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蛇足編
閑話 《黄金少女》
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「な、何だ!?何が起きたんだ!?」
「変身……いや、変形した!?」
「あ、あの姿は……ビキニアーマー!?」
「プキキンッ!!」
ゴールドスライムはビキニアーマーを着込んだ女性の姿へと変身すると、両手を刃物のように変形させたまま屋根の上に飛び立つ。人間の姿に変形しても素早さは変わらず、むしろ洗練された動きで冒険者達を撒く。
「プキンッ!!」
「は、早い!?追いつけねえぞ!!」
「これがゴールドスライムの能力なのか!?」
「くそっ、とにかく追いかけろ!!見失うぞ!!」
屋根の上を飛び回るゴールドスライムに氷雨の冒険者は後を追いかけるが、唐突に黒雲が発生して空を覆う。それを見た氷雨の冒険者は慌てて立ち止まる。
「な、何だ!?急に空が……」
「まさかこれは……やばい!!皆伏せろ!!」
「ガロ!!これってまさか!?」
「ああ、間違いない!!マリア様だ!?」
「プキンッ?」
自分を負っていた氷雨の冒険者が足を止めたことにゴールドスライムは不思議がるが、彼女(?)が別の建物に飛び移ろうとした瞬間、一筋の雷が降り注いでゴールドスライムに的中した。
「プキキキッ!?」
空中に浮かんでいたゴールドスライムは雷を避ける事も出来ず、全身に電流を帯びた状態で地面に墜落した。それを見た氷雨の冒険者達は冷や汗を流し、こんな芸当ができる魔術師は一人しかいない。
「貴方達、そこを退きなさい」
「マリア様!?」
「ど、どうしてこちらに……」
「まさか助太刀に来てくれたんですか!?」
カゲマルとハンゾウを連れたマリアが現れると氷雨の冒険者達は慌てて道を開く。マリアは地面に落ちたゴールドスライムの姿を確認して眉をしかめ、表面上は冷静さを保っているが内心は焦っていた。
(このゴールドスライム……やっぱりあの鎧を取り込んだようね)
人間の姿に変形したゴールドスライムを見てマリアは黄金鎧を取り込んだのだと確信を抱く。何故ならば変形したゴールドスライムのビキニアーマーのデザインが黄金鎧と瓜二つであり、しかも偶然なのかゴールドスライムは若かりし頃のハヅキの面影があった。
マリアがまだ子供の頃に父親から見せて貰った昔の母親の絵を思い出し、若かりし頃の母親の姿の絵と目の前にいるゴールドスライムは瓜二つの容姿だった。全身が黄金に輝いているのでよくよく観察しないと分からないが、この姿をアイラに見られるのはまずい。
(勘のいい姉さんだからお母様とそっくりのゴールドスライムを見たら何か勘付くかもしれないわ。そうなる前に早く黄金鎧を回収しないと……)
マリアは何としてもアイラに発見される前に黄金鎧の回収を行おうとすると、彼女の魔法を受けたはずのゴールドスライムが立ち上がった。
「プキンッ!!」
「なっ!?まさかマリア殿の魔法を受けて立ち上がるなんて……」
「スライムは高い魔法耐性を持っていると聞くがマリア様の広域魔法を受けて立ち上がれるとは……まさか、例の鎧のせいか!?」
「……可能性はあるわね」
普通のスライムならばマリアの魔法の一撃を受ければ無事では済まないが、黄金鎧は非常に魔法耐性が高く、それを取り込んだことでゴールドスライムはマリアの魔法に耐え切るほどの魔法耐性を入手したのかもしれない。ゴールドスライムは起き上がると怒った風に腕を振り回す。
「プキンッ!!プキキンッ!!」
「何だか怒っているみたいでござるが……こちらに危害を加える様子はないでござる」
「姿形は変わろうとスライムだからな……」
「何をのんきに喋っているの!!早く捕まえなさい!!」
「「承知!!」」
ハンゾウとカゲマルはマリアの命令を受けてゴールドスライムの元へ向かい、目にも止まらぬ速さでゴールドスライムの左右を挟み込む。二人とも一流の忍者であり、素早さならばゴールドスライムにも劣らない。
二人はゴールドスライムを捕まえるために事前に用意していた水晶札を取り出す。こちらの水晶札はマリアから借り受けた代物であり、レナ達が滞在していた時に魔法を封じ込めて貰った代物だった。
「喰らえっ!!」
「これで逃げられないでござるよ!!」
「プキンッ!?」
ハンゾウの札からは黒霧が放出され、カゲマルの札からは影魔法が出現した。片方はレノの「闇夜」もう片方はダインの「シャドウバインド」が封じ込められており、それらを利用してゴールドスライムを捕縛する。最初に黒霧でゴールドスライムの視界を封じ込め、次に影魔法でゴールドスライムを捕獲する。この方法ならば魔法耐性を持つゴールドスライムでも対抗はできない。
「プキキンッ!?」
「無駄だ!!いくら魔法耐性があろうと無敵ではない!!」
影に捕らわれたゴールドスライムは逃げ出そうとするがびくともせず、いくら魔法耐性はあくまでも魔法に対する耐性が身に付くだけで魔法を無効化できるわけではない。ダインの影魔法によってゴールドスライムの捕縛に成功した。
