転生したようだけど?流れに身を任せていたら悪役令息?として断罪されていた――分からないまま生きる。

星乃シキ

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03.初めての友達

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 「本当にごめんなさい!」

 聖女が大きな声で俺に頭を下げた。
 前屈っていう位に腰を曲げているから本当に謝っている気持ちが伝わってくる。

 「聖女様がすぐに事実確認をしてくれたから長引かずに済みましたので大丈夫ですよ」
 聖女は俺の言葉に顔を歪める。
 
 「大丈夫じゃありませんよ……濡れ衣を着せられて……罰まで受けようとするなんて……本当にもっときちんと調べるべきだった」
 
 「嫌がらせをされて、傷付いてきたんです。冷静に考えられる状態じゃなかったと思います。真犯人が分かって良かったです。取り調べをしっかりしてもらって今後このようなことがないと良いですね」
 聖女の顔は俺の言葉でボロボロと涙をこぼし始めた。

 「どーゆう神経してるんですか?」
 
 え?急に辛辣な物言いじゃん。
 
 「聖母みたいですよ」
 
 ぐしゅぐしゅになった顔で言ってきたので思わず笑ってしまった。
 
 「聖女に聖母……って……ふふふ……親子みたい」
 
 「聖女と聖母……本当にコンビみたいです」
 
 聖女もつられたのか二人で顔を見合わせて吹き出す。

 「あははっ、本当に最強コンビになりそうですね」
 
 手で目尻の涙を拭って聖女は笑い過ぎて泣いたみたいになった。

 「兄上!!!」

 そんな状況に大声で水を差す弟。
 
 「笑ってる場合ですか!そもそも兄上は優しすぎます!聖女様の言う通り大丈夫じゃないんですよ!もっと兄上に謝らせなきゃならない人物がいますよ!」
 
 よく続く肺活量だこと……
 弟は第二王子殿下の方へ険しい顔を向ける。
 
 「王族といえど、兄上を犯人と決めつけてその名を汚した事、なかった事にはさせませんよ」

 冤罪とはいえ、公爵家嫡男が犯人扱いされた事は外聞が悪い。これを機にあらぬ疑いを掛けられるような行いをしていたなんて公爵家の足元を狙う輩が醜聞を蒔き散らす可能性だってないわけじゃない。

 聖女が第二王子殿下に頭を下げる。
 
 「第二王子殿下!僕の事を考えてくれたこと感謝しています。ですが、犯人でない人を無闇に処罰しようとしてしまった事どうか一緒に償ってください!」
 
 第二王子殿下は聖女の肩にそっと手を触れた。
 
 「顔を上げてくれ……誤ったのは私の責任だ。王子として不甲斐ない。君が謝ることじゃない……」
 
 そして俺の方へと身体の向きを変えると鹿威ししおどしの勢いで頭を下げてきた。
 
 「すまなかった!この件は全て私の責任だ!きちんと公爵家にも謝罪に伺わせていただく、君に害が及ばないよう尽力する!」

 頭を下げたまましっかりとした口調だったので正直驚いた。まさかこんなしっかりと謝罪をしてくるとは思ってなかったから。
 王族がこんな皆の前で頭を下げて大丈夫なんだろうか……威厳とか。

 俺の心配をよそに弟が舌打ちをした。
 
 「そうやって第二王子殿下が頭を下げているこの状況も、この場を利用して王族に頭を下げさせたって如何様にも事実を織り交ぜて広げられるんですよ。王族の発する言葉はそれ程重い。間違えた、すまなかったで済んだとはならないんですよ」
 
 あ……そっちの心配か……なるほど。確かに事実を織り交ぜたらより真実味が増して噂話でも信じる者が出てくる。蹴落とす良いチャンスになるよな。へーなるほど。うちの弟すごいんです。でも貴族怖い。

 「その通りだ……返す言葉もない」
 
 両手の拳をぐっと握りしめると会場にいる人達の方へ振り返る。
 
 「今回の件は全て何の関係もない人を犯人だと決めつけてしまった私の責任だ。この場に居合わせた者達は聖母のように聖女を許し、包みこんでくれた者の名前は一切漏らさないで欲しい。」
 
 自分が騙された事は今後の自分への戒めの為にも何を言われても構わないと付け足すと「これは王族としての命令だ」と締めくくった。

 まだ、周りもざわざわと落ち着かない。
 
 「パーティーを中断してすまなかった。ここからは進級パーティーを楽しんでほしい」
 
 第二王子殿下の言葉にすぐさま給仕のものが出てきて飲み物や軽食なども立食できるように並べられる。美味しそうな食べ物にざわついていた人達も少しずつパーティーの雰囲気に戻っていく。口元を隠しながらチラチラ見る人もいるけどね。

