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1、物語の始まり、あるいはチュートリアルのように
2、盗賊退治は執事の彼氏を探すついでに
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平穏無事を象徴するかのように、青空を自由なる鳥が飛んでいく。
白い雲は絵師がきまぐれに絵筆を遊ばせたみたいで、風にのんびりゆっくり、流れていく。
ちょっぴりおかしな令嬢、ネネツィカが出かけた先は、伯爵家が多額の寄付をして経営を支える孤児院であった。
離れた場所を行き来するための馬車は、この国では比較的一般的な呪術と呼ばれる術で補強されていることが多く、長距離でもあまり揺れないし、高速で移動できる乗り物だ。
他国では妖精種と親和性の高い魔術の使い手も多いが、ファーリズ王国は妖精種との相性が悪い竜の国であり、魔術より呪術の国だった。
「ふんふんふーん」
ネネツィカは同じ馬車に乗る護衛騎士と執事を優雅に鑑賞していた。掛け合わせが自然と思いついて、手元の手帳に妄想を書き綴く。荒事をあまり得意としない執事を護衛騎士が守るのよ、と。そして、特別な感情が生まれるの。これは『萌え』ではなくて? ……と。
こうして、馬車の中で妄想世界が花開く――、
『あーっ馬者が盗賊に襲われてーっ、あーっ』
大変説明的なセリフが状況を教えてくれる。
『へっへっへっ、きれいなにいちゃんじゃねえか』
とりあえず下卑た感じのセリフで、荒くれ者らしき登場人物が頑張っている。
『ふ、触れるな無礼者!』
これはどうやらティミオスのセリフらしい。
『そこに騎士が駆けつけて……』
10歳児の妄想世界はめくるめく薔薇の花を咲かせていた。次期団長との呼び声もある騎士フォルクと執事ティミオスはそんなお嬢様をなんとも言えない表情で見て見ぬフリをしている。
「俺は妻子持ちなんだが」
そしてお嬢様は10歳なのだが、そんなおちびさんが何を不埒な妄想をしていらっしゃるんだ? と騎士はジト目をしていた。
「騎士様申し訳ございません。お嬢様は……感受性豊かでいらっしゃるのです。ですが、健全の範囲でおさまるレベルでございますから、その点だけはご安心くださいますよう」
「そうは言ってもなあ」
やがて、馬者が孤児院に到着すると、お嬢様は「もう着いてしまいましたの? これからティミオスが可愛いシーンでしたのよ」と言いながらドレスの裾をちょこんと持ち上げ、孤児院長に挨拶をした。
どやどやっとした顔は稚く、目はキラキラとして、勢いやパワフル。
この時、このお嬢様は大変エネルギッシュで、強烈なインパクトを居合わせる者に残したのだった。
「アタクシ、この孤児院に将来有望な若者を育んでほしいのです。ですから、お勉強のための本や、鍛錬用の剣を持って参りましたのよ。もちろん、もうすでに即戦力な方もいらっしゃることでしょう! そんな方がいましたら即お持ち帰りで永久就職ですの!」
そして、院長の傍らにいた銀髪の少年が端正な顔立ちであることに目を止めて、早速執事に目配せをするのだった。
「どうですの!」
「何がですか!」
――まあ。言わないとわからなくて?
(どこからどう見ても、なんだか特別な感じのする方ですわ!!)
