117 / 657
冒険者編
目撃者
しおりを挟む
――数時間後、屋敷に事件の調査を行っていた青空組の部隊が到着し、死体の解析と現場の調査を行う。近隣の住民からも聞き込み調査を行い、ルノ達も一応はその結果をソウシから教わる。
「お待たせしました。ちゃんといい子に待ってました?」
「あんまりにも暇だから将棋やってましたよ。15戦8勝7敗で私の勝ち越しです」
「ちなみに囲碁は7戦4勝3敗で俺が勝ちました」
「あんた等、結構呑気っすね……」
調査の最中は邪魔にならないようにルノとリーリスは宿屋に戻り、青空組の捜査の報告を受ける。一応は政府側も二人の調査を許可しており、青空組の情報も共通するように言い渡している。仮に青空組が動かなくともヒカゲが後で内密に情報を教える事は間違いなく、ソウシは面倒そうに調査報告を包み隠さずに語った。
「被害者の名前は信也勝彦、死因は殺害で間違いなし。近隣の住民の話によると一か月ほど前から姿を確認していないようです」
「信也って苗字だったんだ……」
「苗字の割にはありきたりな名前ですね」
「そこはどうでもいいでしょう。屋敷の調査を行った結果、金品の類を奪われた痕跡は無し、強盗の可能性は低い。被害者の性格は普段は温厚だが、酒癖が悪い。半年前までは何人か弟子が存在したが、ある事件を切っ掛けに弟子も通わなくなったとか」
「事件?」
「酒に酔って弟子たちを不用意に痛めつけて青空組がしょっ引いたんですよ。捕まえた翌日に釈放したようですが、それ以来は弟子も訪れなくなったとか」
「元々問題のある人だったんですね。それなら殺される程、恨まれていてもおかしくはないか」
今回の被害者はクロガネと同様に普段の態度に問題があったらしく、単純に恨み沙汰で殺された可能性もある。しかし、クロガネと死因が共通している事から二つの殺人事件の犯人が同一人物である可能性もある。
「犯人の目撃者は?」
「屋敷の中で殺されてたんですよ?いるわけないでしょ……と言いたいところですが、実は丁度一か月前に屋敷の前で妙な人物を見かけたという報告が届いてますよ」
「えっ!?」
「目撃者の証言によると、一か月前に被害者の屋敷に帯刀した謎の黒服の侍が居たそうです。外見は細身だけど身長は高く、背中に赤色の三日月を想像させる文様が縫われた袴を着ていたとか……」
「どんな顔ですか?」
「そういうと思って目撃者の情報を頼りに似顔絵も持ってきましたよ。ほらっ」
ソウシは一枚の紙を渡し、ルノとリーリスは覗き込むと、まだ年若い男性の顔が描かれていた。それを確認したリーリスは眉を顰め、すぐに思い出したようにルノに声を掛ける。
「ちょ、ルノさん!!私の渡した日記の資料を返してください!!」
「え、あ、うん……」
「へえ、それが魔術師のアイテムボックスという奴っすか?初めて見た」
ルノが掌を差し出した瞬間、異空間に繋がる黒渦が誕生し、リーリスから預かっていた資料を取り出す。それを目撃したソウシは驚いた表情を浮かべ、日の国には魔術師の職業の人間は滅多に存在しないので彼もアイテムボックスのスキルを初めて目撃したらしい。
「この人……居ました!!二か月ぐらい前にクロガネさんが依頼を受けている人です!!」
「本当に!?」
「ほうっ」
リーリスは資料の中から似顔絵の人物と非常によく似た顔の依頼人の資料を探し出し、ルノとソウシも確認すると確かに似顔絵とよく似た人物の顔が記されていた。
「しかもこの人、クロガネさんがゼーニ商会の人に依頼を受けた時期とほぼ同じ時期に依頼してます!!」
「という事は……クロガネさんがゼーニ商会の依頼を引き受けている事を知っていた?」
「こいつは驚いたな。その話、本当っすか?」
「間違いありません。依頼内容も刀の製作ではなく、刃を研磨を頼んでいるだけです。これだけの事ならわざわざクロガネさんに頼む必要がありません。普通の刀鍛冶に頼めばいいのに高い料金を払ってクロガネさんに研いで貰っています。しかも依頼が立て込んでいて忙しい時期なのにちょくちょく訪れていたようですよ」
「それならこの人が……!?」
似顔絵の人物にルノは顔を向け、見た所は普通の中年男性にしか見えない。だが、二か月前に信也を殺害し、ほぼ同時期にクロガネに刀の研磨の依頼を申し込み、彼がゼーニ商会の依頼を引き受けていた事を知っていたとなると全ての事件の犯人の可能性は高い。
「えっと、名前は黒兵衛という人です。苗字は分かりませんが、旅の人間という事で宿屋の住所だけが記されています」
「ようやく見つけた……それじゃあ、俺は失礼しますよ。隊長達に報告に向かいます」
「え、でも……」
「申し訳ありませんが、御二人の捜査はここまでです。後は青空組に任せて大人しく過ごしてください」
「あ、ちょっと!?」
ソウシは二人が言い返す前にやる気に満ちた表情を浮かべ、リーリスから似顔絵と彼女の資料を奪い取ると、部屋を退出した。そんな彼にルノは呆然と見送るが、慌てて後を追いかけようと廊下に出た時には既に姿は見えなかった。
「お待たせしました。ちゃんといい子に待ってました?」
「あんまりにも暇だから将棋やってましたよ。15戦8勝7敗で私の勝ち越しです」
「ちなみに囲碁は7戦4勝3敗で俺が勝ちました」
「あんた等、結構呑気っすね……」
