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ゴブリンキング編
魔法耐性
――ヨウカ達が運んできた昼食を終え、レナは病室から抜け出して黒猫亭に戻る。宿屋に残した荷物を回収し、しばらくは陽光教会に寝泊まりを行う事をバルに伝え、レナは陽光教会のアイリィとコトミンが眠っている病室に向かう。到着した時は2人とも深い眠りに陥っており、しばらくは起きそうになかった。
「むにゃむにゃ……」
「ぐぅぐぅっ……」
「うわ……本当に漫画みたいな寝息を立てる人なんて初めて見た」
ベッドで横になるアイリィとコトミンに視線を向け、レナは2人の分の荷物を置く。そして二人が起きるまでレナは自分の装備を確認する。右腕に装着する「白銀拳」に左腕に取り付ける「魔法腕輪」後は魔法耐性や耐久性に優れている「退魔のローブ」であり、他にも吸魔石の予備が存在する。先のゴブリンキングとの戦闘でかなりの数の吸魔石を消費したが、宿屋に保管していた吸魔石を回収する。
「吸魔石は強力だけど、やっぱり使い捨てというのがな……」
付与魔術師であるレナは他の魔術師の職業の人間のように「砲撃魔法」と呼ばれる攻撃魔法は扱えず、遠距離攻撃の手段がない。だから彼は魔石を利用した「投擲魔法」を生み出し、魔石を消費する事で遠距離攻撃を行う。だが、出来るならば魔石を消費せずに遠方の相手に攻撃を行う手段が欲しかった。
「吸魔石も地味に高いしな……どうにか出来ないのかな」
ステータス画面に表示される戦技の中には付与魔法以外の魔法は存在せず、レナは副職に他の魔術師の職業を設定すれば他の魔法を覚えられるかと考えたが、職業スキルの中には付与魔術師以外の魔法職は存在しない。そのため、レナには砲撃魔法を覚える事は出来ない。
「このままで大丈夫かな……」
現時点の付与魔法の熟練度を確認し、聖属性の付与魔法は現時点でも上級の回復薬並の効果を生みだすが、アイリィの状態回復のように毒などの状態異常を回復させることは出来ず、体力も戻せない。他の属性に関しては投擲魔法を利用する時ぐらいしか扱わず、ゴブリンナイトに使用した時のように直接相手に触れて攻撃を行う手段もあるが、その度に相手を掴む掌を痛めてしまう。
「耐性を高めればいいのかな?」
魔法の熟練度を上昇させた際、レナは「耐性」のスキルを身に着けている。彼が覚えているのは「風耐性」「火耐性」「水耐性」「雷耐性」であり、この4つはそれぞれの属性の魔法耐性を現わしており、熟練度も存在する。この耐性を高めれば付与魔法を発動時の影響を受けにくい可能性も高い。
「いちいち凍らせる度に指が霜焼けにならずに済むかな……でも耐性なんてどうやって熟練度を上げればいいんだ?」
「普通に魔法を利用し続ければ勝手に上昇しますよ」
「うわっ!?起きてたの?」
「レナさんに起こされたんですよ。ちょ、このスライムを剥がしてください……あいたたたっ!?」
コトミンに抱き枕された状態でアイリィが起き上がり、レナが彼女を救い出すと先ほどの話を尋ねる。魔法耐性のスキルの熟練度を上昇させる方法は彼女によると普通に各属性の魔法の熟練度を上昇させれば勝手に上昇するらしい。
「レナさんは魔法書で熟練度を上昇させたから耐性の方はそれほど上がっていないかも知れませんけど、地道に魔法を使い続ければ魔法耐性も上昇しますよ」
「魔法書だと魔法耐性の熟練度は上昇しないの?」
「いえ、魔法耐を上昇させる魔法書も存在しますよ。まあ、貴重品なので滅多に手に入りませんけど……」
「あ、本当だ……地味に上がってる」
聖属性以外の付与魔法はあまり使用していないが、確かに耐性の熟練度も僅かだが上昇しており、彼女の話によると付与魔法を使い続ければ耐性の方も自動的に上昇するらしく、よく吸魔石に魔力を封じ込めていた事が原因なのか現時点でも耐性の熟練度は「4」を超えていた。
「耐性を最大まで上げれば魔法は効かなくなる?」
「いやいや、あくまでも耐性ですよ?完全に無効化される訳じゃありません。まあ、限界まで高めればほぼ無効化できるかも知れませんけど……」
「なら地道に吸魔石に魔力を送り続けるか……あ、そう言えば耐性が存在しない属性もあるけどなんで?」
「いや、聖属性に耐性なんてあったら不便じゃないですか……回復魔法の効果も薄らぐんですよ?闇属性は基本的に単体では害はないですし……土属性の場合はよく分かりません。まあ、重力に対して耐性というのも変な話ですけど……」
「なるほど」
