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ゴブリンキング編
予期せぬ再会
「どうぞこちらへ!!ですが、囚人は今の所は1人しかいないのですが……」
「あ、私達の事は気にしないで下さい。あくまでも巫女姫様の護衛ですので……」
「は、はあ……そうですか」
兵士の案内の元、レナ達は地下牢に案内される。ちなみに馬車で移動したのは余計な検問を受けるのを避けるためだけであり、もしも徒歩で王城に移動していた場合は全員の身分証の提示を願われるが、馬車ならば代表だけが身分証を提示すれば中に入れる。レナ達は食料が入った木箱を持ち込みながら移動を行う。
城門から入り込んでから数分後、遂にレナ達は地下牢の扉の前に移動する。兵士が鋼鉄の扉の鍵を開き、中まで案内を行う。扉を開くと階段が存在し、この先に囚人が収監される監獄に続き、ヨウカ以外の全員が緊張する。地下牢には兵士の話によると「1人」しか収監されていないらしく、どんな人物なのか問い質す。
「ヨウカはここで配給を行っているんだよね?囚人って……どんな人なの?」
「え?知らないよ?私が巫女姫に選ばれてからは尋ねた事はないし……」
「そうなの?」
「囚人が1人だけ……何だか気になりますね」
事前の情報では地下牢には最大で50人まで収監できるらしいが、現在は1人しか収監されていないという兵士の言葉が気にかかり、アイリィが質問する。
「収監されている人間は1人というのは珍しいですね。どんな人物ですか?」
「え?いえ……人間ではありませんよ」
「他種族の方ですか?」
「まあ、一応は……あの女のせいで他の囚人が収監できなくなりました。下手に男を近づけると魅了される可能性がありますから……」
「魅了?」
「まさか……」
「到着しました。こちらです」
階段を降り切り、兵士は新たな扉の前で立ち止まり、ここから先は彼は入れないのか扉の横に移動する。そんな彼の行動に不思議に思いながらもレナ達は扉を開いて中に入り込もうとした時、去り際に兵士が言葉を告げる。
「どうかお気をつけて……同姓でも魅了される事はあります」
「えっ……」
扉を閉める直前に兵士が意味深げな発言を行い、レナ達は地下牢に入り込む。牢獄と言っても現在は1人しか存在せず、まずは地下通路に向かう為に配給の仕事を終えるため、レナ達は先に進む。
「どんな人だろうね?」
「レナさん……私、凄い嫌な予感がします」
「俺も……怖いからコトミンに手を繋いで貰う」
「んっ」
「いや、流石にそれはどうかと……」
「あっ!!」
先頭を歩いていたヨウカが声を上げ、一番奥の牢獄に人の姿を発見し、レナ達はその姿を見て表情を引きつらせる。そこには全身を包帯で覆われた金髪の少女が存在し、彼女は四肢を鎖で繋がれているが、レナ達の存在に気付いて顔を上げる。
「あれぇっ……はぁ~い。お兄さん久しぶりぃっ」
「カトレア……」
『カトレア?』
彼女は女装した状態で修道女の恰好をしているにも関わらずにレナの存在に気付いたらしく、鎖で拘束された状態から起き上がり、檻の隙間から掌を振ってくる。そんな彼女の下に全員が赴き、一応は木箱の食料を渡す。
「えっと……貴方が囚人さん?」
「そうだよ……うっ!?貴女……処女臭い……!!」
「ええっ!?」
ヨウカが近づくとカトレアは顔を歪め、彼女から距離を取る。その反応にヨウカは動揺するが、彼女は陽光教会の巫女姫であり、聖属性の魔力を身に着けている事からサキュバスのカトレアとは相性が悪いらしく、ポチ子とアメリアがヨウカの前に移動する。
「ううっ……貴女達も嫌な臭い。もしかして陽光教会の人間?」
「そうです!!」
「まさかサキュバス……!!駄目です!!男性の方は……」
「平気だって」
アメリアがレナを近づけさせないようにしようとするが、レナは魅了耐性を習得しているのでカトレアに近づいても平気であり、少し身体に脱力感が広がるが普通に話せる。
「カトレア……お前、よく生きてたな」
「むぅ~……貴方とそっちの女の子に痛めつけられた事は忘れてないよう」
「こっちはお前に殺されかけた……今からする事に邪魔するなよ」
レナは自分の持っていた木箱を開き、修道女のローブを脱ぎ去り、木箱の中身の白銀拳と魔法腕輪を取り出す。背中には学生鞄を背負い込み、アイリィとヨウカも服を着替えて準備を行う。これで地下水路に向かう準備は出来たが、問題はまだ残っていた。
「これでよし……後はさっきの兵士をどうにかしないとな」
「そうですね。流石に出てくる時に人数が減っていたら不思議に思うでしょうし……一応は眠り薬を用意してますけど、上手く誤魔化せますかね」
「レナ……この子を利用する」
「え?」
「ん~?」