ネネツィカは呆れた顔で銀髪の少年を示し、「まるで身をやつした貴族みたいに気品のある佇まい、ちょっとキツそうだけど攻めオーラのある釣り上がった眼差し、宝石みたいな美しい青の瞳、銀細工みたいな髪! とても美形ですわ」と囁いた。
少年はというと、なにやら突然現れてパラフルに演説をかましたお嬢様に気圧されるようでもあり、見惚れるようでもあり、謎の感銘を受けたようでもあり。
良く晴れた青空めく瞳で、じーっと『お嬢様』を見ている。
「……結構です」
執事がたいそう渋い顔で首を振る。
何を隠そう、そこな少年は『攻略対象』なのだ。
関わってはいけない。ろくなことにならないに決まっているのだ。
ネネツィカは「仕方ありませんわね、好みは人それぞれですもの」と理解ある主人顔で孤児院中を見て周り、「いじめっ子は格好悪いですのよ?」といじめっ子を諌めたり、「あなたは顔が良いから10年も経てば立派な攻めになれますわ! スパダリになるのですわよ」と顔立ちの整った子供を困惑させたりしながら時折執事に「運命を感じた子はいまして?」と尋ねるのだった。
「そんな運命が転がっているわけありませんとも、ええ」
引き攣った笑顔で応える執事を見て、お嬢様はまあ、とほおに手を当てて眉を下げ。
「悲しまないでちょうだいアタクシのティミオス。少し青田刈りが過ぎましたわ」
「お嬢様、今なんと?」
「次はもっと飢えた野獣みたいな殿方を狙いましょう」
「お嬢様!?」
行動力溢れるお嬢様は馬車をそのまま治安の悪い下町に走らせた。
(ああ、お嬢様。なんて破天荒な。しかしおかげで『攻略対象』からは離れましたね)
執事は息を吐いた。
軽く開いた車窓から入り込む町の香りが風に乗り、鼻腔を擽る。
(若干、興味を抱かれていたようですが)
この国を守護する白竜の竜眼にもよく似た色合いの青い瞳を思い出し、ティミオスは眉を寄せてひとりこっそりと、先行きを案じた。
「つきましたわよー!」
「ああ、はい」
お嬢様が溌剌と言って、馬車から降りていく。
何をするのかと思いきや、彼女はなんとここ数日、南の方からやってきたばかりの盗賊団がいると噂の酒場に乗り込むようだった。止める暇もない。ちいさなお嬢様は、素早かった。
バーンと扉をひらき、中でたむろしていたゴロツキたちが反応するより先にそおれっと勢いよく景気良く、大量の貨幣をしゃららとばら撒いた。
「か、金だーーーっ!?」
「おーほほほほほ!!」
お嬢様はドヤ顔で店のど真ん中に歩み、華麗な高笑いを披露した。
「アタクシは伯爵家のネネツィカですの」
凛と名乗る10歳児に、床を這うようにして貨幣を掻き集める盗賊団の男たちは眼をギラギラさせた。
ーー金蔓の幼女がのこのこ手が届く所に来やがった!
捕まえて身代金を要求したらどれだけ儲かることだろう!
けれどネネツィカはそんな考えをお見通しであるかのように超然とした笑みを浮かべ、彼らを見下している。その顔には一切の怯えがない。
「すげえ金。あっ、おれも貰っとこ!」
いかにも下っ端といった風情の筋骨隆々の大男がネネツィカの足元で身を屈めて金を拾っている。良い筋肉だわ、それに顔も精悍じゃない、とネネツィカは執事に囁いたけれど、執事はツーンとした。
「反抗期かしら?」
まあいいわ、といかにも寛容な主人然として笑み、ネネツィカは言葉を続けた。
「今日はワイルドな殿方を探しに参りましたの」
言いながら、ネネツィカは優美に指を滑らせて虚空に魔法陣を描いた。最近覚えたばかりの召喚魔法だ。
現れたのは四角いブロックを積み上げ人型を形成するゴーレムだった。
「アタクシの可愛いゴレ男くんですの!」
さあ、武をお見せなさい! と、お嬢様が高らかに告げてゴレ男くんが盗賊団に襲いかかる。
「強い殿方や、執事のお眼鏡に叶う殿方がいたらアタクシが取り立ててあげます!」
執事は笑顔を硬直させて異常な光景を見守った。
このお嬢様は、何故こんな風に育ったのだろう。この北の領地が若干、国の中でも特殊な大地という影響はあるかもしれないが、これでは乙女ゲームに出てくる創作キャラクターよりも現実味の薄いチートキャラではないか。
――お嬢様はゲームに登場するキャラクターではなく、モブとして生涯を過ごされるはずなのですが。
どこからどう見てもこれがモブではない。
ティミオスはそれが少し怖いと思った。
(お嬢様は現在10歳。ユージェニー様と同年齢……妖精の血を継ぎ、古の春妖精の混血ワイストンーー勇者の相棒魔法使いであったワイストン・ラーフルトンの家系にて、その特徴を色濃くあらわす破天荒な天才ぶり)
しかも先ほどは、攻略対象と偶然邂逅までされてしまった!
