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ゴブリンキング編
魔力補給の結果
「俺を連れて来たのはヨウカ……あ、いや巫女姫様に魔力を分けられないのか試すためですか?」
「その通りです。もしもレナ様が巫女姫様に魔力を送り込む事ができるなら魔力回復薬よりも魔力が回復できるのではと考えたのですが……」
「えっ?そんな事が出来るの!?」
ミキの言葉にヨウカは驚き、レナとしては過度な期待されても困るのだが、薬物耐性のスキルを持つヨウカであってもレナの付与魔法なら魔力を回復させる可能性は高く、ミキはレナに頼み込む。
「レノ様、お願いします」
「はあっ……分かりました。それなら手を出してください」
「う、うん……」
「なんでしょうか……レノさんが私達以外に魔力を送り込むのは複雑な気持ちです」
「……じぇらしぃっ」
「何が始まるってんだい?」
皆の視線を受けながらもレナはヨウカの差し出された掌を優しく両手で掴み、あまり男性と接点がない彼女は男子から手を握られた事に頬を赤く染め、一方でレナは掌を通して聖属性の付与魔法を発動させる。
「聖属性」
「ほわわっ!?」
「よ、ヨウカ様!?」
「だ、大丈夫……少し驚いただけだから」
自分の体内に魔力が流れ込み、ヨウカは奇怪な声を上げてしまう。その反応にミキが驚いた表情を浮かべるが、ヨウカはすぐに魔力を体内に送り込まれる感覚に慣れたようにレナの掌を握りしめる。
「どう?まだ大丈夫ですか?」
「け、敬語はいいよ~……それよりも、もう少しだけ……」
「分かった……ベホ〇ミ!!」
「ベ〇イミ?」
レナはアイリィやコトミンに送り出す時よりも大量の魔力を注ぎ込み、疑問を抱く。先ほどのミキとの会話では彼女の魔力容量は小さすぎるせいで聖水を大量に生みだせないと聞いていたのだが、どういう事なのか全力で魔力を送り続けているにも関わらずに彼女は手を離さそうとしない。
「おおっ……凄い!!どんどん力が湧き上がってくる!!」
「よ、ヨウカ様?」
「力が溢れる……高まるぅっ!!」
「あ、あの……大丈夫なんですかこれ?」
「レナの顔色が……」
「ううっ……」
ヨウカは興奮した様子で送り込まれる魔力を受け取るが、一方でレナの方は魔力を吸収され続けて身体に疲労感が蓄積し、それでも彼の方も意地になって手を離さない。
「この……ベ〇マ!!」
「ふわぁあっ!?」
一気に大量の魔力を流し込み、ヨウカが頬を赤らめて堪らずに手を離してしまい、彼女は膝を崩す。その様子に慌ててミキとテンが寄り添うが、彼女は掌を見つめて興奮したように頷く。
「す、凄い……今なら何でも出来そうな気がする!!」
「よ、ヨウカ様?」
「ちょっと待ってて!!」
彼女は起き上がると即座に部屋の中に入り込み、扉を勢いよく閉める。扉が閉じられた際に軽い衝撃が通路に走り、派手に走り回る足音が部屋の中から鳴り響く。数秒ほど全員が唖然と部屋の扉に視線を向けていたが、すぐに正気を取り戻したミキがレナに振り返る。
「れ、レノさん……ヨウカ様に何をしたのですか?」
「いや、ちょっと待って……何だか頭が痛い」
「魔力を使いすぎたようですね。少し頭を触りますよ……うわ、ちょっと熱がありますね。コトミンさんに回復して貰ったら……」
『出来た~!!』
アイリィが言葉を言い終える前に部屋の内部からヨウカの歓喜の声が上がり、即座に扉が勢いよく開かれる。今度は開かれた拍子に扉のドアノブが壊れてしまい、その光景に全員が驚愕するが部屋から出てきたヨウカは満面の笑みを浮かべていた。そして彼女の手元には巨大なガラス製の壺を抱えており、中には白色に光り輝く液体が満ち溢れていた。
「ねえねえこれ見て!!いっぱい出たよ!!」
「こ、これは……」
「聖水……ですかい!?」
「おおっ……」
「うわ、これは凄いですね……」
「眩しいな……」
ヨウカが抱えている壺の中には大量の聖水が溢れており、その輝きはレナ達が生産する聖水よりも輝いており、しかも彼女の場合は時間を掛けずに一瞬で生み出した事になる。すぐにミキが壺の中身を覗き込み、鑑定のスキルも覚えているのか驚いた表情を浮かべる。
「こ、これ程の上質な聖水を生み出すなんて……ですがお体は大丈夫なんですか?」
「うん!!何だかよく分からないけど、すっごく調子がいいんだ!!」
「どういう事ですか団長?巫女姫様は魔力容量が少ないんじゃ……」
「分かりません……分かりませんが、恐らくはレノ様のお蔭でしょう。本当にありがとうございます!!」
「ありがとう!!えっと、レノ君?……のお蔭でこんなにいっぱい出ちゃったよ!!」
「いえいえ……うっ……頭が痛い」
「ちょっ……大丈夫ですか?」
「この近くに執務室があります。そちらに移動しましょう」
ヨウカとミキに礼を告げられるが、レナは頭を抑えてアイリィに抱えられる。予想以上に魔力を消耗したらしく、慌ててミキは彼が休憩出来る場所に案内を行う。
