とりあえずは父親から拒絶されて城から追放された後の出来事から話す――
――その頃、シズネは屋敷の中庭にて雪月花と白百合を手にした状態で立ち尽くしていた。彼女は目隠しした状態で剣を構え、想像上の敵と向かい合う。シズネの前には父親の仇にして同時に目標でもある「ゴウライ」の姿が浮かんでいた。
「……はっ!!」
ゴウライの虚像に向けて彼女は右手の雪月花で突きを繰り出し、続けて左手の白百合を振り抜く。しかし、虚像のゴウライは彼女の攻撃を弾き、逆に大剣をシズネの首元に振り払う。
「くぅっ……せいっ!!」
状態を逸らして大剣を回避したシズネは今度はゴウライの両足に目掛けて刃を振り抜くが、虚像のゴウライは簡単に後ろに飛んで攻撃を回避する。巨体でありながら俊敏に動くゴウライに対してシズネはため息を吐き出し、目隠し用の包帯を取り除く。
「駄目ね、このまま挑んでも勝ち目はない……また、貴方に頼る事になるわ」
「……誰に話してるの?」
「ぷるんっ?」
雪月花に向けてシズネは小声で呟くと、彼女の後ろの方からコトミンが姿を現し、その頭の上にはスラミンが乗っていた。彼女を見てシズネは練習を見られていた事を知り、訓練に夢中で他の人間の接近に気付かなかった事を知って頭を冷やす。
「いえ、何でもないわ。それよりも貴女がこんな時間帯に目覚めるなんて珍しいわね……いつもはレナに起こされるまで寝ているくせに」
「最近はお義母さんと一緒に暮らしているから、夫に恥をかかせないようにしっかりとしてる。これも妻の役目」
「妻……い、言っておくけど私はレナを諦めるつもりはないわ」
「分かってる、早くシズネもレナに受け入れて貰えるといい」
「勝ち誇った笑みは止めなさい!!だいたい貴女……くっ……!?」
「シズネ?」
会話の際中でシズネは胸元が疼き、苦し気な表情を浮かべる。そんなシズネの様子を見てコトミンは不思議そうに顔を覗き込むと、スラミンも心配そうにコトミンの頭から下りてシズネの顔を見上げる。
最近、シズネは時々胸元に妙に疼く事があり、最初の頃は何かの病気だと思って知り合いの治癒魔導士や薬剤師に相談した事もあったが、特に身体に異常は見つからなかった。だが、修練の途中で胸元が疼く事が最近多く、彼女はしばらくすると楽になったのか何でもない風に首を振った。
「……いえ、大丈夫よ。それより、今は訓練中だから集中したいの。離れていてもらえる?」
「……大丈夫ならいい、だけど怪我をしてきつかったらすぐに相談して。私の魔法で治す」
「ええ、その時はお願いするわ」
「ぷるぷるっ?」
コトミンの言葉にシズネは素直に感謝の言葉を口にすると、彼女は再び剣の鍛錬を再開する。その様子をスラミンは不安そうに見つめるが、一方でコトミンの方も自分の胸元に手を押し当て、意味深な表情を浮かべる。
「シズネ」
「……何かしら?」
「ううん、やっぱり何でもない」
話しかけられたシズネは不思議そうに振り返るが、コトミンは首を振るとその場を立ち去る。そんな彼女の姿を見てシズネは違和感を抱くが、コトミンが離れた途端に彼女は胸元の疼きが消えたような気がした。
(まさか……ね)
シズネは立ち去っていくコトミンを見つめながらも鍛錬を再開し、闘技祭の本選までに自分の新たな剣技を完成させるために励む。
※ボツ案
シズネ「この胸の疼き……はっ!?まさか私の胸に成長期が!?」
コトミン「(●ω●)」←憐れみの目
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