――ティミオスには、どうも嫌な予感がしてならないのだ。
「おーほほほ!!」
執事の思惑をよそに、お嬢様の高笑いが響き渡る。
こうしてこの日、盗賊団は退治され、酒場は解放されたのであった。
白い雲は絵師がきまぐれに絵筆を遊ばせたみたいで、風にのんびりゆっくり、流れていく。
ちょっぴりおかしな令嬢、ネネツィカが出かけた先は、伯爵家が多額の寄付をして経営を支える孤児院であった。
離れた場所を行き来するための馬車は、この国では比較的一般的な呪術と呼ばれる術で補強されていることが多く、長距離でもあまり揺れないし、高速で移動できる乗り物だ。
他国では妖精種と親和性の高い魔術の使い手も多いが、ファーリズ王国は妖精種との相性が悪い竜の国であり、魔術より呪術の国だった。
「ふんふんふーん」
ネネツィカは同じ馬車に乗る護衛騎士と執事を優雅に鑑賞していた。掛け合わせが自然と思いついて、手元の手帳に妄想を書き綴く。荒事をあまり得意としない執事を護衛騎士が守るのよ、と。そして、特別な感情が生まれるの。これは『萌え』ではなくて? ……と。
こうして、馬車の中で妄想世界が花開く――、
『あーっ馬者が盗賊に襲われてーっ、あーっ』
大変説明的なセリフが状況を教えてくれる。
『へっへっへっ、きれいなにいちゃんじゃねえか』
とりあえず下卑た感じのセリフで、荒くれ者らしき登場人物が頑張っている。
『ふ、触れるな無礼者!』
これはどうやらティミオスのセリフらしい。
『そこに騎士が駆けつけて……』
10歳児の妄想世界はめくるめく薔薇の花を咲かせていた。次期団長との呼び声もある騎士フォルクと執事ティミオスはそんなお嬢様をなんとも言えない表情で見て見ぬフリをしている。
「俺は妻子持ちなんだが」
そしてお嬢様は10歳なのだが、そんなおちびさんが何を不埒な妄想をしていらっしゃるんだ? と騎士はジト目をしていた。
「騎士様申し訳ございません。お嬢様は……感受性豊かでいらっしゃるのです。ですが、健全の範囲でおさまるレベルでございますから、その点だけはご安心くださいますよう」
「そうは言ってもなあ」
やがて、馬者が孤児院に到着すると、お嬢様は「もう着いてしまいましたの? これからティミオスが可愛いシーンでしたのよ」と言いながらドレスの裾をちょこんと持ち上げ、孤児院長に挨拶をした。
どやどやっとした顔は稚く、目はキラキラとして、勢いやパワフル。
この時、このお嬢様は大変エネルギッシュで、強烈なインパクトを居合わせる者に残したのだった。
「アタクシ、この孤児院に将来有望な若者を育んでほしいのです。ですから、お勉強のための本や、鍛錬用の剣を持って参りましたのよ。もちろん、もうすでに即戦力な方もいらっしゃることでしょう! そんな方がいましたら即お持ち帰りで永久就職ですの!」
そして、院長の傍らにいた銀髪の少年が端正な顔立ちであることに目を止めて、早速執事に目配せをするのだった。
「どうですの!」
「何がですか!」
――まあ。言わないとわからなくて?
(どこからどう見ても、なんだか特別な感じのする方ですわ!!)