 まさか、あの断罪からこんなパーティーを味わえるようになるとは全く思わなかったな。
 いや俺もう疲れたし帰りたいんだけど……。
 
 第二王子殿下は疲れた素振りは見せず、側近と先ほどの件について話している様子だった。
 聖女様も疲れているんじゃないのかな?
 第二王子殿下の横にいる聖女を見るとぼーっとしているような虚ろな感じに見えた。

 「兄上!」

 急な声にビクリとする。
 
 「なんだよ、急に大きな声出すなよ」
 
 弟の顔が大型犬がショボンとしている顔のようになる。
 
 「ずっと呼んでました……お疲れでしょうし、周りの目も気になると思うので帰りましょうって声掛けてました……」
 
 目までうるうるさせる始末。第二王子殿下を睨んでいた時の雰囲気はどこにいった。
 
 「ごめんごめん。……確かに疲れたし帰りたいんだけど……ちょっと先に帰ってて」
 
 「え?兄上!?」

 「飲み物とか好きな物食べててもいいから」
 
 お皿にひょいひょいと適当に乗せて弟に渡す。

 「はい、来てくれて、ありがとう」
 
 大型犬のショボン顔から餌をもらって嬉しそうな顔になる。それでいいのか弟よ。
 弟が破顔している間に気になっていた方へ足を向ける。

 「聖女様、少しよろしいですか?」
 
 第二王子殿下が話している傍にいるものの、聖女は口を開いている様子がなかったので話しかけてみる。
 
 「あ……はい」
 
 話しかけた相手が俺で少し驚いた様子だった。

 「聖女様、お疲れではないですか?」
 
 さらに俺が話す内容に驚いた顔になる。

 聖女はチラッと第二王子殿下の方を見やると、まだ真剣な話は続きそうな様子だったので少し離れた所に移動しようと提案してきた。第二王子殿下からも見える位置の会場の端の方へ二人で移動する。

 「……僕なんかより、あなたの方がお疲れですよね。大丈夫ですか?」

 「正直、疲れたのでうちに帰ってすぐに寝たいですね」

 俺の正直な感想に聖女は面食らってくれたみたいだ。

 「ふふ……そうですよね」
 かわいい顔で笑ってくれて俺も嬉しくなる。

 意を決して気になってた事をこの勢いのまま聞いてみよう!

 「あの、聖女様……今更で申し訳ないのですが…」
 
 勢いのままと思いつつ、根はチキンな俺。

 「はい、僕で良ければ何でもおっしゃってください」

 「聖女様のお名前教えてもらえますか?」

 「名前……?」
 
 予想もしなかった事を聞かれたであろう反応の聖女様。

 「周りの方にも“聖女”様としか呼ばれてなかったので……気になりまして。よろしければ……」

 俺の言葉が終わらないうちに聖女の目に涙が溜まっていき、ポロッとひと粒が頬をつたっていった。

 やっちまった!? 名前知らないなんてそれこそ不敬! ギロチン待ったなし!?

 「ごっごめんなさい!無礼でした!」
 
 慌てて一歩聖女から離れて距離を取るようにすると聖女が俺の手を掴んできて、さらに俺混乱。

 現行犯逮捕?? ってやつ? 断罪は逃れられないとかだったらどうやって逃げよう……。

 「違うんです。僕……こっちで名前聞かれたの初めてで……感極まってしまいました」

 「えっと……それは嬉しいって事ですか?」
 
 完全にやらかしたと思ったので聖女の言葉を理解するのに時間を要してしまった。聖女は俺の問いに何度も頷いている。

 「じゃあ、そのよろしければお名前教えてください」
 
 ゴシゴシと袖で涙を拭い、聖女は答えた。

 「アキラ……」

 「……え?日本人?」
 
 聞き馴染みのある名前に思わず呟いてしまうと、聖女がはっとした顔をして口を隠した。

 「あっ間違えました!ごめんなさい!今の忘れてください!あの……僕の名前はディーン・マークフォンドと言います」

 「ディーン様ですね。俺の方も改めましてレイ・リヴニールリベラシオンと申します。よろしくお願いします。どうぞレイとお呼びください」

 「レイ様」
 聖女改めディーンが嬉しそうな顔で笑う。
 「僕のこともディーンと」

 「あっそれは第二王子殿下の目が怖いので第二王子殿下の前では今まで通り聖女様とお呼びさせていただきます。」
 ディーンの言葉を遮ってまでも我が身を守りたい故に早口になる。

 「ですが、それ以外はお名前をお呼びさせてください。ディーン様もその方が嬉しそうな気がします」
 
 俺の言葉にディーンは少し下を向いて泣きそうな顔で微笑んでいた。
 笑っているようにも見えるけど、泣いてないか気になって首を傾けて顔を覗いてみるとディーンの目が突然、丸く見開きまたもや腕を掴まれた。今度はさっきよりも力がこもっている。俺は驚きすぎて声も出なかった。


 「今、日本人って言った!?」

 うん。うん。言った。言ったけど……うん?
 ……日本人って言葉を知っている?

