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真・闘技祭 本選編
一回戦終了
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――予想外の選手の入れ替わりが判明し、更には全滅したと思われた魔人族「竜人」の襲撃によって試合は一時中断される。闘技場内は隈なく捜索が行われたが、結局は逃げ出した竜人の発見には至らなかった。その後、試合に関しては対戦相手の選手が戦闘不能の状態で見つかったため、ハンゾウの不戦勝で終わる。
その後の試合に関しては順当に「ハヤテ」「シュン」「ハルナ」が勝ち進み、時刻は夕方を迎えると最終試合が行われた。最後の試合という事で注目が集まる中、レナは試合も出場せずに自分の家に戻っていた。
「な、なあ……レナ、本当に良かったのか?最後の試合、見ていかなくて……」
「そういうダインこそ別に俺に付いてくる必要なかったんだよ?気になるなら見ていけばいいのに……」
「いや、僕の場合は次の試合で棄権するつもりだから別に関係ないし」
「ダインのそういう潔い所、嫌いじゃないけどね……」
苦労して一回戦を勝ち抜いたにも関わらず、次の試合では棄権を申しこむ事に躊躇しないダインに対してレナは呆れる。だが、残った選手の事を考えてもダインが試合に出場して勝利する可能性は限りなく低い。闘技場に集まった者達の中でも選りすぐりの強者だけが勝ち残り、正直に言えばどんな相手だろうとダインでは分が悪い。
「俺が早く帰ったのは試合が終わると闘技場が帰りの客でごった返しになるから、早めに帰ろうと思っただけだよ。それに……」
「それに?」
「いや、なんでもない」
レナは早めに帰った理由はアイリスと交信を行うためであり、彼女から逃げ出したサスケや竜人の事を聞き出そうと思っていた。そのためにわざわざ早々に抜け出してきたのだが、ダインが後を付いてきたのは予想外だった。別に彼がいても交信は行えるが、気分的にはアイリスと話すときは人目に付かない場所で話したい気がした。
「ふうっ……そういえば腹が減ってきたな。レナ、何処かで適当に飯でも……!?」
「……誰だ?」
街を歩いている途中、唐突にレナのダインの聖痕が輝き、すぐにレナは近くに聖痕の所有者が存在する事に気付く。すると路地裏の方からホムラが現れ、彼女はレナ達の前に立つ。
「ここにいればお前に会えると思っていた」
「ホムラか……いや、他にもいるな」
「お~い、こっちこっち」
レナは聖痕の反応から他にも隠れている人間がいると思ったが、聞き覚えのある声がして振り返ると、近くの建物の屋上に骨付き肉を片手に持ったハルナとレミアが存在した。レミアの方は顔色が悪く、ホムラの顔を見ると視線を逸らす。
聖痕の所有者が5人も集まり、やがて全員がレナ達の前へと集まる。ハルナとレミアはともかく、ホムラも自分に用事があるのかとレナは身構えると、彼女はレナの後方へと視線を向けた。
『むむっ!?お前達、こんな所で何をしている?もしや喧嘩か!?ずるいぞ、吾輩も混ぜろ!!』
「うわっ!?ご、ゴウライ!?」
「……これで6人か」
後方を振り返るとゴウライが駆けつける姿を発見し、これで6人の聖痕所有者がこの場に集まった。それぞれが「風」「火」「雷」「地」「聖」「闇」の聖痕を宿し、後は水の聖痕の所有者が集まればこの世界に存在する7人の聖痕所有者が集まる事になる。
まるで待ち合わせしていたかのように全員が集まった事に驚く中、ホムラは聖痕を抑えて黙り込み、他の者達も聖痕にまだ反応がある事を知る。そしてレナ達の前には思いもよらぬ人物が現れた。
「皆……こんな所で何してるの?」
「……コトミン?」
レナ達の前にスラミンとヒトミンを抱えたコトミンが姿を現すと、ホムラは彼女に鋭い視線を向けて呟く。
「そうか、お前だったのか。初めて会った時から気に掛かってはいたが……お前が水の聖痕の所有者か」
「えっ……」
「こ、コトミンが……聖痕の所有者!?」
「ええっ!?嘘だろ、全然気づかなかったぞ!?」
『聖痕?何だそれは?』
ホムラの言葉にレナ達は驚き、全員の視線がコトミンへと集まる。だが、当のコトミンは首を傾げ、自分の身体を見渡す素振りを行うが、首を左右に振る。
「違う、私は聖痕なんて持っていない……私の身体には皆みたいに変な痣はない」
「何だと……」
「言われてみれば確かに一緒に暮らしている時もコトミンに聖痕が反応した事はないけど……」
「ですが、この反応は確かに……」
レナやダインは普段からコトミンと行動を共にすることが多いが、今までに彼女に聖痕が反応した事はない。しかし、この場に6人の聖痕所有者が集まると、僅かにだがコトミンに聖痕の反応が感じられた。これはどういう事なのかと考えた時、ここでコトミンは何かを察した表情を浮かべる。
「きっと、皆が感じているのは私の中に残った聖痕の破片……私は水の聖痕には選ばれなかった」
「破片?」
「選ばれなかったって……どういう意味だ?」
「……私よりも聖痕の所有者に相応しい者が現れたから、聖痕はその人に与えた。それだけの話」
コトミンは会話の途中で後ろを振り返ると、そこにはレナ達の知る人物が立っていた。
※本日も「不遇職とバカにされましたが、それほど悪くない」と「力と魔法も半人前、なら二つ合わせれば一人前ですよね?」を12時まで連続投稿します!!
