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ゴブリンキング編
格闘家の職業
「よし!!これであんた達が最後だよ!!早くこっちに移動しな!!」
「む、無茶いうなよ!!少しでも力を緩めたら、扉が……!!」
「皆先に言ってください!!ここは俺が抑える!!」
「ふ、ふざけんなっ……!!ここまで世話になった恩人を見捨てられるか!!」
レナの言葉に男性冒険者は奮起するが、扉から放たれる衝撃は徐々に強まり、このままでは扉の方が破壊されてしまう。この場に居るのは炭鉱に訪れた冒険者の中でも実力者が揃っているのだが、10人以上が抑えつけているにも関わらずに一瞬でも力を緩めるとゴブリンキングが扉を破壊して食堂内に入り込んでしまう。既にレナの方も吸魔石の予備はなく、アイリィとコトミンもこの場を切り抜ける魔道具は所持していない。
聖属性の付与魔法の効果でレナの身体能力は限界近くまで上昇しているはずだが、それでも他の人間の力がいなければ扉を抑えつける事は出来ず、これでは全員が脱出できない。誰か離れればその途端にゴブリンキングが食堂内に入り込み、圧倒的な力で蹂躙を開始する。
「くそっ……!!アイリィ!!腕力を強化するスキルを教えろっ!!」
「ええっ!?どうして急に……」
「いいから早くしろ……!!」
「えっと……「腕力強化」や「剛力」です!!だけどこの二つは格闘家の職業を習得していないと……」
アイリィの言葉にレナは即座にステータス画面を開き、背中で扉を抑えつけながら指先を動かし、未修得スキル一覧から彼女の告げたスキルを全て習得する。職業スキルの覧から「格闘家」を選択し、まずは副職の「暗殺者」を「格闘家」に変更する。続いてアイリィの告げた「腕力強化」と「剛力」と呼ばれる技能スキルの覧から確認し、内容を呼んでいる暇はないので即座に習得する。
この時に習得したレナの能力の「腕力強化」と「剛力」は格闘家専用スキルであり、前者は腕力を「1.5倍」に上昇させ、後者は腕力を「2倍」に強化する。この二つのスキルは重複が可能であり、レナは急激に力が湧き上がる感覚が広がり、一気に扉を押し返す。
「せぇのっ!!」
「うおっ!?」
「な、何だ!?」
「今のうちに早くっ……急いで!!」
レナの言葉に男達は顔を見合わせ、1人ずつ扉から離れてアイリィ達の元に向かう。残された人数は少なく、既にミラが転移石を握りしめており、後は全員が傍まで移動した瞬間に転移魔方陣を発動させるだけである。レナは一気に上昇した腕力で扉を抑えつけ、全員が避難するまで耐え凌ぐ。
「す、すまねえっ!!」
「くっ……!!」
最後の1人が移動を開始し、扉の負担がレナに襲い掛かる。先ほどまでの彼なら耐え切れなかっただろうが、格闘家の職業と腕力を上昇させるスキルを習得し、更に聖属性の付与魔法の効果で身体能力を限界まで上昇させており、どうにか扉を抑えつける。それでも魔法の効果が時間を迎え、徐々にレナの身体に負担が襲い掛かる。
「もう……限界だっ……!!」
「レノ……!!」
「頑張ってください!!もう準備は済みましたよ!!」
「は、早く来るんだ!!」
「もう十分だろ!!」
「急ぎなっ!!」
全員から声援を送られ、レナは遂に扉から離れて走り出す。その瞬間に扉を塞いでいた机と椅子が吹き飛び、扉が倒れこんで緑の巨人が姿を現す。
「ウオォオオオオッ!!」
「ひぃっ!?」
「ば、化物……!!」
「怯えてるんじゃないよ!!さあ、発動させるよ!!」
ゴブリンキングの登場に男性冒険者達は恐怖の表情を浮かべるが、ミラは構わずに転移石を地面に設置し、魔力を流し込む。その瞬間、地面に転移魔法陣が展開され、徐々に魔法陣の光が強まる。彼女が掌を話した瞬間に魔法陣が発動するため、レナは急いで駆け抜ける。
「あぐっ!!」
「ああっ!?」
だが、あと1メートルという所でレナは転んでしまい、聖属性の魔法の効果が切れた事で肉体に疲労感が襲い掛かり、動くことが出来ない。そんな彼にコトミンとアイリィが駆け出し、両腕を2人で掴んで魔法陣の中に移動させようとする。
「レナ!!」
「ちょっと、早く来てくださいっ!!」
「あだだだだっ!?」
両腕が力強く掴まれ、無理に肉体を強化したせいで筋肉痛を起こしており、彼の肉体に激痛が走るがゴブリンキングは既に背後まで迫っていた。
「シネェエエエエッ……!!」
『っ……!?』
ゴブリンキングの右腕が伸ばされ、レナ達の眼前に迫り、アイリィとコトミンが完全にレナの肉体を引き寄せる前にゴブリンキングは彼の足を掴もうとする。その瞬間、レナの「思考加速」の能力が発動し、迫りくる巨大な腕の動作が遅行化した。
「このっ!!」
足を掴まれる前にレナは「回避」のスキルを発動させ、後方に移動を行う。その瞬間、ミラが転移石から掌を離し、ゴブリンキングの指先が魔方陣に入り込む瞬間、転移が発動した。
