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ダイン 監獄都市編
ここが隠れ家!?
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――吸血鬼もどきと化した囚人達から逃れたダイン達は通路を駆け抜け、ミイネが隠れ家に使用している場所へ向かう。ダインが発動したシャドウ・バイトの効果はせいぜいが30秒程度しか持たず、もう既に効果は切れているはずだった。
「はあっ、はあっ……だ、大分距離を離せたんじゃないか!?」
「油断は禁物ですよ、吸血鬼の嗅覚は鋭いですからね、このまま一気に逃げますよ!!」
「ギギィッ!!」
先頭を走るミイネの言葉にダインとゴブは後方に視線を向け、囚人達が追いかけて来ないのかを確認する。耳を澄ませると、遠くの方から駆けつけてくる足音が聞こえてきた。どうやら囚人達はまだ諦めていないらしく、執拗にダイン達を追跡する。
「くそ、足音が聞こえてきた!!あいつら、そんなに遠くない場所にいるぞ!!」
「大丈夫です、もうすぐ僕の隠れ家へ辿り着けます!!そこなら奴等も追ってこれません!!」
「ギギィッ!!」
ミイネは喋りながらも通路を移動し、迷路のように複雑な構造の通路にも関わらず、完璧に道順を覚えているのか迷いなく進む。この状況ではミイネを信じて行動するしかなく、ダインは後方を警戒しながらも後に続く。
だが、唐突にミイネは立ち止まってしまい、何事かとダインは彼女の前に視線を向けると、そこは行き止まりである事に気付く。壁に塞がれていてその先が存在せず、地上に繋がるような梯子や階段の類も見当たらない。
「お、おい!?どうしたんだよ、ここは行き止まりだぞ!?道を間違えたのか!?」
「いいえ、ここで合っています。確かに一見は行き止まりの壁に見えますが……この部分をよく見てください」
ミイネが行き止まりの壁の隅を指差し、ランタンの光で照らすと取っ手のような物が存在した。どうやら壁だと思われていた部分は実は巨大な扉である事が判明し、注意深く観察しなければ気付く事が出来なかった。
「ほら、力を貸してください!!この先に行くにはこの扉を開くしかないんです!!」
「マジで!?」
「ギギィッ(ふんぬらばっ!!)」
取っ手の部分にミイネは何処から取り出したのか縄を縛り付けると、それを3人がかりで引き寄せる。縄を引き寄せると扉が徐々に開いていき、かなりの力が必要だった。
「ふぎぎっ……!!」
「頑張ってください、あと少しですよ!!」
「ギギィッ!!」
3人は必死に縄を引っ張り、扉が人が通れる程の幅まで広がると、すぐにゴブが縄から手を離して先に移動し、壁と扉の間に割り込んで押し開く。扉を開けたままにした状態で二人に先へ行くことを促す。
「ギィイイッ!!」
「よし、今ですよ!!ゴブさんが支えているうちに先に急ぎましょう!!」
「わ、分かったよっ!!」
ダインとミイネが扉の隙間から中へと入り込もうとすると、ここで後方から足音が近付き、もうすぐ傍まで囚人達は近づいていた。ダインとミイネはすぐに隙間を潜り抜けると、ゴブも中へと入り込む。
「よし、全員通りましたね!!なら、扉を早く閉めますよ!!」
「やばい、あいつらそこまで来てるぞ!?」
「ギィイッ!!」
『があああっ!!』
3人は急いで扉の内側へ移動すると、反対側から取っ手を掴んで扉を急いで閉めようとした。だが、開く時と同様に扉の重量が重すぎるせいですぐに戻す事が出来ず、3人の囚人が追いついてしまう。
あと少しで扉が閉めきれるという寸前、囚人の一人が扉の隙間に指を入れ込み、驚異的な力で押し広げようとした。ダイン、ミイネ、ゴブの3人がかりでも扉を押し開かれて生き、徐々に囚人が身体を食い込ませていく。
「があああっ!!」
「うぎぃっ!!」
「おああっ!!」
「く、くそっ……こいつら、なんて力だよ!?」
「くぅうっ……!?」
「ギギギッ……!!」
必死にダイン達は扉を閉めようとしても囚人達の方が力が強く、徐々に扉が開かれていく。このままでは囚人達に侵入を許してしまい、もう駄目かと思われた時、ここでダインが何かを思い出したように杖に視線を向けた。
「そ、そうだ……これならどうだ!!シャドウマン!!」
『うがぁっ!?』
ダインの影から再び漆黒の巨人が出現すると、扉の隙間から入ろうとしてくる3人の囚人に対して近付き、内側から押し込む。3人の囚人は必死に巨人の腕を払いのけようとしたが結局は扉の隙間から引き剥がされ、床に転がり込む。
生憎と影の巨人で攻撃を加えようと相手に損傷を与える事は出来ないが、物理攻撃が通用しない影の巨人を押し留める事は出来ず、どんなに力を持った存在であろうと影の巨人は抑え込む事は出来ない。相手に損傷は与える事は出来ずとも押し退ける程度の事は可能のため、邪魔者を排除した影の巨人は今度はダイン達の代わりに壁を掴むと一気に扉を閉める。
「行けぇっ!!」
『がああっ……!?』