ネネツィカは呆れた顔で銀髪の少年を示し、「まるで身をやつした貴族みたいに気品のある佇まい、ちょっとキツそうだけど攻めオーラのある釣り上がった眼差し、宝石みたいな美しい青の瞳、銀細工みたいな髪! とても美形ですわ」と囁いた。
少年はというと、なにやら突然現れてパラフルに演説をかましたお嬢様に気圧されるようでもあり、見惚れるようでもあり、謎の感銘を受けたようでもあり。
良く晴れた青空めく瞳で、じーっと『お嬢様』を見ている。
「……結構です」
執事がたいそう渋い顔で首を振る。
何を隠そう、そこな少年は『攻略対象』なのだ。
関わってはいけない。ろくなことにならないに決まっているのだ。
ネネツィカは「仕方ありませんわね、好みは人それぞれですもの」と理解ある主人顔で孤児院中を見て周り、「いじめっ子は格好悪いですのよ?」といじめっ子を諌めたり、「あなたは顔が良いから10年も経てば立派な攻めになれますわ! スパダリになるのですわよ」と顔立ちの整った子供を困惑させたりしながら時折執事に「運命を感じた子はいまして?」と尋ねるのだった。
「そんな運命が転がっているわけありませんとも、ええ」
引き攣った笑顔で応える執事を見て、お嬢様はまあ、とほおに手を当てて眉を下げ。
「悲しまないでちょうだいアタクシのティミオス。少し青田刈りが過ぎましたわ」
「お嬢様、今なんと?」
「次はもっと飢えた野獣みたいな殿方を狙いましょう」
「お嬢様!?」
行動力溢れるお嬢様は馬車をそのまま治安の悪い下町に走らせた。
(ああ、お嬢様。なんて破天荒な。しかしおかげで『攻略対象』からは離れましたね)
執事は息を吐いた。
軽く開いた車窓から入り込む町の香りが風に乗り、鼻腔を擽る。
(若干、興味を抱かれていたようですが)
この国を守護する白竜の竜眼にもよく似た色合いの青い瞳を思い出し、ティミオスは眉を寄せてひとりこっそりと、先行きを案じた。
「つきましたわよー!」
「ああ、はい」
お嬢様が溌剌と言って、馬車から降りていく。
何をするのかと思いきや、彼女はなんとここ数日、南の方からやってきたばかりの盗賊団がいると噂の酒場に乗り込むようだった。止める暇もない。ちいさなお嬢様は、素早かった。
バーンと扉をひらき、中でたむろしていたゴロツキたちが反応するより先にそおれっと勢いよく景気良く、大量の貨幣をしゃららとばら撒いた。
「か、金だーーーっ!?」
「おーほほほほほ!!」
お嬢様はドヤ顔で店のど真ん中に歩み、華麗な高笑いを披露した。
「アタクシは伯爵家のネネツィカですの」
凛と名乗る10歳児に、床を這うようにして貨幣を掻き集める盗賊団の男たちは眼をギラギラさせた。
ーー金蔓の幼女がのこのこ手が届く所に来やがった!
捕まえて身代金を要求したらどれだけ儲かることだろう!
けれどネネツィカはそんな考えをお見通しであるかのように超然とした笑みを浮かべ、彼らを見下している。その顔には一切の怯えがない。
「すげえ金。あっ、おれも貰っとこ!」
いかにも下っ端といった風情の筋骨隆々の大男がネネツィカの足元で身を屈めて金を拾っている。良い筋肉だわ、それに顔も精悍じゃない、とネネツィカは執事に囁いたけれど、執事はツーンとした。
「反抗期かしら?」
まあいいわ、といかにも寛容な主人然として笑み、ネネツィカは言葉を続けた。
「今日はワイルドな殿方を探しに参りましたの」
言いながら、ネネツィカは優美に指を滑らせて虚空に魔法陣を描いた。最近覚えたばかりの召喚魔法だ。
現れたのは四角いブロックを積み上げ人型を形成するゴーレムだった。
「アタクシの可愛いゴレ男くんですの!」
さあ、武をお見せなさい! と、お嬢様が高らかに告げてゴレ男くんが盗賊団に襲いかかる。
「強い殿方や、執事のお眼鏡に叶う殿方がいたらアタクシが取り立ててあげます!」
執事は笑顔を硬直させて異常な光景を見守った。
このお嬢様は、何故こんな風に育ったのだろう。この北の領地が若干、国の中でも特殊な大地という影響はあるかもしれないが、これでは乙女ゲームに出てくる創作キャラクターよりも現実味の薄いチートキャラではないか。
――お嬢様はゲームに登場するキャラクターではなく、モブとして生涯を過ごされるはずなのですが。
どこからどう見てもこれがモブではない。
ティミオスはそれが少し怖いと思った。
(お嬢様は現在10歳。ユージェニー様と同年齢……妖精の血を継ぎ、古の春妖精の混血ワイストンーー勇者の相棒魔法使いであったワイストン・ラーフルトンの家系にて、その特徴を色濃くあらわす破天荒な天才ぶり)
しかも先ほどは、攻略対象と偶然邂逅までされてしまった!
――ティミオスには、どうも嫌な予感がしてならないのだ。
「おーほほほ!!」
執事の思惑をよそに、お嬢様の高笑いが響き渡る。
こうしてこの日、盗賊団は退治され、酒場は解放されたのであった。
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