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05.この身のままに
しおりを挟む「ねぇレイ、今日一緒にお昼食べない?」
本から顔を覗かせてディーンが声を潜めて話しかけてくる。
俺も本から視線を移して小さい声で答える。
「えっ?嫌だよ。第二王子殿下もいるんだろ?」
「そう言うと思って先手は打ってあります」
ふふんとドヤ顔をするディーン。
「先手って?」
「第二王子殿下は色々やってるんで色々あるんで、今日はお昼は別行動です」
「それ先手って言わないだろ」
「でも図書室だと色々お話できないじゃないですか……ね、レイだめですか?」
ディーンの必殺はかなげ攻撃をまともに食らった。
絶対これ本人分かってやってんだろうな。
「あ、でも本調子じゃなければ無理にとは言いませんから……」
お次はシュン顔攻撃。第二王子殿下は常にこれに振り回されてるのかな。
「何日経ってると思ってるんですか。体調は大丈夫です。分かりました……できれば人気の少ないところが良いんですけど」
「それなら大丈夫!サロン借りてもらいますから」
「俺はサロンとか利用した事ないし、あんまりよく分かってないんだけど……第二王子殿下から殺されるのだけは勘弁ですよ」
「それも含めてサロン利用なら大丈夫です」
ニッコリ笑うディーンに「分かった」とだけ返事をすると、お昼になったら中庭の方で待ち合わせる事になった。
あの断罪事件の後、俺は疲れからか三日ほど熱が出た。三日目は微熱になり四日目は下がったが、大事を取って休むことになり、俺は週明け二日ほど学校を休んでから登校した。そして、人の口に戸は立てられないって言うのは目にもそうだろって思った。目に戸は立てられない。人の視線は嫌でも感じた。
以前と変わらず、図書室は俺の憩いの場となった。ありがとう、図書室。俺の平穏。
休んでから顔を出した図書室では管理人さんと司書さんが俺の身を案じてくれた。俺も巻き込んでしまった事を謝り、証言してくれた事に感謝すると「とんでもないです」と返してくれた。
図書室は、前の俺の日常に戻してくれてホッとしたのもつかの間……ディーンがやってきた。
図書室だから通常通りに話すわけにもいかず、本を持ちながらボソボソと少しずつ話をしていった。
ディーンは二人の時は「レイ」と呼び捨てるようになったし、タメ口になったり戻ったりと気さくになった。俺もつられてタメ口になる事も……。でも第二王子殿下の前では名前呼びもタメ口もお互い気を付けるぞと厳重に注意した。
ただ人目もあるので大した話ができるわけじゃない。ディーンはもっと元の世界にいた時のように身分とか関係なく話ができる相手が欲しいと言っていた。
貴族社会のこの世界ではけっこう難しいことではある。ましてディーンは第二王子殿下の婚約者。なれなれしく話している姿は外聞がよろしくない。貴族社会って本当に面倒だな。読んでいるような格好で全然読めなかった本を下の場所に戻して俺は授業へと重い足取りで向かった。
授業が終わるとランチボックスを持って中庭へ向かうと着く前にディーンと落ち合った。ディーンだけなら良かったんだけど、第二王子殿下付きで。
ディーンの笑顔と反対の真顔が怖すぎるが一応、一礼をする。
「リヴニール・リベラシオン嫡男、変わりないか?」
何がだよ。それ挨拶なの?具体的に何を聞かれてるか分からないので、想像できる範囲は変わりないと思う。周りの目がチラチラこっちを見てくること以外は。
とりあえず、コクンと頷いておく。
俺は特に第二王子殿下に話しかける言葉を持ち合わせていないので、目線はあまり合わせないよう秘技胸元を一点集中で見ておく。
「お前の口が開いたのはあの夜限定なのか?」
お前相手に話す内容がないだけだ。下手なこと言って “不敬な!” ってなっても困るからな。
第二王子殿下はご丁寧にサロンまでディーンを送って来たようだった。ディーンが先を促し、移動を終えると第二王子殿下は「後で迎えに来る」と言い去っていった。
サロンは中庭を囲むように何室か面していてガラス張りな為、中庭が一望できるようになっている。外からもサロンを誰が利用しているか分かる仕様になっていた。
「部屋に入れば外からも中の様子は分かりますが、声は聞こえないです。護衛の方が外に付いてますが気にしなくて大丈夫です」
ディーンは俺の位置から護衛が目につかないよう配慮した場所に誘導してくれた。
