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戦姫編
戦技と魔法
「何だこれ……射撃?」
レナが新しく覚えたのは「射撃」と呼ばれる矢の威力を強化させる射手の専用スキルであり、今日一日で何十体も魔物を魔弓で倒した事で習得したらしい。彼は魔弓を構え、付与魔法を発動せずに弦を引いて試し打ちするために近くに存在した岩に向けて撃ち込む。
「せいっ……無理か」
放たれた矢は岩に衝突した瞬間に弾かれてしまい、地面に落ちてしまう。幾ら矢の威力を強化されたと言っても頑丈な岩に突き刺さる事はなく、レナは今度は戦技を発動して打ち込んだ。
「強化射撃」
今度の矢は岩に的中した瞬間に先端の部分が見事に突き刺さり、普通の状態で射る時よりも速度と威力が強化されていた。レナは更にこの状態で魔法腕輪と魔石の鏃の矢を利用して弓魔術を発動した場合はどうなるのか気にかかり、レナは皆を起こさないようにその場を離れ、魔弓に火属性の鏃の矢を番える。
「音を立てないように……火属性」
魔弓に矢を番え、鏃に火属性の付与魔法を発動させ、更にレナは戦技を発動させて射抜く。
「強化射撃!!」
次の瞬間、弦から放たれた矢が勢いよく飛び出し、火柱のように空中に放たれる。その火力と移動速度は通常通りに矢を射る時よりも上昇しており、射程距離も大幅に延びていた。それを確認したレナは満足気に頷き、魔法と戦技(戦闘系)の組み合わせが予想以上の効果を生みだした事に驚く一方、他の戦技も魔法と組み合わせられないのかを考え、一先ずは焚火の場所に戻り、見張り役を行いながらステータス画面を開き、レナはこれまでに覚えた戦技を全て確認する。
「弾撃、回避、反撃……全部使用した事もあったな」
カトレアとの戦闘では相手との力量差を埋めるために全てのスキルを同時に使用し、更に暗殺者の技能スキルの「不意打ち」を利用して攻撃を強化させた事も有り、この時は身体に負担を掛け過ぎたせいで身体が倒れたが、今のレナのレベルと体力ならば耐え切れるだろう。
「弾撃は魔装術と利用出来たな……そういう意味ではもう俺は組み合わていたのか」
弓魔術も魔装術もレナが生み出した攻撃法であり、どちらも戦技と魔法の組み合わせと言える。但し、戦技同士の組み合わせでも十分に役立つ場合もあり、実際に回避と反撃のスキルは格上との戦闘では大きく活躍しており、レナは未修得のスキル一覧を開いてSPを使用して新しい戦技を覚える事にした。
「格闘系の戦技はもういいかな……あ、これなら役立ちそうだな」
戦技の中には条件を必要とする戦技も存在し、例えばレナの回避や反撃のスキルも相手側から攻撃を実行しなければ発動しない。そして彼が見つけ出したのは「見切り」と呼ばれるスキルであり、相手の攻撃動作を見抜く戦技であり、発動に成功すると相手側の攻撃を予測する事が出来る。
レナはSPを消費して「見切り」を習得し、反撃や回避とは相性が良さそうなスキルであり、発動条件は相手が攻撃を仕掛けた時に低確率で発動するらしく、彼の「幸運」のスキルならば発動の確率を上昇させる事が出来る。更に熟練度を上昇させれば確率は上昇するらしく、これからの戦闘に役立つ事を期待して彼は他のスキルを調べる。
「う~ん……今の所はこれぐらいかな」
「さっきから何をしてるんですか?」
後方からアイリィがレナに声を掛け、彼女の手元には薬瓶が握りしめられており、どうやら薬品の調合を行っていたらしく、彼の隣に座り込む。
「寝てなかったの?」
「私は睡眠は必要としませんよ。だからいつもは薬品の調合に没頭してるんですけど……」
「そうなのか……コトミンは?」
「馬車の中で眠ってますよ。ゴンゾウさんもぐっすり眠ってますから今起きているのは私達だけですね」
「そうか……」
レナは焚火に薪を加えながら体を温め、この世界の冬が近づいているのか冷える日が続き、彼は身体を温めようと掌を構えていると、アイリィは溜息を吐きだす。
「……どうしたの?」
「いえ……温かいですか?」
「まあ、一応は……」
「自分の肉体がある方は羨ましいですね……早く、私も取り戻したいです」
「えっ?」
「ちょっとあっちの方で薬の調合を行いますね……しばらく1人にさせてください」
アイリィはその場を立ち上がり、少し離れた場所に移動する。その後姿にレナは寂しさを覚え、咄嗟に声を掛けようとしたが何も言葉に出来ず、黙って見送る事しか出来なかった――