調査の最中は邪魔にならないようにルノとリーリスは宿屋に戻り、青空組の捜査の報告を受ける。一応は政府側も二人の調査を許可しており、青空組の情報も共通するように言い渡している。仮に青空組が動かなくともヒカゲが後で内密に情報を教える事は間違いなく、ソウシは面倒そうに調査報告を包み隠さずに語った。
「被害者の名前は信也勝彦、死因は殺害で間違いなし。近隣の住民の話によると一か月ほど前から姿を確認していないようです」
「信也って苗字だったんだ……」
「苗字の割にはありきたりな名前ですね」
「そこはどうでもいいでしょう。屋敷の調査を行った結果、金品の類を奪われた痕跡は無し、強盗の可能性は低い。被害者の性格は普段は温厚だが、酒癖が悪い。半年前までは何人か弟子が存在したが、ある事件を切っ掛けに弟子も通わなくなったとか」
「事件?」
「酒に酔って弟子たちを不用意に痛めつけて青空組がしょっ引いたんですよ。捕まえた翌日に釈放したようですが、それ以来は弟子も訪れなくなったとか」
「元々問題のある人だったんですね。それなら殺される程、恨まれていてもおかしくはないか」
今回の被害者はクロガネと同様に普段の態度に問題があったらしく、単純に恨み沙汰で殺された可能性もある。しかし、クロガネと死因が共通している事から二つの殺人事件の犯人が同一人物である可能性もある。
「犯人の目撃者は?」
「屋敷の中で殺されてたんですよ?いるわけないでしょ……と言いたいところですが、実は丁度一か月前に屋敷の前で妙な人物を見かけたという報告が届いてますよ」
「えっ!?」
「目撃者の証言によると、一か月前に被害者の屋敷に帯刀した謎の黒服の侍が居たそうです。外見は細身だけど身長は高く、背中に赤色の三日月を想像させる文様が縫われた袴を着ていたとか……」
「どんな顔ですか?」
「そういうと思って目撃者の情報を頼りに似顔絵も持ってきましたよ。ほらっ」
ソウシは一枚の紙を渡し、ルノとリーリスは覗き込むと、まだ年若い男性の顔が描かれていた。それを確認したリーリスは眉を顰め、すぐに思い出したようにルノに声を掛ける。
「ちょ、ルノさん!!私の渡した日記の資料を返してください!!」
「え、あ、うん……」
「へえ、それが魔術師のアイテムボックスという奴っすか?初めて見た」
ルノが掌を差し出した瞬間、異空間に繋がる黒渦が誕生し、リーリスから預かっていた資料を取り出す。それを目撃したソウシは驚いた表情を浮かべ、日の国には魔術師の職業の人間は滅多に存在しないので彼もアイテムボックスのスキルを初めて目撃したらしい。
「この人……居ました!!二か月ぐらい前にクロガネさんが依頼を受けている人です!!」
「本当に!?」
「ほうっ」
リーリスは資料の中から似顔絵の人物と非常によく似た顔の依頼人の資料を探し出し、ルノとソウシも確認すると確かに似顔絵とよく似た人物の顔が記されていた。
「しかもこの人、クロガネさんがゼーニ商会の人に依頼を受けた時期とほぼ同じ時期に依頼してます!!」
「という事は……クロガネさんがゼーニ商会の依頼を引き受けている事を知っていた?」
「こいつは驚いたな。その話、本当っすか?」
「間違いありません。依頼内容も刀の製作ではなく、刃を研磨を頼んでいるだけです。これだけの事ならわざわざクロガネさんに頼む必要がありません。普通の刀鍛冶に頼めばいいのに高い料金を払ってクロガネさんに研いで貰っています。しかも依頼が立て込んでいて忙しい時期なのにちょくちょく訪れていたようですよ」
「それならこの人が……!?」
似顔絵の人物にルノは顔を向け、見た所は普通の中年男性にしか見えない。だが、二か月前に信也を殺害し、ほぼ同時期にクロガネに刀の研磨の依頼を申し込み、彼がゼーニ商会の依頼を引き受けていた事を知っていたとなると全ての事件の犯人の可能性は高い。
「えっと、名前は黒兵衛という人です。苗字は分かりませんが、旅の人間という事で宿屋の住所だけが記されています」
「ようやく見つけた……それじゃあ、俺は失礼しますよ。隊長達に報告に向かいます」
「え、でも……」
「申し訳ありませんが、御二人の捜査はここまでです。後は青空組に任せて大人しく過ごしてください」
「あ、ちょっと!?」
ソウシは二人が言い返す前にやる気に満ちた表情を浮かべ、リーリスから似顔絵と彼女の資料を奪い取ると、部屋を退出した。そんな彼にルノは呆然と見送るが、慌てて後を追いかけようと廊下に出た時には既に姿は見えなかった。
0
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
【状態異常無効】の俺、呪われた秘境に捨てられたけど、毒沼はただの温泉だし、呪いの果実は極上の美味でした
夏見ナイ
ファンタジー
支援術師ルインは【状態異常無効】という地味なスキルしか持たないことから、パーティを追放され、生きては帰れない『魔瘴の森』に捨てられてしまう。
しかし、彼にとってそこは楽園だった!致死性の毒沼は極上の温泉に、呪いの果実は栄養満点の美味に。唯一無二のスキルで死の土地を快適な拠点に変え、自由気ままなスローライフを満喫する。
やがて呪いで石化したエルフの少女を救い、もふもふの神獣を仲間に加え、彼の楽園はさらに賑やかになっていく。
一方、ルインを捨てた元パーティは崩壊寸前で……。
これは、追放された青年が、意図せず世界を救う拠点を作り上げてしまう、勘違い無自覚スローライフ・ファンタジー!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。