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修行の旅
第65話 魔法の披露
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「身体はもう大丈夫なのか?」
「うん、久々にゆっくり眠れたから疲れも取れたよ」
「よし、なら早速お前の魔法を見せてくれよ」
「えっ!?」
ベッドから起き上がるとハルナはナイの腕を掴み、無理やり医療室から引っ張り出す。
「ほら、訓練場に行くぞ。ミノタウロスとやらをぶっ倒したお前の魔法を見せてくれよ」
「ちょ、今から!?」
「さっさとしないとお前のうるさい妹分が帰って来るかもしれないだろ?ほら、行くぞ!!」
ハルナはナイと腕を組みながら部屋を後にすると、建物の裏手に存在する訓練場に連れ出す――
――時刻は既に夕方を迎えていたが、訓練場には若手の冒険者が集まって各々が鍛錬に励んでいた。訓練場には様々な訓練器具が存在し、その中からハルナが運んできたのは木造製の人形だった。
「よし、こいつならお前の魔法の力を試すのには十分だろ」
「な、何それ?」
「木造人形だよ。うちのギルドの魔術師が魔法の練習する時によく使う奴だ」
ハルナが用意したのは魔術師が魔法の訓練を行う際に利用する人形であり、試しにナイは触ってみるとまるで岩のように硬い事に気が付く。ハルナによると「硬樹」と呼ばれる岩石のように硬い樹木から作り出された人形らしい。
「うわ、凄く硬いな……それでこれをどうすればいいの?」
「離れた場所に置いて魔法を当てるだけでいいんだよ」
「そっか……なら、あそこまで運んでくれる?」
「分かった」
木造人形をハルナが少し離れた場所に運び込むと、訓練場にいた他の冒険者が彼女に気が付いて視線を向ける。
「あれ?もしかしてハルナさんじゃないか?」
「あ、本当だ!!珍しいな……ハルナさんがここに来るなんて」
「最近は顔を見せなかったのに」
黒虎の中でもハルナは有名らしく、訓練場で鍛錬に励んでいた冒険者達は彼女に視線を向ける。そんな彼等の視線に気づかずにハルナは木造人形を設置すると、ナイに手を振った。
「ここら辺でいいか~?」
「うん、ありがとう。危ないから離れててよ」
「おう」
ナイの言葉に従ってハルナは木造人形から離れると、他の冒険者は二人のやり取りを見て不思議に思う。
「……なんだあいつ?冒険者か?」
「見たことのない顔だな。新入りか?」
「あれ?あの子、昼間にギルドマスターに連れ込まれた子じゃない?」
冒険者達はナイの存在に気づいて騒ぎ始め、そんな彼等の反応にナイは緊張してしまう。人に注目されるのには慣れておらず、上手く魔法が使えるのか不安に思う。
(大丈夫だ、落ち着け……いつも通りに魔法を使えばいいんだ)
木造人形に狙いを定めてナイは右手を伸ばすと、その様子を見ていた冒険者達は彼が魔術師だと気が付いて驚く。黒虎に所属する冒険者の中でも魔術師は片手で数えるほどしかおらず、しかも全員が高齢者である。
十代半ばで魔法を扱える人間は滅多におらず、しかも魔術師が扱う杖さえも所持していない。いったいナイがどんな魔法を扱うのかと冒険者達は注目する中、ナイは右手を「拳銃」の形にして指先を構えた。
(これぐらいの距離なら余裕だな)
人形との距離は10メートルは離れているが、山で生活していた頃はもっと遠くに離れた獲物を仕留めた事があり、心を落ち着かせたナイはいつも通りに指先に黒渦を展開し、石弾を発射させた。
木造人形の頭部に石弾が衝突した瞬間、眉間の部分に石弾がめり込んで亀裂が走る。それを見ていたハルナと冒険者達は驚愕の声を上げる。
「おおっ!?すげぇっ!!」
「な、何だ今の!?」
「人形が勝手に壊れたぞ!?」
「違う!!指から何か飛び出して当たったんだ!!」
「嘘だろ!?ぜ、全然見えなかったぞ……」
冒険者の中にはナイの石弾を目で捉えきれず、人形の頭に勝手に亀裂が入ったようにしか見えない者も居た。ハルナは眉間に突き刺さった石弾を摘まむと、驚いた様子でナイに振り返る。
「……こんな小さな石ころを飛ばして壊したのか?」
「う、うん……本当は頭を吹き飛ばすつもりだったんだけど、ちょっと手加減し過ぎたかな」
「手加減って……今のは本気じゃなかったのか?」
ナイの言葉にハルナは驚き、彼女は頭部に亀裂が走った木造人形に振り返る。こちらの人形は魔術師の魔法の的当て用に作り出された特製の人形であり、魔術師以外の冒険者なら簡単に壊せる代物ではない。そんな頑強に作り出した人形を手加減した上で壊したというナイにハルナは口元に笑みを浮かべる。
