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蛇足編
ハルナVSヨクヒ&カンエン
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「ごちゃごちゃうるさいんだよ。人が気分が悪い時に騒ぐんじゃねえよ」
「むぐぐっ!?」
「ヨクヒ!?おのれ、妹に何をする!!」
「あ、駄目!!」
先日の船酔いの影響でハルナは気分を害しており、皆の後ろで大人しくしていた彼女だがレナに突っかかるヨクヒを見て彼女を抑え込む。ヨクヒはハルナの怪力を振りほどけず、それを見た姉のカンエンが助けようとした。慌てて他の者が止めようとしたが、カンエンはハルナに目掛けて偃月刀を振り下ろす。
「はああっ!!」
「うわっ!?危ないだろ!!」
「ぶはぁっ!?」
偃月刀を振り下ろしてきたカンエンに対してハルナは自分が捕まえていたヨクヒを手放し、自由になったヨクヒはハルナに対して槍を構える。
「こ、こいつ!!」
「やんのかこらぁっ!!」
「ヨクヒ!!助太刀するぞ!!」
「ちょ、待って!!落ち着いて!!」
「別にいいじゃない。好きにやらせてあげなさい」
「ええっ!?」
今にも戦いを始めそうなハルナ達にいつもならば止めに入るはずのシズネは動かず、彼女達の好きにさせる様に促す。リンダはティナを守るために動けず、コトミンはスラミン達を抱えて後ろに下がった。
「上等だ!!二人まとめて相手にしてやる!!」
「こ、この!!姉者と私を相手に勝てると思ってるのか!!」
「油断するなヨクヒ!!この女、強いぞ!!」
ヨクヒとカンエンは武器を構えるとハルナは久しぶりに戦える事に嬉しそうな表情を浮かべ、身体中から電流を迸らせた。それを見たレナは下手に止めに入るとまずいと思い、周りの人々の非難を優先させた。
「皆!!早く逃げて!!巻き込まれるぞ!!」
「な、何だ何だ!?」
「あそこにいるのは……ヨクヒ!?」
「カンエンさんもいるぞ!!」
「おらぁっ!!離れてないと黒焦げになるぞ!!」
全身から電流を迸らせながらハルナは地面に拳を叩きつけると、強烈な振動が伝わって周りにいた人々は悲鳴をあげて逃げ惑う。以前のハルナならば周りの人間の迷惑など考えずに戦っていたが、邪魔者がいては戦えないと判断したのか周りの人間がいなくなるまで待つ。
ヨクヒとカンエンはどちらもS級冒険者であり、その実力は和国内でも指折りの実力者である。和国出身のシノビとハンゾウよりも腕が立つのは間違いなく、如何にハルナだろうと二人がかりで挑まれれば確実に勝てる保証はない。
「姉者!!あの技で行くぞ!!」
「分かっている!!我等が力を見せてやろう!!」
「かかってこい!!」
ハルナに対してヨクヒとカンエンは槍と偃月刀を構えると、二人はハルナの左右に回り込む。ヨクヒは突き技を得意としており、カンエンは反対に切り付ける技を得意としていた。
「刺突・閃!!」
「明鏡止水……旋風!!」
「うおっと!?」
刺突系の戦技の中でも最速の突き技である「刺突・閃」をヨクヒは繰り出し、カンエンは集中力を高める「明鏡止水」を発動させた後に武器を薙ぎ払う「旋風」の戦技を繰り出す。どちらも並の人間ならば目にも止まらぬ速度の必殺技だが、ハルナは身体をくねらせて攻撃を躱した。
「よっと!!」
「そ、そんな馬鹿な!?」
「避けただと!?この距離で!?」
「……相変わらず動きだけは素早いわね」
「身体も柔らかいからあんな避け方もできるのか」
ハルナは身体をくねらせただけで最小限の動きで二人の技を回避すると、彼女はヨクヒとカンエンが繰り出した武器を掴み取る。そして両手に電流を発生させて二人を感電させようとした。
「痺れやがれ!!」
「うわぁあああっ!?」
「あぐぅっ!?」
「ハルナ!?やり過ぎだぞ!!」
「止めなさい!!本当に殺すつもり!?」
武器に電流が伝わった事でヨクヒとカンエンは感電してしまい、それを見ていたレナとシズネはハルナを止めようとした。だが、二人が動く前に一筋の光が走ってハルナの身体を貫く。
「がはぁっ!?」
「そこまでですよ」
「ハルナ!?」
「あ、あんたは!?」
ハルナの身体が吹き飛んだ事でヨクヒとカンエンは解放され、それを見たレナとシズネは驚愕した。ハルナを吹き飛ばしたのは和国の将軍であるヨシテルだった――
――ヨシテルは和国の将軍にして最強の剣士でもあり、彼は女性と見間違える程に整った容姿をしている。しかし、見た目に反して非常に女好きで特に武人の女性を好む。ヨシテルは光を放つ剣技の使い手であり、あのゴウライでさえも避けなければ確実に死ぬほどの斬撃を生み出せる。
どうしてヨシテルが市中にいるのかは不明だが、彼のお陰でハルナは止められた。彼女は不意打ちとはいえ、またもヨシテルにやられた事に憤慨した。
「ヨ、ヨシテル!!てめえっ……邪魔するな!!」
「そういうわけにはいきませんね。彼女達は私の大切な妃候補……ここで死なせるわけにはいきません」
「そうかよ、それなら今度はお前をぶっ飛ばしてやる!!」
「いい加減にしなさい」