 自慢じゃないが俺は人との会話に慣れていない。色んな事がありすぎて俺の脳の許容量は限界突破。故に目の前の聖女ディーンが何を言ったのか思考が停止した。

 「もしかして……君も召喚されたの?君も日本人なの?」

 キミモショウカン、キミモ日本人ナノ
 よもや“日本人”しか入ってこない。
 でもさっき名前を “アキラ” って言ってた。
 俺の頭がひよこがピヨピヨ言ってる間にディーンは一人でブツブツ唱え始めた。

 「でもたしか公爵家の嫡男だったよね……公爵家の跡取りが召喚されるとかあるの?見た目も……あれ、勘違いかな……聞き間違い?でも確かに日本人って……」

 「アキラ……」
 
 思わず、さっき聞いた名前が口から出るとディーンは顔を上げた。名前を呼んだからか、顔がますます困惑した様子で掴まれていた腕に加えてもう片方も掴まれ両腕になった。

 「あなたは何者なんですか?」

 何者?何者だ!何奴!?……はちょっと違うか。
 まさか人生の中で“何者ですか?”と聞かれる日が来るなんて、 “あいつ……ナニモンだよ” って言われるくらい只者じゃない人に俺今なってる?只者じゃないもなかなかリアルでは聞かないよな……。
 なんて現実逃避してる場合じゃなかった。
 何者なのか……俺も知りたいもんだ。

 「えっと……ディーン様は本当の名は“アキラ”で日本人……って事ですか?」
 
 とりあえず散らばった情報を整理しよう。

 「…………はい」
 
 チラッと第二王子殿下の方を見てから肯定するのを躊躇したように見えた。声も潜めての返事だったのでディーンの様子に事情がありそうなことが見て取れた。
 
 自分もよく分かってはいないけど、俺だけ本当のことを言わないのはフェアじゃないと感じる。
 
 「ディーン様、俺は召喚ではないです。」

 「 “ではない” とは?」

 「目が覚めたら、この身体だったと言いますか……」

 「????」
 
 眉をひそめ思いっきり首を傾げられる。

 「ごっごめんなさい、順を追って説明します!」
 
 まさか人に対して説明する事になるとは思わず、まとまってなかった。
 
 「えっと、俺は確かに日本人でした。17歳で死んだと思います。目が覚めたら、見知らぬ場所でこの身体で15歳のレイ・リヴニール・リベラシオンと告げられて……医者には高熱による記憶喪失と診断されて家族もそう思ってます。実際俺もこの身体の記憶は全くなくて……転生なのかどうなのか……俺自身もよく分かってないんです」

 「なっ……え?なにそれ?」
 説明してみたけどディーンも混乱を極めている。
 「え?その話は家族も知らないって事?」

 「言ったことはないです。言ったところで “お前誰だ?” とか言われても答えられないし、 “出てけ” とか “息子を返せ” って言われたらどうしようもないですし……あ、やっぱこれ、俺ってひどいやつですか?家族を騙してるって事ですよね」
 
 まずは信じられる話なのかどうかって事もあるだろうし、15歳前のレイと大きく変わってるのかどうかも俺には分からないけど家族は違和感があるかもしれない。記憶喪失だからって触れないだけで。
 
 「違うよ!そうじゃない!だって一人でこの世界で目が覚めて誰にも言わず一人で過ごしてきたんでしょ?それって……すごく辛かったんじゃ……」

 「え?あー……辛いとか辛くないって考えたことはないですね」

 「そんな事ないでしょ!だって僕は一人で突然こっちの世界に来て、全然知らない所で家族にも友達にも会えないしすごく帰りたいって思ってて……でも王族の人達は僕が異世界から来たことは知っているから気を遣ってはくれて……それでも淋しい気持ちになるし、どうしようなくもう嫌だって思う時もあるから……知ってる人が誰もいない世界で辛くないわけないよ」
 
