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ゴブリンキング編
ゴンゾウの行方
――帝都の検問を通過して無事にレナ達は帰還を果たすと、ミキ達は草原とアラン炭鉱の調査を行うために馬車は陽光教会の建物に移動するが、レナ達は馬車を降りて冒険者ギルドの建物に向かう。
「方向はこっちで合ってる!?」
「あ、合ってますけど早すぎますよ!!もう少し速度を……」
「いいから行くよ!!」
「わわっ……」
レナは聖属性の付与魔法を肉体に施して駆け抜け、アイリィとコトミンを両肩で抱えたまま街中を疾走する。人々が2人の人間を抱えながら凄まじい速度で移動する彼に驚きの視線を向けるが、今は人目を気にしている暇はなく、3人は冒険者ギルドの建物に辿り着く。
「初めましてお邪魔します!!」
「その挨拶はする必要ないと思いますけど!?」
2人を下ろしたレナは建物の扉を押し開き、唐突に入ってきた3人組に中に居た冒険者達は驚きの視線を向けるが、レナはすぐに受付口を見つけて駆け寄り、受付嬢に話しかける。
「すいません!!ここに巨人族のゴンゾウ君は戻っていますか?」
「ええっ!?あ、あの……どちら様でしょうか?」
「ゴンゾウ君の友達です!!今日の朝にアラン炭鉱の護衛依頼を引き受けて出発したはずです!!」
事前にゴンゾウから聞いていた話を思い出し、冒険者ギルドの人間に直接問い質す。彼女は戸惑いながらも他の受付嬢に視線を向け、判断に迷っている様子だった。そんな彼女の反応にレナは我慢できずに口を開こうとするが、彼の肩に手を置かれる。
「レノ君、どうかしたのかい?」
「えっ……ホノカさん!?」
「やあっ」
レナの後方に立っていたのは魔道具店の店主であるホノカであり、彼女の背後には従業員の女性の姿も有り、ここに彼女がいる事にレナは疑問を抱くが、ホノカの方が彼の疑問を察したように説明を行う。
「ここの冒険者ギルトとは付き合いがあると言っただろう?ここのギルドに定期的に回復薬の支給と武具や防具を提供しているんだ。それでレナ君の方はどうしてこんな場所に?」
「あ、あの……ホノカ様のお知り合いですか?」
「ああ、彼は僕の友人だよ。それで何の話をしていたんだい?」
「ゴンゾウ君がこのギルドに戻ってきていないのか聞いているんです。少し気になる事が合って……」
「ふむ……ゴンゾウ君とはあの巨人族の少年だね?」
ホノカが受付嬢に視線を向けて頷く素振りを行い、本来ならば冒険者の個人情報を明かす事は禁じられているのだが、レナが自分がゴンゾウの友人と告げ、更に冒険者ギルドの重要な取引相手であるホノカの知人である事から受付嬢は彼を関係者と信じて質問に答える。
「……ゴンゾウさんは私の担当の冒険者です。彼は今朝に他の冒険者と共にアラン炭鉱に出発し、依頼期限の明後日まで戻っては来ません」
「そんな……不味いっ」
「一体何があったのか僕にも教えてくれないかい?その前に……場所を移動しようか」
「そうですね。その意見には賛成です」
「……レナ」
受付嬢の言葉にレナは愕然とするが、ホノカの発言にアイリィが同意し、コトミンが心配気にレナの服の袖を引く。レナも冷静さを取り戻し、ホノカの言葉通りに場所を移動する。建物内の冒険者達はホノカと親し気に接する3人に驚愕の視線を向けたまま見送り、ギルドの建物の前にホノカの豪勢な馬車が停めてあり、全員が乗り込む。
「それで何があったんだい?この馬車の中なら誰にも聞かれる事はないよ」
「実は……」
――レナ達はホノカにこれまで起きた出来事を説明し、彼女は全ての話を聞き終え、レナの友人のゴンゾウがアラン炭鉱に向かった話を聞いて彼の先ほどの取り乱した行動に納得する。
「なるほど……それで友達を心配して冒険者ギルドに訪れたのか。だけど、正直に言うと君の行動は迂闊すぎるね。冒険者ギルドは冒険者の個人情報を漏らせないんだよ。もしもあの時に僕が居なかったら今頃は警備兵のお世話になっていたかも知れない」
「うっ……すいません」
「まあ、友達を心配していたその気持ちは間違ってはいないと思うけどね。今度からはもう少し気を付けて行動した方が良いよ」
「それでどうするんですかレナさん?ゴンゾウさんがもう出発してしまった以上、どうしようもありませんよ。ここは陽光教会の人に任せるしか……」
「そうだ……陽光教会に向かおう」
