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7、春の学院生活
71、神絵師の絵が綺麗なのは趣味の垣根を越えてわかるもの
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「ネネ、次の講義は外なの?」
「今日の分の講義はおしまい」
「せっかく来たのに」
肩に落ち着いたクロが尻尾をぱたぱたさせている。『乙女のための同人図書ルーム』に向かうヘレナに「また後で」と告げて、ネネツィカは屋外の噴水に向かった。なんとなく気が向いたから……、と思っていたら。
「ああ、ティミオスがいますわ」
なんとなく気が向いたのは、ゲームのイベントでだったの、とネネツィカはため息をついた。
「溜息ついて、どうした?」
噴水の近くのベンチには上級生のオスカーが座っていた。その後ろには背後霊みたいなティミオスが佇んでいるのだが、その絵面がまたシュールで。
「いろいろと……はい」
「ああ、そうだよな。今はごたごたしてるよな」
オスカーは何かを察した目をした。その纏う雰囲気は穏やかで優しい。きっと婚約破棄の傷心による溜息だと思ったに違いない、とネネツィカは思った。
あまり直接話す機会のない上級生の伯爵公子は、南の気風を感じさせる不思議な華やかさと陽気さを纏っていた。母方がアイザール人らしき公子の肌は南西に多く住むアイザール人の血を濃く感じさせる褐色で、日の下では特に健康的に視えた。
快活に笑う顔は整っていて何処となくエキゾチックでもあり、少年のやんちゃな気配を覗かせつつも青年の落ち着きも得つつあるような、そんな微妙な狭間にある年頃らしさを思わせる。
試合でも活躍していたが、この伯爵公子は美形で運動神経がかなりよく、特に近接武器の扱いに長けているらしい。浅黒く滑らかな美しい筋、しなやかで精悍な躰付きが何気ない仕草に感じられて、本人も女好きで愛想がよいので女学生に人気があるわけだ。
「そうそう、この前の試合、来てくれてありがとう。お礼をせねばと思ってな」
オスカーは大人びた笑みを浮かべて、鞄をごそごそすると、手のひらサイズの小さなケースを渡してくれた。
「わあ、なんです?」
「甘味だよ。琥珀糖の粒が入ってる。お礼にどうぞ、お嬢さん」
「ありがとうございます。友人と一緒にいただきますわ」
クロが悪戯するみたいにベンチに降りて、オスカーの膝にのぼっている。背後霊状態の執事を追い払いたくて、ネネツィカは厳かに呟いた。
「アタクシ、先輩に言わないといけない事があるのですが」
「へえ、俺に? なんだい? 愛の告白かな」
オスカーはチャラかった。ああ、これは絶対に告白され慣れている――ネネツィカは一瞬虚無を瞳に浮かべて、首を振る。そして、自身の鞄から御守り代わりに持ち歩いていた薄い本を取り出して差し出した。
「アタクシ、こういう者ですの」
「ん?」
ぱらり。ページがめくられる。この薄い本は神絵師マリア様が挿絵を描いた、健全な本だが嗜好は間違いなく伝わる優れもの。
「勇者が男色だと?」
意外にもダメージは小さい様子で呟いて、オスカーは「なんだこれ」って顔で変な読み物を楽しみ始めた。背後霊チックなティミオスの気配が薄くなっていくから、効果はあるようなのだが。
「で、これを何故見せた?」
「厄払い、みたいなものでしょうか」
「そうか、お嬢さんは天然さんかな? わかったぞ」
オスカーはぱらりぱらりとページをめくり、「絵が綺麗だな」と褒めた。その様子に「とりあえず何か褒めとくか」といった気配を感じるネネツィカである。
「絵師様に伝えておきますわ」
「そうしてくれ」
噴水が風に飛ばされて、風がキラキラしていて冷たい。少し湿った肌が風に吹かれると涼しくて、草木のにおいが近付く暑い季節を教えてくれるみたいだった。その前にテストがあるのが、若干の気鬱原因となっているが。
オスカーは思いついたように呟いた。
「そういえば、夏にうちの領地に来るのか?」
「あ。そうですわ」
クレイとの約束を思い出して頷けば、オスカーは「楽しみだな」と目を輝かせた。
「先輩は、公爵兄妹と親しいのでしたわね」
「おれは何を隠そうクレイ様のお気に入りなんだぜ。それはもう気に入られている。それはもう」
「まあ、まあ」
ネネツィカはニコニコした。
「親に我が家を売り込んでこいと言われてだな、せっせと日参してへばりついてお世話したわけだ。その結果、お気に入りになって自ら領地にいらっしゃると仰る。これは大成功ではないかな!」
「そうですわね、アタクシが貴方でも誇ると思いますわ」
オスカーは得意げになって実話の三倍ほど盛った「自分がどれだけ気に入られているか、クレイに気に入られるのがどれほど簡単だったか」の話を展開し、ネネツィカに盛大にネタを提供した。
「ああいうのを『ちょろい』というのだ。簡単に近寄らせて、触っても怒らない! 周りが怒っても『怒らなくてもいいよ』ときたもんだ! 繰り返してるうちに当たり前になっていって周りも何も言わなくなるわけだ」
(何を聞かされているのかしら?)