 自分の気持ちと重ねたのか俺の気持ちを思ってディーンはまた目に涙を浮かべた。

 「ちょっ!ちょっと待って!ここで泣かれたら俺が泣かせたみたいだから落ち着いて!」
 
 こんな時に保身に走ってごめんなさい。
 
 腕を掴んでいた手はいつの間にか両手を握られていた。ぎゅっと握ってきた手はディーンの俺の気持ちを思ってくれる優しい気持ちが流れてくるみたい。この手の握り方には覚えがある。前の体の比較的新しい記憶。17歳のまだ初夏だった時に花火をやって、 “綺麗” って俺が呟いたら母さんが俺の両手を握って “来年もやろうね” って笑ってた。俺が得意な笑顔と同じで。 “そんな先?すぐやってよ” って俺は笑って返して……。そんな記憶と共にきゅっと少し手を握り返した。

 「アキラ様、俺はね 人より生きたい気持ちが強すぎるんだと思います。だから今ここで生きてる事は辛いとは思わないんですよ」

 「……死んだと思いますって言ってましたよね、それって」
 ディーンが言い掛けた時に突然、俺の腕が上に振り上がった。

 「手を離してもらおうか?」
 
 第二王子殿下が俺の腕を掴み凄んでくる。すごい凄みだ。
 ディーンがぱっと手を離し、俺の腕を掴んでいる第二王子殿下の腕を触る。
 
「第二王子殿下……レイ様から手を離してください」
 
 第二王子殿下の手は素直に離れていった。手だけ。凄みはそのまま。腕が明後日の方向に捻くれたらどうすんだよ!って思ったけど俺の腕が捻って怪我してもこいつはどうもしないんだろうな。と思った。ちょっとムカつく。権力者め。
 凄みながら一触即発の空気で第二王子殿下は続ける。

 「婚約者がいる相手に無闇に触れないでいただきたい」
 
 俺から触れたわけじゃない!と言ったところで通じないだろうし。

 「申し訳ありませんでした。以後気を付けます」
 
 素直に謝っとく。首切られたくないんで。

 「第二王子殿下、僕が触れたんです。あんな事になったにも拘わらず、僕に対し労わりの言葉をかけてくれたのでレイ様の優しさに思わず自責の念と感謝の気持ちでついお手を取ってしまったんです」
 
 ディーンのフォローっぷりに心の中で感嘆する。儚げな顔を覗かせれば第二王子殿下はディーンに対してはちゃんと聞く耳を持つみたいだ。これ素でやってるのかな?さすが聖女の名を持つ者、ブラボー!

 「そっそうか……だが “死んだと思う” と話してはいなかったか?」
 けっこうちゃんと聞いちゃってるんですね。でも顔を赤らめていてディーンの聖女様顔モードはとても効いているな。
 一瞬困った顔のディーンに被せるように口を挟む。
 
 「それは俺があのまま断罪されていたら死んでいたと思いますって可能性の話をしてまして、聖女様がすぐに対応してくれた事に感謝していますと改めて伝えていた話のことでしょう」

 ディーンが俺の方を見てホッとした顔をして「はい」と頷いた。
 第二王子殿下は少し訝しげな顔をしながらも「そうか」と納得した様子で、俺も一安心する。

 「あの……第二王子殿下、僕レイ様とこれからもお話したいです。とても優しいお方なので、本もお好きなようなのでおすすめの本とか色々お聞きしたいです。レイ様が良ければ今度、時間作ってまたお話できませんか?」
 
「「え!?」」
 
 ディーンの発言に反応したのは俺と第二王子殿下。

 「しかし、聖女は私の婚約者だ。婚約者以外と二人きりなど到底容認できない」
 
 正論を言い放つ第二王子殿下。

 確かにそうだよな……。ディーン様は俺の話を聞きたいんだろうけど、この話は他の人がいたらできないし···二人きりは色々、主に俺の身が危険すぎる。

 「……そうですよね……」
 
 ディーンはあからさまに落ち込んだ顔をしていて第二王子殿下はそんなディーンに狼狽えているのでディーンの事を大切に思っていることは窺える。

 「あえて二人きりにならなければ良いんですよね……」

 うん?

 第二王子殿下も「聖女?」ハテナしか浮かんでいない。

 「僕、友達が欲しいんです。レイ様と話してたらとても面白くて……良いお友達になれると思うんです」

 「王宮にも話し相手はたくさんいるだろう」

 「たくさん……でも、違うんです。王宮の人とは違うんです……きっと第二王子殿下には僕が必要な友達の意味は分かりません」

 「王宮の皆も聖女を大切にしているだろう!」

 「そんな事分かってますよ!ありがたいと思ってます。でも僕の気持ちは王宮の方たちには理解できないって言ってるんです」

 もしかして、痴話げんかってやつに巻き込まれている感じですか?
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