「その通りです。もしもレナ様が巫女姫様に魔力を送り込む事ができるなら魔力回復薬よりも魔力が回復できるのではと考えたのですが……」
「えっ?そんな事が出来るの!?」
ミキの言葉にヨウカは驚き、レナとしては過度な期待されても困るのだが、薬物耐性のスキルを持つヨウカであってもレナの付与魔法なら魔力を回復させる可能性は高く、ミキはレナに頼み込む。
「レノ様、お願いします」
「はあっ……分かりました。それなら手を出してください」
「う、うん……」
「なんでしょうか……レノさんが私達以外に魔力を送り込むのは複雑な気持ちです」
「……じぇらしぃっ」
「何が始まるってんだい?」
皆の視線を受けながらもレナはヨウカの差し出された掌を優しく両手で掴み、あまり男性と接点がない彼女は男子から手を握られた事に頬を赤く染め、一方でレナは掌を通して聖属性の付与魔法を発動させる。
「聖属性」
「ほわわっ!?」
「よ、ヨウカ様!?」
「だ、大丈夫……少し驚いただけだから」
自分の体内に魔力が流れ込み、ヨウカは奇怪な声を上げてしまう。その反応にミキが驚いた表情を浮かべるが、ヨウカはすぐに魔力を体内に送り込まれる感覚に慣れたようにレナの掌を握りしめる。
「どう?まだ大丈夫ですか?」
「け、敬語はいいよ~……それよりも、もう少しだけ……」
「分かった……ベホ〇ミ!!」
「ベ〇イミ?」
レナはアイリィやコトミンに送り出す時よりも大量の魔力を注ぎ込み、疑問を抱く。先ほどのミキとの会話では彼女の魔力容量は小さすぎるせいで聖水を大量に生みだせないと聞いていたのだが、どういう事なのか全力で魔力を送り続けているにも関わらずに彼女は手を離さそうとしない。
「おおっ……凄い!!どんどん力が湧き上がってくる!!」
「よ、ヨウカ様?」
「力が溢れる……高まるぅっ!!」
「あ、あの……大丈夫なんですかこれ?」
「レナの顔色が……」
「ううっ……」
ヨウカは興奮した様子で送り込まれる魔力を受け取るが、一方でレナの方は魔力を吸収され続けて身体に疲労感が蓄積し、それでも彼の方も意地になって手を離さない。
「この……ベ〇マ!!」
「ふわぁあっ!?」
一気に大量の魔力を流し込み、ヨウカが頬を赤らめて堪らずに手を離してしまい、彼女は膝を崩す。その様子に慌ててミキとテンが寄り添うが、彼女は掌を見つめて興奮したように頷く。
「す、凄い……今なら何でも出来そうな気がする!!」
「よ、ヨウカ様?」
「ちょっと待ってて!!」
彼女は起き上がると即座に部屋の中に入り込み、扉を勢いよく閉める。扉が閉じられた際に軽い衝撃が通路に走り、派手に走り回る足音が部屋の中から鳴り響く。数秒ほど全員が唖然と部屋の扉に視線を向けていたが、すぐに正気を取り戻したミキがレナに振り返る。
「れ、レノさん……ヨウカ様に何をしたのですか?」
「いや、ちょっと待って……何だか頭が痛い」
「魔力を使いすぎたようですね。少し頭を触りますよ……うわ、ちょっと熱がありますね。コトミンさんに回復して貰ったら……」
『出来た~!!』
アイリィが言葉を言い終える前に部屋の内部からヨウカの歓喜の声が上がり、即座に扉が勢いよく開かれる。今度は開かれた拍子に扉のドアノブが壊れてしまい、その光景に全員が驚愕するが部屋から出てきたヨウカは満面の笑みを浮かべていた。そして彼女の手元には巨大なガラス製の壺を抱えており、中には白色に光り輝く液体が満ち溢れていた。
「ねえねえこれ見て!!いっぱい出たよ!!」
「こ、これは……」
「聖水……ですかい!?」
「おおっ……」
「うわ、これは凄いですね……」
「眩しいな……」
ヨウカが抱えている壺の中には大量の聖水が溢れており、その輝きはレナ達が生産する聖水よりも輝いており、しかも彼女の場合は時間を掛けずに一瞬で生み出した事になる。すぐにミキが壺の中身を覗き込み、鑑定のスキルも覚えているのか驚いた表情を浮かべる。
「こ、これ程の上質な聖水を生み出すなんて……ですがお体は大丈夫なんですか?」
「うん!!何だかよく分からないけど、すっごく調子がいいんだ!!」
「どういう事ですか団長?巫女姫様は魔力容量が少ないんじゃ……」
「分かりません……分かりませんが、恐らくはレノ様のお蔭でしょう。本当にありがとうございます!!」
「ありがとう!!えっと、レノ君?……のお蔭でこんなにいっぱい出ちゃったよ!!」
「いえいえ……うっ……頭が痛い」
「ちょっ……大丈夫ですか?」
「この近くに執務室があります。そちらに移動しましょう」
ヨウカとミキに礼を告げられるが、レナは頭を抑えてアイリィに抱えられる。予想以上に魔力を消耗したらしく、慌ててミキは彼が休憩出来る場所に案内を行う。
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