「む、無茶いうなよ!!少しでも力を緩めたら、扉が……!!」
「皆先に言ってください!!ここは俺が抑える!!」
「ふ、ふざけんなっ……!!ここまで世話になった恩人を見捨てられるか!!」
レナの言葉に男性冒険者は奮起するが、扉から放たれる衝撃は徐々に強まり、このままでは扉の方が破壊されてしまう。この場に居るのは炭鉱に訪れた冒険者の中でも実力者が揃っているのだが、10人以上が抑えつけているにも関わらずに一瞬でも力を緩めるとゴブリンキングが扉を破壊して食堂内に入り込んでしまう。既にレナの方も吸魔石の予備はなく、アイリィとコトミンもこの場を切り抜ける魔道具は所持していない。
聖属性の付与魔法の効果でレナの身体能力は限界近くまで上昇しているはずだが、それでも他の人間の力がいなければ扉を抑えつける事は出来ず、これでは全員が脱出できない。誰か離れればその途端にゴブリンキングが食堂内に入り込み、圧倒的な力で蹂躙を開始する。
「くそっ……!!アイリィ!!腕力を強化するスキルを教えろっ!!」
「ええっ!?どうして急に……」
「いいから早くしろ……!!」
「えっと……「腕力強化」や「剛力」です!!だけどこの二つは格闘家の職業を習得していないと……」
アイリィの言葉にレナは即座にステータス画面を開き、背中で扉を抑えつけながら指先を動かし、未修得スキル一覧から彼女の告げたスキルを全て習得する。職業スキルの覧から「格闘家」を選択し、まずは副職の「暗殺者」を「格闘家」に変更する。続いてアイリィの告げた「腕力強化」と「剛力」と呼ばれる技能スキルの覧から確認し、内容を呼んでいる暇はないので即座に習得する。
この時に習得したレナの能力の「腕力強化」と「剛力」は格闘家専用スキルであり、前者は腕力を「1.5倍」に上昇させ、後者は腕力を「2倍」に強化する。この二つのスキルは重複が可能であり、レナは急激に力が湧き上がる感覚が広がり、一気に扉を押し返す。
「せぇのっ!!」
「うおっ!?」
「な、何だ!?」
「今のうちに早くっ……急いで!!」
レナの言葉に男達は顔を見合わせ、1人ずつ扉から離れてアイリィ達の元に向かう。残された人数は少なく、既にミラが転移石を握りしめており、後は全員が傍まで移動した瞬間に転移魔方陣を発動させるだけである。レナは一気に上昇した腕力で扉を抑えつけ、全員が避難するまで耐え凌ぐ。
「す、すまねえっ!!」
「くっ……!!」
最後の1人が移動を開始し、扉の負担がレナに襲い掛かる。先ほどまでの彼なら耐え切れなかっただろうが、格闘家の職業と腕力を上昇させるスキルを習得し、更に聖属性の付与魔法の効果で身体能力を限界まで上昇させており、どうにか扉を抑えつける。それでも魔法の効果が時間を迎え、徐々にレナの身体に負担が襲い掛かる。
「もう……限界だっ……!!」
「レノ……!!」
「頑張ってください!!もう準備は済みましたよ!!」
「は、早く来るんだ!!」
「もう十分だろ!!」
「急ぎなっ!!」
全員から声援を送られ、レナは遂に扉から離れて走り出す。その瞬間に扉を塞いでいた机と椅子が吹き飛び、扉が倒れこんで緑の巨人が姿を現す。
「ウオォオオオオッ!!」
「ひぃっ!?」
「ば、化物……!!」
「怯えてるんじゃないよ!!さあ、発動させるよ!!」
ゴブリンキングの登場に男性冒険者達は恐怖の表情を浮かべるが、ミラは構わずに転移石を地面に設置し、魔力を流し込む。その瞬間、地面に転移魔法陣が展開され、徐々に魔法陣の光が強まる。彼女が掌を話した瞬間に魔法陣が発動するため、レナは急いで駆け抜ける。
「あぐっ!!」
「ああっ!?」
だが、あと1メートルという所でレナは転んでしまい、聖属性の魔法の効果が切れた事で肉体に疲労感が襲い掛かり、動くことが出来ない。そんな彼にコトミンとアイリィが駆け出し、両腕を2人で掴んで魔法陣の中に移動させようとする。
「レナ!!」
「ちょっと、早く来てくださいっ!!」
「あだだだだっ!?」
両腕が力強く掴まれ、無理に肉体を強化したせいで筋肉痛を起こしており、彼の肉体に激痛が走るがゴブリンキングは既に背後まで迫っていた。
「シネェエエエエッ……!!」
『っ……!?』
ゴブリンキングの右腕が伸ばされ、レナ達の眼前に迫り、アイリィとコトミンが完全にレナの肉体を引き寄せる前にゴブリンキングは彼の足を掴もうとする。その瞬間、レナの「思考加速」の能力が発動し、迫りくる巨大な腕の動作が遅行化した。
「このっ!!」
足を掴まれる前にレナは「回避」のスキルを発動させ、後方に移動を行う。その瞬間、ミラが転移石から掌を離し、ゴブリンキングの指先が魔方陣に入り込む瞬間、転移が発動した。
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