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真・最終章 七魔将編
青の閃光
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「ぐぅっ!?馬鹿なっ……何をした!?」
「ふっ……この時代の剣士は中々良い武器を持っているようだ」
「はっはっはっ!!オウガ、貴様がいくら強かろうとその武器の前では無意味なようだな!!」
鏡刀によって自分の魔鎧術が破られた事にオウガは動揺し、その一方でガオウの方は既に鏡刀を構え直して今度はオウガの胸元に目掛けて突き刺す。咄嗟にオウガは回避しようとしたが、七魔将最速のガオウの動きはオウガをも上回っていた。
「がああっ!!」
「ぐあっ!?」
刀を捩じり込むように突き出された攻撃を受けたオウガは胸元に血筋が走り、危うく心臓が貫かれる所だったがどうにか免れた。鍛え抜かれたオウガの肉体だからこそ耐え切れたが、ガオウは容赦せずに追撃を繰り出す。
鏡刀はオウガの魔鎧術を容易く切り裂き、しかも魔力を切り裂かれる度に魔鎧術が解除されかける。一瞬でも魔鎧術を解除すると天から降り注ぐ邪気の雨で肉体が闇属性の魔力に汚染されかねない。
「おのれっ……」
「おっと、魔鎧術を解除すればお前の命はないぞ」
「ぐうっ!?」
オウガは咄嗟に魔鎧術を解放させる際に発生する重力の衝撃波で攻撃を放とうとするが、それを予測したようにブラクは上空に浮かんだ闇属性の雲から漆黒の雨をオウガに向けて大量に放つ。それによってオウガは魔鎧術を解除する事はできず、仮に一瞬でも解除すればオウガは全身が闇属性の魔力に侵されて死んでしまう。
如何にオウガが鬼人族であろうとこの雨は生物ならば耐え切れず、雨に打たれた人間は生命力を奪われて死んでしまう。だからこそオウガは一瞬の油断も許されず、常に魔鎧術を形成しながら戦わなければならないがガオウは鏡刀を繰り出して魔鎧術を切り裂く。
「くたばれ……鬼人族の異端児!!」
「ぐぅっ……!?」
「はははっ!!やっとだ、やっと貴様を始末する事ができる!!これほど嬉しい事はないぞ!!」
ガオウは目にも止まらぬ速度で動き回り、オウガの魔鎧術を周囲から切り付けて魔力を切り裂く。オウガは身を固めながら魔力の意地と防御に専念するが、このままでは彼の命はもう長くはない。
「これで止めだ!!」
「っ……!?」
遂にガオウがオウガの背後から彼の首に目掛けて鏡刀を繰り出そうとした瞬間、ブラクは自分達の勝利を確信した。だが、オウガの後ろ首にガオウの刃が突き刺さる寸前、青色の閃光がガオウの攻撃を妨げる。
「うらぁっ!!」
「がはぁっ!?」
「何だと……!?」
「ば、馬鹿なっ!?」
青色の閃光の正体は全身に魔鎧術を発動させて蒼炎を纏ったレナであり、彼はガオウの攻撃を退魔刀で弾き返すと彼を吹き飛ばす。その光景を見ていたブラクは驚愕の表情を浮かべ、オウガも突如として現れたレナに動揺を隠せない。
実を言えばオウガがレナと顔をまともに合わせるのはこれが初めてであり、レナはオウガとブラクを一瞥した後、自分の鏡刀を我が物顔で使用するガオウに対して近付く。
「その刀を返せ!!」
「く、くそっ……何なんだ貴様!?」
「魔鎧術、だと!?馬鹿な、この時代の人間は魔鎧術を扱えるなど……」
「お前は……」
蒼炎を纏ったレナは外見がよく分からず、ブラクも彼の正体に気付かない。その一方でオウガはこれまでに出会った人間の中でも最も強大な魔力を感じさせるレナに驚き、しかも彼が見た事のない色の炎の魔鎧術を纏う事に驚く。
しかし、折角の攻撃の好機を邪魔されたガオウは怒り狂い、鏡刀を手にした彼はレナに狙いを変更して彼から先に仕留める事にした。何者かは知らないがいくら魔鎧術を扱えるからといっても鏡刀の前では無意味だと思い知らせるため、彼は鏡刀の剣先をレナに構えた。
「何者かは知らんが……俺を邪魔させた事を後悔させてやる!!」
「人の武器を好き勝手使いやがって……こっちの方が許さないからな!!」
「訳の分からない事を……死ねっ!!」
鏡刀の本来の所有者はレナなのだが、ガオウはレナの言葉を理解できずに彼に襲い掛かる。ガオウは持ち前の足の速さでレナが防御を取る前に攻撃を仕掛けようとしたが、突き出された刃に対してレナはまるで相手の動きを読み取ったかのように剣を突き刺す前に回避行動を取る。
「おっと」
「なっ!?ば、馬鹿なっ!?」
「何をしているガオウ!!早く始末せんかっ!!」
ガオウは自分の繰り出した攻撃をまるで予測していたかのように回避したレナに驚き、慌てて彼は次々と攻撃を繰り出すがレナはそれらの動きを読み取って簡単に回避する。
「馬鹿な、あり得りえない!!何故だ!?何故、当たらない!?」
「あんた……動きは早いけど無駄が多いんだよ。それにハルナの方がずっと早いし……」
「な、何だと!?」
雷の聖痕の所有者であるハルナと比べればガオウの動きなど大した事はなく、ハルナが本気で動けばレナでも反応できないほどの超加速できるが、ガオウは彼女と比べれば移動速度は格段に劣っていた。だからこそレナは簡単に反応し、攻撃を繰り出せる事ができた。