自分に何が出来るのかは分からないが、友人が危険な目に遭遇していると知ったレナはじっといていられず、レナはホノカに頼んで陽光教会の建物に向う事にした。
「方向はこっちで合ってる!?」
「あ、合ってますけど早すぎますよ!!もう少し速度を……」
「いいから行くよ!!」
「わわっ……」
レナは聖属性の付与魔法を肉体に施して駆け抜け、アイリィとコトミンを両肩で抱えたまま街中を疾走する。人々が2人の人間を抱えながら凄まじい速度で移動する彼に驚きの視線を向けるが、今は人目を気にしている暇はなく、3人は冒険者ギルドの建物に辿り着く。
「初めましてお邪魔します!!」
「その挨拶はする必要ないと思いますけど!?」
2人を下ろしたレナは建物の扉を押し開き、唐突に入ってきた3人組に中に居た冒険者達は驚きの視線を向けるが、レナはすぐに受付口を見つけて駆け寄り、受付嬢に話しかける。
「すいません!!ここに巨人族のゴンゾウ君は戻っていますか?」
「ええっ!?あ、あの……どちら様でしょうか?」
「ゴンゾウ君の友達です!!今日の朝にアラン炭鉱の護衛依頼を引き受けて出発したはずです!!」
事前にゴンゾウから聞いていた話を思い出し、冒険者ギルドの人間に直接問い質す。彼女は戸惑いながらも他の受付嬢に視線を向け、判断に迷っている様子だった。そんな彼女の反応にレナは我慢できずに口を開こうとするが、彼の肩に手を置かれる。
「レノ君、どうかしたのかい?」
「えっ……ホノカさん!?」
「やあっ」
レナの後方に立っていたのは魔道具店の店主であるホノカであり、彼女の背後には従業員の女性の姿も有り、ここに彼女がいる事にレナは疑問を抱くが、ホノカの方が彼の疑問を察したように説明を行う。
「ここの冒険者ギルトとは付き合いがあると言っただろう?ここのギルドに定期的に回復薬の支給と武具や防具を提供しているんだ。それでレナ君の方はどうしてこんな場所に?」
「あ、あの……ホノカ様のお知り合いですか?」
「ああ、彼は僕の友人だよ。それで何の話をしていたんだい?」
「ゴンゾウ君がこのギルドに戻ってきていないのか聞いているんです。少し気になる事が合って……」
「ふむ……ゴンゾウ君とはあの巨人族の少年だね?」
ホノカが受付嬢に視線を向けて頷く素振りを行い、本来ならば冒険者の個人情報を明かす事は禁じられているのだが、レナが自分がゴンゾウの友人と告げ、更に冒険者ギルドの重要な取引相手であるホノカの知人である事から受付嬢は彼を関係者と信じて質問に答える。
「……ゴンゾウさんは私の担当の冒険者です。彼は今朝に他の冒険者と共にアラン炭鉱に出発し、依頼期限の明後日まで戻っては来ません」
「そんな……不味いっ」
「一体何があったのか僕にも教えてくれないかい?その前に……場所を移動しようか」
「そうですね。その意見には賛成です」
「……レナ」
受付嬢の言葉にレナは愕然とするが、ホノカの発言にアイリィが同意し、コトミンが心配気にレナの服の袖を引く。レナも冷静さを取り戻し、ホノカの言葉通りに場所を移動する。建物内の冒険者達はホノカと親し気に接する3人に驚愕の視線を向けたまま見送り、ギルドの建物の前にホノカの豪勢な馬車が停めてあり、全員が乗り込む。
「それで何があったんだい?この馬車の中なら誰にも聞かれる事はないよ」
「実は……」
――レナ達はホノカにこれまで起きた出来事を説明し、彼女は全ての話を聞き終え、レナの友人のゴンゾウがアラン炭鉱に向かった話を聞いて彼の先ほどの取り乱した行動に納得する。
「なるほど……それで友達を心配して冒険者ギルドに訪れたのか。だけど、正直に言うと君の行動は迂闊すぎるね。冒険者ギルドは冒険者の個人情報を漏らせないんだよ。もしもあの時に僕が居なかったら今頃は警備兵のお世話になっていたかも知れない」
「うっ……すいません」
「まあ、友達を心配していたその気持ちは間違ってはいないと思うけどね。今度からはもう少し気を付けて行動した方が良いよ」
「それでどうするんですかレナさん?ゴンゾウさんがもう出発してしまった以上、どうしようもありませんよ。ここは陽光教会の人に任せるしか……」
「そうだ……陽光教会に向かおう」
自分に何が出来るのかは分からないが、友人が危険な目に遭遇していると知ったレナはじっといていられず、レナはホノカに頼んで陽光教会の建物に向う事にした。
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