コトミンが牢屋に捕まっているカトレアを指差し、彼女の提案にレナ達は驚愕する。
「あ、私達の事は気にしないで下さい。あくまでも巫女姫様の護衛ですので……」
「は、はあ……そうですか」
兵士の案内の元、レナ達は地下牢に案内される。ちなみに馬車で移動したのは余計な検問を受けるのを避けるためだけであり、もしも徒歩で王城に移動していた場合は全員の身分証の提示を願われるが、馬車ならば代表だけが身分証を提示すれば中に入れる。レナ達は食料が入った木箱を持ち込みながら移動を行う。
城門から入り込んでから数分後、遂にレナ達は地下牢の扉の前に移動する。兵士が鋼鉄の扉の鍵を開き、中まで案内を行う。扉を開くと階段が存在し、この先に囚人が収監される監獄に続き、ヨウカ以外の全員が緊張する。地下牢には兵士の話によると「1人」しか収監されていないらしく、どんな人物なのか問い質す。
「ヨウカはここで配給を行っているんだよね?囚人って……どんな人なの?」
「え?知らないよ?私が巫女姫に選ばれてからは尋ねた事はないし……」
「そうなの?」
「囚人が1人だけ……何だか気になりますね」
事前の情報では地下牢には最大で50人まで収監できるらしいが、現在は1人しか収監されていないという兵士の言葉が気にかかり、アイリィが質問する。
「収監されている人間は1人というのは珍しいですね。どんな人物ですか?」
「え?いえ……人間ではありませんよ」
「他種族の方ですか?」
「まあ、一応は……あの女のせいで他の囚人が収監できなくなりました。下手に男を近づけると魅了される可能性がありますから……」
「魅了?」
「まさか……」
「到着しました。こちらです」
階段を降り切り、兵士は新たな扉の前で立ち止まり、ここから先は彼は入れないのか扉の横に移動する。そんな彼の行動に不思議に思いながらもレナ達は扉を開いて中に入り込もうとした時、去り際に兵士が言葉を告げる。
「どうかお気をつけて……同姓でも魅了される事はあります」
「えっ……」
扉を閉める直前に兵士が意味深げな発言を行い、レナ達は地下牢に入り込む。牢獄と言っても現在は1人しか存在せず、まずは地下通路に向かう為に配給の仕事を終えるため、レナ達は先に進む。
「どんな人だろうね?」
「レナさん……私、凄い嫌な予感がします」
「俺も……怖いからコトミンに手を繋いで貰う」
「んっ」
「いや、流石にそれはどうかと……」
「あっ!!」
先頭を歩いていたヨウカが声を上げ、一番奥の牢獄に人の姿を発見し、レナ達はその姿を見て表情を引きつらせる。そこには全身を包帯で覆われた金髪の少女が存在し、彼女は四肢を鎖で繋がれているが、レナ達の存在に気付いて顔を上げる。
「あれぇっ……はぁ~い。お兄さん久しぶりぃっ」
「カトレア……」
『カトレア?』
彼女は女装した状態で修道女の恰好をしているにも関わらずにレナの存在に気付いたらしく、鎖で拘束された状態から起き上がり、檻の隙間から掌を振ってくる。そんな彼女の下に全員が赴き、一応は木箱の食料を渡す。
「えっと……貴方が囚人さん?」
「そうだよ……うっ!?貴女……処女臭い……!!」
「ええっ!?」
ヨウカが近づくとカトレアは顔を歪め、彼女から距離を取る。その反応にヨウカは動揺するが、彼女は陽光教会の巫女姫であり、聖属性の魔力を身に着けている事からサキュバスのカトレアとは相性が悪いらしく、ポチ子とアメリアがヨウカの前に移動する。
「ううっ……貴女達も嫌な臭い。もしかして陽光教会の人間?」
「そうです!!」
「まさかサキュバス……!!駄目です!!男性の方は……」
「平気だって」
アメリアがレナを近づけさせないようにしようとするが、レナは魅了耐性を習得しているのでカトレアに近づいても平気であり、少し身体に脱力感が広がるが普通に話せる。
「カトレア……お前、よく生きてたな」
「むぅ~……貴方とそっちの女の子に痛めつけられた事は忘れてないよう」
「こっちはお前に殺されかけた……今からする事に邪魔するなよ」
レナは自分の持っていた木箱を開き、修道女のローブを脱ぎ去り、木箱の中身の白銀拳と魔法腕輪を取り出す。背中には学生鞄を背負い込み、アイリィとヨウカも服を着替えて準備を行う。これで地下水路に向かう準備は出来たが、問題はまだ残っていた。
「これでよし……後はさっきの兵士をどうにかしないとな」
「そうですね。流石に出てくる時に人数が減っていたら不思議に思うでしょうし……一応は眠り薬を用意してますけど、上手く誤魔化せますかね」
「レナ……この子を利用する」
「え?」
「ん~?」
コトミンが牢屋に捕まっているカトレアを指差し、彼女の提案にレナ達は驚愕する。
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