「変身……いや、変形した!?」
「あ、あの姿は……ビキニアーマー!?」
「プキキンッ!!」
ゴールドスライムはビキニアーマーを着込んだ女性の姿へと変身すると、両手を刃物のように変形させたまま屋根の上に飛び立つ。人間の姿に変形しても素早さは変わらず、むしろ洗練された動きで冒険者達を撒く。
「プキンッ!!」
「は、早い!?追いつけねえぞ!!」
「これがゴールドスライムの能力なのか!?」
「くそっ、とにかく追いかけろ!!見失うぞ!!」
屋根の上を飛び回るゴールドスライムに氷雨の冒険者は後を追いかけるが、唐突に黒雲が発生して空を覆う。それを見た氷雨の冒険者は慌てて立ち止まる。
「な、何だ!?急に空が……」
「まさかこれは……やばい!!皆伏せろ!!」
「ガロ!!これってまさか!?」
「ああ、間違いない!!マリア様だ!?」
「プキンッ?」
自分を負っていた氷雨の冒険者が足を止めたことにゴールドスライムは不思議がるが、彼女(?)が別の建物に飛び移ろうとした瞬間、一筋の雷が降り注いでゴールドスライムに的中した。
「プキキキッ!?」
空中に浮かんでいたゴールドスライムは雷を避ける事も出来ず、全身に電流を帯びた状態で地面に墜落した。それを見た氷雨の冒険者達は冷や汗を流し、こんな芸当ができる魔術師は一人しかいない。
「貴方達、そこを退きなさい」
「マリア様!?」
「ど、どうしてこちらに……」
「まさか助太刀に来てくれたんですか!?」
カゲマルとハンゾウを連れたマリアが現れると氷雨の冒険者達は慌てて道を開く。マリアは地面に落ちたゴールドスライムの姿を確認して眉をしかめ、表面上は冷静さを保っているが内心は焦っていた。
(このゴールドスライム……やっぱりあの鎧を取り込んだようね)
人間の姿に変形したゴールドスライムを見てマリアは黄金鎧を取り込んだのだと確信を抱く。何故ならば変形したゴールドスライムのビキニアーマーのデザインが黄金鎧と瓜二つであり、しかも偶然なのかゴールドスライムは若かりし頃のハヅキの面影があった。
マリアがまだ子供の頃に父親から見せて貰った昔の母親の絵を思い出し、若かりし頃の母親の姿の絵と目の前にいるゴールドスライムは瓜二つの容姿だった。全身が黄金に輝いているのでよくよく観察しないと分からないが、この姿をアイラに見られるのはまずい。
(勘のいい姉さんだからお母様とそっくりのゴールドスライムを見たら何か勘付くかもしれないわ。そうなる前に早く黄金鎧を回収しないと……)
マリアは何としてもアイラに発見される前に黄金鎧の回収を行おうとすると、彼女の魔法を受けたはずのゴールドスライムが立ち上がった。
「プキンッ!!」
「なっ!?まさかマリア殿の魔法を受けて立ち上がるなんて……」
「スライムは高い魔法耐性を持っていると聞くがマリア様の広域魔法を受けて立ち上がれるとは……まさか、例の鎧のせいか!?」
「……可能性はあるわね」
普通のスライムならばマリアの魔法の一撃を受ければ無事では済まないが、黄金鎧は非常に魔法耐性が高く、それを取り込んだことでゴールドスライムはマリアの魔法に耐え切るほどの魔法耐性を入手したのかもしれない。ゴールドスライムは起き上がると怒った風に腕を振り回す。
「プキンッ!!プキキンッ!!」
「何だか怒っているみたいでござるが……こちらに危害を加える様子はないでござる」
「姿形は変わろうとスライムだからな……」
「何をのんきに喋っているの!!早く捕まえなさい!!」
「「承知!!」」
ハンゾウとカゲマルはマリアの命令を受けてゴールドスライムの元へ向かい、目にも止まらぬ速さでゴールドスライムの左右を挟み込む。二人とも一流の忍者であり、素早さならばゴールドスライムにも劣らない。
二人はゴールドスライムを捕まえるために事前に用意していた水晶札を取り出す。こちらの水晶札はマリアから借り受けた代物であり、レナ達が滞在していた時に魔法を封じ込めて貰った代物だった。
「喰らえっ!!」
「これで逃げられないでござるよ!!」
「プキンッ!?」
ハンゾウの札からは黒霧が放出され、カゲマルの札からは影魔法が出現した。片方はレノの「闇夜」もう片方はダインの「シャドウバインド」が封じ込められており、それらを利用してゴールドスライムを捕縛する。最初に黒霧でゴールドスライムの視界を封じ込め、次に影魔法でゴールドスライムを捕獲する。この方法ならば魔法耐性を持つゴールドスライムでも対抗はできない。
「プキキンッ!?」
「無駄だ!!いくら魔法耐性があろうと無敵ではない!!」
影に捕らわれたゴールドスライムは逃げ出そうとするがびくともせず、いくら魔法耐性はあくまでも魔法に対する耐性が身に付くだけで魔法を無効化できるわけではない。ダインの影魔法によってゴールドスライムの捕縛に成功した。
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