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蛇足編
閑話 《団員募集》
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※投稿が遅れてすいません(´;ω;`)
――ジャンヌを団長にした新たなる騎士団の団員の募集が行われると、希望者は1000人を越えた。その中には高名な武芸者も多く、外国から訪れた人物も多かった。
「陛下、また新しい希望者の資料でござる」
「ま、まだあるのか!?これでは休む暇もないじゃないか……」
「しょうがないでござる。レナ殿は人気者でござる」
ナオはマリアからハンゾウを借り受けて彼女に仕事を手伝ってもらい、新しい騎士団の希望者の資料を調達してもらう。ハンゾウ以外にもシノビや緑影などの協力してもらい、希望者を一人ずつ調べて資料を製作してもらう。
「希望者の半分以上が女性でござる。中にはレナ殿と親密な関係を築いて玉の輿を狙っている者も多いと思うでござる」
「そうだろうな……だが、うちの弟に邪な考えを抱く男は近づけさせん」
「レナ殿を利用してジャンヌ殿を騎士団に加入したくせに……」
「何か言ったか!?」
姉としてナオはレナが狙いの人間には厳しく当たるつもりであり、あくまでも騎士団の加入を認めるのは真面目に働く人間だけである。だが、予想以上にレナの人気は高く、しかも希望者の殆どが女性だった。その中には見知った顔があった。
「ん!?な、何だこのビキニアーマーを装着している女剣士(アイラ)とは!?」
「資料に書いている通りでござる。どうやらアイラ殿もこっそりと受けていたようで……」
「何で息子の騎士団に母親が加入しているんだ!?駄目だ駄目だ、認められん!!」
希望者の中にアイラが混じっている事を知ったナオは慌てて資料をハンゾウに渡し、いくら腕が立つといってもアイラを騎士団に加入させるわけにはいかない。そもそもアイラは先王の妻であり、ナオにとっても義理の母親である。そんな人物を戦線に立たせるわけにはいかない。
ちなみに希望者の中には冒険者や傭兵以外にも数多くの職業の人間が参加しており、和国から訪れた侍や忍者なども含まれていた。それを見てハンゾウは和国出身の人間の資料をまとめて渡す。
「和国からも武芸者が多く来ているでござる。目的は和国との良好な関係を築くため、国の方が派遣したのでござる」
「ちょっと待て!!騎士団の結成するのは最近決めた事だぞ!?どうして遠方の和国の人間がこんなにも集まっている!?」
「和国の情報網を舐めて貰っては困るでござる。和国には情報収集に長けた人材を数多く携えているでござる」
「くっ……忍者か」
シノビもハンゾウも和国の忍者であり、彼等のように優れた情報収集力を持つ人間は和国には腐る程存在する。ハンゾウは和国の将軍のヨシテルからナオ宛の手紙も受け取っていた。
「ナオ殿、将軍ヨシテルから手紙でござる」
「将軍!?あの闘技祭でも活躍したヨシテル殿から私に!?」
闘技祭ではあのゴウライを相手に首を切り落としかねない一撃を繰り出したヨシテルを思い出し、どうしてヨシテルが自分などに手紙を送ったのかナオは驚く。だが、次のハンゾウの言葉を聞いて納得した。
「ヨシテル殿はナオ殿に求婚を求めているでござる。一国の王で優れた武芸者としても名を知られているナオ殿ならば第一婦人に相応しいと……」
「燃やせ!!そんな手紙!!」
ナオはヨシテルの手紙を怒りの表情でびりびりに引きちぎり、暖炉に放り込んだ。ヨシテルは強い女性を好む人物であり、ナオの噂を聞いて彼女に目を付けたらしい。だが、和国との良好な関係を築くのであれば和国代表のヨシテルとの縁談は本来ならば悪い話ではない。
「ナオ殿も良いお年なのでそろそろ結婚を考えられては……」
「やかましい!!余計なお世話だ!!自分の結婚相手ぐらいは自分で見つける!!」
「まあ、確かに一国の王の結婚相手となれば慎重に考えなければならないでござるな」
女王であるナオが結婚するとなればそれ相応の相手を用意する必要があり、ヨシテルは彼女を第一婦人に迎えると言っているが、その場合はナオが和国に嫁入りする事になる。ナオは国王として一生国を守ると誓っており、他国に嫁ぐつもりなどない。
「まあいい、これだけの希望者が集まるとは予想外だったが……流石に全員は雇えないな」
「仕方ないでござる。ここは試験を設けて厳選するしかないでござる」
「その辺はレナが戻ってきてから相談するか……今頃はどうしているのやら」
「もしかしたら魔王とでも戦っているかもしれないでござる。レナ殿ならば有り得ない話ではないでござる」
「ははは、そんなまさか……」
ハンゾウの言葉にナオは乾いた笑いを浮かべるが、弟の面倒事に巻き込まれやすい体質を考えるとあながち完全には否定しきれなかった。
※ちなみに希望者の中には仮面を装着した金髪の魔導士も含まれているとかどうとか……