ネネツィカは笑顔を保ちつつ、首を傾けた。滑らかに回る少年の口が調子に乗って、独り言めいていく。
「クレイは夜の加護とやらも口にしてくれていたが、あれは口先だけかな。恩恵めいたものがわからん。思えば、加護とは曖昧な概念だな。実体を見ないと何とも言えん。噂もあれこれあるしなあ」
「……何の話です?」
(敬称が外れてますよ、とは指摘するべきかしら?)
ネネツィカは少し迷った。
「竜」
悪戯っぽくオスカーの赤い目が細まり、内緒の話みたいに口もとに人差し指を立てて、ひそやかな声が相談する。
「お嬢さんは見たことあるか? 竜の加護」
「うーん。エリック様の加護は、見たことがありますわ。たぶん」
ネネツィカが思い出す。違う違う、とオスカーは首を振った。
「噂を知らないか?」
アスライトだよ、と低い声が空気を震わせる。
「加護がないやら噂があるんだが」
「アタクシ、陰口は好みません」
ネネツィカはムッとして立ち上がった。
「おいおい。悪口大会しようってわけじゃないさ」
「悪い噂についてコソコソ話すなら、同じじゃないかしら……」
クロがぱたぱたとついてくる。
「くだらない」
ぽつりと呟く幼い感じの声は、いかにも賢し気で、ひんやりとした冷たさを伴っていた。
ああ、クロも陰口が嫌いですのね。ネネツィカは共感を胸に頷いて、クロを撫でた。
「テスト勉強もしないといけませんので、失礼しますわ」
ツンと言って噴水を後にすれば、風に乗って「噂の件は、内緒にしてくれよ」と叫ぶ声が届く。
「頼まれても言いませんわよ」
――アタクシをなんだと思ってるのかしら。
ネネツィカは口を尖らせ、不満を零した。
立ち去る令嬢を見送ったオスカーはというと、ちょっと失敗したかなといった顔をしていた。
「あのお嬢さんもクレイのお気に入りだから、嫌われちゃいけないな」
しかし、おとなしそうにみえて第二王子の恋人をちゃっかり夏休みデートに誘っているのだから、クレイもやるではないか――デート先がおれの領地というのも、とても快い。
(親兄弟にもたんと自慢しよう。おれはお気に入りで、めちゃめちゃ頼られているのだと!)
「休み中もおれが近くにいないとヤダヤダ、と――そんなお心がバッチリおれには伝わっておりますよ!」
大体そんな感じで日頃から公爵令息との仲を親兄弟に自慢するオスカーは、とてもやる気に充ちていた。
(王位継承順も上がったようだし――そうか、ラーシャ姫は王になれなかったが、そのご遺志をクレイが継ぐ。そんな未来があり得るのか。……おお、いいじゃないか? 熱いのではないか? 素晴らしいですぞクレイ殿下! 母君の無念を御子の代で晴らすと……!)
