文字の大きさ
大
中
小
167 / 207
戦姫編
武器と防具のスキル
「さてと……夜も遅くなってきましたし、そろそろ寝ましょうか」
「そうだね。あれ、それにしてもコトミンは今日は珍しく遅くまで起きて……はっ!?た、立ったまま寝てやがる……」
「すぴぃっ……」
「器用な人ですね……いや、人じゃないですけど」
コトミンは既に眠りこけており、レナは彼女を抱き上げて馬車の方に移動させる。その一方でゴンゾウは自分の棍棒を磨き上げ、満足そうに頷く。彼の装備は新調したばかりであり、しかもレナ達のお蔭で一級品の装備を買い揃える事に成功し、彼は純銀製の棍棒を握りしめる。それを見たレナは疑問を抱き、彼に質問を行う。
「ゴンちゃんの武器は純銀製だよね……銀の棍棒だっけ?」
「そうだが……」
「銀って意外と壊れやすいって聞いたことがあるけど……大丈夫なの?」
「問題ない。俺の棍棒には「耐久性(大)」の能力が付与されている」
「耐久性?」
「ああ、だからあんな無茶な使い方をしても壊れなかったんですね。納得しました」
ゴンゾウの言葉にアイリィは納得したように頷き、その一方でレナは2人が何の話をしているのかが気になり、鑑定のスキルを発動して彼の武器を調べる。
――銀の棍棒――
特徴:純銀製の棍棒であり、退魔の力を宿している。
能力:耐久性(大)――武器の耐久度を最大限まで上昇させる。
レナの鑑定のスキルの熟練度も向上しており、鑑定の結果によるとゴンゾウの棍棒は「耐久性(大)」と呼ばれる能力が付与されており、レナが所持している元の世界の硬貨も「完全魔法耐性」と呼ばれる能力が付与されており、試しにレナは自分の魔弓にも鑑定のスキルを発動させると「魔法威力上昇」と呼ばれる能力が付与されている事に気付き、こちらの世界の武器や防具には能力が付与されている事に彼は気付いた。
ゴンゾウの棍棒が彼の怪力で振り回されても罅割れどころか掠り傷を1つを負わない理由は「耐久性(大)」と呼ばれる能力の恩恵であり、この耐久性を最大まで高める能力のお蔭で彼の棍棒は通常以上の頑丈さと耐久性を誇る。
ちなみにレナが装備している白銀拳にも同様に「耐久性(大)」が存在し、他にも彼が装備している魔法腕輪や退魔のローブには「魔法耐性」が付属されており、知らず知らずにレナはこれらの能力の補助を受けていた事を知った。
「さてと……最初は俺が見張り役を行っているから皆は寝てなよ」
「え?でも腐敗石がありますから魔物は近付いてきませんよ?」
「人間には効果はないんでしょ?盗賊とかに襲われる可能性があるなら見張り役は必要でしょ」
「レナの言う通りだな……なら、3時間交代にしよう。次は俺を起こしてくれ」
腐敗石を設置しているとは言え、外で野営を行う場合は人数に余裕があるのならば見張り番は必要であり、レナは他の人間を先に休ませて自分が最初に周囲の警戒を行う。交代までの時間は眠れないが、その間にレナは収納石から吸魔石を取り出し、地道に付与魔法の熟練度を向上させるための訓練を行う。
「さてと……今のうちに聖水を作っておくか」
収納石から飲料水を入れた壺を取り出し、異空間に収納できるのは物体に限られるが、壺の中に水を入れた状態で蓋を締めて密封させれば収納石に回収する事も可能であり、レナは聖水作りのために聖属性の魔力を込めた吸魔石を壺の中に沈める作業を行い、大量の吸魔石を用意する。
「熟練度が10までしかないのが残念だな……」
これまでにレナは何千回と聖属性の付与魔法を行ったが、魔法の熟練度は「10」が限界値であり、現時点でレナの聖属性の付与魔法はこれ以上の能力は向上しない。それでも繰り返して発動し続けた事で一瞬で吸魔石に魔力を封じ込める事は可能であり、レナは次々と吸魔石に魔力を封じて壺の中に沈ませる。