レナが新しく覚えたのは「射撃」と呼ばれる矢の威力を強化させる射手の専用スキルであり、今日一日で何十体も魔物を魔弓で倒した事で習得したらしい。彼は魔弓を構え、付与魔法を発動せずに弦を引いて試し打ちするために近くに存在した岩に向けて撃ち込む。
「せいっ……無理か」
放たれた矢は岩に衝突した瞬間に弾かれてしまい、地面に落ちてしまう。幾ら矢の威力を強化されたと言っても頑丈な岩に突き刺さる事はなく、レナは今度は戦技を発動して打ち込んだ。
「強化射撃」
今度の矢は岩に的中した瞬間に先端の部分が見事に突き刺さり、普通の状態で射る時よりも速度と威力が強化されていた。レナは更にこの状態で魔法腕輪と魔石の鏃の矢を利用して弓魔術を発動した場合はどうなるのか気にかかり、レナは皆を起こさないようにその場を離れ、魔弓に火属性の鏃の矢を番える。
「音を立てないように……火属性」
魔弓に矢を番え、鏃に火属性の付与魔法を発動させ、更にレナは戦技を発動させて射抜く。
「強化射撃!!」
次の瞬間、弦から放たれた矢が勢いよく飛び出し、火柱のように空中に放たれる。その火力と移動速度は通常通りに矢を射る時よりも上昇しており、射程距離も大幅に延びていた。それを確認したレナは満足気に頷き、魔法と戦技(戦闘系)の組み合わせが予想以上の効果を生みだした事に驚く一方、他の戦技も魔法と組み合わせられないのかを考え、一先ずは焚火の場所に戻り、見張り役を行いながらステータス画面を開き、レナはこれまでに覚えた戦技を全て確認する。
「弾撃、回避、反撃……全部使用した事もあったな」
カトレアとの戦闘では相手との力量差を埋めるために全てのスキルを同時に使用し、更に暗殺者の技能スキルの「不意打ち」を利用して攻撃を強化させた事も有り、この時は身体に負担を掛け過ぎたせいで身体が倒れたが、今のレナのレベルと体力ならば耐え切れるだろう。
「弾撃は魔装術と利用出来たな……そういう意味ではもう俺は組み合わていたのか」
弓魔術も魔装術もレナが生み出した攻撃法であり、どちらも戦技と魔法の組み合わせと言える。但し、戦技同士の組み合わせでも十分に役立つ場合もあり、実際に回避と反撃のスキルは格上との戦闘では大きく活躍しており、レナは未修得のスキル一覧を開いてSPを使用して新しい戦技を覚える事にした。
「格闘系の戦技はもういいかな……あ、これなら役立ちそうだな」
戦技の中には条件を必要とする戦技も存在し、例えばレナの回避や反撃のスキルも相手側から攻撃を実行しなければ発動しない。そして彼が見つけ出したのは「見切り」と呼ばれるスキルであり、相手の攻撃動作を見抜く戦技であり、発動に成功すると相手側の攻撃を予測する事が出来る。
レナはSPを消費して「見切り」を習得し、反撃や回避とは相性が良さそうなスキルであり、発動条件は相手が攻撃を仕掛けた時に低確率で発動するらしく、彼の「幸運」のスキルならば発動の確率を上昇させる事が出来る。更に熟練度を上昇させれば確率は上昇するらしく、これからの戦闘に役立つ事を期待して彼は他のスキルを調べる。
「う~ん……今の所はこれぐらいかな」
「さっきから何をしてるんですか?」
後方からアイリィがレナに声を掛け、彼女の手元には薬瓶が握りしめられており、どうやら薬品の調合を行っていたらしく、彼の隣に座り込む。
「寝てなかったの?」
「私は睡眠は必要としませんよ。だからいつもは薬品の調合に没頭してるんですけど……」
「そうなのか……コトミンは?」
「馬車の中で眠ってますよ。ゴンゾウさんもぐっすり眠ってますから今起きているのは私達だけですね」
「そうか……」
レナは焚火に薪を加えながら体を温め、この世界の冬が近づいているのか冷える日が続き、彼は身体を温めようと掌を構えていると、アイリィは溜息を吐きだす。
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「まあ、一応は……」
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「ちょっとあっちの方で薬の調合を行いますね……しばらく1人にさせてください」
アイリィはその場を立ち上がり、少し離れた場所に移動する。その後姿にレナは寂しさを覚え、咄嗟に声を掛けようとしたが何も言葉に出来ず、黙って見送る事しか出来なかった――
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