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ゴブリンキング編
レノ
――帝都にゴブリンの群れが襲撃してから三日後、帝国軍はゴブリンに破壊された街の復興を開始する。街中に侵入した全てのゴブリンは冒険者ギルドとワルキューレ騎士団の協力もあり、殲滅に成功する。また、地下牢に存在した王族の脱出路も封鎖された。
今回の騒動はミラと呼ばれるスラム街出身の人間の仕業である事は陽光教会側が証明し、彼女の経歴を調査した結果、様々な事実が発覚する。希少な「魔物使い」の職業であり、過去にも様々な犯罪歴が存在し、身分を偽称して帝都に帰還し、アメリアという少女に変装してワルキューレ騎士団に入団し、巫女姫の護衛役に任命されて帝国と教会の内情を調べ上げ、更に無数のゴブリンを従えて帝都を襲撃を実行した事が発表される。
どうして彼女がゴブリンキングと手を組んで帝都を襲撃した理由までは判明しなかったが、今回の出来事が全ての彼女だけの企みだけとは感じられず、裏に魔王軍が関わっている可能性が高いと帝国は判断する。そして今回の騒動を未然に阻止できなかった防衛大臣のデキンが責任を追及される。
彼は国王に無断で兵士を地方に派遣し、消え去った勇者の痕跡を捜索させていた。だが、二度の魔人族の襲撃帝を受けながら帝都の警備を弱体化させていた事実が発覚し、当然だが軍隊を纏める立場のデキンの責任は逃れられない。草原に出現したゴブリンキングの群れの討伐隊に関しても指揮官の人選を見誤った指摘も有り、しかも王城にゴブリンが出現した事が最大の問題であり、デキンは国王と王女から叱責を受ける。
それでも帝国は人材が不足しており、今回の騒動に魔王軍が関わっている可能性がある以上、デキンを失う訳にはいかず、それでも彼は軍隊の全権は任せられないので代わりの将軍が今後は帝国軍を指揮する事に決まる。罪を犯そうとデキンは政治方面でも優秀な人材であり、処刑だけは免れた。
帝国は今回の件でゴブリンロードを討伐したという少年の捜索を行う。兵士の報告から彼が「レノ」と他の人間から呼ばれており、誰も見た事が無い「砲撃魔法」を使用して圧倒的な力を誇るゴブリンロードを撃退したと大勢の兵士が証言し、即座に帝国は少年の行方を追う。
この話を聞いた国王と王女は兵士の証言を元に書き込まれた似顔絵を確認し、勇者召喚の際に召喚された異世界人の事を思い出す。だが、彼の名前は「レナ」であり、しかも付与魔術師の職業の人間が砲撃魔法を扱えないため、彼はゴブリンロードを打ち倒した少年がレナだとは認めず、他人の空似だと強く証言した。実際に彼と親交があると思われる陽光教会に問い質した所、教会側も「レノ」という少年と親交がある事は認めたが、異世界人である「レナ」という少年に関しては何も情報を持っていないと証言した。
国王はゴブリンロードを討伐した少年を表彰しようとしたが、何故か本人から強く辞退を申し告げられ、陽光教会側も彼の意思の尊重を求め、結局ゴブリンロード討伐の表彰は中止となる。国王はゴブリンロードを討伐した少年に大きな興味を抱いたが、陽光教会も彼は重要な存在であり、無闇に世間には晒す事に反対される。
デキンは陽光教会がゴブリンロードを討伐した少年を秘匿する事を怪しみ、そもそもゴブリンが王城に出現した当日に巫女姫のヨウカが訪れ、地下牢に訪れた後の行動が不明であり、しかも監禁していたはずのサキュバスが逃げ出した報告を受け取り、今回の騒動に陽光教会が関わっているのではないかと考える。騒動の際にワルキューレ騎士団はミラの策略によって巫女姫を人質に取られ、治療院に隔離されていたと証言するが、実際に陽光教会側の被害は最小限で済んでいた事を怪しむ。
彼は陽光教会が今回の事件に大きくかかわっている事を国王に進言するが、帝国と陽光教会は何百年も友好関係を築いており、しかも今回の件で陽光教会側は無償で大量の聖水を一般人に配布し、ゴブリンに襲われた兵士の治療も請け負う。さらに今回の事件の最大の失態を犯したのはデキン本人であり、彼が今回の騒動の責任を言い逃れしているようにしか見えず、国王は激しく激怒した。
今回の一件でデキンに対して絶大な信頼をしていた国王も彼に対して猜疑心を抱き、その一方で他国から「戦姫」とさえ噂されている王女はゴブリンロードを討伐した英雄に興味を抱き、近日中に陽光教会に訪れて彼の素性を確認する事を決める。