「だったら今度は本気で撃ってみろよ。こんな人形なんてぶっ壊せるぐらいに強力な一発を」
「え?でも……」
「何だよ、自信がないのか?」
「むっ……分かったよ」
ハルナの挑発めいた言葉にナイは目つきを鋭くさせ、今度は人形を完全に破壊するために掌を構えた。右手に魔力を集中させて先ほどよりも大きめの黒渦を展開すると、人形に目掛けて「岩砲」を放つ。
石弾並の速度で離れた掌ほどの大きさの石の塊が木造人形に衝突した瞬間、強烈な衝撃が走って木造人形は粉々に砕け散る。その光景を見ていた冒険者は愕然となり、ハルナも冷や汗を流す。
「す、凄い……あの頑丈な人形を壊すなんて」
「岩を飛ばしたように見えるけど……という事はもしかしてラオさんと同じ地属性の魔法の使い手か!?」
「まさかラオさんの孫とかじゃないよな!?」
「え、いや……違いますけど」
木造人形を破壊したナイに冒険者達は詰め寄り、いきなり大勢の人間に取り囲まれたナイは焦るが、その一方でハルナは破壊された木造人形の破片を拾い上げる。彼女は粉々に砕かれた破片を見て笑みを浮かべ、ナイに大声で語り掛ける。
「ナイ!!今度は俺の番だ!!」
「えっ……どういう意味?」
「次は俺の実力を見せてやるって言ってるんだよ!!」
「ま、まさか!?」
「ハルナさん、あれをやるつもりか!?」
「そ、それはまずいんじゃ……」
ハルナの言葉を聞いて冒険者達は顔色を変え、彼等の反応にナイは不思議に思う。その間にもハルナは新しい木造人形を用意すると、ナイの元に運び込む。本来は魔術師が魔法の訓練に利用する人形を持って来た彼女にナイは不思議に思うと、ハルナは拳を鳴らしながら人形の前に立つ。
「お前等!!巻き添えを喰らいたくなかったら離れてろ!!」
「ひいいっ!?」
「か、勘弁してくれ!!」
「おい、君も早く離れるんだ!!大変な目に遭うぞ!?」
「え?それってどういう……って、早い!?」
冒険者達はハルナの言葉を聞いた途端に一目散に駆け出し、あっという間に訓練場から逃げ出してしまった。彼等が何を恐れているのか気になったが、ナイはハルナを置いていけずに振り返る。すると彼女は人形の前で意識を集中させるように目を閉じて立っていた。
(ハルナの雰囲気が……変わった?)
目を閉じた途端にハルナの雰囲気が一変し、彼女を見てナイは無意識に離れた場所で右手を構えた。そしてハルナが次に目を開いた瞬間、驚くべき行動に出た。
「うん、久々にゆっくり眠れたから疲れも取れたよ」
「よし、なら早速お前の魔法を見せてくれよ」
「えっ!?」
ベッドから起き上がるとハルナはナイの腕を掴み、無理やり医療室から引っ張り出す。
「ほら、訓練場に行くぞ。ミノタウロスとやらをぶっ倒したお前の魔法を見せてくれよ」
「ちょ、今から!?」
「さっさとしないとお前のうるさい妹分が帰って来るかもしれないだろ?ほら、行くぞ!!」
ハルナはナイと腕を組みながら部屋を後にすると、建物の裏手に存在する訓練場に連れ出す――
――時刻は既に夕方を迎えていたが、訓練場には若手の冒険者が集まって各々が鍛錬に励んでいた。訓練場には様々な訓練器具が存在し、その中からハルナが運んできたのは木造製の人形だった。
「よし、こいつならお前の魔法の力を試すのには十分だろ」
「な、何それ?」
「木造人形だよ。うちのギルドの魔術師が魔法の練習する時によく使う奴だ」
ハルナが用意したのは魔術師が魔法の訓練を行う際に利用する人形であり、試しにナイは触ってみるとまるで岩のように硬い事に気が付く。ハルナによると「硬樹」と呼ばれる岩石のように硬い樹木から作り出された人形らしい。
「うわ、凄く硬いな……それでこれをどうすればいいの?」
「離れた場所に置いて魔法を当てるだけでいいんだよ」
「そっか……なら、あそこまで運んでくれる?」
「分かった」
木造人形をハルナが少し離れた場所に運び込むと、訓練場にいた他の冒険者が彼女に気が付いて視線を向ける。
「あれ?もしかしてハルナさんじゃないか?」
「あ、本当だ!!珍しいな……ハルナさんがここに来るなんて」
「最近は顔を見せなかったのに」
黒虎の中でもハルナは有名らしく、訓練場で鍛錬に励んでいた冒険者達は彼女に視線を向ける。そんな彼等の視線に気づかずにハルナは木造人形を設置すると、ナイに手を振った。
「ここら辺でいいか~?」
「うん、ありがとう。危ないから離れててよ」
「おう」
ナイの言葉に従ってハルナは木造人形から離れると、他の冒険者は二人のやり取りを見て不思議に思う。