「雷属性はもう少し上げて置きたいな……相性悪いのかな」
聖水の製作作業を終え、今度は両手で吸魔石を握りしめて雷属性の魔力を注ぎ込むが、この世界に訪れて数か月は経過しているがレナの付与魔法の中には未だに熟練度が限界値にまで到達しない魔法も多く、特に彼が攻撃の際に多用する雷属性は未だに熟練度が「6」であり、魔法書や付与魔法の訓練を繰り返しても上昇率は非常に悪く、レナ自身が雷属性とは相性が悪い可能性が存在した。
「あ、そうだ……SPを消費して新しいスキルも覚えておくかな……」
現在のレナはSPを大量に余らせており、付与魔法の熟練度を効率よく上昇させる能力が存在しないのか確かめる為、ステータス画面を開くと何時の間にか新しいスキルを覚えている事に気付いた。
「そうだね。あれ、それにしてもコトミンは今日は珍しく遅くまで起きて……はっ!?た、立ったまま寝てやがる……」
「すぴぃっ……」
「器用な人ですね……いや、人じゃないですけど」
コトミンは既に眠りこけており、レナは彼女を抱き上げて馬車の方に移動させる。その一方でゴンゾウは自分の棍棒を磨き上げ、満足そうに頷く。彼の装備は新調したばかりであり、しかもレナ達のお蔭で一級品の装備を買い揃える事に成功し、彼は純銀製の棍棒を握りしめる。それを見たレナは疑問を抱き、彼に質問を行う。
「ゴンちゃんの武器は純銀製だよね……銀の棍棒だっけ?」
「そうだが……」
「銀って意外と壊れやすいって聞いたことがあるけど……大丈夫なの?」
「問題ない。俺の棍棒には「耐久性(大)」の能力が付与されている」
「耐久性?」
「ああ、だからあんな無茶な使い方をしても壊れなかったんですね。納得しました」
ゴンゾウの言葉にアイリィは納得したように頷き、その一方でレナは2人が何の話をしているのかが気になり、鑑定のスキルを発動して彼の武器を調べる。
――銀の棍棒――
特徴:純銀製の棍棒であり、退魔の力を宿している。
能力:耐久性(大)――武器の耐久度を最大限まで上昇させる。
レナの鑑定のスキルの熟練度も向上しており、鑑定の結果によるとゴンゾウの棍棒は「耐久性(大)」と呼ばれる能力が付与されており、レナが所持している元の世界の硬貨も「完全魔法耐性」と呼ばれる能力が付与されており、試しにレナは自分の魔弓にも鑑定のスキルを発動させると「魔法威力上昇」と呼ばれる能力が付与されている事に気付き、こちらの世界の武器や防具には能力が付与されている事に彼は気付いた。
ゴンゾウの棍棒が彼の怪力で振り回されても罅割れどころか掠り傷を1つを負わない理由は「耐久性(大)」と呼ばれる能力の恩恵であり、この耐久性を最大まで高める能力のお蔭で彼の棍棒は通常以上の頑丈さと耐久性を誇る。
ちなみにレナが装備している白銀拳にも同様に「耐久性(大)」が存在し、他にも彼が装備している魔法腕輪や退魔のローブには「魔法耐性」が付属されており、知らず知らずにレナはこれらの能力の補助を受けていた事を知った。
「さてと……最初は俺が見張り役を行っているから皆は寝てなよ」
「え?でも腐敗石がありますから魔物は近付いてきませんよ?」
「人間には効果はないんでしょ?盗賊とかに襲われる可能性があるなら見張り役は必要でしょ」
「レナの言う通りだな……なら、3時間交代にしよう。次は俺を起こしてくれ」
腐敗石を設置しているとは言え、外で野営を行う場合は人数に余裕があるのならば見張り番は必要であり、レナは他の人間を先に休ませて自分が最初に周囲の警戒を行う。交代までの時間は眠れないが、その間にレナは収納石から吸魔石を取り出し、地道に付与魔法の熟練度を向上させるための訓練を行う。