――だが、ゴブリンロードの出現から数週間後、帝国は更なる脅威に直面する事をこの時点では誰も知る由もない。
※これでゴブリンキング編は終了です。続いて戦姫編に入ります。
今回の騒動はミラと呼ばれるスラム街出身の人間の仕業である事は陽光教会側が証明し、彼女の経歴を調査した結果、様々な事実が発覚する。希少な「魔物使い」の職業であり、過去にも様々な犯罪歴が存在し、身分を偽称して帝都に帰還し、アメリアという少女に変装してワルキューレ騎士団に入団し、巫女姫の護衛役に任命されて帝国と教会の内情を調べ上げ、更に無数のゴブリンを従えて帝都を襲撃を実行した事が発表される。
どうして彼女がゴブリンキングと手を組んで帝都を襲撃した理由までは判明しなかったが、今回の出来事が全ての彼女だけの企みだけとは感じられず、裏に魔王軍が関わっている可能性が高いと帝国は判断する。そして今回の騒動を未然に阻止できなかった防衛大臣のデキンが責任を追及される。
彼は国王に無断で兵士を地方に派遣し、消え去った勇者の痕跡を捜索させていた。だが、二度の魔人族の襲撃帝を受けながら帝都の警備を弱体化させていた事実が発覚し、当然だが軍隊を纏める立場のデキンの責任は逃れられない。草原に出現したゴブリンキングの群れの討伐隊に関しても指揮官の人選を見誤った指摘も有り、しかも王城にゴブリンが出現した事が最大の問題であり、デキンは国王と王女から叱責を受ける。
それでも帝国は人材が不足しており、今回の騒動に魔王軍が関わっている可能性がある以上、デキンを失う訳にはいかず、それでも彼は軍隊の全権は任せられないので代わりの将軍が今後は帝国軍を指揮する事に決まる。罪を犯そうとデキンは政治方面でも優秀な人材であり、処刑だけは免れた。
帝国は今回の件でゴブリンロードを討伐したという少年の捜索を行う。兵士の報告から彼が「レノ」と他の人間から呼ばれており、誰も見た事が無い「砲撃魔法」を使用して圧倒的な力を誇るゴブリンロードを撃退したと大勢の兵士が証言し、即座に帝国は少年の行方を追う。
この話を聞いた国王と王女は兵士の証言を元に書き込まれた似顔絵を確認し、勇者召喚の際に召喚された異世界人の事を思い出す。だが、彼の名前は「レナ」であり、しかも付与魔術師の職業の人間が砲撃魔法を扱えないため、彼はゴブリンロードを打ち倒した少年がレナだとは認めず、他人の空似だと強く証言した。実際に彼と親交があると思われる陽光教会に問い質した所、教会側も「レノ」という少年と親交がある事は認めたが、異世界人である「レナ」という少年に関しては何も情報を持っていないと証言した。
国王はゴブリンロードを討伐した少年を表彰しようとしたが、何故か本人から強く辞退を申し告げられ、陽光教会側も彼の意思の尊重を求め、結局ゴブリンロード討伐の表彰は中止となる。国王はゴブリンロードを討伐した少年に大きな興味を抱いたが、陽光教会も彼は重要な存在であり、無闇に世間には晒す事に反対される。
デキンは陽光教会がゴブリンロードを討伐した少年を秘匿する事を怪しみ、そもそもゴブリンが王城に出現した当日に巫女姫のヨウカが訪れ、地下牢に訪れた後の行動が不明であり、しかも監禁していたはずのサキュバスが逃げ出した報告を受け取り、今回の騒動に陽光教会が関わっているのではないかと考える。騒動の際にワルキューレ騎士団はミラの策略によって巫女姫を人質に取られ、治療院に隔離されていたと証言するが、実際に陽光教会側の被害は最小限で済んでいた事を怪しむ。
彼は陽光教会が今回の事件に大きくかかわっている事を国王に進言するが、帝国と陽光教会は何百年も友好関係を築いており、しかも今回の件で陽光教会側は無償で大量の聖水を一般人に配布し、ゴブリンに襲われた兵士の治療も請け負う。さらに今回の事件の最大の失態を犯したのはデキン本人であり、彼が今回の騒動の責任を言い逃れしているようにしか見えず、国王は激しく激怒した。
今回の一件でデキンに対して絶大な信頼をしていた国王も彼に対して猜疑心を抱き、その一方で他国から「戦姫」とさえ噂されている王女はゴブリンロードを討伐した英雄に興味を抱き、近日中に陽光教会に訪れて彼の素性を確認する事を決める。
――だが、ゴブリンロードの出現から数週間後、帝国は更なる脅威に直面する事をこの時点では誰も知る由もない。
※これでゴブリンキング編は終了です。続いて戦姫編に入ります。
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