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ゴブリンキング編
格闘家のスキル
「よっこいしょっと……」
「あ、駄目だよ!!まだ休んでなくちゃ……」
「平気だよ。それより、アイリィとコトミンは?」
「御二人は隣の部屋で寝ていますよ。大分遅くまで起きていたので……」
「そうか……2人には無理させた……おわっ!?」
「きゃっ!?」
「わぅっ!?」
レナは自分に無理に付き合わせた2人にも謝罪する事を決め、ベッドから身体を起き上げようとする。身体の痛みは回復魔法で治ったが、それでも2日も眠っていた影響なのか身体が上手く動かず、そのままヨウカの元に倒れこむ。コトミンには劣るが十分に大きな胸元に顔を埋め、更に押し倒す形で倒れこむ。
「あ、柔らかい……」
「ふぇえっ……だ、駄目だよこんなぁっ……あんっ」
「だ、大丈夫ですか!?」
胸に顔を埋めたレナにヨウカは頬を赤くして困惑した表情を浮かべ、すぐにポチ子が2人を起き上がらせる。起きたばかりで脳も完全には覚醒していないのかレナは頭を抑え、ベッドに座り込む。
「ご、ごめん……何かまだ身体の調子が悪くて……」
「大丈夫?回復魔法使う?」
「さっき自分で使ったから大丈夫……そう言えばお腹も空いたな。ポチ子、ちょっとオークを狩ってきて」
「わうっ!?」
「あ、それならこれ食べようよ」
ヨウカが果物の籠を差し出し、レナは次々と果物を口にする。2日も眠っていたので何時もよりも大量の栄養補給を身体が求めており、すぐに果物を喰い尽くす。
「ふうっ……まだお腹空いたな」
「あ、ならご飯持ってくるね」
「それなら私が運んできます!!」
「わっ!?ポチ子ちゃん待って!!私もお菓子を……」
ヨウカとポチ子が病室から抜け出し、その間にレナは自分のステータスを確認する。脱出寸前に覚えたスキルを確認するためステータス画面を開き、現時点のSPも確認する。
「大分スキルも増えてきたな……おっ、新しいスキルも覚えてる」
レナは格闘家の職業スキルを覚えた時に習得したスキルも追加されており、耐久力を上昇させる「頑丈」と打撃を与える際に自信の身体の負担を軽減させる「打撃」を覚えており、この際に他の格闘家の専用スキルを確認すると「脚力強化」と「加速」と呼ばれるスキルが習得可能の状態になっていた。
脚力強化は腕力強化と同様に身体能力を上昇させるスキルであり、こちらの場合は脚力方面を強化させる。一方で加速のスキルは「速度を強化させる」という説明文が存在し、具体的な強化の倍率は表示されていないが、今後の事を考えてレナはSPを消費して覚える事にする。
「これでよし……SPも残りは10か」
レベルの上昇でしかSPは獲得しないため、あまり無闇に新しいスキルを覚えるのは得策ではなく、レナはステータス画面を閉じようとした時、自分の既に覚えているスキルの中で気になる文章が表示されていた。
「複合?」
2日前に覚えた「腕力強化」と「剛力」の隣に「複合」という文章が表示されており、調べて見ると2つのスキルを合体させる事でより高い効果を生みだせるようになり、この複合を実行すると2度と元のスキルには戻らないが、今以上に身体能力を上昇させる事が出来るならば迷いなくレナは複合を実行する。
『腕力強化と剛力を複合します。複合スキル「剛力強化」を習得しました』
『剛力強化――腕力を最大で4倍まで上昇させる』
2つのスキルを併せた事で誕生したスキルの効果は以前よりも効果が高まり、試しにレナは拳を握りしめてベッドから起き上がり、その場で「弾撃」の戦技を発動した。
「はあっ!!」
拳を突き出した瞬間、何時もよりも速度が増したように感じられ、しかも格闘家と脚力強化のスキルの効果も重なったお蔭か拳を打つときは足腰を少し痛めていたが、今回は身体に負担は感じられず、彼は感心したように頷く。
「よし……でもいい加減に他の戦技も覚えないとな」
これまでは弾撃だけで危機を乗り越えてきたが、他の戦技を覚えて置いた方が有利であり、レナは現時点で覚えられる戦技を確認し、足技を増やしたいと考えた彼は名前の響きからそれらしいスキルを発見した。
『蹴撃――回し蹴りの要領で相手に攻撃を加える』
他にも覚えられる戦技はあったが、レナは最も扱いやすそうな「蹴撃」を習得し、試しに発動させる。
「蹴撃!!うわっ!?」
右足を前方に繰り出した瞬間、身体がバランスを崩して転んでしまう。慌ててレナは起き上がり、もう一度今度はしっかりと足元を気を付けて発動する。
「蹴撃……おっとっと」
今度は転ぶことはなかったが、それでも身体がふらついてしまい、蹴り込もうとするたびに片足だけで支えるのでバランスが崩れてしまう。戦闘に扱うには練習が必要であり、現段階では実戦では使用できない。
「身体鍛えるか……」
レナ自身も鍛錬を積み重ねる必要があり、魔法だけではなく身体を鍛える事を決める。