シノビ「マリア様、何処へ行かれれるつもりですか?」壁|д゚)
マリア「ちょ、ちょっと用事よ」Σ(゚Д゚)ノ仮面
――ジャンヌを団長にした新たなる騎士団の団員の募集が行われると、希望者は1000人を越えた。その中には高名な武芸者も多く、外国から訪れた人物も多かった。
「陛下、また新しい希望者の資料でござる」
「ま、まだあるのか!?これでは休む暇もないじゃないか……」
「しょうがないでござる。レナ殿は人気者でござる」
ナオはマリアからハンゾウを借り受けて彼女に仕事を手伝ってもらい、新しい騎士団の希望者の資料を調達してもらう。ハンゾウ以外にもシノビや緑影などの協力してもらい、希望者を一人ずつ調べて資料を製作してもらう。
「希望者の半分以上が女性でござる。中にはレナ殿と親密な関係を築いて玉の輿を狙っている者も多いと思うでござる」
「そうだろうな……だが、うちの弟に邪な考えを抱く男は近づけさせん」
「レナ殿を利用してジャンヌ殿を騎士団に加入したくせに……」
「何か言ったか!?」
姉としてナオはレナが狙いの人間には厳しく当たるつもりであり、あくまでも騎士団の加入を認めるのは真面目に働く人間だけである。だが、予想以上にレナの人気は高く、しかも希望者の殆どが女性だった。その中には見知った顔があった。
「ん!?な、何だこのビキニアーマーを装着している女剣士(アイラ)とは!?」
「資料に書いている通りでござる。どうやらアイラ殿もこっそりと受けていたようで……」
「何で息子の騎士団に母親が加入しているんだ!?駄目だ駄目だ、認められん!!」
希望者の中にアイラが混じっている事を知ったナオは慌てて資料をハンゾウに渡し、いくら腕が立つといってもアイラを騎士団に加入させるわけにはいかない。そもそもアイラは先王の妻であり、ナオにとっても義理の母親である。そんな人物を戦線に立たせるわけにはいかない。
ちなみに希望者の中には冒険者や傭兵以外にも数多くの職業の人間が参加しており、和国から訪れた侍や忍者なども含まれていた。それを見てハンゾウは和国出身の人間の資料をまとめて渡す。
「和国からも武芸者が多く来ているでござる。目的は和国との良好な関係を築くため、国の方が派遣したのでござる」
「ちょっと待て!!騎士団の結成するのは最近決めた事だぞ!?どうして遠方の和国の人間がこんなにも集まっている!?」
「和国の情報網を舐めて貰っては困るでござる。和国には情報収集に長けた人材を数多く携えているでござる」
「くっ……忍者か」
シノビもハンゾウも和国の忍者であり、彼等のように優れた情報収集力を持つ人間は和国には腐る程存在する。ハンゾウは和国の将軍のヨシテルからナオ宛の手紙も受け取っていた。
「ナオ殿、将軍ヨシテルから手紙でござる」
「将軍!?あの闘技祭でも活躍したヨシテル殿から私に!?」
闘技祭ではあのゴウライを相手に首を切り落としかねない一撃を繰り出したヨシテルを思い出し、どうしてヨシテルが自分などに手紙を送ったのかナオは驚く。だが、次のハンゾウの言葉を聞いて納得した。
「ヨシテル殿はナオ殿に求婚を求めているでござる。一国の王で優れた武芸者としても名を知られているナオ殿ならば第一婦人に相応しいと……」
「燃やせ!!そんな手紙!!」
ナオはヨシテルの手紙を怒りの表情でびりびりに引きちぎり、暖炉に放り込んだ。ヨシテルは強い女性を好む人物であり、ナオの噂を聞いて彼女に目を付けたらしい。だが、和国との良好な関係を築くのであれば和国代表のヨシテルとの縁談は本来ならば悪い話ではない。
「ナオ殿も良いお年なのでそろそろ結婚を考えられては……」
「やかましい!!余計なお世話だ!!自分の結婚相手ぐらいは自分で見つける!!」
「まあ、確かに一国の王の結婚相手となれば慎重に考えなければならないでござるな」
女王であるナオが結婚するとなればそれ相応の相手を用意する必要があり、ヨシテルは彼女を第一婦人に迎えると言っているが、その場合はナオが和国に嫁入りする事になる。ナオは国王として一生国を守ると誓っており、他国に嫁ぐつもりなどない。
「まあいい、これだけの希望者が集まるとは予想外だったが……流石に全員は雇えないな」
「仕方ないでござる。ここは試験を設けて厳選するしかないでござる」
「その辺はレナが戻ってきてから相談するか……今頃はどうしているのやら」
「もしかしたら魔王とでも戦っているかもしれないでござる。レナ殿ならば有り得ない話ではないでござる」
「ははは、そんなまさか……」
ハンゾウの言葉にナオは乾いた笑いを浮かべるが、弟の面倒事に巻き込まれやすい体質を考えるとあながち完全には否定しきれなかった。
※ちなみに希望者の中には仮面を装着した金髪の魔導士も含まれているとかどうとか……
シノビ「マリア様、何処へ行かれれるつもりですか?」壁|д゚)
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