「ふっ……この時代の剣士は中々良い武器を持っているようだ」
「はっはっはっ!!オウガ、貴様がいくら強かろうとその武器の前では無意味なようだな!!」
鏡刀によって自分の魔鎧術が破られた事にオウガは動揺し、その一方でガオウの方は既に鏡刀を構え直して今度はオウガの胸元に目掛けて突き刺す。咄嗟にオウガは回避しようとしたが、七魔将最速のガオウの動きはオウガをも上回っていた。
「がああっ!!」
「ぐあっ!?」
刀を捩じり込むように突き出された攻撃を受けたオウガは胸元に血筋が走り、危うく心臓が貫かれる所だったがどうにか免れた。鍛え抜かれたオウガの肉体だからこそ耐え切れたが、ガオウは容赦せずに追撃を繰り出す。
鏡刀はオウガの魔鎧術を容易く切り裂き、しかも魔力を切り裂かれる度に魔鎧術が解除されかける。一瞬でも魔鎧術を解除すると天から降り注ぐ邪気の雨で肉体が闇属性の魔力に汚染されかねない。
「おのれっ……」
「おっと、魔鎧術を解除すればお前の命はないぞ」
「ぐうっ!?」
オウガは咄嗟に魔鎧術を解放させる際に発生する重力の衝撃波で攻撃を放とうとするが、それを予測したようにブラクは上空に浮かんだ闇属性の雲から漆黒の雨をオウガに向けて大量に放つ。それによってオウガは魔鎧術を解除する事はできず、仮に一瞬でも解除すればオウガは全身が闇属性の魔力に侵されて死んでしまう。
如何にオウガが鬼人族であろうとこの雨は生物ならば耐え切れず、雨に打たれた人間は生命力を奪われて死んでしまう。だからこそオウガは一瞬の油断も許されず、常に魔鎧術を形成しながら戦わなければならないがガオウは鏡刀を繰り出して魔鎧術を切り裂く。
「くたばれ……鬼人族の異端児!!」
「ぐぅっ……!?」
「はははっ!!やっとだ、やっと貴様を始末する事ができる!!これほど嬉しい事はないぞ!!」
ガオウは目にも止まらぬ速度で動き回り、オウガの魔鎧術を周囲から切り付けて魔力を切り裂く。オウガは身を固めながら魔力の意地と防御に専念するが、このままでは彼の命はもう長くはない。
「これで止めだ!!」
「っ……!?」
遂にガオウがオウガの背後から彼の首に目掛けて鏡刀を繰り出そうとした瞬間、ブラクは自分達の勝利を確信した。だが、オウガの後ろ首にガオウの刃が突き刺さる寸前、青色の閃光がガオウの攻撃を妨げる。
「うらぁっ!!」
「がはぁっ!?」
「何だと……!?」
「ば、馬鹿なっ!?」
青色の閃光の正体は全身に魔鎧術を発動させて蒼炎を纏ったレナであり、彼はガオウの攻撃を退魔刀で弾き返すと彼を吹き飛ばす。その光景を見ていたブラクは驚愕の表情を浮かべ、オウガも突如として現れたレナに動揺を隠せない。
実を言えばオウガがレナと顔をまともに合わせるのはこれが初めてであり、レナはオウガとブラクを一瞥した後、自分の鏡刀を我が物顔で使用するガオウに対して近付く。
「その刀を返せ!!」
「く、くそっ……何なんだ貴様!?」
「魔鎧術、だと!?馬鹿な、この時代の人間は魔鎧術を扱えるなど……」
「お前は……」
蒼炎を纏ったレナは外見がよく分からず、ブラクも彼の正体に気付かない。その一方でオウガはこれまでに出会った人間の中でも最も強大な魔力を感じさせるレナに驚き、しかも彼が見た事のない色の炎の魔鎧術を纏う事に驚く。
しかし、折角の攻撃の好機を邪魔されたガオウは怒り狂い、鏡刀を手にした彼はレナに狙いを変更して彼から先に仕留める事にした。何者かは知らないがいくら魔鎧術を扱えるからといっても鏡刀の前では無意味だと思い知らせるため、彼は鏡刀の剣先をレナに構えた。
「何者かは知らんが……俺を邪魔させた事を後悔させてやる!!」
「人の武器を好き勝手使いやがって……こっちの方が許さないからな!!」
「訳の分からない事を……死ねっ!!」
鏡刀の本来の所有者はレナなのだが、ガオウはレナの言葉を理解できずに彼に襲い掛かる。ガオウは持ち前の足の速さでレナが防御を取る前に攻撃を仕掛けようとしたが、突き出された刃に対してレナはまるで相手の動きを読み取ったかのように剣を突き刺す前に回避行動を取る。
「おっと」
「なっ!?ば、馬鹿なっ!?」
「何をしているガオウ!!早く始末せんかっ!!」
ガオウは自分の繰り出した攻撃をまるで予測していたかのように回避したレナに驚き、慌てて彼は次々と攻撃を繰り出すがレナはそれらの動きを読み取って簡単に回避する。
「馬鹿な、あり得りえない!!何故だ!?何故、当たらない!?」
「あんた……動きは早いけど無駄が多いんだよ。それにハルナの方がずっと早いし……」
「な、何だと!?」
雷の聖痕の所有者であるハルナと比べればガオウの動きなど大した事はなく、ハルナが本気で動けばレナでも反応できないほどの超加速できるが、ガオウは彼女と比べれば移動速度は格段に劣っていた。だからこそレナは簡単に反応し、攻撃を繰り出せる事ができた。
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