「あ、駄目だよ!!まだ休んでなくちゃ……」
「平気だよ。それより、アイリィとコトミンは?」
「御二人は隣の部屋で寝ていますよ。大分遅くまで起きていたので……」
「そうか……2人には無理させた……おわっ!?」
「きゃっ!?」
「わぅっ!?」
レナは自分に無理に付き合わせた2人にも謝罪する事を決め、ベッドから身体を起き上げようとする。身体の痛みは回復魔法で治ったが、それでも2日も眠っていた影響なのか身体が上手く動かず、そのままヨウカの元に倒れこむ。コトミンには劣るが十分に大きな胸元に顔を埋め、更に押し倒す形で倒れこむ。
「あ、柔らかい……」
「ふぇえっ……だ、駄目だよこんなぁっ……あんっ」
「だ、大丈夫ですか!?」
胸に顔を埋めたレナにヨウカは頬を赤くして困惑した表情を浮かべ、すぐにポチ子が2人を起き上がらせる。起きたばかりで脳も完全には覚醒していないのかレナは頭を抑え、ベッドに座り込む。
「ご、ごめん……何かまだ身体の調子が悪くて……」
「大丈夫?回復魔法使う?」
「さっき自分で使ったから大丈夫……そう言えばお腹も空いたな。ポチ子、ちょっとオークを狩ってきて」
「わうっ!?」
「あ、それならこれ食べようよ」
ヨウカが果物の籠を差し出し、レナは次々と果物を口にする。2日も眠っていたので何時もよりも大量の栄養補給を身体が求めており、すぐに果物を喰い尽くす。
「ふうっ……まだお腹空いたな」
「あ、ならご飯持ってくるね」
「それなら私が運んできます!!」
「わっ!?ポチ子ちゃん待って!!私もお菓子を……」
ヨウカとポチ子が病室から抜け出し、その間にレナは自分のステータスを確認する。脱出寸前に覚えたスキルを確認するためステータス画面を開き、現時点のSPも確認する。
「大分スキルも増えてきたな……おっ、新しいスキルも覚えてる」
レナは格闘家の職業スキルを覚えた時に習得したスキルも追加されており、耐久力を上昇させる「頑丈」と打撃を与える際に自信の身体の負担を軽減させる「打撃」を覚えており、この際に他の格闘家の専用スキルを確認すると「脚力強化」と「加速」と呼ばれるスキルが習得可能の状態になっていた。
脚力強化は腕力強化と同様に身体能力を上昇させるスキルであり、こちらの場合は脚力方面を強化させる。一方で加速のスキルは「速度を強化させる」という説明文が存在し、具体的な強化の倍率は表示されていないが、今後の事を考えてレナはSPを消費して覚える事にする。
「これでよし……SPも残りは10か」
レベルの上昇でしかSPは獲得しないため、あまり無闇に新しいスキルを覚えるのは得策ではなく、レナはステータス画面を閉じようとした時、自分の既に覚えているスキルの中で気になる文章が表示されていた。
「複合?」
2日前に覚えた「腕力強化」と「剛力」の隣に「複合」という文章が表示されており、調べて見ると2つのスキルを合体させる事でより高い効果を生みだせるようになり、この複合を実行すると2度と元のスキルには戻らないが、今以上に身体能力を上昇させる事が出来るならば迷いなくレナは複合を実行する。
『腕力強化と剛力を複合します。複合スキル「剛力強化」を習得しました』
『剛力強化――腕力を最大で4倍まで上昇させる』
2つのスキルを併せた事で誕生したスキルの効果は以前よりも効果が高まり、試しにレナは拳を握りしめてベッドから起き上がり、その場で「弾撃」の戦技を発動した。
「はあっ!!」
拳を突き出した瞬間、何時もよりも速度が増したように感じられ、しかも格闘家と脚力強化のスキルの効果も重なったお蔭か拳を打つときは足腰を少し痛めていたが、今回は身体に負担は感じられず、彼は感心したように頷く。
「よし……でもいい加減に他の戦技も覚えないとな」
これまでは弾撃だけで危機を乗り越えてきたが、他の戦技を覚えて置いた方が有利であり、レナは現時点で覚えられる戦技を確認し、足技を増やしたいと考えた彼は名前の響きからそれらしいスキルを発見した。
『蹴撃――回し蹴りの要領で相手に攻撃を加える』
他にも覚えられる戦技はあったが、レナは最も扱いやすそうな「蹴撃」を習得し、試しに発動させる。
「蹴撃!!うわっ!?」
右足を前方に繰り出した瞬間、身体がバランスを崩して転んでしまう。慌ててレナは起き上がり、もう一度今度はしっかりと足元を気を付けて発動する。
「蹴撃……おっとっと」
今度は転ぶことはなかったが、それでも身体がふらついてしまい、蹴り込もうとするたびに片足だけで支えるのでバランスが崩れてしまう。戦闘に扱うには練習が必要であり、現段階では実戦では使用できない。
「身体鍛えるか……」
レナ自身も鍛錬を積み重ねる必要があり、魔法だけではなく身体を鍛える事を決める。
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