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戦姫編
討伐の依頼
「――という訳でバジリスクの討伐の協力をする事になりました」
「馬鹿じゃないですか?」
「……レナは人が良すぎる」
「いや、だって仕方ないじゃん!!吐血しながら頼み込まれたら断れないよ!!」
ジャンヌのバジリスク討伐の協力を懇願されたレナは結局承諾してしまい、訓練場に戻ってコトミンとアイリィに事情を説明する。流石の彼女達も伝説の大蛇を討伐するという話に呆れるが、レナとしてはジャンヌは最初に彼が異世界召喚された際、デキンに王城から追い出されようとした時に助けてもらった恩があり、彼女が居なければレナは金銭も与えられずに城から追い出されていただろう。
結果的に王城から追い出された事は変わりないが、ジャンヌがデキンを叱りつけた事で彼が渋々とだがレナに数日分の生活費を渡したのも事実であり、もしも彼が金銭を受け取らずに城から追い出されていた場合は宿屋に泊まる事もコトミンも助ける事も出来なかった。だから彼にとってジャンヌは恩人であり、毒で彼女が死亡する前に青竜騎士団を救い出す事に協力した。
「まあ……今回は本当に危険そうだから俺だけでなんとか頑張るよ。2人はここに残っててね」
「え?何を言ってるんですか、私達も一緒に着いて行きますよ。しょうがないから手伝ってあげますよ」
「私も手伝う……レナが死んだら嫌」
「いや、気持ちは嬉しいけどさ……コトミンはともかく、アイリィは戦えないでしょ」
「うっ……確かに戦闘では役立つ自信ははありませんけど、後方支援は任せてくださいよ。腐敗剤や蘇生薬を作れるのは私だけですからね」
コトミンは戦闘方面でも役立つが、アイリィは戦闘能力は低く、回復魔法を扱えると言っても彼女の場合はレナが送り込んだ魔力を利用して魔法を発動しており、あまりに魔力を使用すると彼女の肉体を覆うコトミンの分裂体が力を失い、スケルトンのような存在に逆戻りしてしまう。だが、彼女の生み出す薬品は高性能であり、戦闘以外の分野で支援を行う事を告げる。実際に先のゴブリンロードとの戦闘の時も彼女の生み出した「腐敗剤」や「蘇生薬」は役立っており、この二つの薬品はバジリスク戦でも使用する機会が訪れる可能性も高い。
「ですけど私達だけで討伐するのは不可能ですよ?、もしかして帝国軍が本格的に討伐の為に動くんですか?それならまだ……」
「いや、どうも王女様の話だとお父さん……いや、国王様からは反対されているみたい。生き残った自分の娘をこれ以上は危険な目に遭わせたくないとか……」
「そりゃそうでしょうね。それでも王女様は戦うつもりですか?毒で身体が侵されているのに?」
「そこが一番の問題なんだよな……毒のせいで王女様は何度も発作を起こして吐血するらしいから、もしも戦闘中に発作を起こしたら不味いし……第一にバジリスクの対抗策をまだ見つけていないし、問題だらけだよ」
「ふむ……伝説の大蛇ですか。確かに石化の魔眼は厄介ですね」
バジリスクは凄まじい戦闘能力を誇り、一番厄介な能力は「魔眼」であり、バジリスクと瞳を合わせた生物は肉体が石化してしまう。この石化を解く方法はこの世界の伝説に伝わる限りではバジリスクの血液を石像に被せるしかなく、他に解除する伝わっていない。青竜騎士団には治癒魔導士も存在したが、状態回復の回復魔法でも石化は解除できず、回復薬の類お試したが効果はなかった。
「あっ……でもコトミンとアイリィなら大丈夫じゃない?それともスライムにも魔眼は効くのかな?」
「いや、どうでしょうかね……まあ、スライムが石化するとは考えにくいですけど」
「私はコトミンからストミン、ホネミンがカタミンになるかもしれない」
「最早、原型すら残ってませんね私の名前!!いや、ホネミンの時点で可笑しいんですけど!!」
「でも石化の魔眼だけは本当に対策をしないと不味いね……下手をしたらバジリスクが寿命死するまで石像のままかもしれないし……よし、眼鏡を買おう」
「そんな物でどうにか出来るんですかね……でも、あくまでも相手と瞳を合わせた場合に発動するんですよね?それなら遠方から両目だけを弓矢で射抜くのはどうですか?」
「それは幾ら何でも難しいんじゃないの?相当に弓矢の技量がある人にでも難しそうだし……アイリィの道具で相手の視界を奪うとかはどう?」
「う~んっ……そうですね。何か考えておきます。それよりも今やるべき事は討伐の人数を増やす事と装備品を整える事ですよ。お金は貰ったんですから、ケチらずに一流の装備を整えましょうよ」
「そうだね……後で冒険者ギルドにも尋ねようか」
今回のバジリスクの討伐には人手が必要であり、レナ達は装備品と冒険者ギルドに居るはずのゴンゾウを尋ねるために外出する事にした。