オスカーの脳内で、紅薔薇の過激派にも通じるような筋書きが描かれていく。
後日それを友人カルロに披露すれば、カルロはぎょっとした顔をして「それは過激派の危険思想だぞ、頭の中に仕舞っておけ」と忠告したのだった。
「今日の分の講義はおしまい」
「せっかく来たのに」
肩に落ち着いたクロが尻尾をぱたぱたさせている。『乙女のための同人図書ルーム』に向かうヘレナに「また後で」と告げて、ネネツィカは屋外の噴水に向かった。なんとなく気が向いたから……、と思っていたら。
「ああ、ティミオスがいますわ」
なんとなく気が向いたのは、ゲームのイベントでだったの、とネネツィカはため息をついた。
「溜息ついて、どうした?」
噴水の近くのベンチには上級生のオスカーが座っていた。その後ろには背後霊みたいなティミオスが佇んでいるのだが、その絵面がまたシュールで。
「いろいろと……はい」
「ああ、そうだよな。今はごたごたしてるよな」
オスカーは何かを察した目をした。その纏う雰囲気は穏やかで優しい。きっと婚約破棄の傷心による溜息だと思ったに違いない、とネネツィカは思った。
あまり直接話す機会のない上級生の伯爵公子は、南の気風を感じさせる不思議な華やかさと陽気さを纏っていた。母方がアイザール人らしき公子の肌は南西に多く住むアイザール人の血を濃く感じさせる褐色で、日の下では特に健康的に視えた。
快活に笑う顔は整っていて何処となくエキゾチックでもあり、少年のやんちゃな気配を覗かせつつも青年の落ち着きも得つつあるような、そんな微妙な狭間にある年頃らしさを思わせる。
試合でも活躍していたが、この伯爵公子は美形で運動神経がかなりよく、特に近接武器の扱いに長けているらしい。浅黒く滑らかな美しい筋、しなやかで精悍な躰付きが何気ない仕草に感じられて、本人も女好きで愛想がよいので女学生に人気があるわけだ。
「そうそう、この前の試合、来てくれてありがとう。お礼をせねばと思ってな」
オスカーは大人びた笑みを浮かべて、鞄をごそごそすると、手のひらサイズの小さなケースを渡してくれた。
「わあ、なんです?」
「甘味だよ。琥珀糖の粒が入ってる。お礼にどうぞ、お嬢さん」
「ありがとうございます。友人と一緒にいただきますわ」
クロが悪戯するみたいにベンチに降りて、オスカーの膝にのぼっている。背後霊状態の執事を追い払いたくて、ネネツィカは厳かに呟いた。
「アタクシ、先輩に言わないといけない事があるのですが」
「へえ、俺に? なんだい? 愛の告白かな」
オスカーはチャラかった。ああ、これは絶対に告白され慣れている――ネネツィカは一瞬虚無を瞳に浮かべて、首を振る。そして、自身の鞄から御守り代わりに持ち歩いていた薄い本を取り出して差し出した。
「アタクシ、こういう者ですの」
「ん?」
ぱらり。ページがめくられる。この薄い本は神絵師マリア様が挿絵を描いた、健全な本だが嗜好は間違いなく伝わる優れもの。
「勇者が男色だと?」
意外にもダメージは小さい様子で呟いて、オスカーは「なんだこれ」って顔で変な読み物を楽しみ始めた。背後霊チックなティミオスの気配が薄くなっていくから、効果はあるようなのだが。
「で、これを何故見せた?」
「厄払い、みたいなものでしょうか」
「そうか、お嬢さんは天然さんかな? わかったぞ」
オスカーはぱらりぱらりとページをめくり、「絵が綺麗だな」と褒めた。その様子に「とりあえず何か褒めとくか」といった気配を感じるネネツィカである。
「絵師様に伝えておきますわ」
「そうしてくれ」
噴水が風に飛ばされて、風がキラキラしていて冷たい。少し湿った肌が風に吹かれると涼しくて、草木のにおいが近付く暑い季節を教えてくれるみたいだった。その前にテストがあるのが、若干の気鬱原因となっているが。
オスカーは思いついたように呟いた。
「そういえば、夏にうちの領地に来るのか?」
「あ。そうですわ」
クレイとの約束を思い出して頷けば、オスカーは「楽しみだな」と目を輝かせた。
「先輩は、公爵兄妹と親しいのでしたわね」
「おれは何を隠そうクレイ様のお気に入りなんだぜ。それはもう気に入られている。それはもう」
「まあ、まあ」
ネネツィカはニコニコした。
「親に我が家を売り込んでこいと言われてだな、せっせと日参してへばりついてお世話したわけだ。その結果、お気に入りになって自ら領地にいらっしゃると仰る。これは大成功ではないかな!」
「そうですわね、アタクシが貴方でも誇ると思いますわ」
オスカーは得意げになって実話の三倍ほど盛った「自分がどれだけ気に入られているか、クレイに気に入られるのがどれほど簡単だったか」の話を展開し、ネネツィカに盛大にネタを提供した。
「ああいうのを『ちょろい』というのだ。簡単に近寄らせて、触っても怒らない! 周りが怒っても『怒らなくてもいいよ』ときたもんだ! 繰り返してるうちに当たり前になっていって周りも何も言わなくなるわけだ」
(何を聞かされているのかしら?)
