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ゴブリンキング編
北門の戦闘
「何の音だ!?」
「見てください!!上から何か振ってきますよ!!」
アイリィの言葉に全員が上空を見上げ、防壁を超えて巨大な物体が城下町に飛び込んでくる。咄嗟に「鑑定」のスキルを発動させたレナは物体の正体を調べると、それは全身が丸まった状態の「ゴブリンナイト」と気付き、防壁を飛び越えて街の建物の屋根に突っ込む。
「な、なんだ!?」
「お、おい!!あれを見ろ……化物だっ!!」
「いやぁああああああっ!!」
防壁を超えて遂に城下町に侵入したゴブリンナイトに一般人が悲鳴を上げ、一方でレナ達は次々と防壁を飛び越えてくるゴブリンナイトの存在に動揺し、高度が20メートルを超える防壁を抜けてくるとは予想外であり、建物を破壊しながら起き上がるゴブリンナイト達に視線を向けると、どういう事なのか全員が墜落時に負傷しており、身体から血を流していた。
『ギィイイイッ……!!』
全身に建物の瓦礫の破片が突き刺さりながらもゴブリンナイトが地上に移動を行い、その数は全部で5体であり、レナ達は武器を構える。
「こいつらどうやって壁を超えてきたんだ!?」
「少なくとも自分の意思で乗り越えたようには見えませんね……着地に失敗していますし、もしかしたら……投げ飛ばされた?」
「この巨体をか……という事は奴がいるのか」
ゴブリンナイトの体躯は巨人族にも劣らず、しかも全員が大木を改造したのか木造の棍棒を握りしめており、城下町に侵攻せずに北門の方角に引き返す。すぐにレナは彼等が防壁の扉を開き、外部に存在する仲間を引き入れるつもりだと気づき、門に辿り着く前に引き留めるため、その場を駆け抜ける。
「ゴンゾウ!!」
「おうっ!!」
聖属性の付与魔法を無詠唱で発動させ、自身の身体能力を最大限に強化させ、レナはゴンゾウと共に駆け出す。走行中も収納袋から火属性の吸魔石を取り出し、一番近くに居た個体に魔石を構えて火属性の付与魔法を発動する。
「火属性!!」
「ギィアアアアアアアアアッ!?」
「うわぁっ!?」
「ま、魔術師!?」
後方から吸魔石の魔力を発動して火炎の槍を解き放ち、ゴブリンナイトの背中を貫通させる。その光景を見た民衆が驚愕の声を上げるが、その間にもゴンゾウが駆け出し、別の個体に近づいて後方から抱きしめるように拘束する。
「ぬんっ!!」
「グギィッ!?」
「うおおおおおっ!!」
「ガハァッ……!?」
彼はプロレスのバックドロップの要領でゴブリンナイトを後方から地面に叩き込み、脳を損傷したのかゴブリンナイトは地面に倒れ込む。その様子を見たレナは彼の腕力に感心する一方、残された火属性の吸魔石が少ない事に気付き、別の吸魔石を用意する。
「よし……上手く行けよ!!」
「グギィィイイイイッ!!」
流石に仲間が倒された事で異変に気付いた他のゴブリンナイトがレナ達に振り返り、棍棒を振り翳して近づいてくる。その光景を確認したレナは水属性の吸魔石を取り出し、初めて使用する事に不安を覚えるが先ほどの「火炎槍」のように魔石を構えて付与魔法を発動した。
「水属性!!」
「ギェエエエエエエッ!?」
「す、凄いっ……!?」
正面から近づいてきた個体にレナは今度は水属性の吸魔石を構え、付与魔法を発動した瞬間に冷気の塊が放出される。火属性の吸魔石の場合は「火炎の槍」を想像させたが、水属性の吸魔石の場合は「砲弾」のように冷気の塊が衝突し、ゴブリンナイトの全身を凍り付かせる。氷像と化したゴブリンナイトは苦悶の表情を浮かべたまま自分の身に何が起きたのか理解できない状態で死亡し、レナは次の個体に視線を向けようとすると、既にゴブリンの一体がゴンゾウと力比べを行う様に正面から取っ組み合い、お互いが相撲のように押し倒そうとする。
「ぬうううっ!!」
「ギィイイイッ……!?」
「ふぅんっ!!」
「ギャアッ!?」
力比べはゴンゾウが分があり、ゴブリンナイトを地面に押し倒すと馬乗りになり、全力で拳を何度も叩き込む。その光景を確認したレナは最後の一体に狙いを定めて走り出す。
「ギィイイイイッ!!」
「ま、不味い!!奴を止めろっ!!」
「門を開ける気か!?」
「弓隊!!何をしている撃て!!」
門の前には兵士達の姿が存在し、ゴブリンナイトを近づけさせないように武器を構えるが、相手も全身から血を流しながら鋼鉄の門を内側から開くために突進する。レナも急いで後を追うが距離があり、収納袋から吸魔石を取り出す。
「頼むぞ……雷属性!!」
彼が取り出したのは雷属性の吸魔石であり、付与魔法の中では熟練度が低いので不安は大きいが、全ての属性魔法の中でも「速効性」に優れた雷属性の吸魔石で攻撃を仕掛ける。次の瞬間、魔石を構えたレナの掌の先から電流が迸り、一筋の雷光と化して背後からゴブリンナイトの背中を射抜いた。