「はうっ!?」
ヨシテルに喧嘩を仕掛けようとしたハルナをシズネが背後から雪月花で小突く。雪月花から放たれる冷気を浴びた途端にハルナは大人しくなり、全身を震わせながら座り込む。
「むぐぐっ!?」
「ヨクヒ!?おのれ、妹に何をする!!」
「あ、駄目!!」
先日の船酔いの影響でハルナは気分を害しており、皆の後ろで大人しくしていた彼女だがレナに突っかかるヨクヒを見て彼女を抑え込む。ヨクヒはハルナの怪力を振りほどけず、それを見た姉のカンエンが助けようとした。慌てて他の者が止めようとしたが、カンエンはハルナに目掛けて偃月刀を振り下ろす。
「はああっ!!」
「うわっ!?危ないだろ!!」
「ぶはぁっ!?」
偃月刀を振り下ろしてきたカンエンに対してハルナは自分が捕まえていたヨクヒを手放し、自由になったヨクヒはハルナに対して槍を構える。
「こ、こいつ!!」
「やんのかこらぁっ!!」
「ヨクヒ!!助太刀するぞ!!」
「ちょ、待って!!落ち着いて!!」
「別にいいじゃない。好きにやらせてあげなさい」
「ええっ!?」
今にも戦いを始めそうなハルナ達にいつもならば止めに入るはずのシズネは動かず、彼女達の好きにさせる様に促す。リンダはティナを守るために動けず、コトミンはスラミン達を抱えて後ろに下がった。
「上等だ!!二人まとめて相手にしてやる!!」
「こ、この!!姉者と私を相手に勝てると思ってるのか!!」
「油断するなヨクヒ!!この女、強いぞ!!」
ヨクヒとカンエンは武器を構えるとハルナは久しぶりに戦える事に嬉しそうな表情を浮かべ、身体中から電流を迸らせた。それを見たレナは下手に止めに入るとまずいと思い、周りの人々の非難を優先させた。
「皆!!早く逃げて!!巻き込まれるぞ!!」
「な、何だ何だ!?」
「あそこにいるのは……ヨクヒ!?」
「カンエンさんもいるぞ!!」
「おらぁっ!!離れてないと黒焦げになるぞ!!」
全身から電流を迸らせながらハルナは地面に拳を叩きつけると、強烈な振動が伝わって周りにいた人々は悲鳴をあげて逃げ惑う。以前のハルナならば周りの人間の迷惑など考えずに戦っていたが、邪魔者がいては戦えないと判断したのか周りの人間がいなくなるまで待つ。
ヨクヒとカンエンはどちらもS級冒険者であり、その実力は和国内でも指折りの実力者である。和国出身のシノビとハンゾウよりも腕が立つのは間違いなく、如何にハルナだろうと二人がかりで挑まれれば確実に勝てる保証はない。
「姉者!!あの技で行くぞ!!」
「分かっている!!我等が力を見せてやろう!!」
「かかってこい!!」
ハルナに対してヨクヒとカンエンは槍と偃月刀を構えると、二人はハルナの左右に回り込む。ヨクヒは突き技を得意としており、カンエンは反対に切り付ける技を得意としていた。
「刺突・閃!!」
「明鏡止水……旋風!!」
「うおっと!?」
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「よっと!!」
「そ、そんな馬鹿な!?」
「避けただと!?この距離で!?」
「……相変わらず動きだけは素早いわね」
「身体も柔らかいからあんな避け方もできるのか」
ハルナは身体をくねらせただけで最小限の動きで二人の技を回避すると、彼女はヨクヒとカンエンが繰り出した武器を掴み取る。そして両手に電流を発生させて二人を感電させようとした。
「痺れやがれ!!」
「うわぁあああっ!?」
「あぐぅっ!?」
「ハルナ!?やり過ぎだぞ!!」
「止めなさい!!本当に殺すつもり!?」
武器に電流が伝わった事でヨクヒとカンエンは感電してしまい、それを見ていたレナとシズネはハルナを止めようとした。だが、二人が動く前に一筋の光が走ってハルナの身体を貫く。
「がはぁっ!?」
「そこまでですよ」
「ハルナ!?」
「あ、あんたは!?」
ハルナの身体が吹き飛んだ事でヨクヒとカンエンは解放され、それを見たレナとシズネは驚愕した。ハルナを吹き飛ばしたのは和国の将軍であるヨシテルだった――
――ヨシテルは和国の将軍にして最強の剣士でもあり、彼は女性と見間違える程に整った容姿をしている。しかし、見た目に反して非常に女好きで特に武人の女性を好む。ヨシテルは光を放つ剣技の使い手であり、あのゴウライでさえも避けなければ確実に死ぬほどの斬撃を生み出せる。
どうしてヨシテルが市中にいるのかは不明だが、彼のお陰でハルナは止められた。彼女は不意打ちとはいえ、またもヨシテルにやられた事に憤慨した。
「ヨ、ヨシテル!!てめえっ……邪魔するな!!」
「そういうわけにはいきませんね。彼女達は私の大切な妃候補……ここで死なせるわけにはいきません」
「そうかよ、それなら今度はお前をぶっ飛ばしてやる!!」
「いい加減にしなさい」
「はうっ!?」
ヨシテルに喧嘩を仕掛けようとしたハルナをシズネが背後から雪月花で小突く。雪月花から放たれる冷気を浴びた途端にハルナは大人しくなり、全身を震わせながら座り込む。
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