サッサトトウコウシナサイ(# ゚Д゚)つ(;´・ω・)ヒイイッ ← 出番がなくて暇を持て余したアイリスに脅される作者
その後の試合に関しては順当に「ハヤテ」「シュン」「ハルナ」が勝ち進み、時刻は夕方を迎えると最終試合が行われた。最後の試合という事で注目が集まる中、レナは試合も出場せずに自分の家に戻っていた。
「な、なあ……レナ、本当に良かったのか?最後の試合、見ていかなくて……」
「そういうダインこそ別に俺に付いてくる必要なかったんだよ?気になるなら見ていけばいいのに……」
「いや、僕の場合は次の試合で棄権するつもりだから別に関係ないし」
「ダインのそういう潔い所、嫌いじゃないけどね……」
苦労して一回戦を勝ち抜いたにも関わらず、次の試合では棄権を申しこむ事に躊躇しないダインに対してレナは呆れる。だが、残った選手の事を考えてもダインが試合に出場して勝利する可能性は限りなく低い。闘技場に集まった者達の中でも選りすぐりの強者だけが勝ち残り、正直に言えばどんな相手だろうとダインでは分が悪い。
「俺が早く帰ったのは試合が終わると闘技場が帰りの客でごった返しになるから、早めに帰ろうと思っただけだよ。それに……」
「それに?」
「いや、なんでもない」
レナは早めに帰った理由はアイリスと交信を行うためであり、彼女から逃げ出したサスケや竜人の事を聞き出そうと思っていた。そのためにわざわざ早々に抜け出してきたのだが、ダインが後を付いてきたのは予想外だった。別に彼がいても交信は行えるが、気分的にはアイリスと話すときは人目に付かない場所で話したい気がした。
「ふうっ……そういえば腹が減ってきたな。レナ、何処かで適当に飯でも……!?」
「……誰だ?」
街を歩いている途中、唐突にレナのダインの聖痕が輝き、すぐにレナは近くに聖痕の所有者が存在する事に気付く。すると路地裏の方からホムラが現れ、彼女はレナ達の前に立つ。
「ここにいればお前に会えると思っていた」
「ホムラか……いや、他にもいるな」
「お~い、こっちこっち」
レナは聖痕の反応から他にも隠れている人間がいると思ったが、聞き覚えのある声がして振り返ると、近くの建物の屋上に骨付き肉を片手に持ったハルナとレミアが存在した。レミアの方は顔色が悪く、ホムラの顔を見ると視線を逸らす。
聖痕の所有者が5人も集まり、やがて全員がレナ達の前へと集まる。ハルナとレミアはともかく、ホムラも自分に用事があるのかとレナは身構えると、彼女はレナの後方へと視線を向けた。
『むむっ!?お前達、こんな所で何をしている?もしや喧嘩か!?ずるいぞ、吾輩も混ぜろ!!』
「うわっ!?ご、ゴウライ!?」
「……これで6人か」
後方を振り返るとゴウライが駆けつける姿を発見し、これで6人の聖痕所有者がこの場に集まった。それぞれが「風」「火」「雷」「地」「聖」「闇」の聖痕を宿し、後は水の聖痕の所有者が集まればこの世界に存在する7人の聖痕所有者が集まる事になる。
まるで待ち合わせしていたかのように全員が集まった事に驚く中、ホムラは聖痕を抑えて黙り込み、他の者達も聖痕にまだ反応がある事を知る。そしてレナ達の前には思いもよらぬ人物が現れた。
「皆……こんな所で何してるの?」
「……コトミン?」
レナ達の前にスラミンとヒトミンを抱えたコトミンが姿を現すと、ホムラは彼女に鋭い視線を向けて呟く。
「そうか、お前だったのか。初めて会った時から気に掛かってはいたが……お前が水の聖痕の所有者か」
「えっ……」
「こ、コトミンが……聖痕の所有者!?」
「ええっ!?嘘だろ、全然気づかなかったぞ!?」
『聖痕?何だそれは?』
ホムラの言葉にレナ達は驚き、全員の視線がコトミンへと集まる。だが、当のコトミンは首を傾げ、自分の身体を見渡す素振りを行うが、首を左右に振る。
「違う、私は聖痕なんて持っていない……私の身体には皆みたいに変な痣はない」
「何だと……」
「言われてみれば確かに一緒に暮らしている時もコトミンに聖痕が反応した事はないけど……」
「ですが、この反応は確かに……」
レナやダインは普段からコトミンと行動を共にすることが多いが、今までに彼女に聖痕が反応した事はない。しかし、この場に6人の聖痕所有者が集まると、僅かにだがコトミンに聖痕の反応が感じられた。これはどういう事なのかと考えた時、ここでコトミンは何かを察した表情を浮かべる。
「きっと、皆が感じているのは私の中に残った聖痕の破片……私は水の聖痕には選ばれなかった」
「破片?」
「選ばれなかったって……どういう意味だ?」
「……私よりも聖痕の所有者に相応しい者が現れたから、聖痕はその人に与えた。それだけの話」
コトミンは会話の途中で後ろを振り返ると、そこにはレナ達の知る人物が立っていた。
※本日も「不遇職とバカにされましたが、それほど悪くない」と「力と魔法も半人前、なら二つ合わせれば一人前ですよね?」を12時まで連続投稿します!!
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