ネネツィカは笑顔を保ちつつ、首を傾けた。滑らかに回る少年の口が調子に乗って、独り言めいていく。
「クレイは夜の加護とやらも口にしてくれていたが、あれは口先だけかな。恩恵めいたものがわからん。思えば、加護とは曖昧な概念だな。実体を見ないと何とも言えん。噂もあれこれあるしなあ」
「……何の話です?」
(敬称が外れてますよ、とは指摘するべきかしら?)
ネネツィカは少し迷った。
「竜」
悪戯っぽくオスカーの赤い目が細まり、内緒の話みたいに口もとに人差し指を立てて、ひそやかな声が相談する。
「お嬢さんは見たことあるか? 竜の加護」
「うーん。エリック様の加護は、見たことがありますわ。たぶん」
ネネツィカが思い出す。違う違う、とオスカーは首を振った。
「噂を知らないか?」
アスライトだよ、と低い声が空気を震わせる。
「加護がないやら噂があるんだが」
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ネネツィカはムッとして立ち上がった。
「おいおい。悪口大会しようってわけじゃないさ」
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クロがぱたぱたとついてくる。
「くだらない」
ぽつりと呟く幼い感じの声は、いかにも賢し気で、ひんやりとした冷たさを伴っていた。
ああ、クロも陰口が嫌いですのね。ネネツィカは共感を胸に頷いて、クロを撫でた。
「テスト勉強もしないといけませんので、失礼しますわ」
ツンと言って噴水を後にすれば、風に乗って「噂の件は、内緒にしてくれよ」と叫ぶ声が届く。
「頼まれても言いませんわよ」
――アタクシをなんだと思ってるのかしら。
ネネツィカは口を尖らせ、不満を零した。
立ち去る令嬢を見送ったオスカーはというと、ちょっと失敗したかなといった顔をしていた。
「あのお嬢さんもクレイのお気に入りだから、嫌われちゃいけないな」
しかし、おとなしそうにみえて第二王子の恋人をちゃっかり夏休みデートに誘っているのだから、クレイもやるではないか――デート先がおれの領地というのも、とても快い。
(親兄弟にもたんと自慢しよう。おれはお気に入りで、めちゃめちゃ頼られているのだと!)
「休み中もおれが近くにいないとヤダヤダ、と――そんなお心がバッチリおれには伝わっておりますよ!」
大体そんな感じで日頃から公爵令息との仲を親兄弟に自慢するオスカーは、とてもやる気に充ちていた。
(王位継承順も上がったようだし――そうか、ラーシャ姫は王になれなかったが、そのご遺志をクレイが継ぐ。そんな未来があり得るのか。……おお、いいじゃないか? 熱いのではないか? 素晴らしいですぞクレイ殿下! 母君の無念を御子の代で晴らすと……!)
オスカーの脳内で、紅薔薇の過激派にも通じるような筋書きが描かれていく。
後日それを友人カルロに披露すれば、カルロはぎょっとした顔をして「それは過激派の危険思想だぞ、頭の中に仕舞っておけ」と忠告したのだった。
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