「さてと……今のうちに聖水を作っておくか」
収納石から飲料水を入れた壺を取り出し、異空間に収納できるのは物体に限られるが、壺の中に水を入れた状態で蓋を締めて密封させれば収納石に回収する事も可能であり、レナは聖水作りのために聖属性の魔力を込めた吸魔石を壺の中に沈める作業を行い、大量の吸魔石を用意する。
「熟練度が10までしかないのが残念だな……」
これまでにレナは何千回と聖属性の付与魔法を行ったが、魔法の熟練度は「10」が限界値であり、現時点でレナの聖属性の付与魔法はこれ以上の能力は向上しない。それでも繰り返して発動し続けた事で一瞬で吸魔石に魔力を封じ込める事は可能であり、レナは次々と吸魔石に魔力を封じて壺の中に沈ませる。
「雷属性はもう少し上げて置きたいな……相性悪いのかな」
聖水の製作作業を終え、今度は両手で吸魔石を握りしめて雷属性の魔力を注ぎ込むが、この世界に訪れて数か月は経過しているがレナの付与魔法の中には未だに熟練度が限界値にまで到達しない魔法も多く、特に彼が攻撃の際に多用する雷属性は未だに熟練度が「6」であり、魔法書や付与魔法の訓練を繰り返しても上昇率は非常に悪く、レナ自身が雷属性とは相性が悪い可能性が存在した。
「あ、そうだ……SPを消費して新しいスキルも覚えておくかな……」
現在のレナはSPを大量に余らせており、付与魔法の熟練度を効率よく上昇させる能力が存在しないのか確かめる為、ステータス画面を開くと何時の間にか新しいスキルを覚えている事に気付いた。
感想 263
あなたにおすすめの小説
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
死に戻り勇者は二度目の人生を穏やかに暮らしたい ~殺されたら過去に戻ったので、今度こそ失敗しない勇者の冒険~
白い彗星世界を救った勇者、彼はその力を危険視され、仲間に殺されてしまう。無念のうちに命を散らした男ロア、彼が目を覚ますと、なんと過去に戻っていた!
もうあんなヘマはしない、そう誓ったロアは、二度目の人生を穏やかに過ごすことを決意する!
とはいえ世界を救う使命からは逃れられないので、世界を救った後にひっそりと暮らすことにします。勇者としてとんでもない力を手に入れた男が、死の原因を回避するために苦心する!
ロアが死に戻りしたのは、いったいなぜなのか……一度目の人生との分岐点、その先でロアは果たして、穏やかに過ごすことが出来るのだろうか?
過去へ戻った勇者の、ひっそり冒険談
小説家になろうでも連載しています!
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
転生者は冒険者となって教会と国に復讐する!
克全東洋医学従事者でアマチュア作家でもあった男が異世界に転生した。リアムと名付けられた赤子は、生まれて直ぐに極貧の両親に捨てられてしまう。捨てられたのはメタトロン教の孤児院だったが、この世界の教会孤児院は神官達が劣情のはけ口にしていた。神官達に襲われるのを嫌ったリアムは、3歳にして孤児院を脱走して大魔境に逃げ込んだ。前世の知識と創造力を駆使したリアムは、スライムを従魔とした。スライムを知識と創造力、魔力を総動員して最強魔獣に育てたリアムは、前世での唯一の後悔、子供を作ろうと10歳にして魔境を出て冒険者ギルドを訪ねた。
アルファポリスオンリー
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさんパーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。