アイリィの説明を受けながらレナは自分の魔法耐性のスキルを確認し、もしも今後もゴブリンナイトの戦闘の時のように相手の肉体に直接付与魔法を施す状況が訪れた時を考え、自分の魔法耐性を高める必要がある。
「むにゃむにゃ……」
「ぐぅぐぅっ……」
「うわ……本当に漫画みたいな寝息を立てる人なんて初めて見た」
ベッドで横になるアイリィとコトミンに視線を向け、レナは2人の分の荷物を置く。そして二人が起きるまでレナは自分の装備を確認する。右腕に装着する「白銀拳」に左腕に取り付ける「魔法腕輪」後は魔法耐性や耐久性に優れている「退魔のローブ」であり、他にも吸魔石の予備が存在する。先のゴブリンキングとの戦闘でかなりの数の吸魔石を消費したが、宿屋に保管していた吸魔石を回収する。
「吸魔石は強力だけど、やっぱり使い捨てというのがな……」
付与魔術師であるレナは他の魔術師の職業の人間のように「砲撃魔法」と呼ばれる攻撃魔法は扱えず、遠距離攻撃の手段がない。だから彼は魔石を利用した「投擲魔法」を生み出し、魔石を消費する事で遠距離攻撃を行う。だが、出来るならば魔石を消費せずに遠方の相手に攻撃を行う手段が欲しかった。
「吸魔石も地味に高いしな……どうにか出来ないのかな」
ステータス画面に表示される戦技の中には付与魔法以外の魔法は存在せず、レナは副職に他の魔術師の職業を設定すれば他の魔法を覚えられるかと考えたが、職業スキルの中には付与魔術師以外の魔法職は存在しない。そのため、レナには砲撃魔法を覚える事は出来ない。
「このままで大丈夫かな……」
現時点の付与魔法の熟練度を確認し、聖属性の付与魔法は現時点でも上級の回復薬並の効果を生みだすが、アイリィの状態回復のように毒などの状態異常を回復させることは出来ず、体力も戻せない。他の属性に関しては投擲魔法を利用する時ぐらいしか扱わず、ゴブリンナイトに使用した時のように直接相手に触れて攻撃を行う手段もあるが、その度に相手を掴む掌を痛めてしまう。
「耐性を高めればいいのかな?」
魔法の熟練度を上昇させた際、レナは「耐性」のスキルを身に着けている。彼が覚えているのは「風耐性」「火耐性」「水耐性」「雷耐性」であり、この4つはそれぞれの属性の魔法耐性を現わしており、熟練度も存在する。この耐性を高めれば付与魔法を発動時の影響を受けにくい可能性も高い。
「いちいち凍らせる度に指が霜焼けにならずに済むかな……でも耐性なんてどうやって熟練度を上げればいいんだ?」
「普通に魔法を利用し続ければ勝手に上昇しますよ」
「うわっ!?起きてたの?」
「レナさんに起こされたんですよ。ちょ、このスライムを剥がしてください……あいたたたっ!?」
コトミンに抱き枕された状態でアイリィが起き上がり、レナが彼女を救い出すと先ほどの話を尋ねる。魔法耐性のスキルの熟練度を上昇させる方法は彼女によると普通に各属性の魔法の熟練度を上昇させれば勝手に上昇するらしい。
「レナさんは魔法書で熟練度を上昇させたから耐性の方はそれほど上がっていないかも知れませんけど、地道に魔法を使い続ければ魔法耐性も上昇しますよ」
「魔法書だと魔法耐性の熟練度は上昇しないの?」
「いえ、魔法耐を上昇させる魔法書も存在しますよ。まあ、貴重品なので滅多に手に入りませんけど……」
「あ、本当だ……地味に上がってる」
聖属性以外の付与魔法はあまり使用していないが、確かに耐性の熟練度も僅かだが上昇しており、彼女の話によると付与魔法を使い続ければ耐性の方も自動的に上昇するらしく、よく吸魔石に魔力を封じ込めていた事が原因なのか現時点でも耐性の熟練度は「4」を超えていた。
「耐性を最大まで上げれば魔法は効かなくなる?」
「いやいや、あくまでも耐性ですよ?完全に無効化される訳じゃありません。まあ、限界まで高めればほぼ無効化できるかも知れませんけど……」
「なら地道に吸魔石に魔力を送り続けるか……あ、そう言えば耐性が存在しない属性もあるけどなんで?」
「いや、聖属性に耐性なんてあったら不便じゃないですか……回復魔法の効果も薄らぐんですよ?闇属性は基本的に単体では害はないですし……土属性の場合はよく分かりません。まあ、重力に対して耐性というのも変な話ですけど……」
「なるほど」
アイリィの説明を受けながらレナは自分の魔法耐性のスキルを確認し、もしも今後もゴブリンナイトの戦闘の時のように相手の肉体に直接付与魔法を施す状況が訪れた時を考え、自分の魔法耐性を高める必要がある。
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