一見優雅に外の景色を楽しむように作られているようにも見えるけど、完全個室で変な事をしないようにといった作りもされているらしい。
「……なるほど。だから第二王子殿下が許してくれたわけね」
俺の呟きに眉を下げたままディーンは笑った。
ランチボックスを広げて「いただきます」をしてからサンドイッチを頬張る。
「ねぇそれ」
「え?これ?」
目を見開いてるディーンに、手に持ってるサンドイッチをディーンの方に向ける。
「いただきますって言った……それ家族の前でも言ってる?」
「あ、つい出ちゃった。昼はいつも一人だから無意識に出てたかも」
「やっぱり “いただきます” 通じないよね」
「初めて言った時に “何をいただくの?” って母上に言われて何を言ってるのか俺も分からなかった」
「ふふ!久しぶりに人の “いただきます” 聞いた」
ディーンは嬉しそうに笑ってパンを口に運んだ。
しばらくお互いのランチボックスの中身の話をして、おにぎりが食べたいと盛り上がった。
「ねぇ……時間が限られてるから聞くけど……」
デザートに差し掛かる時にディーンが真顔になり話を切り出してきた。
「レイは元の世界に戻りたいと思わない?」
あの夜もそうだったけど、やっぱりディーンは元の世界に戻りたいと考えていて、状況は違うものの同じ異世界出身としてこの話をしたかったのだろう。
少し言葉を考えてからディーンに返事をする。
「恋しいとは思うかもしれない……。けど俺は戻る事は考えていない」
「どうして!?前に死んだと思うって曖昧な言い方してたのは死んだかどうか確実じゃないんでしょ?」
警護の人と目が合ったのか笑顔を作ってからデザートに視線を移してフォークで刺しながらディーンは続けた。
「僕は戻りたい……レイが同じ気持ちなら戻る方法も一緒に探せるかと思って……本当に戻りたい気持ちはないの?」
俺もディーンと同じようにまだ食べているフリをしつつ答える。
「気は遣わないでほしいんだけど……」
「え?うん」
「俺、生まれつき心臓が悪かったんだ。あっ、前の身体の話ね」
ディーンは俺の言葉に驚いて顔を上げた。
「3歳まで、5歳まで、10歳まで生きられるかどうかを更新してきて何度も危険な時はあったけど、17歳まで生きれた。それでも “奇跡” って医者も言ってた。誰も俺には何も言わなかったけど次に大きな発作が起きたらダメなんだろうなって事は薄々気付いてて、この体で目覚める前の記憶は発作を起こした時だった」
母さんが “絶対助かる!大丈夫!絶対助かるから!” って半分叫び声になって俺を励ましてくれているのを聞いた。最後まで俺の為に諦めない母でいてくれてた。
「もし、あの発作で死んでなかったとして元の身体に戻ってもそう長くは保たないから……だから俺はこの身体で生きてくつもりだよ」
「人より生きたい気持ちが強すぎるって言ってたのは……」
以前の体を思い浮かべながら外を見ると、草の上をピョコピョコと動く鳥が、軽やかに青い空へ飛び立っていった。とても気持ちよさそうな飛び立ち方に自然と表情が和む。俺はそのまま、ディーンにできるだけ穏やかに見えるように話した。
「この身体も弟曰く他の人より弱いみたいだけど、この間みたいに熱出したりするし、風邪を引きやすかったりとか、でも俺には自分の足で歩けるし走れるしドキドキしても大丈夫で、窓から見るだけじゃない世界はその場にいるだけで嬉しい。少し恋しくなるのは……俺は大丈夫だよって事を両親に伝えられないことかな」
だからもう、母さんも頑張らなくていいんだよって言ってあげたかったな。
心の中で思ったことは声になって呟いてしまっていたようでディーンは目からボロボロ涙をこぼし始めた。
「ごめん……なさい……」
「ひい!ちょっと待って!泣かないで止めて!」
俺の心配はすぐに的中した。
コンコンとドアがノックされた。案の定、警護の人だった。
泣き顔のまま出るディーンに、俺の新しい人生もここまでか……と胸の前で手を組む。
「聖女様、大丈夫ですか?」
「大丈夫です。レイ様におすすめの本の内容を聞いてたら感動して泣いてしまいました。心配しないでください。続きが気になるので……」
涙を流しながらニッコリ笑ってドアを閉めるディーンは女優の血でも入っているのかと思った。
「恐ろしい子……」とつい心の声が口から出てしまった。
「さあこれで思う存分泣いて大丈夫です!」
「いやもう泣かなくていいから」