「馬鹿じゃないですか?」
「……レナは人が良すぎる」
「いや、だって仕方ないじゃん!!吐血しながら頼み込まれたら断れないよ!!」
ジャンヌのバジリスク討伐の協力を懇願されたレナは結局承諾してしまい、訓練場に戻ってコトミンとアイリィに事情を説明する。流石の彼女達も伝説の大蛇を討伐するという話に呆れるが、レナとしてはジャンヌは最初に彼が異世界召喚された際、デキンに王城から追い出されようとした時に助けてもらった恩があり、彼女が居なければレナは金銭も与えられずに城から追い出されていただろう。
結果的に王城から追い出された事は変わりないが、ジャンヌがデキンを叱りつけた事で彼が渋々とだがレナに数日分の生活費を渡したのも事実であり、もしも彼が金銭を受け取らずに城から追い出されていた場合は宿屋に泊まる事もコトミンも助ける事も出来なかった。だから彼にとってジャンヌは恩人であり、毒で彼女が死亡する前に青竜騎士団を救い出す事に協力した。
「まあ……今回は本当に危険そうだから俺だけでなんとか頑張るよ。2人はここに残っててね」
「え?何を言ってるんですか、私達も一緒に着いて行きますよ。しょうがないから手伝ってあげますよ」
「私も手伝う……レナが死んだら嫌」
「いや、気持ちは嬉しいけどさ……コトミンはともかく、アイリィは戦えないでしょ」
「うっ……確かに戦闘では役立つ自信ははありませんけど、後方支援は任せてくださいよ。腐敗剤や蘇生薬を作れるのは私だけですからね」
コトミンは戦闘方面でも役立つが、アイリィは戦闘能力は低く、回復魔法を扱えると言っても彼女の場合はレナが送り込んだ魔力を利用して魔法を発動しており、あまりに魔力を使用すると彼女の肉体を覆うコトミンの分裂体が力を失い、スケルトンのような存在に逆戻りしてしまう。だが、彼女の生み出す薬品は高性能であり、戦闘以外の分野で支援を行う事を告げる。実際に先のゴブリンロードとの戦闘の時も彼女の生み出した「腐敗剤」や「蘇生薬」は役立っており、この二つの薬品はバジリスク戦でも使用する機会が訪れる可能性も高い。
「ですけど私達だけで討伐するのは不可能ですよ?、もしかして帝国軍が本格的に討伐の為に動くんですか?それならまだ……」
「いや、どうも王女様の話だとお父さん……いや、国王様からは反対されているみたい。生き残った自分の娘をこれ以上は危険な目に遭わせたくないとか……」
「そりゃそうでしょうね。それでも王女様は戦うつもりですか?毒で身体が侵されているのに?」
「そこが一番の問題なんだよな……毒のせいで王女様は何度も発作を起こして吐血するらしいから、もしも戦闘中に発作を起こしたら不味いし……第一にバジリスクの対抗策をまだ見つけていないし、問題だらけだよ」
「ふむ……伝説の大蛇ですか。確かに石化の魔眼は厄介ですね」
バジリスクは凄まじい戦闘能力を誇り、一番厄介な能力は「魔眼」であり、バジリスクと瞳を合わせた生物は肉体が石化してしまう。この石化を解く方法はこの世界の伝説に伝わる限りではバジリスクの血液を石像に被せるしかなく、他に解除する伝わっていない。青竜騎士団には治癒魔導士も存在したが、状態回復の回復魔法でも石化は解除できず、回復薬の類お試したが効果はなかった。
「あっ……でもコトミンとアイリィなら大丈夫じゃない?それともスライムにも魔眼は効くのかな?」
「いや、どうでしょうかね……まあ、スライムが石化するとは考えにくいですけど」
「私はコトミンからストミン、ホネミンがカタミンになるかもしれない」
「最早、原型すら残ってませんね私の名前!!いや、ホネミンの時点で可笑しいんですけど!!」
「でも石化の魔眼だけは本当に対策をしないと不味いね……下手をしたらバジリスクが寿命死するまで石像のままかもしれないし……よし、眼鏡を買おう」
「そんな物でどうにか出来るんですかね……でも、あくまでも相手と瞳を合わせた場合に発動するんですよね?それなら遠方から両目だけを弓矢で射抜くのはどうですか?」
「それは幾ら何でも難しいんじゃないの?相当に弓矢の技量がある人にでも難しそうだし……アイリィの道具で相手の視界を奪うとかはどう?」
「う~んっ……そうですね。何か考えておきます。それよりも今やるべき事は討伐の人数を増やす事と装備品を整える事ですよ。お金は貰ったんですから、ケチらずに一流の装備を整えましょうよ」
「そうだね……後で冒険者ギルドにも尋ねようか」
今回のバジリスクの討伐には人手が必要であり、レナ達は装備品と冒険者ギルドに居るはずのゴンゾウを尋ねるために外出する事にした。
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