「見てください!!上から何か振ってきますよ!!」
アイリィの言葉に全員が上空を見上げ、防壁を超えて巨大な物体が城下町に飛び込んでくる。咄嗟に「鑑定」のスキルを発動させたレナは物体の正体を調べると、それは全身が丸まった状態の「ゴブリンナイト」と気付き、防壁を飛び越えて街の建物の屋根に突っ込む。
「な、なんだ!?」
「お、おい!!あれを見ろ……化物だっ!!」
「いやぁああああああっ!!」
防壁を超えて遂に城下町に侵入したゴブリンナイトに一般人が悲鳴を上げ、一方でレナ達は次々と防壁を飛び越えてくるゴブリンナイトの存在に動揺し、高度が20メートルを超える防壁を抜けてくるとは予想外であり、建物を破壊しながら起き上がるゴブリンナイト達に視線を向けると、どういう事なのか全員が墜落時に負傷しており、身体から血を流していた。
『ギィイイイッ……!!』
全身に建物の瓦礫の破片が突き刺さりながらもゴブリンナイトが地上に移動を行い、その数は全部で5体であり、レナ達は武器を構える。
「こいつらどうやって壁を超えてきたんだ!?」
「少なくとも自分の意思で乗り越えたようには見えませんね……着地に失敗していますし、もしかしたら……投げ飛ばされた?」
「この巨体をか……という事は奴がいるのか」
ゴブリンナイトの体躯は巨人族にも劣らず、しかも全員が大木を改造したのか木造の棍棒を握りしめており、城下町に侵攻せずに北門の方角に引き返す。すぐにレナは彼等が防壁の扉を開き、外部に存在する仲間を引き入れるつもりだと気づき、門に辿り着く前に引き留めるため、その場を駆け抜ける。
「ゴンゾウ!!」
「おうっ!!」
聖属性の付与魔法を無詠唱で発動させ、自身の身体能力を最大限に強化させ、レナはゴンゾウと共に駆け出す。走行中も収納袋から火属性の吸魔石を取り出し、一番近くに居た個体に魔石を構えて火属性の付与魔法を発動する。
「火属性!!」
「ギィアアアアアアアアアッ!?」
「うわぁっ!?」
「ま、魔術師!?」
後方から吸魔石の魔力を発動して火炎の槍を解き放ち、ゴブリンナイトの背中を貫通させる。その光景を見た民衆が驚愕の声を上げるが、その間にもゴンゾウが駆け出し、別の個体に近づいて後方から抱きしめるように拘束する。
「ぬんっ!!」
「グギィッ!?」
「うおおおおおっ!!」
「ガハァッ……!?」
彼はプロレスのバックドロップの要領でゴブリンナイトを後方から地面に叩き込み、脳を損傷したのかゴブリンナイトは地面に倒れ込む。その様子を見たレナは彼の腕力に感心する一方、残された火属性の吸魔石が少ない事に気付き、別の吸魔石を用意する。
「よし……上手く行けよ!!」
「グギィィイイイイッ!!」
流石に仲間が倒された事で異変に気付いた他のゴブリンナイトがレナ達に振り返り、棍棒を振り翳して近づいてくる。その光景を確認したレナは水属性の吸魔石を取り出し、初めて使用する事に不安を覚えるが先ほどの「火炎槍」のように魔石を構えて付与魔法を発動した。
「水属性!!」
「ギェエエエエエエッ!?」
「す、凄いっ……!?」
正面から近づいてきた個体にレナは今度は水属性の吸魔石を構え、付与魔法を発動した瞬間に冷気の塊が放出される。火属性の吸魔石の場合は「火炎の槍」を想像させたが、水属性の吸魔石の場合は「砲弾」のように冷気の塊が衝突し、ゴブリンナイトの全身を凍り付かせる。氷像と化したゴブリンナイトは苦悶の表情を浮かべたまま自分の身に何が起きたのか理解できない状態で死亡し、レナは次の個体に視線を向けようとすると、既にゴブリンの一体がゴンゾウと力比べを行う様に正面から取っ組み合い、お互いが相撲のように押し倒そうとする。
「ぬうううっ!!」
「ギィイイイッ……!?」
「ふぅんっ!!」
「ギャアッ!?」
力比べはゴンゾウが分があり、ゴブリンナイトを地面に押し倒すと馬乗りになり、全力で拳を何度も叩き込む。その光景を確認したレナは最後の一体に狙いを定めて走り出す。
「ギィイイイイッ!!」
「ま、不味い!!奴を止めろっ!!」
「門を開ける気か!?」
「弓隊!!何をしている撃て!!」
門の前には兵士達の姿が存在し、ゴブリンナイトを近づけさせないように武器を構えるが、相手も全身から血を流しながら鋼鉄の門を内側から開くために突進する。レナも急いで後を追うが距離があり、収納袋から吸魔石を取り出す。
「頼むぞ……雷属性!!」
彼が取り出したのは雷属性の吸魔石であり、付与魔法の中では熟練度が低いので不安は大きいが、全ての属性魔法の中でも「速効性」に優れた雷属性の吸魔石で攻撃を仕掛ける。次の瞬間、魔石を構えたレナの掌の先から電流が迸り、一筋の雷光と化して背後からゴブリンナイトの背中を射抜いた。
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