「……でも本当にごめんなさい。辛い記憶をお話しさせてしまったかと……」
「うーん。そりゃ周りにとっては明るい話じゃないけど、俺にとっては普通のことだったから両親もどこかでいつもこれが最後かもと考えてはいたと思うんだ。俺は自分の心臓のポンコツさを分かっていたから……今のこの身体は俺が夢にまで見た身体なんだよ」
「……身体大事にしてくださいね」
「今はとても元気だよ」
ディーンの顔が笑顔を取り戻した。と思ったらカッと目を見開いた。
「でも……じゃあなんで罰を受けるなんて言ったの!?せっかくの身体、大事に生きなきゃでしょ!」
「それは…………」
俺は一瞬だけ言葉に詰まり、護衛の立つ方へ視線を走らせた。
「泣くなよ?」
「泣きます!」
表情がクルクル変わるディーンに思わず吹き出す。
「なんだそれ。……第二王子殿下の顔と前の身体の母さんの顔が同じ表情だったんだよ」
ディーンの顔が訝しげな表情になる。
「第二王子殿下のディーンを助けたい、絶対解決してやるって諦めない顔」
聖女を守りたいと固く決心している顔と自分の母親が自分を死なせないよう自分の前では “大丈夫だから” と言っていた顔と重なった。
きっと何を言っても頑張ってしまう。それだけを心に結びつけて、他を薙ぎ払うように生きているようだった。
「あの顔見たら無実の証明は無理だなって思ったから、じゃあ少しでも軽い罰になるようにって自分を大事にした結果だよ」
「納得できない!」
ディーンは宣言通り、思う存分泣いている。
「これは俺の主観だけど、第二王子殿下はディーンを本当に大切にされてるって思った」
「……そんな話はしてない」
顔を横にそむけてナプキンで顔を拭くディーンは複雑な表情をしている。嬉しい、悲しい、寂しい、どれも当てはまる表情。
「俺とディーンの状況は全然違うから、ディーンの元の世界に戻りたい気持ちを否定する気持ちはないよ。俺はいなくなる事を常に考えて生きてきたけど、ディーンは……アキラとして生活していて、明日も明後日も続くと思ってた日々が急に目の前からなくなったんだろ?家族と離れるなんて考えてもなかったのに異世界で名前もアキラじゃなくなって生きなきゃならないのは……すごく頑張ってきたと思うよ」
辛かったよねとは言えなかった。ディーンは “辛い” と自分で言ってたけど、人から言われると時に重たくその言葉がのしかかる時がある。俺も “苦しいよね、痛いよね” と言われて “これは苦しいんだ、痛い事なんだ” と余計に苦しくなった事があるから。
ディーンはナプキンを目に当てたまま顔を上げなくなった。
「元の世界に戻る方法、どうやって探すか分からないけど、図書室に通ってるし俺も意識して本を探したりしてみるよ。……あとディーンが良ければ、二人の時は“アキラ”って呼ぶ」
ディーンが目を押さえたまま、動かなくなってしまったので、また警護の人が来て俺投げられてしまうのでは?とハラハラしだしてきた時、ディーンはナプキンを鼻にずらしてヂーン!と結構な音を立てて鼻をかみだした。それ自分で洗うの?
「レイは?」
まだしゃくりあげそうな話し方をする。
「何が?」
「レイの前の名前は何?」
俺の名前。予想外の問いに面食らう。
「 “れい” だよ」
「え?」
俺の答えにびっくりして涙が止まったと思ったけど「え?教えてくれないの?」とアキラは茶化されていると思ったみたいだ。
「前の名前も “れい” だよ」
「え!?すごい!!」
今度は本当に涙は止まったようだった。俺の断罪カウントダウンも止まってくれて良かった。
「インターナショナルなんだね」
感想がそれなの?
「俺もアキラの気になることあるんだけど……」
言いかけたところでドアがノックされたので、振り返って警護の人なのか確認すると警護の人は変わらず外に立っていた。
「あっ第二王子殿下かも」
いつの間にか昼の時間は終わっていたみたいだ。
ってか待って、断罪フラグ折れてなくない?
でも今更間に合うわけなかった。ディーンがドアを開けて第二王子殿下を出迎えると、明らかに顔付きが変わる。
「泣いたのか?」と問われディーンが答える間もなく鋭い眼光が飛んでくる。慌てて警護の人にした内容と同じ言い訳を第二王子殿下を宥めながらしているものの、その目が緩まることは二人と離れるまでなかったのだった。
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