「……なんだあいつ?冒険者か?」
「見たことのない顔だな。新入りか?」
「あれ?あの子、昼間にギルドマスターに連れ込まれた子じゃない?」
冒険者達はナイの存在に気づいて騒ぎ始め、そんな彼等の反応にナイは緊張してしまう。人に注目されるのには慣れておらず、上手く魔法が使えるのか不安に思う。
(大丈夫だ、落ち着け……いつも通りに魔法を使えばいいんだ)
木造人形に狙いを定めてナイは右手を伸ばすと、その様子を見ていた冒険者達は彼が魔術師だと気が付いて驚く。黒虎に所属する冒険者の中でも魔術師は片手で数えるほどしかおらず、しかも全員が高齢者である。
十代半ばで魔法を扱える人間は滅多におらず、しかも魔術師が扱う杖さえも所持していない。いったいナイがどんな魔法を扱うのかと冒険者達は注目する中、ナイは右手を「拳銃」の形にして指先を構えた。
(これぐらいの距離なら余裕だな)
人形との距離は10メートルは離れているが、山で生活していた頃はもっと遠くに離れた獲物を仕留めた事があり、心を落ち着かせたナイはいつも通りに指先に黒渦を展開し、石弾を発射させた。
木造人形の頭部に石弾が衝突した瞬間、眉間の部分に石弾がめり込んで亀裂が走る。それを見ていたハルナと冒険者達は驚愕の声を上げる。
「おおっ!?すげぇっ!!」
「な、何だ今の!?」
「人形が勝手に壊れたぞ!?」
「違う!!指から何か飛び出して当たったんだ!!」
「嘘だろ!?ぜ、全然見えなかったぞ……」
冒険者の中にはナイの石弾を目で捉えきれず、人形の頭に勝手に亀裂が入ったようにしか見えない者も居た。ハルナは眉間に突き刺さった石弾を摘まむと、驚いた様子でナイに振り返る。
「……こんな小さな石ころを飛ばして壊したのか?」
「う、うん……本当は頭を吹き飛ばすつもりだったんだけど、ちょっと手加減し過ぎたかな」
「手加減って……今のは本気じゃなかったのか?」
ナイの言葉にハルナは驚き、彼女は頭部に亀裂が走った木造人形に振り返る。こちらの人形は魔術師の魔法の的当て用に作り出された特製の人形であり、魔術師以外の冒険者なら簡単に壊せる代物ではない。そんな頑強に作り出した人形を手加減した上で壊したというナイにハルナは口元に笑みを浮かべる。
「だったら今度は本気で撃ってみろよ。こんな人形なんてぶっ壊せるぐらいに強力な一発を」
「え?でも……」
「何だよ、自信がないのか?」
「むっ……分かったよ」
ハルナの挑発めいた言葉にナイは目つきを鋭くさせ、今度は人形を完全に破壊するために掌を構えた。右手に魔力を集中させて先ほどよりも大きめの黒渦を展開すると、人形に目掛けて「岩砲」を放つ。
石弾並の速度で離れた掌ほどの大きさの石の塊が木造人形に衝突した瞬間、強烈な衝撃が走って木造人形は粉々に砕け散る。その光景を見ていた冒険者は愕然となり、ハルナも冷や汗を流す。
「す、凄い……あの頑丈な人形を壊すなんて」
「岩を飛ばしたように見えるけど……という事はもしかしてラオさんと同じ地属性の魔法の使い手か!?」
「まさかラオさんの孫とかじゃないよな!?」
「え、いや……違いますけど」
木造人形を破壊したナイに冒険者達は詰め寄り、いきなり大勢の人間に取り囲まれたナイは焦るが、その一方でハルナは破壊された木造人形の破片を拾い上げる。彼女は粉々に砕かれた破片を見て笑みを浮かべ、ナイに大声で語り掛ける。
「ナイ!!今度は俺の番だ!!」
「えっ……どういう意味?」
「次は俺の実力を見せてやるって言ってるんだよ!!」
「ま、まさか!?」
「ハルナさん、あれをやるつもりか!?」
「そ、それはまずいんじゃ……」
ハルナの言葉を聞いて冒険者達は顔色を変え、彼等の反応にナイは不思議に思う。その間にもハルナは新しい木造人形を用意すると、ナイの元に運び込む。本来は魔術師が魔法の訓練に利用する人形を持って来た彼女にナイは不思議に思うと、ハルナは拳を鳴らしながら人形の前に立つ。
「お前等!!巻き添えを喰らいたくなかったら離れてろ!!」
「ひいいっ!?」
「か、勘弁してくれ!!」
「おい、君も早く離れるんだ!!大変な目に遭うぞ!?」
「え?それってどういう……って、早い!?」
冒険者達はハルナの言葉を聞いた途端に一目散に駆け出し、あっという間に訓練場から逃げ出してしまった。彼等が何を恐れているのか気になったが、ナイはハルナを置いていけずに振り返る。すると彼女は人形の前で意識を集中させるように目を閉じて立っていた。
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