扉が締め切られる寸前、慌てて囚人達は扉の隙間にくぐり込もうとしたが、その前に影の巨人が引き寄せた扉が閉められ、即座にミイネは内側に施されている鍵を施錠する。これで外側からは入ってこれず、ダイン達は疲れた表情を浮かべながら座り込む。
「はあっ、はあっ……だ、大分距離を離せたんじゃないか!?」
「油断は禁物ですよ、吸血鬼の嗅覚は鋭いですからね、このまま一気に逃げますよ!!」
「ギギィッ!!」
先頭を走るミイネの言葉にダインとゴブは後方に視線を向け、囚人達が追いかけて来ないのかを確認する。耳を澄ませると、遠くの方から駆けつけてくる足音が聞こえてきた。どうやら囚人達はまだ諦めていないらしく、執拗にダイン達を追跡する。
「くそ、足音が聞こえてきた!!あいつら、そんなに遠くない場所にいるぞ!!」
「大丈夫です、もうすぐ僕の隠れ家へ辿り着けます!!そこなら奴等も追ってこれません!!」
「ギギィッ!!」
ミイネは喋りながらも通路を移動し、迷路のように複雑な構造の通路にも関わらず、完璧に道順を覚えているのか迷いなく進む。この状況ではミイネを信じて行動するしかなく、ダインは後方を警戒しながらも後に続く。
だが、唐突にミイネは立ち止まってしまい、何事かとダインは彼女の前に視線を向けると、そこは行き止まりである事に気付く。壁に塞がれていてその先が存在せず、地上に繋がるような梯子や階段の類も見当たらない。
「お、おい!?どうしたんだよ、ここは行き止まりだぞ!?道を間違えたのか!?」
「いいえ、ここで合っています。確かに一見は行き止まりの壁に見えますが……この部分をよく見てください」
ミイネが行き止まりの壁の隅を指差し、ランタンの光で照らすと取っ手のような物が存在した。どうやら壁だと思われていた部分は実は巨大な扉である事が判明し、注意深く観察しなければ気付く事が出来なかった。
「ほら、力を貸してください!!この先に行くにはこの扉を開くしかないんです!!」
「マジで!?」
「ギギィッ(ふんぬらばっ!!)」
取っ手の部分にミイネは何処から取り出したのか縄を縛り付けると、それを3人がかりで引き寄せる。縄を引き寄せると扉が徐々に開いていき、かなりの力が必要だった。
「ふぎぎっ……!!」
「頑張ってください、あと少しですよ!!」
「ギギィッ!!」
3人は必死に縄を引っ張り、扉が人が通れる程の幅まで広がると、すぐにゴブが縄から手を離して先に移動し、壁と扉の間に割り込んで押し開く。扉を開けたままにした状態で二人に先へ行くことを促す。
「ギィイイッ!!」
「よし、今ですよ!!ゴブさんが支えているうちに先に急ぎましょう!!」
「わ、分かったよっ!!」
ダインとミイネが扉の隙間から中へと入り込もうとすると、ここで後方から足音が近付き、もうすぐ傍まで囚人達は近づいていた。ダインとミイネはすぐに隙間を潜り抜けると、ゴブも中へと入り込む。
「よし、全員通りましたね!!なら、扉を早く閉めますよ!!」
「やばい、あいつらそこまで来てるぞ!?」
「ギィイッ!!」
『があああっ!!』
3人は急いで扉の内側へ移動すると、反対側から取っ手を掴んで扉を急いで閉めようとした。だが、開く時と同様に扉の重量が重すぎるせいですぐに戻す事が出来ず、3人の囚人が追いついてしまう。
あと少しで扉が閉めきれるという寸前、囚人の一人が扉の隙間に指を入れ込み、驚異的な力で押し広げようとした。ダイン、ミイネ、ゴブの3人がかりでも扉を押し開かれて生き、徐々に囚人が身体を食い込ませていく。
「があああっ!!」
「うぎぃっ!!」
「おああっ!!」
「く、くそっ……こいつら、なんて力だよ!?」
「くぅうっ……!?」
「ギギギッ……!!」
必死にダイン達は扉を閉めようとしても囚人達の方が力が強く、徐々に扉が開かれていく。このままでは囚人達に侵入を許してしまい、もう駄目かと思われた時、ここでダインが何かを思い出したように杖に視線を向けた。
「そ、そうだ……これならどうだ!!シャドウマン!!」
『うがぁっ!?』
ダインの影から再び漆黒の巨人が出現すると、扉の隙間から入ろうとしてくる3人の囚人に対して近付き、内側から押し込む。3人の囚人は必死に巨人の腕を払いのけようとしたが結局は扉の隙間から引き剥がされ、床に転がり込む。
生憎と影の巨人で攻撃を加えようと相手に損傷を与える事は出来ないが、物理攻撃が通用しない影の巨人を押し留める事は出来ず、どんなに力を持った存在であろうと影の巨人は抑え込む事は出来ない。相手に損傷は与える事は出来ずとも押し退ける程度の事は可能のため、邪魔者を排除した影の巨人は今度はダイン達の代わりに壁を掴むと一気に扉を閉める。
「行けぇっ!!」
『がああっ……!?』
扉が締め切られる寸前、慌てて囚人達は扉の隙間にくぐり込もうとしたが、その前に影の巨人が引き寄せた扉が閉められ、即座にミイネは内側に施されている鍵を施錠する。これで外側からは入ってこれず、ダイン達は疲れた表情を浮かべながら座り込む。
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